勇気を出して、好意を伝えよう!
好意は相手を好きだと思う気持ちですが、好意を伝えるためにはどうしたら良いのでしょうか。今回は好意を伝えるためにできる方法を、男女別にご紹介していくほか、好意を伝えるときの注意点などについてもお伝えしていきます。
また好意と告白との違いについてもご紹介していますので、「好意を伝える」ことと「告白する」ことはどう違うのかと疑問に思っている方もぜひ読んでみてくださいね。
「告白」と「好意」は別物?
「好意」は相手を好ましく思う気持ち
「好意」とは相手のことを好きだと思う気持ちのことです。「好き」という感情には友人に向けられるものから、恋人に向けられるものまで幅広くあります。
通常の人間関係においても好意を伝える機会は多く、軽く好きというものからものすごく好きというものまで人によって持っている好意の量はまちまちです。このように好意の量や質は人によって異なるので、好意を伝えるときの重たさもそれぞれ違ってきます。
「告白」は気持ちを伝えること
「告白」とは「これまで言えなかった気持ちや思いなどを相手に伝える」ことです。”これまで言えなかった”、”秘密にしていた”という点がポイントで、好意よりも密度が高い伝達になります。
告白にもいろいろな種類があり、主に恋愛で使われることが多いものの、冷蔵庫の食品を食べてしまったという告白から、不正会計をしているという告白まで、様々です。告白は言えなかったことを言うことなので、伝えるときの緊張感は好意を伝えるときよりも高くなるでしょう。
告白よりも好意を伝える方がハードルが低い
「告白」は「好意を伝える」よりも、深刻で密度が高い内容を伝えます。なので、告白をするよりも好意を伝えるときの方が、心理的なハードルは低くなります。伝える好意の熱量にもよりますが、一般的に好意を伝えることの方がライトです。
それほど重すぎない好意を相手に伝えるのも、好意を伝えることにそれほど抵抗がない人にとってはとても簡単なことでしょう。ただし好意を伝えるのに羞恥や照れが入るので、好意をなかなか伝えられないという人も。
今回は好意を伝えるのが恥ずかしいという方に向けて、好意を伝えるための具体的な方法などをご紹介していきます。
好意を伝えるメリット
相手に自分を知ってもらえる
好意を伝えることのメリットには、好意を伝えた相手に自分のことをより知ってもらえるというものがあります。好意を伝えられた相手は、好意を伝えてきた相手にだいたいの場合は良い印象を抱きます。
良い印象を抱いた人のことは、よりよく知りたいと思うものなので、好意を伝えることで自分のことを好きな人に知ってもらうことができるのです。相手に自分のことを知ってもらいたいときは、相手に対して好意を持つ、そして伝えることが大切です。
仲良くなれるかもしれない
好意を伝えることのメリットに、好意を伝えた相手と仲良くなれるというものがあります。好意を伝えられて嫌な気分になることは、それほど多くはありません。
好意を伝えられた相手が、伝えた人のことをとても嫌っているなどでなければ大抵の場合は仲良くすることができます。相手とより仲良くなりたいときは、素直に好意を伝えると良いでしょう。
人間関係を円滑にできる
好意を伝えることのメリットに、人間関係を円滑にできるというものがあります。好意を伝えられた人は、好意を伝えてきた相手に対する態度がやわらかくなるという傾向が。
人間関係が緊張しているときには、好意を伝えることで緊張感を溶かすことも可能ですし、好意を伝えることが緊張した人間関係を打破するひとつの方法にもなります。嫌いな人を好きになるのは難しいですが、特に嫌悪感がない相手に緊張がある場合は、まず好きになることから始めてみてはどうでしょうか。
情報を得やすくなる
好意を伝えることのメリットには、周囲の情報を得やすくなるというものがあります。好意を相手に伝えることで、相手との人間関係が密になります。すると、たくさんの情報を交換できるので多くの情報を得ることができるのです。
仕事の話題だけしかしない割り切った関係よりも、好意を持って雑談を交わしている方が、仕事のアイディアも湧いてきて業績アップにつながるといったこともあるかもしれません。人間関係を良くして情報を取得したいのであれば、周囲に対して自分から好意を伝えるようにしていきましょう。
好意を伝えることで連帯感を持てる
好意を伝えることのメリットのひとつに、集団の連帯感を高めることができるというものがあります。好意を伝えると伝えた相手との間の絆が深まります。
集団の結束を高めたいときは、相手の良いところを見つけて好きになるのも一つの方法です。集団をまとめたいときには、メンバーの良いところを見つけて好きになり、好意を伝えていくことで集団をうまくマネージメントすることもできるかもしれません。
