引きこもりの主婦が増えているって本当?その理由と脱出方法を解説!

引きこもりの主婦が増えているって本当?その理由と脱出方法を解説!

近年、引きこもりの主婦が増えつつあるのだそう。そこで今回は、引きこもりの主婦に対する意見などを参考に、引きこもりの主婦になる理由や、引きこもりの主婦になりやすい人の特徴などを探っていきます。引きこもりを続けることでどうなるのか、引きこもりを脱出するにはどうするべきか、一緒に考えていきましょう。


引きこもり主婦が増えているって本当?

主婦と言えば、家事に育児に仕事にと超多忙なイメージですが、実は最近「引きこもり主婦」が増えつつことをご存知でしょうか。確かに、主婦は家にこもって家事をする時間が多いですが、「引きこもり」というくらいですから、あまり良い状態ではなさそうです。

そもそも主婦が引きこもりになってしまうのはなぜなのでしょうか。まずは、引きこもり主婦に対する周囲の意見や、主婦が引きこもりになってしまう理由、引きこもりになりやすい主婦の特徴、引きこもりになるとどうなるのか、などを分析していきます。

そして最後に、引きこもりを脱出するにはどうすれば良いのかを紹介しますので、引きこもり生活から脱出したいと思っている人はぜひチェックしてください。

みんなは引きこもりの主婦をどう思う?

引きこもりの主婦と聞くと、あまり良いイメージは思い浮かびませんが、世の人々は引きこもりの主婦をどのように思っているのでしょうか。引きこもりの主婦に対する意見を確認していきましょう。

正直うらやましい…


「仕事でストレスを抱えている私からすると、夫の扶養のもとに引きこもりの主婦ができるなんて、正直うらやましいと思ってしまうんですけど…」(29歳/女性/ハウスメーカー事務)

主婦で引きこもりができるのは、夫の収入があって生活に困っていないからだろうと思われてしまうのですね。引きこもりになる理由はさまざまだとは思いますが、「引きこもりができる余裕がある生活」だと感じる人もいるようです。

確かに、世帯収入が少なくて主婦が働かなくては生活ができないという家庭もたくさんあります。兼業主婦だけでなく、仕事を嫌々続けている独身女性から見ても、引きこもりの主婦はうらやましい身分なのでしょう。

私だったら耐えられない!


「主婦で引きこもりなんて、いつも家で何してるんでしょう?することがなくて、私だったら絶対耐えられない!」(31歳/女性/生命保険営業員)

女性の中には「家庭に入り、家事育児に専念したい」という考えの人もいれば、「結婚しても社会に出たい。家で引きこもるなんてあり得ない」という考えの人もいます。

社交的な性格で人と会話するのが好き、刺激のある毎日が望ましい、仕事でキャリアを築きたいと考えるタイプの女性だと、引きこもりの主婦の生活をうらやましいとは思えないのでしょう。

怠けているようにしか見えない


「家事とか育児とかはちゃんとやってるんでしょうか?夫の給料で生活は保障されているし、どうしても怠けているようにしか見えなくて…。いろいろ事情があるのかもしれないけど、女って良いよなと思ってしまいます」(36歳/男性/営業職)

主婦と言えば、家事育児をしているイメージだと思いますが、引きこもりの主婦と言われると、特に男性は「ちゃんと家事や育児はしているの?」というところが気になるようで、家事育児さえきちんとしてくれる主婦なら良いという意見もあるくらいです。

しかし、家事育児を怠った状態で引きこもりをされると、「言い訳して怠けているのでは?」という疑念が出てくるようです。

メンタル的にヤバそうで心配になる


「自分の妻が引きこもりの主婦だったらと想像したら、ちょっと不安になりますね。メンタル的にヤバそうで心配です。自分が仕事でクタクタなときは、家に帰りたくなくなるかも…」(27歳/男性/設計部門)

家事育児をしっかりしている専業主婦を見て「引きこもり主婦」だと思うでしょうか。引きこもりというくらいですから、心身のバランスが崩れていたり、メンタルに問題を抱えていそうな印象は否めません。

仕事で疲れて家に帰ってくつろぐはずが、引きこもり主婦が待っていると思うと、くつろげないような気がする人もいるようです。メンタルに問題があるのなら、相談に乗ってあげたいところですが、相談に乗ったからと言ってすぐに解決するとは限りません。

難しい問題を抱えている妻がいても、上手く対処する自信がないというのが男性の本音なのでしょう。

引きこもり主婦に質問!どうして外に出ないの?

