遠距離の彼と結婚したい、でも仕事も辞めたくない…
遠距離の彼と結婚はしたいけど、仕事はやめたくない場合はどうすれば良いのでしょうか。今回は遠距離の彼氏と結婚したいとき、どのような選択肢があるかについてお伝えしていきます。
また、結婚を選ぶとき、仕事を選ぶとき、それぞれのメリットやデメリット、結婚か仕事かを選択したときのエピソードなどについてもご紹介していきます。
彼と結婚する前に「将来の二人」を話し合おう
子どもが欲しいかどうか
遠距離であるとないとかかわらず、結婚するとなると最初に話し合っておきたい項目のひとつに「子ども」の問題があります。子どもを持つかどうかは、夫婦の間で大きな問題です。
子どもを持ちたい、持ちたくないで意見が分かれた場合、離婚という決断に至ることもあります。そのため結婚したら子どもを希望するかどうかは、結婚前に二人でよく話し合っておきたい項目です。
また子どもを持つという結論になった場合は、別居しながらの結婚生活はとても難しくなってしまうので、どちらかが拠点を移すことになるでしょう。
仕事を続けていくことはできるか
近年は夫婦で共働きというカップルも多くなってきているので、妻の方が結婚後も働く世帯は多くなっています。しかし結婚したら仕事を辞めて家事に重きを置いてほしいと考える男性も。
結婚後の生活スタイルや、夫婦での役割分担などについて考え方が異なっていると結婚後のトラブルのもとになる場合もあります。結婚後に仕事や家事をどうするかについては、結婚前からお互いの考えをすり合わせておいた方が結婚後にトラブルになりません。
環境を変えるのはどちらか
遠距離の彼氏と結婚するからといって、必ずしも彼氏の生活拠点に彼女が付いていく必要はありません。彼氏の方が彼女の生活の場所に来ることだってあり得ます。
もしも結婚するという話になったとき、生活の拠点を移すのはどちらかという話も、結婚前にしておくと結婚後の生活がスムーズです。結婚した後の生活についても、結婚前に話し合っておくようにしましょう。
結婚後の生活はどうするのか
結婚後はどちらが移動するのかを含めて、生活費など家計費のことや生活スタイル、住居などのことについて話をしておいた方が結婚後のトラブルが少なくなります。遠距離恋愛は会える時間が限られているので、こういった現実的な話をする時間が少なくなりがちです。
恋愛という関係だけならそれほど現実味のある話は必要ありませんが、いざ結婚となるとそうもいきません。お互いの生活や金銭の問題など、シビアで生活感のある話も必要になってきます。
引っ越しは多いのか
遠距離の彼氏と結婚するときに気になるのが、彼氏の引っ越しの回数です。彼氏の仕事の転勤が多く、女性がそれについていく場合は、女性も引っ越す回数だけ仕事を変えなくてはいけない可能性が出てきます。
在宅ワークなど土地に関係ない仕事をしているなら別ですが、通勤が必要な仕事の場合、その土地を離れると仕事も辞める形となり、また一から新たな土地で職探しをしなくてはなりません。引っ越しの回数が多いかどうかは、重要な判断材料になるので事前にしっかりと確認しておきましょう。
子供ができたらどうするのか
結婚後もお互い仕事をするということでまとまっていたとしても、いざ子どもができた場合どちらかが仕事をセーブしたり、退職が必要になってくることもあります。
その場合どちらが仕事をセーブするのか、また共働きの場合は家事分担や子どもの世話はどのように分担するのかについても事前に話しておいた方が良いでしょう。
遠距離カップルが結婚するメリット・デメリットは?