好意を伝えると無駄な攻撃を受けない
好意を伝えることのメリットのひとつに、無駄な攻撃を受けないというものがあります。好意を伝えられた人は、たいていの場合好意を伝えてきた相手に攻撃をし続けることが難しくなります。
無駄な攻撃を繰り返しているタイプの人に好意を伝えるのは難しいでしょうが、攻撃をしかけそうな人にターゲットにされないよう予防するのには有効な手段です。攻撃力が高めの人には、ひとまず敵意はないことと好意を伝えておくのも良いでしょう。
好意を伝える方法9選《行動編》
①笑顔で挨拶する
「好意を伝えるにはやはり笑顔で挨拶をするのが一番です。好意を持っていただくには、まずはこちらから好意を示すのが効果的でしょう。」(30代男性)など、好意を伝えるために効果的なのが、笑顔で挨拶をするというものです。笑顔は好意を伝えるとき最も効果的な表情。好意を伝えたいときは、相手に対してにっこりとほほ笑むことから始めましょう。
イライラして表情が緊張したままだと、特に敵意を持っていなくても「あの人怖い」と思われてしまいます。好意を周囲に伝えたいときは、なるべく笑顔を絶やさないようにしておくと良いでしょう。
②相手が嫌がることをしない
「好意を伝える前に相手に嫌われてしまっては元も子もないので、相手の人が嫌がるようなことをしないよう心がけました。まずはどんなことが嫌なのかを観察しましたね。」(20代女性)など、好意を伝えるときに大切なことのひとつとして、相手の嫌がることをしないということが大切です。
好意を伝えているのに、相手が嫌がるようなこともセットで行っていたのでは、せっかく伝えた好意の威力が半減してしまいます。相手が嫌がるようなことを想定して、嫌な気分にさせないようにするのも大事です。相手に好きになってもらいたかったら、相手がどんなことが嫌なのかということにもアンテナをはっておきましょう。
③旅行のお土産を好みに合わせる
「好意を伝えたい相手は同じ部署で働いているAさん。Aさんの好きなリンゴのお菓子をお土産にして、Aさんに喜んでもらおうと思いました。」(20代女性)など、旅行先で買うお土産も、相手に好意を伝えるのに有効です。好意を伝える相手の好みに合うようなお土産を持っていくことで、あなたの印象をアップさせることができるでしょう。
好意を伝えたいなら、相手がどんなことを好きなのかを観察したり直接聞いたりして普段から情報を得ておくと便利。好意を伝えたいなら、相手のことを知ることから始めてみてください。旅行の前などに名物の話題などをしておくと、どんなものが好きか把握することができるかもしれません。
④適度な差し入れをする
「同じ課のAが疲れているなーと思ったら飴とかクッキーとか差し入れます。お菓子を持って話しかけると喜ぶので、好きそうなお菓子はデスクにストックしてあります。」(20代男性)など、相手に対して好意を伝えるとき、適度に差し入れなどをすると喜ばれます。
好意を伝えたい相手が残業をしているタイミングで軽い夜食を差し入れたり、疲れがたまっているタイミングで軽いお菓子を差し入れたりすると良いでしょう。好意を伝えたい相手がダイエット中などの場合はカロリーに気を使ったものを差し入れるなど、相手の状況に合わせた差し入れができるとよりベターです。
⑤機嫌よくコンタクトする
「自分が疲れていても好きな相手には機嫌よく対応したいですね。やっぱり嫌われたくないし、何より好きな相手とは楽しい時間を過ごしたいですから。」(30代男性)など、好意を伝えるときは機嫌よく伝える方がより好意が伝わりやすくなります。不機嫌な感じで差し入れをされるよりも、ニコニコした顔で差し入れされた方が気分が良くなるもの。
人間なので機嫌が良いときも悪いときもありますが、相手に対して良い印象を与えたいのならコンタクトするときは感じ良くしておいた方が効果的でしょう。どうしても不機嫌になってしまうときは、話しかけず気分が落ち着いてから話しかけるのもおすすめです。
好意を伝える方法9選《言葉編》
⑥感謝の言葉を忘れない
「ありがとうという言葉は好意を伝えたいときは大事な言葉だと思います。ちゃんとお礼を言うことで、好きな相手の自分に対するイメージを良くすることができるから。」(20代女性)など、感謝の言葉を忘れず言うことは好意を伝えるうえで大切なことです。
好意を伝えたときは、相手にも自分を好きになってもらいたいもの。好きになってもらうために感謝の気持ちを伝えるわけではありませんが、感謝の気持ちを都度伝えることで相手の自分に対する印象もアップして好意がより伝わりやすくなるでしょう。