引きこもり主婦に対する意見を紹介してきましたが、それぞれの立場によって受け止め方が違うことが分かってきました。今度は、どうして外に出ないのか、引きこもり主婦本人の意見を紹介していきましょう。

ママ友ができなくて外出しても孤独…


「家事育児をしてたら、一日があっという間に過ぎてしまうというのも理由の一つですが、夫の転勤で知らない土地に来たもののママ友もできないし、子育て広場に行ってみたけどグループの中にはなかなか入っていけなくて…」(27歳/女性/専業主婦)

引きこもりの主婦だからと言って、引きこもりを望んでいる人ばかりではないのですね。知らない土地に引っ越すと、友人関係をゼロからスタートしなければなりません。だからと言って、頑張って外出していれば気の合う友人ができるとは限らないのです。

この場合は、外出だけはするようにして、焦らず人間関係を広げていく努力をすれば、そのうち話せる人が現れるでしょう。

自分の容姿に自信がないから外に出たくない…


「昔から容姿に自信がなく、自分のことを魅力のある人間だとは思っていない。結婚してくれた夫には感謝しているが、容姿の悪い自分は小さい頃からあまり受け入れてもらえなかった」(36歳/女性/専業主婦)

自分の容姿に自信が持てないと、「こんな容姿の私なんて、誰も友人になりたくないはず」と思い込んでしまうこともあるでしょう。しかし、世の中にはさまざまな容姿の人がいます。容姿がどうあれ、人から好かれる人はたくさんいるのです。

自分の容姿に自信がないなら、メイクやファッションセンスを磨くなど、前向きな気持ちになれるよう努力してみましょう。また、容姿以外にも自信が持てるものがあれば、外に出ようという気持ちにもなるはずです。

人間関係が面倒になってしまった


「結婚してからも仕事を続けていたが、マタハラやパワハラにあってしまい、人間関係が面倒になってしまった」(29歳/女性/専業主婦)

主婦に限らず、引きこもりになってしまう人は、人間関係でトラブルがあり人間不信に陥ってしまっていることが多いようです。パワハラやセクハラ、マタハラ、いじめなどを経験してしまうと、安全な家から出る気力がなくなってしまうのでしょう。

しかし、これからの人生は長いのです。一度人間関係で失敗すると、もう一度社会に出るのは勇気がいるものですが、このまま引きこもりを続けていては人生を無駄に過ごしてしまうことになります。何か、引きこもりを脱出する方法を探さなくてはなりません。

専業主婦になったら外に出るのが怖くなった


「今まで社会人として働いて交友関係も普通に築いていたが、専業主婦になったら人間関係の煩わしさから解放された。今の生活が安心できるし、今では外に出るのが怖い」(33歳/女性/専業主婦)

引きこもりの主婦だからと言って、みんながみんな何かトラブルにあったというわけではないようです。確かに、社会に出ると良いことも悪いこともあり、刺激はあるものの人間関係において疲れることもあるでしょう。それでもたいていの人は、工夫や努力をしながら人間関係を築いています。

とはいえ、専業主婦となり、努力をしなくても家に居れば煩わしい人間関係から解放されるということを知ってしまうと、引きこもり主婦になってしまうこともあるのですね。

引きこもり主婦になってしまう理由(1)

引きこもりの主婦に対する意見や、引きこもりの主婦本人の意見を紹介しましたが、双方に事情があることが分かってきました。ここからは、引きこもりの主婦になってしまう理由について掘り下げていきましょう。

日頃のストレスで心に余裕がない


主婦は家事と育児に追われて、あっという間に一日が過ぎてしまうことも珍しくありません。思いどおりにいかずに、ストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。日頃のストレスが溜まってしまうと心に余裕がなくなり、引きこもりになってしまうことがあるようです。

ストレスは主婦でなくても感じるものであり、誰にもあるものです。自分のことをつい後回しにしてしまうかもしれませんが、何らかのストレス解消法を身につけておいた方が良いでしょう。

