毒親にどう対処すればいいかわからない…
今回は、そんな毒親の特徴について詳しく解説します。「毒親のついて詳しく知りたい」「自分が毒親になってしまっていないか知りたい」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも毒親とは?
そもそも毒親とは、暴力や暴言、過干渉、ネグレクトなどで、子どもを支配しようとしたり子どもに無関心な親のことを言います。暴力や暴言はわかりやすいけど、過干渉やネグレクトって何だろう?と疑問に思う人もいるかもしれませんね。
過干渉とは、親が子どもに干渉しすぎることを言います。このような親は子どもの行動を管理したがったり、束縛してしまう傾向があります。
ネグレクトとは、子どもを無視したり、世話をせずほったらかしにすることを言います。「子どもに食事を与えない」「お風呂に入れない」というようなことです。
毒親は「毒父」よりも「毒母」の方が多い?
「毒親」と聞くと、父親よりも母親をイメージする人が多いかもしれません。それは、一般的に子どもと一緒にいる時間が長く、より影響を与えやすいのが母親だからとも考えられそうです。もちろん「毒父」と呼ばれるような父親も存在します。
しかし、父親がネグレクトをしていても、母親が過干渉だったりすると、どうしても母親からの影響が強くなります。つまり、毒親の父親はたしかにいるけれど、父親が目立たないだけというケースが多いのでしょう。無関心な父親と過干渉の母親という組み合わせが、日本には多いのかもしれません。
自分の親が毒親だと気づいていない人もいる
「毒親」と聞いても、他人事のように感じてしまう人も多いでしょう。しかし、自分の親が毒親だというのは案外気が付きにくいものです。小さなころから、その環境が当たり前のものとして育ってきているので、「自分の両親はおかしいかも…」と大人になってから気づくケースが多いようです。
また、毒親によって親が絶対だという気持ちを植え付けられている人にとっては、その親を「毒親だ」と認めるのは自分を否定することにもつながなり、難しいことでしょう。
なぜ毒親になってしまうの?
それでは、なぜ一部の親は毒親になってしまうのでしょうか。
「その理由はこうです」とはっきりとは言えませんが、親自身が自分の親から十分な愛情をもらわずに育ったため、子どもに対してどう接していいのかわからないから、というケースが多いようです。
その他にも、現在の生活の中でストレスが多い場合は、そのストレスのはけ口が子どもに行ってしまったり、体調がすぐれずネグレクト気味になってしまう場合もあります。
毒親の特徴:その1
毒親の特徴:自分の理想を押し付ける
「子どもにはこうあってほしい」「こんな風に育ってほしい」そんな思いは、親ならだれでも持っているものです。このような思いを子どもに無理やり押し付けてしまうのが毒親の特徴です。
親がこうなってほしいと望んでも、子どもと親はそもそも別の人間で、価値観が違います。子どもには子どもの理想があります。
それなのに自分の思い通りにならないからと不機嫌になるようなことを繰り返していると、子どもは親のご機嫌を取ろうと、親の理想通りの姿を演じるようになります。そうすると、自分の気持ちを我慢するようになり、次第に自分の考えを失ってしまうのです。
毒親の特徴:子どもの存在を否定する発言をする
「あなたなんて生まなければよかった」「子どもがいなければ楽だったのに」などと、子どもの存在を否定するような言葉を言われたことはありませんか?否定的なことばかり言われると自信がなくなってしまいますよね。
子どもの存在を否定するような発言をするのが、毒親の特徴の一つです。このような親はネガティブな性格である場合が多く、不安なことがあると口に出してストレスを発散しようとします。そのため、近くにいる子どもにこのようなひどい言葉を浴びせてくるのです。親に否定され続けて育った子どもは、自己肯定感の低い大人になってしまいます。
毒親の特徴:子どもに関心がない
子どもに関心がないのも、毒親の特徴の1つです。子どもに関心がないと、子どもよりも自分のことを優先しがちになり、食事を与えなかったりお風呂に入れてあげなかったりします。このように子どもをほったらかしにすることを「ネグレクト」といいます。
ネグレクトをする親は、ストレスを抱えているケースが多いようです。心に余裕がなくなったりストレスが溜まってくると、人はいろいろなものに対する関心がなくなっていきます。