⑦謝罪の言葉も忘れない
「感謝の言葉も大切ですが、案外大切なのは謝罪です。なんでもかんでも謝ればよいってものでもないですが、これはいかんなと思った時にきちんと謝れるというのは人間関係を良好に保つのに大切なことかなと。」(30代男性)など、謝罪をすべきタイミングではきちんと謝るということも大切なこと。
好意を伝えて相手との関係を良好にしたいなら、感謝と謝罪はセットで大切なことです。すぐに謝ってしまうのも考え物ですが、謝った方が良いタイミングではちゃんと誤っておくと好意が受け入れられやすくなります。
⑧さりげなく褒める
「いくら好きだからってあまり大げさにほめると相手も身構えちゃうじゃないですか。だからすごいなと思ったことは素直に、さらっと褒めるようにしてます。」(30代男性)など、好意を伝えるためには適度にほめることも大切です。
ただし褒めるのにもある程度加減が必要になります。褒めて相手に好意を持ってもらいたいと思っていても、大げさに褒めすぎたり褒めるポイントをずれていると効果が得にくいので気を付けるようにしましょう。
⑨適度に好意を伝える雑談を交わす
「好意を伝えたいなら、普段からある程度話ができる関係じゃないと難しいですよね。好きだなと思ったら、こちらから話しかけるようにしてます。」(20代男性)など、好意を伝えるためにはある程度普段から会話ができる関係になっておくことも大切です。
話しかけるのに特に抵抗がない人は、普段から他愛のない話をするようにしましょう。ただし相手の迷惑にならないタイミングで話しかけることがポイント。忙しいときに話しかけられると迷惑に感じてしまうかもしれません。
好意を伝えるのも恥ずかしいときは?
ミラーリング効果を使う
言葉や態度で好意を伝えるのをためらってしまう場合は、「ミラーリング」という方法を使うと良いでしょう。ミラーリングとは、相手の仕草などを鏡に映したときのように真似する方法です。
人の脳にはミラーニューロンというものがあり、相手の行動を真似して連帯感を高めるという習性があります。ミラーリングはその習性を利用したもので、ミラーリングをすることで相手との連帯感を高める効果が期待できます。
休憩のタイミングを一緒にする
言葉や行動で好意を伝えるのが難しい場合、空間を共有するという方法が有効かもしれません。例えば好意を伝えたい相手が休憩するときに、同時に休憩スペースに向かうなど空間を共有する行動を取ることでなんとなく好意を伝えるという方法です。
エレベーターや廊下、会議室など、空間が限定されているとより効果的。人には「パーソナルスペース」というものがあり、嫌いな相手とは距離を取ろうとするものです。物理的な距離を縮めることで、相手に対して好意を伝えることができるかもしれません。
書置きで感謝の気持ちを伝える
言葉や態度で好意を伝えるのが恥ずかしい人は、文章で好意を伝える方法がおすすめです。文章といっても便せんを何枚も使ったようなものではなく、ポストイットなどに一言書いておく程度のことでも良いでしょう。
ポストイットに「いつもありがとう」や「この前の書類すごくよくまとまっていました」など、肯定的な一文を書いてデスクに貼っておくなどします。お菓子が好きな人の場合は、パッケージにメッセージを書けるタイプのお菓子も効果的です。
LINEやメールでさりげなく褒める
行動で好意を伝えられない人は、LINEやメールで相手に好意を伝えるという方法がおすすめです。LINEやメールであれば、好意を伝えるハードルは下がります。
あまりにも真剣に密度の高い好意を相手に伝えるのはLINEやメールであってもNGですが、「調査資料がよくできていました。」や「統計がすごく正確で助かりました。」など、相手の仕事をさりげなく褒めるなどライトな好意なら毎回伝えても大丈夫でしょう。
好意を伝えるときにあわせてとるべき行動4選
とびっきりの笑顔を見せる
「彼と一緒にいると自然とリラックスできるんです。好意を伝えるときも、自然とリラックスした笑顔になるみたいで彼と一緒にいると『良い笑顔だね』ってよく言われます。」(20代女性)など、相手に好意を伝えるときに、効果的なのは笑顔を見せることです。笑顔にもいろいろな種類がありますが、とびっきりの笑顔を見せると好意が伝わりやすいでしょう。
笑顔の程度も時と場合によりますが、本当に楽しいときは楽しいという顔をすることで、より相手との距離を縮めることができます。無理に笑顔になることはありませんが、笑いたいと思った時は素直に笑うのが良いのではないでしょうか。
相手の目を見て話しかける