好きなことに没頭している間は、悩みを忘れられるはずです。祖父母に子供を預けて、またはファミリーサポートセンターなどを利用して、数時間だけでもリフレッシュするなど、できそうなストレス解消法がないか検討してみましょう。

新しい人間関係に馴染めない


子供時代をともに過ごした友人は、お互いのことを知りつくした気ごころの知れた友人ですから、一緒にいて疲れることはないでしょう。結婚すると、付き合いの幅が広がり、人間関係も新しくなったりします。

結婚後に住んだ新しい土地での文化や人間関係になかなか馴染めず、外に出るのが億劫になってしまう人も多いと言えるでしょう。人間関係に多少の我慢はつきものですが、苦痛に感じるほどの人間関係だと引きこもりになるのは当然のことなのかもしれません。

無理に人と繋がろうとする必要はありませんが、一人で外出したり予定を入れたりするようにして、少しでも社会と繋がれるようにしておいた方が、今後のためにも良いと言えるでしょう。

働き口が見つからない


「引きこもり主婦は怠けているように見える」という意見もありましたが、好きで引きこもり状態になっている主婦ばかりではありません。社会に出て働こうと、必死に職安に通ったり、就職面接に参加したりしている主婦だっているのです。

しかし、主婦だと「夫に合わせて夕方5時までの勤務で、土日は休み」「小さい子供がいるので突発的な休みもあり得る」などの条件が重なり、なかなか就職先が見つからないことも珍しくありません。

主婦である以上、仕事のために家庭を犠牲にするわけにはいかないと考える女性もいるでしょう。条件に合う働き口を根気よく探し、引きこもりを早く脱出できるようにしたいですね。

周囲に家族や親しい友人がいない


「暇だったから実家に昼食を食べに帰った」「久々に友人とランチに行った」と自由に生活している主婦もいます。しかし、このようなことができるのは、近くに家族や親しい友人がいる場合のみです。遠方に嫁いだり夫の転勤に伴い引っ越したりすると、そうはいきません。

時間に余裕があるときに一緒に過ごしてくれる家族や友人がいないため、どうしても引きこもりになってしまうのですね。このタイプの引きこもり主婦は、何か習い事を始めたり、サークルに入るなどして、交友を広げる場に出向くと状況は変わるでしょう。

人間関係が息苦しいと感じていないのなら、積極的に行動していくことをおすすめします。

引きこもり主婦になってしまう理由(2)

引きこもり主婦になってしまう理由はいろいろあるのですね。中には共感できる理由もあったのではないでしょうか。引き続き、引きこもり主婦になってしまう理由を紹介していきましょう。

子供がいないし、特に予定が埋まらない


主婦でも、子供がいる主婦と子供がいない主婦ではライフスタイルが全然違います。子供がいると、幼稚園や小学校などの行事やイベントがあるごとに外出しなければなりません。また、休日は子供を連れて遊びに出かけることもあるでしょう。

しかし、子供がいない主婦だと、基本的に自分で予定を入れないと予定は埋まりません。出かけたいところもない、出かける理由もない、何か興味のある趣味も見つからないという状態では、無意識にどんどん引きこもり主婦になってしまうのです。

子供がいないなら、仕事を探したり、何も予定がなくても外出するクセをつけたりすると、引きこもりはとりあえず解消されていくでしょう。また、ジョギングなどの外でする運動を取り入れることもおすすめです。

主婦になる前から、もともとインドア派だった


「引きこもり」という言葉が独り歩きしているだけで、もともと主婦になる前からインドア派で家に居るのが好きな人もいるはずです。人間関係で疲れた、または仕事をしたくないなどの否定的な理由ではなく、ただ家で過ごすのが好きなのですね。

「動画配信サービスで映画やドラマを見ている」「手芸が趣味なので毎日作ってフリマアプリで売っている」「家で音楽を聴いたり運動したりしている」など、家の中で快適に楽しく過ごしている人もいるのです。

周囲が勝手に「引きこもり」だと思っているだけであり、本人はインドア派なだけで楽しく家で過ごしているので、この場合は特に問題だと感じる必要はないと言えるでしょう。

パワハラなど人間関係で悩んだことがある


引きこもりに多い理由が「人間関係のトラブルを経験して人間不信になっている」という理由です。特に職場でパワハラやいじめを経験した人は、社会に出ることが怖くなり、引きこもり主婦になってしまうことが多いのです。