一緒にいられる時間が増える
遠距離恋愛の彼氏と結婚する一番のメリットは、一緒にいられるということです。これまで会う時間が限られていましたが、結婚後は好きなだけ、飽きるほど彼氏と一緒にいることができます。
これまで我慢した分、彼氏と長時間一緒にいられるということにこの上ない幸せを感じられることでしょう。近くで一緒にいたカップルよりも新婚生活は濃密なものになるかもしれません。
どちらかが今の生活を離れなければならない
遠距離恋愛の彼と結婚するデメリットは、どちらかが生活の拠点を移さなくてはいけないということです。多くの場合女性側が生活を彼氏の拠点に合わせることになるでしょうが、生活の拠点を移すのはそれなりに大変でしょう。
仕事を最初から探したり、慣れない土地になれたりするのは、想像以上に疲れること。彼氏もしくは彼女しか頼るものがない状況は、思った以上に心細く感じる可能性があります。
寂しくない
遠距離恋愛の恋人と結婚するメリットは、何よりも寂しくないということです。これまでは会いたくても会えない時間が多かったので、近くに恋人がいる人と比べると寂しさを感じることが多かったでしょう。
恋人が近くにいて寂しくないというのは、結婚の大きなメリットです。仕事での充実よりも、孤独感をなくすことを求めている場合は結婚を選んでも良いかもしれません。
キャリアを築けないかもしれない
結婚後は遠距離恋愛の彼氏のところに行くとなると、これまで築いてきたキャリアが無駄になる可能性があります。特に今いる場所でしかできない仕事の場合、彼の近くにいくことで今までの頑張りを放り投げてしまうことに。
今までの頑張りを土台に、キャリアをもっと築いていきたいという女性にとっては、遠距離恋愛の彼氏との結婚は大きな障壁となるはずです。今まで頑張ってきたことを無駄にしたくない場合は、彼氏のいる場所に行く以外の選択肢を検討しましょう。
家庭を持てる
遠距離中の彼氏と結婚することで、家庭という居場所を手に入れることができます。結婚するかしないかは個人の自由ですが、まだ結婚しない女性に対する風当たりが強いのは事実です。
結婚して家庭を手に入れるということは、そういった偏見や差別的な見方から距離を置くことができます。結婚しているというだけで、そういった「いい年して結婚していないなんて」という偏見から身を守ることができるのです。
転職で給料が下がるかもしれない
これまで頑張ってキャリアを積み重ねてきた女性が遠距離中の恋人と結婚すると、彼氏のいる土地で仕事を探すことになります。転職することで給料が下がる可能性もあるので、仕事で頑張りたい女性は慎重にならざるをえません。
キャリアを減速させたくない場合は、彼氏との結婚をあきらめるか、彼氏にこちらに来てもらうなどの別の選択肢も考慮に入れてみましょう。
遠距離の彼との結婚、自分の仕事はどうしよう?
転職する
結婚後も仕事を続ける場合、現実的な選択肢としては転職が主なものになるでしょう。これまでのキャリアを活かせる職業を、彼氏のいる土地で探すという選択肢です。
転職によって給料が下がる可能性もありますが、職歴を続けられるのでキャリアは引き続き積み上げていくことができます。ただし人間関係や仕事の環境に慣れるのに労力がかかるというデメリットもあります。
退職する
仕事を辞めたくない女性にとって、一番つらいのが退職という選択肢でしょう。せっかくこれまで積み上げてきたものが、結婚という事情によってなくなってしまうため、何とも言えないむなしい気持ちになることも。
一旦仕事を辞めてブランクが出来てしまうと、以前と同じ条件で働くのは難しくなることもあるので慎重に決断をした方が良いでしょう。仕事を辞めたくない気持ちが強い場合は、仕事を辞めて彼氏のところに行く選択肢を見直すという方法も。
アルバイトやパートにする
遠距離恋愛中の彼氏と結婚生活を始めるために、働き方をセーブするという選択肢もあります。その場合、仕事で忙しい彼氏の分の家事も引き受けるので、パートやアルバイトなどの融通の利く仕事がいいでしょう。
パートやアルバイトでは本格的なキャリアの構築にはやや弱いので、結婚後も仕事をバリバリ続けていきたい場合には向かない選択肢ですが、結婚後は家事と仕事のバランスを取りながらゆっくり結婚生活を送りたいという人に向いています。
違う職業を選ぶ
遠距離恋愛中の彼氏のところへ行く場合は、いっそのこと職業自体を変えてしまうというのもひとつです。これを機に今までやってみたかったことにチャレンジしてみたり、時間の融通の利く職業に転職したりといった方法があります。
仕事を退職しなくてはいけないというマイナスの状況に目を向けるのではなく、新しいことに挑戦できるチャンスとして状況をとらえなおすと、新しい未来を感じられるようになるのではないでしょうか。
結婚と仕事どちらを選ぶ?決断のポイント
自分の優先順位をはっきりさせる
結婚か仕事かどちらかを選ばなくてはいけないときは、自分の中の優先順位を整理してみましょう。気持ちが混乱した状態やふさぎ込んでいるような状態では、自分にとってベストな決断はできません。
まずはリフレッシュして静かな気持ちになれる場所に行きましょう。今後の自分をゆっくり考えることで、どうすれば良いのか最適な答えを探せるはずです。