それがひどくなると、子どもに対しての関心も薄れ、ネグレクト状態になってしまうのです。ネグレクトで育った子どもは栄養状態が悪かったり、健康状態が悪くなる傾向にあります。
毒親の特徴:怒鳴る・殴る
自分の思い通りにならず、子どもが言うことを聞かない状況では、ついつい大きな声で怒鳴りたくなったり、手をあげたくなったりしてしまうかもしれません。怒鳴る、殴るを実際の行動に移すのは毒親の特徴の一つです。
子どもは怒鳴られたり叩かれたりすることを嫌うため、親を怒らせないようにいい子でいようとがんばります。怒鳴ったり殴ったりされ続けていると、親のご機嫌伺いばかりして、自分で物事を考えるということを放棄してしまいます。
このような親のもとで育った子供は、自分の意見を持たずに親の言いなりになって大人になっていくのです。
毒親の特徴:過干渉
子どもが小さいうちは、親のサポートはなくてはならないものです。そうして親に守られ育ってきた子どもは、いずれ大きくなります。しかし、過干渉の親はいつまでたっても子どもに対するサポートを止められないのが特徴です。
過干渉の親は、子どもを自分の分身のように考え、子どもの意思を否定して自分の思い通りに動かそうとしてしまいます。まるで操り人形のように扱ってしまうのです。このような過干渉の親に育てられると、子どもは自分の意見を持たず、自分で物事を決められなくなってしまいます。
毒親の特徴:その2
毒親の特徴:決めつける
子どものことをこうであると決めつけるのは、よくないことです。例えば「あなたは〇〇が苦手だからこうしなさい」「あなたは〇〇だからきっとうまくいかないわよ」などと子どものことをああだこうだと決めつけて、将来の可能性を奪ってしまうのが特徴です。
このように親によって性格や実力を決めつけられて育った子どもは、親の言うように自分はこうなんだと思い込むようになってしまいます。本当はたくさんの可能性があるはずなのに、思い込みによって、いろいろなことにチャレンジする機会や勇気を失ってしまうのです。
毒親の特徴:罪悪感を植えつける
毒親の中には「あなたのために」というようなセリフを子どもに言う人がいます。親ならば、子どものためにあれこれとやってあげたいと思うものでしょう。そして、基本的に自分がしてあげたことの見返りを子供に求めることはありません。
しかし、毒親の場合は「あなたのためにしてあげたのに」「あなたにはこんなにお金がかかったのよ」などの言葉を口にしてしまいます。このようなセリフを言うのも毒親の特徴です。
このように、親から罪悪感を植えつけられるような言葉を言われて育つと、子どもは自分を責める癖がついてしまいます。その結果、大人になり親から離れても責任感が強くなりすぎてしまったり、人に迷惑をかけないように遠慮しすぎてしまうようになってしまう傾向にあります。
毒親の特徴:大人になっても口を出す
子どもがある程度大きくなるまでは親が口を出すのは当たり前のことですが、大人になっても子どものことに口を挟むのはちょっとおかしいと思いませんか?このように、大人になっても子どもに口を出すのは、毒親の特徴だと言えるでしょう。
例えば、進学や就職についてあれこれ口を出したり、恋愛や結婚にまで口を出す親もいますよね。「大人になったんだから自分のことは自分で決めれば良い」と思う人もいるでしょう。しかし、毒親に育てられていると、親の言うことは絶対だと思ってしまう人が多いようです。
そのため大人になっても親の支配から抜けられず、とても辛く息苦しい思いを抱えることになるのです。
毒親の特徴:子どもに依存する
幼い子どもにあれこれと世話を焼いてあげるのは、親にとっては幸せなことですよね。しかし、子どもは大きくなると自分の世界を持ち始めます。親と一緒にいる時間よりも、「友達や恋人と一緒にいる時間の方が楽しい!」と感じる時期が必ず来るのです。
しかし毒親は、いつまでも子どもは自分のそばにいてくれるものだと信じてしまいます。そのため、子どもが自分の世界を持ち1人で楽しんでいる姿を見ると、その状況に嫉妬してしまうこともあるのです。
嫉妬して不機嫌になる親の姿を見て、子どもは親に対して遠慮してしまい友達と遊ばなくなってしまうかもしれません。また親を鬱陶しいと思い、大人になると疎遠になってしまうケースも多いです。
毒親に育てられた人の特徴
自己評価が低い
毒親に否定され続けて育った子どもの中には、自己評価が低い人が多いようです。自己評価が低いと、何か物事に挑戦する前から「失敗するだろう」とマイナス思考に考えるようになってしまいます。