ただ人間不信になっているだけであれば、時間が経てば気持ちがおさまることもあり得ますが、メンタルにダメージを負ったままの状態ではなかなか社会復帰はできないでしょう。仕事は当面はしないようにして、趣味などを楽しんで心を癒すことを優先するのが賢明かもしれません。

今は在宅でできる仕事もあります。まずはそこから挑戦するようにしていくと引きこもりを脱出できるかもしれませんので、ネットなどで検索してみてください。

そもそも引きこもりだとは思っていない


そもそも「引きこもり」の定義とは何でしょうか。学校や仕事に行かずに家族以外の人と交流の場を持たない人がそうだと言えますが、引きこもり主婦本人は、自分のことを引きこもりだと思っているのでしょうか。

誰にも迷惑をかけていなければ、引きこもりだろうが何だろうが文句を言われることはありません。夫の収入で生計を立てているものの、そもそも夫が納得しているのなら問題はないのです。

人の暮らし方は自由です。その人が居心地が良いと思える生き方で良いのではないでしょうか。本人や夫が問題ないと感じているのなら、周囲がとやかく「引きこもり主婦」なんていう必要はないのかもしれませんね。

引きこもり主婦になりやすい人の特徴

世の中には、引きこもり主婦になりやすい人と、引きこもりになりにくい主婦がいるものです。引きこもりになりやすい人の特徴とはいったいどのような特徴なのでしょうか。一つずつ説明していきましょう。

人付き合いが苦手


人の悩みで圧倒的に多いのが、人間関係の悩みです。人付き合いが苦手な人ほど、人と会いたがらず引きこもりになってしまいがちだと言えるでしょう。人と会話をするのが好き、人と接するのが好きというタイプは、なかなか引きこもれないのです。

コミュニケーション能力は人それぞれ違います。どんどん積極的に人と会う人、ある程度の距離は保つものの人と会うことは好きな人、そもそも人と会うことそのものが疲れる人、いろいろなタイプの人間がいるのです。

人と会うと、いつも「疲れた」という気持ちになってしまうタイプは、やはり人とできるだけ会わない生活を選んでしまうのでしょう。

ネットサーフィンやゲームが好き


人との会話はキャッチボールです。相手の話を聞いて、自分の意見を伝えたりするものですね。それが楽しくて会話を好む人も多いのですが、相手に合わせるのが苦手な人にとってキャッチボールをしなければならない会話は苦痛でしかありません。

家にいると、ネットサーフィンやゲームを好きな時に好きなだけできるのです。知りたいことをマイペースで検索し、納得いくまで読み続けて時間を過ごすなんて、社交的な人からすると信じられない生活ですが、ネットサーフィンやゲームが好きな人にとって至福の時でもあるのです。

ゲームは、どんどんステージが上がり、難易度も上がるなど、楽しいと思える工夫がされています。ネットやゲームにハマると、引きこもりから抜け出すのは難しくなるでしょう。

受け身の性格


あなたは自分からどんどん積極的に友人に連絡を取る方ですか?それとも誘われるのを待つタイプですか?後者の場合、誘われない限り外出しない傾向にあるため、引きこもりになる可能性が否定できません。

「どこへ行く」「いつ会う」「何をする」すべてにこだわりがなく、相手が決定するのをひたすら待ってしまうのです。何でも自分で決めたいタイプの友人がいると相性が良いのですが、同じような受け身の性格の友人だと連絡が途絶えてしまうでしょう。

もし引きこもり生活から脱出したいと本気で考えているのなら、たまには自分から遊ぶ計画を提案してみるようにしても良いかもしれません。

家でできる趣味に没頭している


ピアノを弾くことが趣味、ゲームが趣味、手芸が趣味など、外ではなく家でする趣味を持つタイプの主婦も、引きこもりになりがちです。家事育児の合間に趣味に没頭するのですから、周囲に「まったく外出していない。引きこもりになっている」と思われるのでしょう。

趣味に没頭するのは良いことですし、ストレスが解消されてメンタルの健康にも繋がるので問題はありません。しかし、家で一人でする趣味だと交友関係を広げることにはならないので、その点はいつまで経っても変わらないでしょう。

