女性の「オナニー頻度」はどれくらい？正しいオナニー方法や注意点も

オナニーは快感を得るための準備運動（専門家の意見）

『「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる』（森林原人）では、オナニーはセックスの快感を得るためには欠かせないことだと述べられています。


「イクには、メンタルの部分が重要ではありますが、肉体的な練習と経験も絶対に必要です。オナニーはした方がいいですよ！セックスと正億を語るのに、オナニーの話を外すことはできません。オナニーそのものを楽しんでもいいし、自分一人でできるセックスの準備運動にもなります。オナニーはセックスの前菜というわけではないですが、女性が自分の体を知り、快感を得るためには、欠かすことのできない大切な行為なのです。」

つまり、女性がオナニーをするのは恥ずかしいことではなく、寧ろパートナーとのセックスで気持ち良くなるためにも必要な行為だと言えるでしょう。

また、森林氏は、セックスが気持ちよくない・イケないという人は、「セックスやオナニー＝恥ずかしいこと」という固定概念がブレーキをかけ、快感に達する感覚をジャマしているかもしれないかもしれない、と解説しています。

「オナニーしない人は、自分の体のどこが気持ちいいのか分からないと思うんですよね。オナニーに興味が無かったり、恥ずかしいこととか、後ろめたいことだと思っているのに、セックスでは超気持ちよくなれるとか、快感で乱れまくるなんて人には、会ったことがありません。

気持ち良さに没頭したその先にイクがあるとすると、気持ちいいとイクの境界線をやっぱりみんな越えたいと思っているんですよね。でもブレーキがかかってイケないんだとすれば、その理由は、セックスやオナニーは恥ずかしい行為だから感じちゃダメなんだっていう固定概念が植え付けられているかもしれません。」

感情的な恥ずかしさに加え、常識や社会の雰囲気などによって、オナニーへの興味や快感が無意識のうちに抑えられていることがあると言えるでしょう。

オナニーに不安を抱えている女性も（経験者の意見）

『最高に気持ちがいい！ 感じるセックス、飽きないセックス』（OLIVIA、喜田直江）では、以下のような事例が紹介されています。

「女性性を開くためにも、気持ちがいいセックスをするためにも、ひとりエッチ(マスターベーション)は大切なセルフトレーニングだとお伝えしました。意外に多いのが『どこをどうやって触れたらいいのかわかりません』『やみつきになったりしませんか？』という女性の声。」

こちらの例にみられるように、知識の上では「オナニーは恥ずかしいことじゃない」「女性にも性欲はあるのだからオナニーすることも普通のこと」、と理解していても、知識や経験が無いことから、オナニーをすることに対して不安を抱えている女性は少なくないようです。

セックスレスの時期こそオナニーを（専門家の意見）

セックスでイクという感覚を忘れないためにもオナニーが大切だ、という見解もあることを知っていますか？『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』（宋美玄）には、次のような記述があります。

「私はセックスレスの時こそ、マスターベーションをしたほうが良いと思っています。セックスの代替手段としてではありません。自分の性欲を意識するため、イクことを忘れないために、マスターベーションは大切なのです。

自分の好きなやり方で快感を身体に覚えさせると、パートナーとのセックスでもイキやすくなります。単にセックスを復活させるだけではなく、気持ちいいセックスをしたくありませんか？」(※ここではマスターベーション＝オナニーの意)

上記のような理由からも、女性がオナニーをすることの重要性がうかがえるでしょう。


＜参考文献＞
『「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる』（森林原人）
『最高に気持ちがいい！ 感じるセックス、飽きないセックス』（OLIVIA、喜田直江）
『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』（宋美玄）