結婚後の生活が想像できるかどうか
結婚に突き進むにしても、結婚後はどんな生活が待っているかをある程度思い浮かべられるかどうかは重要なポイントです。とりあえず一緒にいたいからと勢いだけで結婚して、うまくいくパターンもありますが、失敗する可能性もそれなりにあります。
結婚するという決断をするにしても、結婚後に住む場所や今後の仕事をどうするのか、共働きならどういう生活にするのか、子どもはどうするのかなど細かいポイントまで冷静に考えることが大切です。彼氏とも一緒に考えて現実的にどうするかを決めていきましょう。
家庭を持てる機会が今後もあるか
年齢的に結婚するなら最後のチャンスかもしれないという場合もあるでしょう。そんなときは結婚か仕事かは重大な決断となります。どうしても結婚したい気持ちがあるのなら、結婚を選ぶのもアリでしょう。
「結婚してみたい」という気持ちで結婚して失敗したとしても、結婚した経験というのはそれなりに意味や価値があります。結婚への未練が捨てきれない場合は、仕事よりも結婚を選んでみるというのも一つの選択肢でしょう。
結婚後もキャリアを構築する方法があるか
結婚後も働きたい、同じ仕事でキャリアを積んでいきたいという場合は、結婚後も仕事を続けられる環境かどうかが重要なポイントに。たとえ今住んでいる場所でなくても働けるような職種の場合は、結婚後に移り住んだ場所で仕事が探せるかどうかも考慮してみてください。
結婚後に住む場所でキャリアを積むのは難しい、仕事を諦めることはできない、という場合は仕事を選ぶという決断でも良いのではないでしょうか。結婚する機会はまだあるかもしれませんし、結婚よりも仕事に魅力を感じたなら仕事を選ぶのもアリです。
仕事を捨てる価値を感じられるか
結婚後は彼氏の住む場所に行き、仕事も変えるということになる場合、その結婚は今頑張っている仕事を辞めるほどの価値があるのかどうかを考えてみてください。
これまで頑張ってきた仕事にどれだけの愛着を持っているか、結婚して仕事をやめてほしいという彼氏に仕事を捨てるほどの価値があるのか。自分の中の声に素直に従って、出た答えに突き進んでみるのも一つの選択肢です。
新しい生活に適応できるか
結婚後に仕事も辞めて新しい仕事を始める、あるいは専業主婦になるといった場合、自分がその生活に適応できるかどうかを考えてみましょう。いまいち想像がつかない場合は、具体的にどんな生活になるかを紙に書きだしてみてください。
時間軸で生活をシミュレーションすることで、より具体的な生活を想像することができるでしょう。その生活を毎日続けていくことができそうなら、結婚という決断をしても大丈夫かもしれません。
結婚の形は1種類ではない!結婚の種類を紹介
別居婚
結婚の形には「別居婚」というものもあります。結婚しているからといって、いつも同じ場所に住んでいなくてはいけないという決まりはありません。
好きなときにお互いの家を往復するという形でも、二人が同意していれば可能です。仕事はやめたくないけれど結婚したい場合は、別居婚というスタイルで結婚する方法もあります。
事実婚
事実婚というスタイルは、結婚するときに戸籍は変えないものの、事実上夫婦のような生活をしている結婚スタイルのことです。法律的にも結婚に準ずる形として扱われることがあります。
戸籍にこだわらない結婚の形なので、結婚している夫婦のような法律上の優遇措置は受けづらいですが、気持ちを大切にしたいなどの理由で戸籍を変えたくない場合は有効なスタイルでしょう。
週末婚
結婚はしたけど一緒に暮らすのは週末だけというスタイルは「週末婚」と呼ばれています。土日など、お互いに休みの日だけ一緒に過ごすというスタイルで、生活の拠点が違う恋人同士が結婚するときによく用いられるスタイルです。
土日だけ一緒に過ごすなら、平日はお互いの住む場所で仕事をすることができます。子どもがいる場合は難しいかもしれませんが、子どもがいない夫婦であればお互いの生活を変えずに結婚生活を送ることができるでしょう。
通い婚
会いたいときに会いに行くというのが「通い婚」です。ちなみに平安時代は女性の家に男性が出向く形式の結婚方法で、通い婚形式でした。どちらかがどちらかの家などに会いに行くことで、結婚という形式を維持します。
結婚という形に特にこだわらず、結婚という絆を得たい場合に便利な形式でしょう。付き合っているのとあまり変わりない状態ですが、戸籍が入っているなら法律的に夫婦として扱われます。
結婚か仕事か選ぶときのNG行動
彼の意見に流されてしまう
遠距離恋愛中の彼氏と結婚するとなると、これまで会えなかった分会いたい気持ちや側にいたい気持ちが勝ってしまうことがあります。そういうときに彼氏から「仕事はやめてほしい」と言われると、言われるがままになってしまいたい気分になる人も。
彼氏に言われたからと言って、自分の大切な仕事をすぐに投げ出してしまうのは良くありません。仕事を辞めたくないなら、彼氏のことは少し冷静になって考えた方が後々後悔しないでしょう。
結婚を焦ってしまう
結婚して仕事を辞めるか、結婚を諦めるかの2択状態になったとき、結婚を焦っていると冷静な判断ができにくくなります。あなたが結婚をしたい理由は何でしょうか。これまで頑張ってきた仕事を放りだせるほどの理由ですか?
