「デブでも可愛い」に関する専門家の意見やアドバイス
昔は肉づきのいい女性の方が魅力的だった!?
昔は、魅力的だと感じられる女性像が今とは違っていたそうです。『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』(内藤誼人)には、以下のような記述があります。
「人類の歴史において、食事に困らなくなったのは比較的最近のことです。歴史的には、お腹がすいてひもじい思いをする時代のほうが長くありました。そのため、男性にとっては、ふくやかで肉づきのいい女性のほうが、健康的で、多産のように見えたようです。
ルノアールの描く女性たちも、現代の基準からすれば、はるかにふくよかで豊満な身体つきをしていますが、当時は、ぽっちゃりであるほうが女性はモテたのです。日本で見つかる土偶なども、女性はぽっちゃりしていますよね。スレンダーな女性がモテ始めたのは、歴史的には、ごくごく最近の現象にすぎないのです。
お腹がすいている男性は、かつての貧しい時代だった頃の男性と同じように、やはりふくよかな女性に心惹かれるようです。
普段はスレンダーな女性がいいと公言している男性も、お腹がすいてくると、自分の子孫を残すためにはやっぱり健康的な女性のほうがいい、と感じて、ふくよかな女性を好むようになるのです。」
ルノアールの絵画からもわかるように、食糧事情の悪かった時代には、健康的な体格の女性の方が好ましいとされていたようです。現代社会においても、お腹が空いている男性には、ぽっちゃり体型やおデブな女性でも、可愛く見えることがあるかもしれません。
脱デブを目指すなら、どうすればいい?
可愛いデブを好む男性がいるとしても、やはり理想の体型を目指してダイエットしたいと考える女性は多いでしょう。『愛される女大全~女度を上げる33の法則~』(優香)には、以下のような記述があります。
「私は今年の1月から食を整えることで、運動を一切せずに3ヶ月で体重マイナス7.8kg、体脂肪率マイナス3.9%、ウエストマイナス11cmのダイエットに成功することができました。
私は幼い頃からずっとぽっちゃり体型で、これまでもありとあらゆるダイエットに挑戦してはすぐにリバウンドを繰り返してきました。
なかなかダイエットに成功することができなかった私にとって、今回の結果は奇跡とも言えます。
私がしたことは、本当に『ただ食べるだけ』なのです。
栄養学に基づいた食事がもたらす心身への影響、食事によって起こる脳のメカニズムなどを集中してこの期間に学び、そのメソッドに沿ったバランスの取れた食事をしていくと、不思議なくらいスルスルと痩せることができたのです。
もちろん、ダイエット中なので食べすぎるということはせず、しっかり規定量を目安にした食事を心がけました。
ここで、最大のポイントになってくるのが『栄養バランス』です。
バランスの取れた食事をすると、それまで大食いだった私でも不思議とある一定量で満足できるようになりました。
私は自分が体感したことで『食の持つ力は、本当にすごい!』と感じました。
『栄養バランス』とは、何かコレだけ食べていればいいというものではありません。
さまざまな栄養素を、それぞれの適切な分量で摂って、初めて体内で有効に働くのです。
(中略)
食べない系のダイエットは筋肉量が低下して、ますます太りやすい体をつくっていきます。
女性は10代後半が基礎代謝のピークと言われていて、その後は年齢とともに減少していきます。だからこそしっかり食べて筋肉量の低下を抑えることが重要になってきます。
またしっかり食べて体に必要な栄養をきちんと摂取していたので、体重は落ちても胸は落ちませんでした。
全体的にスリム化したけれども、胸はしっかり残るダイエット。
これは女性にとって理想的なダイエットですよね。」
このように、筋肉を落とすことなくサイズダウンするには、栄養バランスに考慮した食事が肝となるようです。おデブを気にして極端な方法に走ると、可愛くなるどころか健康を損ねてしまうでしょう。
<参考文献>
『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』(内藤誼人)
『愛される女大全~女度を上げる33の法則~』(優香)
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