いじめられやすい人の性格&特徴を解説!いじめられる理由や対処法も

いじめられやすい人の性格&特徴を解説!いじめられる理由や対処法も

いじめられやすい人の性格や特徴ってなんだろう?と思ったことはありませんか。今回は、いじめられやすい人の特徴や、いじめられやすい理由について解説していきます。いじめられた時の対処方法や、いじめられない人の特徴もあわせて解説しますので、いじめられないよう自衛したいと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。


いじめられやすい人ってどんな人?

「いじめはいじめるほうが悪い」というのは誰もが口を揃えて言うことですが、それでもいじめはなかなかなくなりませんよね。いじめられたくないと思っていても、何が原因でいじめが起きるかわからない以上、自衛はしておきたいものでしょう。

そこで今回は、いじめられやすい人の性格や特徴、そしていじめられない方法などを解説していきます。

「どうすればいじめられないんだろう?」「何がいじめられやすい原因なの?」と疑問に感じたり悩んだりしている人は、ぜひ注目してみましょう。

いじめられやすい人に多い性格・特徴《前編》

まず注目していくのは、いじめられやすい人に多い性格や特徴です。どんな特徴や性格を持つ人がいじめられやすいのか、気になっている人も多いでしょう。

いじめられやすい人になりたくない、日頃から気をつけたいと思っている人は、自衛の参考にしてみてくださいね。

物事をネガティブに捉える


物事をネガティブに捉えがちな人は、いじめられやすい人になる傾向にあります。

たとえば会話をしていて「あなたって頭が良いよね!」と相手を褒めたとします。しかし相手が「それってガリ勉ってこと?」と悪く捉える人だった場合、正直とっつきづらさを感じる人は少なくないでしょう。それが度重なってしまうと、相手に悪い印象を持つことに繋がってしまいますよね。

物事をネガティブに捉えていると、次第に「この人とは付き合いづらい」「会話のキャッチボールができない」と思われることになります。そして疎まれていくことでいじめられやすい人になってしまう可能性が高くなるのです。

自己主張が下手


自己主張が下手な人も、いじめられやすい傾向にあります。

自己主張が下手な場合、なかなか相手に自分の意見を話すことができませんよね。話そうと思ってもうまく言葉が出なかったり、わかりづらい表現になったりして、意思疎通を図るのが難しくなってしまいます。

そういった態度に対し、少なからずイライラしてしまう人がいます。自己主張が下手な人がいじめられやすいのは、はっきりしない態度で周囲を苛つかせてしまい、強い態度で当たられることが多いからなのです。

頭が固くて真面目すぎる


頭が固くて真面目すぎる人に対して、苦手意識を持つ人もいます。冗談が通じない、融通がきかない、意見を押し付けられているように感じる…などと、不満を感じてしまうのですね。その結果、頭が固くて真面目すぎる人は、いじめられやすくなってしまうこともあるのです。

スムーズにコミュニケーションを取るためには、冗談を言い合ったり、融通をきかせたり、相手の意見を受け入れたりすることが必要になる場合があります。それを常識として捉えている人が多いと、頭が固くて真面目すぎる人はどうしても異質に映ってしまいます。

次第に、悪気はないものの苦手意識があるため、多くの人が避けたり無視したりするようになり、結果的にいじめに発展してしまうのでしょう。

容姿や行動が目立つ


いじめられやすい人の特徴には、容姿や行動が目立つというものがあります。良くも悪くも容姿や行動が目立つ人は、色眼鏡で見られることが増えてしまいますよね。可愛い人やかっこいい人、真面目で正義感に溢れた行動を取る人などは、嫉妬の対象になることもあるでしょう。

また、容姿や行動が悪目立ちすることが多い場合、笑いの対象として見られることもあります。容姿や行動が悪目立ちすると人の目に映りやすいため、ちょっとしたことで話題になってしまいます。ネタになりそうなことがあるとヒートアップして、いじめに発展してしまうのでしょう。