ピアノ教室に通う、手芸サークルに参加するなど、趣味を通じた交友関係を広げるようにすると引きこもりから脱出できるかもしれませんので、検討してみてください。

主婦業にこだわりがある


主婦業は多岐にわたり、することはたくさんあります。しかし「いつまでに何をしておかなければならない」という決まりはないため、家事をこなす量には個人差が出てしまいます。

例えば、適当に三食と掃除をすれば良いと思っている主婦だと、時間を持て余してしまうでしょう。しかし、家事育児にこだわりがある主婦なら、1日があっという間に過ぎてしまうでしょう。

掃除や洗濯の方法にもこだわり、料理は手の込んだ栄養バランスの良いものにしなくてはならない、子供のおやつは手作りでなくてはならないなど、家事育児にこだわればこだわるほど忙しくなるのです。

これでは、外に出たくても、買い物以外に取れる時間はありません。引きこもりを脱出したいなら、家事育児に対してある程度の妥協が必要になるのです。

主婦が引きこもりを続けているとどうなる?

引きこもりになりがちな主婦の特徴を見て、自分に当てはまるものはありませんでしたか?主婦が引きこもりを続けるのは自由ですが、引きこもりを続けていると悪影響も出てきます。そのあたりを説明していきましょう。

心理的に追い詰められていく


引きこもり生活が続くと、どんどん社会から遠ざかり「自分は社会で必要のない人間なのではないだろうか」と感じるようになるでしょう。夫の収入で生活し、自分は社会貢献ができていないとなると、自分の価値を感じなくなってしまう恐れがあるのです。

仕事をしたり人と会うことで自分の存在価値を感じてきた女性に多いケースです。社会から取り残されてしまったような気持ちになってしまうのでしょう。

心理的に追い詰められてからでは遅いのです。心理的に追い詰められてしまう前に、何か対策を練らなければなりません。

家族との関係に悪影響が出る


最初は引きこもりを許してくれていた家族が、「いつまで引きこもりを続けるの?」と不安になっていくかもしれませんし、「もしかして怠けているだけなのでは…」と疑心暗鬼になってしまうこともあり得ます。

節約生活が続くのに、いつまでも引きこもって働かない妻を見て、思うところがある夫もいるでしょう。家で楽しく生活しているならまだしも、家事育児がままならず、楽しくなさそうに過ごしていたら、家族のメンタルにも負担がかかってしまうかもしれません。

家族との関係に悪影響が出てからでは、関係修復に時間がかかってしまいます。そうなる前に、家族と相談しながら早めに今後の生活について考えるようにしましょう。

家計が圧迫される


専業主婦として引きこもり生活ができるのは、夫の収入で生活ができるからに他なりません。家計が圧迫されているのに、引きこもりを続けているようでは、生活そのものが行き詰まってしまうのです。

家計が圧迫されているのに働かない妻を見て、夫は不満に思うようになるでしょう。どうしても社会復帰ができないなら、家計を見直したり在宅でできる仕事を探したりなど、自分にできることがないか考えてみるべきです。

自分が引きこもりになったことで、大切な家族を苦しめているようではいけません。家計は生活をする上で大切ですので、早期解決できるように努めましょう。

人間関係が広がらない


主婦をやっていると分かると思いますが、女性の情報網は想像以上に影響力があるものです。主婦は情報を共有しあうことで、自分の生活や子育てをより良くしており、情報が少ない主婦ほど損をしていることが少なくありません。

子供向けのイベントがいつどこで開催されるのか、地域の幼稚園で評判の良いところはどこか、主婦でも働きやすい職場はあるかなど、どんな些細なことでもみんなよく知っているものなのです。

人間関係が煩わしいと感じる時もありますが、人間関係がある程度広がっていて良かった、助かったと思うこともたくさんあると言えるでしょう。人間関係の悪い部分ばかり気にして引きこもりを続けるのは、自分のために良くないのかもしれませんね。

主婦が引きこもりから脱出するには?

