そもそも「共依存親子」とは?
そこで今回は、「共依存親子」について解説します。まずは、共依存の意味や、共依存親子の傾向について説明していきます。
共依存の意味
共依存親子に限らず、「共依存」と名のつくものはたくさんあります。
「共依存」とは、お互いに依存している関係性を表す言葉です。共依存親子ならば、親と子供がお互いに依存し合っており、子離れ、親離れができない親子関係のことを指します。
他にも、共依存カップルや夫婦なども、よく耳にする関係性でしょう。共依存親子と同様に、恋人同士、または夫婦で共依存しており、おのおのが自立することができない関係性を表しています。
共依存親子は依存している自覚がない?
共依存親子に限らず、共依存している人に多いのが、相手に依存している自覚がないという点です。
たとえば、親または子供がいなくても一人で生きていけると考えている反面で、無意識に相手のことを、経済的援助者や精神的な心の支えにしている人は少なくないと言われています。
そのため、どちらかがいなくなってしまえば生活がままならなくなったり、精神的に不安定な状態が続いたりして、一気に死活問題に発展してしまいます。自覚があれば、ある程度は相手がいなくなった時のことを考えられるものの、自覚がないために、いざ相手がいなくなった時には窮地に追い込まれることが多いのです。