また、偏見や固定観念を持たれれば「きっとあの人はこういう人のはずだ」と決めつけられることにもなり、理不尽ないじめに繋がってしまうことも珍しくありません。

いじめられやすい人に多い性格・特徴《後編》

引き続き、いじめられやすい人に多い性格や特徴について解説していきます。

前半でもいじめられやすい人に多い性格や特徴に触れてきましたが、どんないじめられやすい性格や特徴を持っていても、その人をいじめていい理由にはなりません。

今回はいじめられやすい人に多く見られる性格や特徴について触れていますが、当てはまるからといって「いじめられやすい自分が悪いんだ…」と落ち込む必要はないのです。それを念頭に置いて、いじめられやすい人に多い性格・特徴の後編にも注目していきましょう。

ノーと言えない


ノーと言えない人は、いじめられやすい人の中でも特に、都合の良いパシリ枠になりやすいと言えるでしょう。断られないことを良いことに無理難題を押し付け、楽をしながら良い思いをしようと考える人は少なからずいます。

また、断れず困っている反応を見て、楽しんでいる人もいるでしょう。たとえば、職場で自分の仕事を押し付けたり雑用を頼んだりして、楽をしようとする人っていますよね。相手が断らなければ、次第に常習化していきます。たとえ相手が辛そうでも、自分が楽をできるならば気にすることはありません。

いじめをする人にとって、自己主張をあまりせず自分の言いなりになる相手は、非常に都合良い存在です。誰かに相談される心配もなければ、反論される面倒臭さもありません。

ノート言われそうになっても強い言葉で反論すれば、黙って言うことを聞いてもらえると考えています。

責任転嫁癖がある


責任転嫁する癖がある人は、いじめられやすい傾向にあります。どんな理由であれ責任転嫁は良い印象を持たれません。周りから疎まれてしまうことのほうが多いでしょう。

多くの人にとって、責任転嫁は不誠実に見える行為です。周りに迷惑をかけたり不愉快な気持ちにさせたりすることも多く、責任転嫁の頻度が高ければそれだけ悪い印象を持たれてしまうでしょう。

責任転嫁する癖があるといじめられやすいというのも、責任転嫁が原因で周囲から不満を持たれ、無視やキツく当たられる等の仕打ちを受けやすいからなのです。

自慢話が多い


いじめられやすい人の特徴には、自慢話が多いというものが挙げられます。日常的に周りに自慢話をする人は、周りから嫌がられてしまうことが多いですよね。嬉しいことや自慢したいことがあったとしても、度が過ぎてしまえば、周りは「マウントを取られている?」と嫌な気分になってしまうことがあります。

また、自慢話をされて「見下されている」と感じる人も実は少なくありません。自分を見下す相手に対して良い印象を抱く人は多くないため、不快感や不満が募っていくのです。

このように無意識に反感を買うことが多い人も、いじめられやすいと言えます。悪気や自慢する意図がなくても、自慢と思われそうな内容を話しすぎるといじめられやすい原因を生むため注意が必要です。

空気が読めない


なかなか空気が読めない人も、いじめられやすい人になる傾向があります。

空気を読む必要がある場面というのは、読まないと周りに迷惑をかけてしまうリスクがある場面でもありますよね。たとえば、相手に恥をかかせたり、気まずい雰囲気が流れたりなどのトラブルを避けるために、多くの人は空気を読むことを大切にしているのです。

しかし、空気が読めない場合は悪気がなくても周りに迷惑をかけ、トラブルの種をまいてしまうことが多々あるでしょう。最初は悪気がないと周りから理解されていたとしても、積み重なれば不満が募っていき、いじめに繋がってしまうことがあるのです。

いじめられやすい人のエピソード集

続いて注目していくのは、いじめられやすい人が体験したエピソードです。

どういった内容でいじめられてしまうのか、いじめられやすい人はどんな悩みを抱えているのかを知りたい人は、ぜひ目を通してみてくださいね。

職場で自分にだけ業務連絡がされない!


「前の職場で自分にだけ業務連絡がされないことがありました。原因はおそらく上司に意見したことだと思うのですが、さすがに業務連絡がされないと仕事に支障が出るので困りましたね」(36歳/男性/会社員)

たとえこちらに悪気がなくても、権力や発言力がある人がプライドを傷つけられたと感じたら、いじめのターゲットに選ばれてしまうことはあるでしょう。周囲の人間も自分がいじめのターゲットに選ばれるのを防ぐため、仕方なしにいじめに加担してしまうことも珍しくありません。

ただし、仕事に支障をきたすレベルでいじめをするというのは、職権乱用やパワハラに値する可能性が高いのが事実です。もし職場でいじめを受けていたら、然るべきところへと相談することも検討しましょう。

