冷めてる人になってしまう原因

わざと冷めた態度を取る人は少ないですよね。悪いイメージを持たれる恐れもあるため、自分を変えたいと思っている人もいるはずです。
でもなぜ、冷めてる人になってしまうのでしょうか?次はその原因に迫ります。
過去の挫折がトラウマになっている
過去に大きな挫折をした経験があり、冷めてる人になっている可能性があります。それまでは目標に向けて努力したり、人と密にコミュニケーションを取ったりしていたものの、挫折を経験したことで自分の行動を冷静に客観視するようになったのかもしれません。
その人の中で挫折が大きな傷となり、こんなに努力をしたって報われない、自分がどれだけ想っても伝わらない、などと考えるようになってしまったのでしょう。
そのトラウマが解消されない限り、なかなか考え方や行動は変えられないはず。「こうなるだろう」と悪い結末を想像してしまう以上、冷めてる人から抜け出せないはずです。
人間関係でトラブルになったことがある
過去の挫折と同じくらい人の中に傷となって残るものといえば、人間関係でのトラブルではないでしょうか。仲が良い人とケンカになり疎遠になってしまったことで、「もう深い関係を築くのはやめよう」と、人との付き合い方を見直すようになる人もいるでしょう。
あるいは、仲が良いと思っていたのは自分だけで、相手に陰で悪口を言われていたなど、ショックな出来事があって人付き合いを避けるようになる人もいます。
そうした過去がある人は、同じ傷を負わないために、自分を守る行動に出るでしょう。他人に無関心になってしまう人の中にも、このような原因を持っている人は一定数いるようです。
人を信じられなくなっている
信頼していた人に裏切られた経験がある人も、冷めてる人になり得るでしょう。「こんなにも辛い思いをするなら初めから信じなければ良かった」と後悔するほど傷ついたのであれば、人を信じるのも怖くなるはず。あるいは、そうした経験によって人を信じたくても信じられなくなっている場合もあるはずです。
このような人は、冷めてる人になりたくてなっているわけではありません。もしかしたら内心、人と深い付き合いをしたり本来の自分を取り戻したいと思っていたりするかもしれません。
そう考えたら、「あの人は冷めてる人だから」の一言で片づけてしまうのはあまり良くないかもしれません。悩みや苦しみを抱えている可能性もあるため、冷めてしまった原因は慎重に見極める必要がありそうです。
愛情をかけてもらえなかった
幼少期に親や周りにいる大人たちに愛情をかけてもらえずに育った人は、冷めてる人になりやすい傾向があります。愛情をかけてもらえなかったために、人にどう愛情を注げば良いのか分からず、結果的に冷めてる人になりやすいのです。
また、「愛情を求めても無駄」といった感覚を持っている人は、初めから相手と距離を取る傾向に。初めから信頼関係を築くこと、愛情を与え合うことを諦めてしまうことがあるようです。
ただもちろん、根は優しい人だったり健気な人だったりと、愛情深い性格の人もいます。一概に元から冷めてるとは言えないため、愛情の受け取り方・示し方さえわかれば、人との付き合い方が変わるかもしれません。