結婚を焦っているなと感じたら、少し休憩して冷静になる時間を作りましょう。ゆっくり過ごせる環境で、自分のこれからのことを冷静に考えてみると、おのずと答えが出てくるのではないでしょうか。
自分の気持ちを後回しにする
彼氏のことはあきらめたくない、自分のことは置いておいても彼氏のところに行きたい、という気持ちが強いと自分のことが後回しになってしまいます。自分が頑張ってきた仕事を辞めたくないなら、彼氏への気持ちにちょっと距離を設けてみましょう。
恋愛に夢中になっているとき、どうしても彼氏を優先に考えてしまうという人は、一旦一人の時間を作って冷静になってみてください。彼氏のことでいっぱいの頭をちょっと休ませてみたら、自分の可能性や気持ちも見えてくるのではないでしょうか。
先の見通しを考えない
「結婚したいし今結婚しなかったらタイミングがずれてずっとできない!」と勢いで結婚してしまうのもあまりおすすめできません。結婚は確かに勢いも必要なライフイベントです。
しかしあまりに考えなしに結婚生活をスタートしてしまうと、「こんなはずじゃなかった!」がどんどん出てきてしまいます。仕事も辞めて彼氏についていったのに、結局結婚もうまくいかないでは辛いので先のことも少しは冷静に考えてみるようにしましょう。
「結婚or仕事」遠距離カップルの決断エピソード
仕事を辞めて彼と一緒になりました
「今まで頑張ってきた仕事を辞めるのはつらかったですけど、それよりも彼氏と一緒にいたかったんです。私にとっては仕事よりも彼と一緒に過ごす時間の方が大切でした。なので仕事を辞めて彼についていったんです。」(30代女性)など、仕事と結婚だったら結婚を選んだという女性も。
仕事を選ぶか彼氏を選ぶかで迷ったときは、どっちの方が自分にとっての幸せかを考えてみると答えが出しやすいのかもしれません。この女性は彼氏との結婚を選んだようです。自分たちがよく考えた結論なら、困難があっても乗り越えていけるに違いありません。
仕事が辞められず別れた
「私の仕事はけっこう特殊で、今住んでる場所でしかキャリアを積めないんです。結婚したい気持ちもありましたが、結婚して違う仕事を始めたら後悔するなと思ったので、仕事を選びました。」(30代女性)など、仕事は今の場所でしかできないので結婚は諦めたという女性も。
仕事によっては今の場所でしかできないというものもあるでしょう。そんな仕事で頑張ってきてその仕事が好きな場合は、やはり結婚よりも仕事を選んでしまうかもしれません。彼氏との結婚はかないませんでしたが、自分で選んだ道に邁進できるという幸せは何物にも代えられないものでしょう。
別居婚で結婚も仕事も諦めなかった
「どうしてもこの土地で始めた事業を続けたかったんです。彼に話したら、じゃあ週末だけ一緒に過ごすのはどうだろう、と。なので週末だけどちらかの家で過ごす週末婚という形で結婚しました。」(30代女性)など、仕事はやめずに週末だけ一緒に過ごすスタイルの結婚を選んだという女性も。
平日は仕事に打ち込んで、週末だけ夫と過ごすというのも素敵な結婚スタイルです。お互いの生活を大切にしながら、自分の仕事もやり抜けるので、仕事に打ち込みたい女性には理想の生活ではないでしょうか。子どもがいる場合は大変なこともありますが、二人だけなら週末婚でも十分に夫婦の生活を楽しめるでしょう。
結婚した土地で仕事を探した
「私の仕事は資格があれば別の土地でもできる仕事なんです。なので前の職場の人間関係はすごく良かったのですが、彼氏との結婚を選んでこの土地で仕事を探しました。」(30代女性)など、違う土地でもできる仕事なので、結婚して引っ越した先で仕事を探したという女性もいました。
どこででも仕事ができる場合は、彼氏のいる土地で仕事を探すことも可能です。これまでの職場で築いた人間関係やノウハウを捨てるのはもったいないですが、彼氏の結婚と天秤にかけたとき結婚側に傾くようなら結婚を選んでも良いのではないでしょうか。
遠距離恋愛中の彼氏と結婚するかどうかは、自分の生活も変わってしまうので悩むところが多いですよね。彼氏との結婚か、仕事を選ぶかの2択の状況になると、さらに冷静な判断がつきにくいかもしれません。
しかしそんなときこそ冷静に考えることが大切。どうしてもザワザワした気持ちになって冷静に判断ができないときは、一人旅に出るのもおすすめです。ゆっくりリラックスできる環境で、自分の気持ちや今後のことについて考えてみてください。
きっと自分のためにも彼氏のためにもなる良い決断ができるはずです!
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