ママ友たちが私の陰口で盛り上がってた…


「ママ友たちが私の陰口で盛り上がっているのを見てしまいました。どうやら私がお茶会などに参加しないことが不満だったようで…。あまり仲良くもないし断ってもいいかなって思っていたんですけど、協調性がないと思われてしまったようでした」(32歳/女性/主婦)

集団生活の場やグループ行動が多い場において、協調性に欠けた行動をすると非難に繋がるケースは珍しくありません。「せっかく誘ってあげたのに」「なんで皆と合わせた行動をしないの?」と、人と同じ流れに乗らないことを不満に思われてしまうのですね。

特に集団行動を好む人の中には、一人で行動する意味がわからないと考えている人もいます。そういった人は、どんな理由があれ一人で行動することの意味がわからず、否定的な目で見てしまうのでしょう。

学生時代周りから避けられていた…


「学生時代は周りから避けられていました。自分はネガティブになりやすいので、話しかけられても悪く捉えてしまうことが多くて…。無視されたりはしなかったんですけど、遊びに誘われない、話しかけられないといった感じで、よく孤立していましたね」(23歳/女性/販売業)

ネガティブ、空気が読めない、真面目すぎるなどが原因で「とっつきづらい人」と思われると、周りから敬遠されてしまうことが多いでしょう。話しかけても気まずい雰囲気が流れたり、嫌な気持ちになったりするため、自然と距離が開いてしまうのですね。

直接攻撃を受ける等のいじめではないものの、周りから孤立するのは精神的に苦痛であるのは間違いありません。特に、遊びなどに誘われないと周囲から省かれていると実感するきっかけになり、大きなショックを受けることへと繋がるでしょう。

都合の良い存在としてパシられている


「現在進行形で、会社で都合の良い存在としてパシられています。自分は断れない性格なので、仕事を押し付けられたり買い物を頼まれたりして、毎日残業したり休憩時間がちゃんと確保できなかったり…。心身ともにいつも疲れ切っています」(25歳/男性/事務)

いじめられやすい人の性格や特徴でも解説したように、ノーと断れない性格の人は、都合の良い存在として扱われることが多いでしょう。

職場や学校だと雑用や他人の仕事などを押し付けられてしまい、自分のするべきことができない…という事態に陥ることは珍しくありません。

なぜいじめられやすい?その理由とは《前編》

続いて解説していくのは、いじめられやすい原因です。

「いじめは、いじめるほうが悪い」というのは百も承知の事実でしょう。どんな理由があったとしても、人をいじめるのは許される行為ではありません。しかし、誰もがそう思っているのに、何らかの原因がきっかけでいじめが起きてしまうのも事実です。

では、何が大切なのでしょうか。それは、できるだけ自衛するということでしょう。できるだけ原因を作らず、そしてもしいじめられたら然るべき対処をして、いじめとうまく向き合っていくことが大切なのです。

嫉妬されている


嫉妬される要因があると、いじめに発展してしまうことってありますよね。たとえば見目麗しい、お金持ち、モテるなど、嫉妬される理由があると、何もしていないのにもかかわらず、理不尽な目に遭ってしまうことは多々あります。

特に多いのは、恋愛にまつわる嫉妬ではないでしょうか。異性からモテているのがムカつく、好きな人を取られたから許せない、といった身勝手な理由で相手を恨み、嫉妬からいじめに発展してしまうことはあるのです。

仕事のミスなどで迷惑をかけている


仕事のミスなどが多いと、周りから反感を買ってしまいやすいと言えます。たとえば何度も同じミスをする、仕事を覚えようとしない、「報連相」を大切にしていないなど、仕事に支障をきたすことをたくさん積み重ねてしまうと、周りからは良く思われないでしょう。

この原因に関しては、努力や仕事の方法を変えるだけでいじめが改善される可能性があります。仕事内容をきちんとメモしたり、わからないことがあればミスをする前に聞いたりすれば、迷惑をかけるリスクも減ってきますよね。

また、仕事内容が自分と合っていない場合はどうしてもミスは増えてしまいます。心当たりがある場合は上司等に相談をしてみるのもいいでしょう。ただし、いくらミスが多くてもいじめは許されるものではありません。可能ならば上司や労働基準監督署などに相談をすることも検討しましょう。