主婦が引きこもりを続けていると、あまり良い影響がないことが分かりました。では、主婦が引きこもりから脱出するにはどうすれば良いのでしょうか。引きこもりから脱出する方法を紹介していきましょう。

自分を否定するのをやめる


引きこもり主婦のほとんどは、自分に自信がありません。自分に自信がないために、積極的になれず、人を避けるようになってしまうのでしょう。しかし、周囲は本当にあなたのことを悪く思っているのでしょうか。

「自分は容姿が悪くて魅力がない」「自分は暗いから嫌がられる」と決めつけてしまうのは良くありません。そもそも見た目で判断するような人を友人にしなくても良いのです。

物静かでも聞き上手なら、話好きの人と気が合うこともありますし、おっちょこちょいでも「悪い子ではない」と受け入れてくれる人もいるはずです。自分を否定しているのは、実は自分自身だけなのかもしれませんよ。

自分に自信がないなら、自信をつける努力をしていきましょう。

スポーツや習い事を始める


きっかけがなくて外に出ることがなくなり、引きこもり主婦になっているのなら、自分で外に出るきっかけを作ってみましょう。手っ取り早いのはスポーツや習い事を始めることです。

ジョギングやウォーキングを毎日の習慣にする、テニスやゴルフのサークルに入るなど、嫌でも外に出なくてはならない趣味を始めるのです。また、スポーツが苦手なら音楽や勉強などの趣味もおすすめだと言えるでしょう。

ピアノやギターの教室に通う、料理やパン教室に通う、英会話を始めるなど、とりあえず興味のあることを始めれば、上達するために何度も足を運ぶことになります。特技は身につくし、引きこもりは解消されるし、一石二鳥の方法とも言えるでしょう。

周囲に引きこもりの状態を相談する


「引きこもり生活を今日で終了する!」と決心しても、何からすれば良いのか分からないこともあるでしょう。また、自分の今の状態が良くない状態なのか判断することも難しいのではないでしょうか。

まずは、家族など周囲に引きこもりの状態を相談してみましょう。また、引きこもりを脱出したい気持ちがあることも伝えてください。一人で悶々と悩んでいたことが、嘘のように解決するかもしれません。

人は一人だけで生きているのではありません。周囲に相談したり、周囲に頼ったりすることは悪いことではないのです。周囲に助けを求めて、引きこもり脱出の協力をしてもらいましょう。

積極的に予定を入れて引きこもりを続かせない


受け身の性格で引きこもり主婦になってしまっているなら、自分で積極的に予定を入れるようにしましょう。「3日以上予定のない日を続かせない」など明確なルールを作り、どんな予定でも良いので毎日出かけるようにしてみてください。

友人をランチに誘ってみる、一人で映画に行ってみる、ショッピングを楽しむ、久しぶりに美容院に行ってみる、興味のあるイベントに出向くなど、予定は入れようと思えば好きなだけ入れられるものです。

外に出るクセがつくと、外の出る楽しさが分かるようになり、引きこもり生活に戻ることはなくなるでしょう。

資格取得や求職活動をしてみる


今の自分に自信がないというのなら、自信をつける努力をしていきましょう。資格取得を目指してみるのも一つの手です。資格取得するためには、それなりの努力が必要であり、時間と苦労をかけて取得した資格を生かしたくなるはずです。

例えば、医療事務の資格を取ったら、求職活動の幅も広がるのは間違いありません。資格取得するお金や時間がないというのなら、そのまま求職活動を始めても良いでしょう。数回面接で落とされたからと言って諦めていてはいけません。

縁がなかっただけと思うようにして、自分の条件に合う職場を根気よく見つけましょう。社会復帰が現実に近づくと、引きこもり生活を続けようという気はなくなってくるはずです。

おしゃれを覚える


容姿に自信がない、自分そのものに自信がないという人におすすめなのが、おしゃれを身につけることです。やはり、第一印象は見た目から始まります。ボサボサの髪、手入れされていない肌、ノーメイクでは、周囲は魅力のある人だとは感じないでしょう。

ファッションにこだわったり、アクセサリーをつけたりするだけでも、明るい印象になりますから、まずはメイクやファッションセンスを磨くようにしてください。自分の持って生まれた容姿で、最大限努力するのです。

自分の顔を生かしたメイクをしているか、好感度の高いファッションをしているか、バックや靴は汚れていないか、今一度自分の身だしなみを見直してみましょう。

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