「基本恥ずかしがり屋なので、目を見て話すのはドキドキします。でもしっかり目を見て話すと、好意が伝わりやすくなるなと思いました。」(20代男性)など、相手に好意を伝えるときに、目を見て話すと好意が伝わりやすくなります。
目は心の窓という言葉もあるほど、心が伝わりやすい部分。心からの好意を持ちながら、相手の目を見て話すことでより効果的に好意を伝えることができるでしょう。好意を伝えたいときは、好意を包み隠さず目で表現すると良いでしょう。
少しだけ特別扱いする
「私デスクの周りの人に残業のときお菓子をおすそ分けするんですけど、Aくんにだけはちょっといいやつをおすそ分けするんです。ちょっとだけいいやつというところがポイントです(笑)」(20代女性)など、少しだけ特別扱いすることで好意が伝わりやすくなることも。
周りの人よりもちょっといいお菓子などをもらったりすると、「あれ?特別扱いされてる?」とあなたの好意に気が付きやすくなるでしょう。言葉や態度で伝えるのが苦手な人は、メモやちょっとした贈り物など小道具に頼ってみても良いでしょう。
相手が好きだと言っているものに関係する贈り物だと、より好印象を与えることができそうです。
ほんの少し距離をつめる
「人と話すとき基本的に距離はわりと近めなんですが、Bさんと話すときはほんのちょっとだけ距離を縮めます。気が付くかな、気が付かないかなという距離なのですが、好意は伝わりやすくなると思います。」(20代女性)など、好意を伝えたい相手と話すとき距離をちょっとだけ縮めるという方法も効果的です。
人との距離をどれぐらいなら許容できるかは、人によっても違います。心の距離が近い人ほど、近くによっても不快な気持ちになりません。意図的に少しだけ距離を縮めることで、相手に対して好意を伝える効果が期待できるでしょう。
受け取ってもらえない好意もある?
高額すぎるプレゼント
「同じ部署の男性にお土産だからって1万円はするようなスカーフをもらったんです。あまりに高くてちょっともらえないというか、もらったら面倒なことになりそうでお返ししました。」(20代女性)など、高価すぎる品物を贈られると好意を受け取りにくいということもあるようです。
恋人や家族なら高額な贈り物も受け取ってもらえるでしょうが、会社の同僚や近所の知り合い程度の間柄で、数千円以上の贈り物は確かに気が引けます。品物で好意を伝えるときは適度な価値のものを選ぶと良いでしょう。
しつこすぎる言動や行動
「隣の席の〇〇くんは、たぶん私のことが好きなんだと思うんですけど、とにかくすごく話しかけてきて。。たまには他の人とも話したいし、休み時間は一人でいたいし、仕事中に関係ない話とかされるとイライラします。」(20代女性)など、しつこく話しかけすぎるのもNGとのことです。
たしかに好意を伝えるには、話しかけるのもひとつの方法です。しかし相手の都合を考えずに、しつこく話しかけすぎるのも考え物。好意を伝えたい相手と仲良くなりたいなら、相手のペースも考えながら会話をしていくのがベターです。
無理やりランチなどに誘う
「同じ課の〇〇さん、同僚に対するランチのお誘いがとにかくしつこくて。仲良くしたい、交流を深めたいって気持ちはわかるけど、昼休みくらい静かにしていたいんですよね…。」(30代女性)など、ランチなどの誘いがしつこくてうんざりするという意見もありました。
好意を伝えて仲良くなるには、ランチなどの食事を一緒にするのも有効な方法です。しかしその誘いもあまりにしつこかったり、無理やりだったりすると、相手の印象を悪くしてしまいます。一度誘って断られたら「また今度」と素直に引き下がるようにしましょう。
過剰なえこひいき
「うちの社長はとにかく若い女性が好きなんです。会社で一番若いのが私で、とにかく過剰にえこひいきしてきます。周りからも浮くし、本当にやめてほしいというか…。」(20代女性)など、過剰なえこひいきも迷惑になる好意の伝え方です。
自分が好意を抱く部下や同僚などに対して、特別扱いしたくなる気持ちは理解できます。しかし特別扱いされることで、周囲との軋轢も生まれやすくなるので好意を寄せられた方も迷惑に感じることが多いのです。
好きな人に好意を伝えるときは相手のことを知ろう
好きな人に好意を伝えると、相手との距離が縮まるなどのメリットがあります。好意をうまく伝えるには、好意を持った相手のことをよく知る必要があります。
好意を持った相手がどんなことが好きで、どんなことが嫌いなのかといった情報を集めてから、好意を伝える方が伝わりやすくなるでしょう。また好意を伝えるときは、重くなりすぎないようにすることも大切です。
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