コミュニケーションが足りていない


コミュニケーションが足りていないと、人は相手のことを誤解して見てしまうことがあります。たとえば強面の人がいたとしたら、おそらく大半の人は「怖そう」「厳しそう」と感じるのではないでしょうか。本当は物腰柔らかい人だとしても、固定観念や偏見があると、相手を無意識に避けることに繋がってしまいますよね。

こういった固定観念や偏見は、コミュニケーション不足によって生まれやすい傾向にあります。また、人と会話が少ないと「無愛想で協調性がない」と思われることも多く、いじめの原因となる反感を買いやすいと言えるでしょう。

イエスマンになっている


何を言われても「いいよ」と受け入れてしまうイエスマンも、いじめられやすい原因になります。「なんでも許してくれるから何を言っても良い」と都合よく解釈され、サンドバッグのように扱われることへと繋がるのですね。

この場合、いじめている側はいじめている自覚を持っていないケースも実は珍しくありません。「なんでも言うことを聞いてくれるから」という理由で都合よく扱っていて、相手が「辛い」「本当は引き受けたくない」と感じているとは思っていません。

中には「人のために働くことが好きなのだろう」と勝手に解釈し、何でも頼んでしまっているケースもあるでしょう。

なぜいじめられやすい?その理由とは《後編》

引き続き、いじめられやすい理由について解説していきます。

中には「いじめられるほうも悪い」と考える人もいますよね。たしかに、特徴や性格を見てみると、人に迷惑をかけたり接しづらかったりする人もいるため、周りから疎まれてしまうことがあるのも事実でしょう。

だからといって、いじめが肯定されていいわけはありません。とはいえ、自分自身が「こういうところは直したほうがいいのかも」と思うものがあるのなら、いじめられやすい原因と向き合うことも時には必要かもしれませんね。

周りを見下していて反感を買っている


周りを見下していて反感を買っている場合、それがいじめられやすい原因になることはあるでしょう。そもそも誰かを見下すという行為は、相手を不愉快にさせたり、時には傷つけたりすることになりやすいです。

たとえ悪気はなかったとしても、偉ぶった態度を取る、自慢話でマウントを取る、相手を馬鹿にした態度を取るといったことを頻繁にやっていれば、相手は見下されている気分になってしまいます。

親しみを込めたコミュニケーションのつもりでやっている人もいるかもしれませんが、相手の性格によっては上から目線として捉えられてしまうことがあります。「相手はどういう捉え方をするだろう」と考えて接することも大切でしょう。

非を認められず呆れられている


自分に非があるにもかかわらず、素直に謝れず、言い訳をしてしまう人は、周りから反感を買いやすいと言えるでしょう。特にプライドが高い人や、謝ることは怒られることと同じだと解釈している人は、この原因に陥りやすいため注意が必要です。

たしかに、時には非があっても言い訳をしたくなる瞬間ってありますよね。また、本当に自分には非がなく、他の誰かが原因でトラブルが起きてしまった、というケースももちろんあるでしょう。

しかし、自分が深く関係している中で起きたことならば、潔く謝ることも必要なのです。いつまでも言い逃れしていると、周りを混乱させ、不快にさせてしまいます。理由はどうであれ、反感を持たれないために、また不快感を与えないために、非を素直に認めて場を収めることを意識しましょう。

はっきりと喋れず周りを苛つかせている


はっきりと喋れない人は、周りを苛つかせてしまっていることがあります。もちろん中にはしっかりと耳を傾け、相手のペースに寄り添える人もいます。しかし全ての人がそうではない以上、トラブルを生まないためにもはっきり喋る意識を持つことも大切でしょう。

また、はっきり喋らないということは、十分に意思疎通を図れないことを意味しますよね。意見がうまく伝わらないと、時に相手を混乱させ、場を乱してしまうこともあります。

話すことが苦手で、はっきり喋れない人も多いと思います。しかし、相手が困ってしまう可能性がある以上、きちんと発言しなくてはいけない場ではできる限り努力することも必要でしょう。難しい場合はメールやLINEを使ったり、誰かに相談したりしてみるといいですよ。

空気が読めず失礼な態度を取っている


空気が読めないと、本人に悪気はなくても、周りに失礼な態度を取ってしまっている可能性があります。最初こそは「仕方ない」と許してくれる人もいるでしょうが、積み重なるにつれて「この人ちょっと苦手かも…」という意識に変わっていくことがほとんどでしょう。