また、自己評価が低い人は褒められることに慣れていません。なので、褒められると謙虚な態度をとってしまいがち。あまり謙虚になりすぎると相手に不快感を与えてしまう可能性もあるでしょう。
自己評価が低いと自覚しているなら、ポジティブに考える癖を作ることが大切かもしれません。マイナス思考に飲み込まれそうになった時は、すぐに気持ちを切り替える癖をつけてみましょう。また、明るく前向きな人との関わりもあなたを成長させてくれるかもしれませんよ。
楽しむことに抵抗感・罪悪感がある
毒親に育てられると、楽しむことに罪悪感を抱いてしまう場合もあります。これは、親から期待を受けて育って、その期待に応えようとずっと頑張ってきた人が陥ってしまいがちな状態です。
常にいい子でいよう、親の期待に応えようとして生きていたので、楽しいことがあっても「こんなことをしてていいのだろうか?」と罪悪感が湧いてしまうんですね。
このような特徴を持つ人は、親に認められることを諦めてしまうといいかもしれません。親と離れて暮らしているのに、心のどこかで、親になんて言われるだろうかと考えてしまっていませんか?自分さえ良ければOK!という気持ちを持つことが大切です。
人と比べてしまう
兄弟と比べられてばかりで、あまり褒めてもらえずに育った人には、人の目をつい気してしまうという特徴があるでしょう。人の目を気にするようになってしまうと、人をねたむ気持ちが生まれたり、人と比べて落ち込んでしまったりします。
この特徴は「客観的に自分を見つめられる」という点でメリットだとも言えます。しかし、自分の欠点ばかりに目がいってしまい、自分は不幸だと思い込んでしまう原因にもなります。
幸せを感じられるようになるためには、自分自身を見つめ直すことが大切でしょう。自分の長所をみつけ、自分の置かれた環境に感謝するよう心がけてみてはいかがでしょうか。
恋人に対して不安が強い
親から否定ばかりされて育つと、子どもは自分に自信が持てなくなってしまいます。自分に自信がないと、恋人ができても「自分には愛される資格がない」なんて考えてしまいますよね。このような人は、恋人に対して不安が強いのが特徴です。
「彼が私のことを愛しているはずがない」と彼のことを信用できなくなってしまいます。もしくは、自分のことを愛してくれているとわかっていても、不安になってしまう人もいるでしょう。
そのままだと彼にうんざりされ、本当に愛されなくなってしまうかも。自分に自信を持ち、不安な気持ちを消すためには、自分の長所を見つけ、ポジティブでいるよう心がけましょう。
大事にしてくれない相手を選ぶ
子どもの頃に親が望むように我慢ばかりしていた人や、我慢をして褒められた経験が多い人は、我慢をすることで愛情がもらえると錯覚してしまいます。そのまま大人になると、大事にしてくれない相手を選んでしまうこともあるでしょう。
我慢をしたことで彼から感謝されると、それを愛情と勘違いしてしまいます。そして、彼からの感謝の言葉を求めて我慢を続けてしまうことに。こんなことを繰り返していると、彼もあなたに我慢をさせるのが当たり前になってしまいますよ。
それでは、お互いに幸せにはならないですよね。そうならないためには、もっと自分を大切にしなくてはいけません。我慢しなくても愛情はもらえます。
子どもを産むのが怖い
毒親に育てられた人の中には、子どもを産むのが怖いと感じる人もいるでしょう。小さい頃に大切にされなかった思い出があったり、虐待されてきた記憶があると、自分がきちんとした親になれるのか不安に思ってしまいますよね。
自分が心から望んで、能動的に子どもを産まない選択をするのであればいいのですが、本当は子どもを持ちたいのに、毒親の呪縛から逃れられないせいで産まない選択をするのは、なんだか残念だと思いませんか。
あなたの人生と毒親の人生は全く別のものです。前向きな気持ちを持ち、親を反面教師にして子育てを楽しむ気持ちを持つことも大切でしょう。毒親に育てられても、立派に子育てをしている人はたくさんいるんですよ。
毒親育ちで大人になった人の体験談
私の話なんて聞いてもらったことがない
「私は親に自分の話を聞いてもらった記憶がありません。いつも親の言いなりで、親の意見は絶対でした。私が何か意見を言おうものなら、遮るようにすべて否定されます。そんな状態で育ったので、今でも人との会話は苦手です。自分の意見を上手に言えません」(25歳/女性)