とはいえ「空気を読む」というのは、簡単にできるものでもありませんよね。ちゃんと空気を読みたいと思っても、読み方がわからないとなかなかうまくいかないものです。

もし空気が読めないことがいじめられやすい原因かも…と心当たりがある人は、自信を持って空気を読めるようになるまで、ジッと相手の話を聞くことを意識してみると良いでしょう。相手の立場や状況を踏まえて考えるようにすると、自然と空気を読む力も身につくはずですよ。

いじめられやすい人のための対処法

万が一いじめの被害にあった場合、どうすればいいのだろう…と不安に思う人もいるでしょう。いじめにあうのは辛いことですが、対処方法を知っているだけでも心は軽くなり、「きっと大丈夫だ」という気持ちになれますよね。

いじめから解放されて楽しい毎日を送るために、いじめられやすい人はもしもの時の対処方法について知っておきましょう。

いじめの証拠を残しておく


いじめの証拠を残しておくのは、非常に効果的な方法です。物的証拠があれば効果的ですが、日記に綴るようにやられたことを細かくメモしておくだけでも、いじめの証拠として力を発揮する可能性が高いと言われています。

物的証拠に関しては、たとえば無理やりお金を払わされた時の明細書等を保存しておくといいでしょう。暴言を吐かれる場合には録音などをしておくのがおすすめです。

こちらがいじめを責めた時に相手が言い逃れできないように、些細なものでも証拠として集めておくことが、この対処方法では重要なポイントになります。

上司などに相談する


会社でいじめを受けている場合は上司などに相談してみましょう。もし上司からパワハラを受けているのならば、さらに上の上司や人事部等に相談してみるのが効果的です。

上司に相談することで、相手側が注意や処罰をされることもあれば、できる限り一緒に仕事することのないように配慮してもらえる可能性もあります。

ただし、上司や会社のことを信用できないのならば、無理に相談する必要はありません。上司がいじめ側に回るような人の場合、状況が悪化する恐れもあるため、相談しても意味がないと感じるならば他の対処方法を試すほうがいいでしょう。

いじめに反応しない


いじめをする人の中には、いじめられる人の反応が楽しいからいじめる人もいます。たとえば、おどおどしている態度が面白い、イエスマンだから都合がいいなどと思っている場合は、いじめられる人の反応があってこそのものですよね。

もし、あなたをいじめている人がこちらの反応を楽しんでいる様子ならば、反応しないように意識してみるのも対処方法のひとつです。最初は不満を表されるかもしれませんが、反応がなければ向こうも次第に飽きてくるでしょう。

弁護士に相談する


いじめの内容によっては、心身を壊してしまう、金銭的な問題が発生する、他に悪い影響を及ぼす、などの悪質なものがあります。このような場合は、正式に弁護士に相談して相手を訴えてしまうというのも対処方法のひとつになるのです。

いじめをしている人は「どうせ裁かれない」という軽い気持ちでいることは珍しくありません。どうせ訴えられないからと、いじめの被害者を舐めきっているのですね。

そういった人たちに一矢を報いるためには、正式な方法で被害を訴えるのが非常に効果的です。誰かをいじめればリスクがあるということも相手は理解するため、二度といじめをしようという気持ちにはならないでしょう。

いじめられる原因を見直す


いじめをするほうが悪いというのが大前提ですが、時には自分の振る舞いを見つめ直してみることも必要な場合があります。たとえば、マウントを取りがち、自分勝手な行動をしてしまう、仕事のミスが多いなどは、努力すれば改善できる可能性がありますよね。

理不尽ないじめが大半を占める中で、中には「不愉快な思いをさせられた」「たくさん迷惑をかけられた」という理由からいじめに発展してしまうものもあります。

この場合、「苦手だから避けてしまった」「つい愚痴をこぼしてしまった」という経緯であることが多く、いじめている本人はいじめの自覚を持っていないことがほとんどです。

いじめをする側も、迷惑をかけてしまった側も、どちらにも言い分がある場合は、どちらとも歩み寄る姿勢が必要になります。いじめを許す必要はありませんが、自分に何かいじめの原因となる心当たりがある場合は、見直すことも大切でしょう。