自分の話を聞いてもらえなかったという体験談です。子どもは本来、自由な存在であるべきでしょう。子どもの話を親が聞いてあげるのは当たり前のことですが、そのような当たり前の経験をせずに否定されて育ってしまうと、大人になっても会話が苦手になってしまうようです。
毒母に依存されすぎて…
「うちは母親とずっと仲の良い母娘でした。休日もいつも一緒で、周りからも仲良しだねなんて言われていました。でも、高校生になって気づいたんですが、それって異常だったんですね。気づいてからは母の依存が重くて…。常にべったりで、私が友達と出かけると嫉妬してくるし、もう耐えられません」(23歳/女性)
仲のいい母娘は、はたから見るとほほえましく映るものですが、実は依存状態に陥っているというのもよくあるケースです。また、子どものころはそれが当たり前と思ってしまうのも、毒親育ちの特徴でしょう。この女性は高校生で気づけて良かったのかもしれません。母娘の距離感をうまく取れるようになるとよいですよね。
いつもほったらかしでした
「親にはいつもほったらかしにされていました。いい意味では放任主義というのでしょうが、限度があります。お風呂に毎日入る習慣もなかったし、食事もお惣菜かインスタントでした。遠足や運動会のお弁当も毎回作ってもらえず忘れられていました」(21歳/男性)
ネグレクトも毒親の特徴ですね。放任主義というと聞こえはいいですが、限度があります。この男性はお風呂に毎日入る習慣がなかったといっていますが、このような基本的な生活習慣を身につけづらいのも毒親育ちの特徴です。本来は親が教えてあげるものですよね。お弁当も作ってもらえなかったというのは、とても辛いですね。
過干渉な母親
「親子関係は良好だと思っていたのですが、今思うとうちの母は過干渉でした。とにかく心配性で、何でもかんでも知りたがったし、私は母の言いなりでした。過剰に心配するからこっちまで不安になってしまって…。母の意見に従うことが自分にとって安心できる状態だったんです。そのおかげで自分の意見を言えない大人になりました」(26歳/女性)
こちらも親子関係は良好だと思っていたケースです。子どものうちはなかなか親の異常性に気づけないものですよね。常に言いなりになっていると、自分で考えるよりも親の言いなりのほうが楽になってしまうこともあるでしょう。でも、それが幸せな生き方だとは言い難いですよね。
あなたの親は?あなた自身は大丈夫?毒親チェック
・無視されたりほおっておかれた
・過度な期待をされプレッシャーを感じていた
・親の言いなりだった
・過保護・過干渉だった
・暴力や暴言があった
・よく否定された
・家庭内にいつも不安や心配事があった
・親には反論できない
・会話や笑顔が少ない
・条件付きの愛情しかもらえなかった
・兄弟と比較された
どれも毒親の特徴として考えられる事柄です。このチェックリストが絶対ではもちろんありませんが、一つでも多く当てはまったら毒親の可能性は高まると言えそうです。あなたの親や、あなた自身にはいくつ当てはまったでしょうか?
どうすればいい?毒親に悩んでるときの対処法
変わってくれることを期待しない
ここまで読んで、自分の親に対して普通の親になってほしいと思った人もいるでしょう。しかし、毒親に変わってもらうのは簡単なことではありません。親には自分の辛い気持ちを理解してほしいと思うのは当たり前のことなのですが、毒親に変わってもらおうと思うと、今まで以上にあなたが傷つくことになるかもしれません。
今まで何十年と自分が正しいと信じて生きてきた両親を変えるよりも、あなた自身が変わるほうが簡単ではないでしょうか。毒親に認めてもらうことや普通になってもらうことは諦めて、自分自身の人生を見つめるようにしましょう。これからは一人で生きていく!くらいの意気込みで幸せをつかみましょう。
復讐を考えない
毒親にひどいことをされ、自分自身が苦しい思いをしていることを自覚すると、復讐したい気持ちが芽生えますよね。しかし、復讐を考えてもいいことはありません。親に対する復讐を考えて時間を無駄にするよりも、自分自身の未来について前向きに考えましょう。
あなたは人よりつらい経験をしてきた分、人に対する優しさを持っているはず。自分の良いところを見つけて、認めてあげて、前向きに生きていきましょう。
物理的に距離をとる
毒親と距離を取るのが最善の方法でしょう。近くにいるとイライラするし、疲れてしまいますよね。どんなに自分は間違っていないと言い聞かせても、親は大きな存在なので、そばにいればまた自分が傷ついてしまうおそれがあります。