環境を変える


いっそのこと、今いる環境を変えてしまうのも対処方法になります。職場や学校、一緒に過ごす人を変えてみるだけで、状況が一変する可能性は十分にあります。

たとえばパワハラやいじめが横行している職場にいる場合、なにか対処をしても改善されない恐れがありますよね。その場合は潔く別の会社に移ったほうが無理をする必要もなくなり、心機一転で新しい日々をスタートすることができるでしょう。

時間や予算、タイミング等の問題もあるかもしれません。しかし、いじめを受けて心身を壊すよりよほどマシです。自分を守るためには、いじめの環境には耐えるのではなく、逃げることも選択肢として考えておきましょう。

いじめられやすい人の逆?いじめられない人の特徴

最後に解説していくのは、いじめられやすい人の逆である、いじめられない人の特徴です。

いじめられやすい人になりたくない場合、逆のタイプであるいじめられない人の特徴を参考にしてみると効果的な場合があります。

どうすればいじめられない人間になれるのだろうと悩む人は、ぜひ参考にしてみてください。

明るくポジティブな性格


明るくポジティブな性格の持ち主は、いじめられない人になりやすいでしょう。

もともと明るくポジティブな人は人当たりが良く、誰からも好かれやすい傾向にあります。反感を買うことも少なく、万が一いじめの対象になりそうになったとしても、周囲の人間がいじめに加担することはほとんどありません。

明るくポジティブな性格を目指すためには、いつでも前向きな考え方や発言をするよう心がけたり、ハキハキ喋ることを意識したりすると、周囲から明るくポジティブな印象を持たれやすくなります。いじめられない方法を知りたい人は、明るくポジテイブな性格を意識してみるといいでしょう。

他人に共感できる


いじめられない人の多くは、他人に共感できるという特徴があります。

いじめられない人は、他人に寄り添うのが非常に上手であり、喜怒哀楽に共感し、相手の理解者になることに長けているのです。たとえ自分の考えとは異なるとしても「そういう考えも素敵だね」と肯定し、否定することはありません。

多くの人は、自分に共感してくれる人に好感を持ちます。自分に共感してくれる人の近くは居心地がいいため、ときどき意見が合わないことがあっても、いじめに繋がるような行動をしようとは思わないのです。

誰に対しても分け隔てない態度を取っている


誰に対しても分け隔てない態度を取っている人は、いじめられない傾向にあります。これは単純に、分け隔てない態度を取る人は、周りから「良い人」だと思われているからでしょう。

誰に対しても優しく平等に接する人は、反感を買いにくいという特徴があります。たとえその人を嫌う人が現れても、周りから好かれている人のことを無理に攻撃しようとも思いません。いじめてしまえば、自分が非難されるリスクがあるからですね。

もちろん誰に対しても分け隔てない態度を取るというのは、簡単にできることではないでしょう。偏見や固定観念を持たない、八方美人にならないなど、気をつけるべき点はたくさんあります。しかしメリットは非常に大きいため、試してみて損はないでしょう。

はっきりとした物言いをする


はっきりとした物言いをする人は、「明るく元気」という印象の他に「攻撃したら反論されそう」というイメージを持たれています。そのため、いじめられない人になりやすく、悪意に満ちた人から敬遠されることも多いでしょう。

したがって、いじめられない人を目指すのならば、はっきりとした物言いを普段から心がけてみるのがおすすめです。注意点としては、「はっきり言いすぎて失礼にならないように」という点でしょう。

はっきりとした物言いをしすぎて、結果的に相手を傷つけたり不快にさせたりしたら元も子もありません。できる限り空気を読み、相手に寄り添うことを意識した上で、はっきりとした物言いを意識してみてくださいね。

ノーと言える


ノーと嫌なことを断れる人は、いじめられない傾向にあります。いじめられやすい人の特徴や性格でも触れたように、ノーと断れない人は都合の良い存在になりやすく、いじめの被害者になってしまうことが多いのです。

はっきりと嫌なことを断れる人の場合、はじめのうちから「自分は都合の良いように動きません」というアピールができているため、他人から舐められることはほとんどありません。

また、自己主張ができる人という印象も与えるため、いじめ被害を受けたら躊躇なく相手を訴えそうと思われやすいと言えます。いじめられない人を目指すためには、お人好しになりすぎず、はっきりノーと言える人を目指しましょう。

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