物理的に距離を取り、親と関わる時間が無くなれば、少しずつかもしれませんがあなたの心の傷は癒えていくでしょう。一番いいのは引っ越しですが、それが無理な場合は、生活リズムをずらしたり、なるべく親と顔を合わせないようにしましょう。
経済的に自立する
経済的に自立することは毒親から逃れるために大切なことです。すでに一人で暮らせる金額を稼いでいるのならば、一人暮らしを考えてみてください。学生などで、まだ経済的に自立ができないという人は、自立に向けて真剣に就職活動に取り組みましょう。
「急がば回れ」です。焦ってはいけません。今すぐ逃げたいからと、無理やりに家出をしてもうまくいかないかもしれませんよね。確実に稼げる手段を手に入れ、計画的に自立を目指しましょう。アルバイトなどで少しづつ資金をためていくのもいいでしょう。
自分の情報を渡さない
あなたのことを何でも知っていたいと思うのが毒親というものです。一人暮らしをしていても、親が合鍵を持っているなんて人も多いのではないでしょうか。
毒親には、なるべく自分の情報を渡さないようにしましょう。毒親はありとあらゆる手を使って、あなたの邪魔をしてきます。毒親に自分の情報を渡していると、いつまでも離れられなくなってしまうかもしれません。
自分を認めてあげる
毒親に育てられた人は、いつまでも毒親の呪縛から抜け出せないという人も多いですよね。離れて暮らしているのに、無意識に親にどう思われるかを考えてしまうという人もいるのでは?
せっかく毒親と離れても、それでは自由になったとは言えません。毒親の呪縛から抜け出すには、きちんと自分を認めてあげることが大切です。あなたの人生は親のものではなく、あなた自身のものです。自由になることを恐れないでくださいね。
自分が毒親にならないためには?
過剰な干渉は避ける
過干渉の親のもとで育った人の中には、ついつい親と同じように子どもをコントロールしようとしてしまう人もいるでしょう。そうなってしまうのは、子どもを心配し「自分が守らなきゃ」という気持ちが根本にあるからかもしれません。
しかし、過干渉を続けていると子どもの自主性が育たなくなってしまいます。ついつい口を出してしまうという人は、自分の楽しみを見つけましょう。子どもはある程度なら放っておいても育ちます。子どもの人生だけでなく、自分の人生を充実させることも大切なのです。
子どもに依存しない
子どものことが大好きで、子どもが心配というのは当たり前の親心ですよね。しかし、生活が子ども中心になってしまのは、少々行き過ぎかもしれません。
いつも子どもの事ばかり考えて常に一緒に行動していると、子どもが離れていくことに不安を感じるようになってしまいます。そのままでは子どもの自立を邪魔してしまうことになりかねません。依存しすぎるのはやめて、適度な距離を保つようにしましょう。
子どもを否定しない
子どもがまだ幼いうちは間違ったことをする事はもちろんありますが、それを侮辱するような言葉や、罵るような言葉を口にするのは控えましょう。
そのような言葉は、子どもを傷つけます。子どもを否定してばかりしていると、自己肯定感が育たなくなる原因にもなるのです。人を否定するような言葉は口にしないように心がけ、叱り方にも注意したいものです。
子どもに暴力や暴言はふるわない
子どもが言うことを聞かない時、ついついイライラして暴力や暴言を繰り出したくなるかもしれません。しかし、そのような行為は絶対にやめましょう。
子どもが言うことを全然聞いてくれなかったり悪いことをしたりすると、親としては不安になってしまいますよね。「きちんとしつけなくちゃ」という責任感から焦りが生じ、ついつい手が出てしまいそうになるのでしょう。
暴言や暴力を続けていると、子どもはなぜ怒られているのかということを考えなくなり、「とりあえず怒られるからやめよう」という考え方をしてしまいます。そうなる前に、不安な気持ちは誰かに相談する習慣をつけましょう。1人で抱え込む必要はありませんよ。
自分を認め心に余裕を持つ
子どもに対して毒親と言われるような行動をとってしまうのは、自分に自信がなかったり、心に余裕がないことが原因の一つです。まずは、あなた自身を認めてあげることが大切です。
自分の良いところを見つけ、もっと自分に自信を持ちましょう。心に余裕ができれば、子どもに対しても余裕を持って接することができます。
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