女性からアプローチしてもいいの?
では、女性からアプローチするのは悪手なのかと言えば、そういうわけではありません。むしろ、女性から適切にアプローチしたほうが男性が心を開きやすく、親密な関係になりやすいこともあります。
では、どのようにアプローチするのが適切なのでしょうか。男性の本音や上手なアプローチ方法などから考えていきましょう。
「女性からのアプローチ」どう思う?男性の本音
意識するきっかけになる
「それまでは『ちょっと気になる女性』だったんですけど、よく話しかけてくれて、食事にも誘われたりしてるうちに、気が付けば僕のほうも彼女のことを考えるようになりました」(24歳/男性/家電メーカー)
もしあなたに気になる男性がいても、その人があなたに興味を持ってくれるかどうかはわかりません。しかし、あなたからアプローチすれば、男性に自分の存在を意識させられるようになります。
嬉しいと思う!
「嬉しいですよ!僕だけじゃなくて男なら誰でも、女性からアプローチされたら嬉しいと思います」(20歳/男性/学生)
アプローチされて素直に喜ぶ男性は少なくありません。表面上はクールを装っていても、内面では舞い上がっていることもあります。とりわけ恋愛に臆病な草食系男子にはその傾向が強いです。
自信がつく
「それまで女性と付き合ったことがなかったので、自分は男としての魅力に欠けるんだろうな…とずっと思ってきました。でも女性からアプローチしてもらえて自信がつきました。それ以来、自分からアプローチできるようになったんです」(30歳/男性/IT関係)
自分から積極的にアプローチできない男性は、多くの場合自信がありません。女性からアプローチすることでその自信をつけてあげれば、親密な仲になりやすくなります。
気持ちが削がれる
「気になる女性がいて、どうやって振り向かせようかって考えてたんです。でもだんだん彼女のほうが積極的になり始めて…。そうなった瞬間、なんか冷めちゃいましたね」(25歳/男性/建築業)
ここが女性からアプローチする際の難しいところですよね。多くの男性は女性からのアプローチに喜びますが、そうでない男性もいます。こういった、自分から追いかけたいタイプの男性をよく見極めなければなりません。
女性からアプローチする下準備
ある程度親しくなっておく
ある日突然、知らない男性から食事に誘われたらどう思いますか?「誰?」って思いますよね。つまり、どれほど誠実なアプローチでも、ほとんど知らない人からのアプローチでは喜べないということ。むしろ不審感が先に立ち、怖いと思うこともあるでしょう。
女性からアプローチする場合でも、アプローチの前にある程度親しくなっておく必要があります。少なくとも自然と会話ができる関係でなければなりません。できれば、顔を合わせるたびに挨拶できるくらいの関係にはなっておきましょう。
自分磨きを怠らない
女性からアプローチした結果、男性がそれに応えてくれるかどうかは、その女性の魅力によって大きく左右されます。やはり、同じように親しく同じような価値観を持っていても、男性は女性としての魅力がある人を選びたいのです。
髪型や服装といった見た目はもちろん、飲み会での気遣いなどの細かい部分まで、男性は結構見ています。そういったところで悪い印象を与えないように、日ごろから気をつけましょう。
相手のことをよく知る
一口にアプローチといっても、具体的に何が有効なのかは相手によります。食事に誘うにしても何かを贈るにしても、彼の好みを知っておいたほうが適切なアプローチができますよね。
一番良いのは、彼の友人などに聞くことでしょう。ただし、男性はあまり自分の好みや趣味を友人と共有しません。そのため、周りの人に聞いても結局彼のことが分からないケースも。
そのような場合は、いっそのこと本人に聞いてしまいましょう。さりげない会話の中で、どんなものが好きなのか、普段どんなことをしているのか聞いてみるのがおすすめです。
自分のことも知ってもらう
いくら女性が相手の男性に詳しくなっても、男性が女性のことを何も知らなければ、女性からアプローチされても心を開けません。よく知らない相手からのアプローチに困惑するのは、女性も同じですよね。
そのため、ある程度彼のことを知ったら、次は自分のことを知ってもらえるように心がけましょう。できればこの順番は逆転させないほうが良いです。いきなり女性が自分のことを話し始めても、男性は興味を持って聞いてくれません。
彼との共通点を交えて自分のことを話せれば理想的です。たとえば、彼が「休日に映画を観た」と話してくれたなら、自分が最近観た映画の話をすると、彼に興味を持ってもらいやすいです。
女性からの効果的なアプローチ方法
たくさん褒める
大前提として知っておきたいのが、男性はプライドが高い生き物だということです。そして、プライドを傷つける人には心を開けません。男同士の友人が女同士の友人ほど心を開かないのは、互いにプライドを傷つけあう敵対関係に似た部分があるからです。
そのため、女性からのアプローチで心を開いてもらうためには、気になる彼を立ててあげることが大切。そのための方法は、特に難しいことではありません。単純に褒めてあげればOKです。
「すごい!」とか「上手!」といったものでも効果的です。また、少し親しくなったら「そういうところカッコいいよね」などと言えば、喜ばない男性はほぼいません。
相談に乗ってもらう
何か困ったことがあったら、意中の男性に相談を持ち掛けてみましょう。というより、あまり困っていなくても相談に乗ってもらいましょう。それほど、男性は頼られるのが好きです。その理由ももちろん、男性がプライドの高い生き物だから。
また、「ほかにも頼れる人がいるのに自分を選んでくれた」という嬉しさも感じさせることができます。つまり、女性がその彼を信頼していることをアピールする方法にもなるということです。
そして、自分が信頼されれば相手のことも信頼したくなるものですよね。まず女性から彼を信頼することで、彼からの信頼も勝ち取りやすくなります。
会話の内容を覚えておく
単純なことですが、誰だって会話の内容は覚えておいてほしいですよね。すぐに忘れられると、そんなに自分に関心がないのか…と思ってしまいます。逆に、相手との会話を覚えていれば、それは関心や好意の表れといえるでしょう。
特に、普段あまり人と喋らないタイプの男性が相手の時には効果抜群です。なぜなら、普段話さない人ほど、話したときの会話の内容を鮮明に覚えているからです。そして、こういう人は人生で何度も「俺は覚えているのに相手は覚えていない」という失望感に襲われています。
それなのに、女性が自分との会話を覚えてくれていたら感激するはずです。この女性とならもっと喋りたいと思うでしょう。
一緒にいる
心理学で「単純接触効果」と呼ばれるものがあります。これは、ある物に接触する時間や頻度が多いほど、好感を持ちやすくなるという現象を表す用語です。
女性から意中の男性にアプローチする場合にも、この効果を積極的に活用しましょう。要は、できるだけ顔を合わせるようにすれば良いのです。できれば、そのたびに会話があると良いですね。
また「一緒にいたいな」と言葉で伝えるのもいいでしょう。男性は自分が女性にとって特別であることを実感できるため、一緒にいる時間がもっと楽しみになります。
LINEの返事は早めに
女性からアプローチする際に大切なのは、好意を上手に男性に伝えることです。ガツガツしすぎてもいけませんが、好意が伝わらなければ男性は振り向いてくれません。
簡単に好意を伝える方法として、LINEの返事を早めにするのが有効です。こうすることで「あなたと喋りたい」という気持ちをさりげなく伝えられます。
ただし、あまり早すぎると、男性は返信を急かされていると負担に感じることもあります。どのくらいのペースや頻度が良いのか、彼のスタイルを見ながら考えて調節しましょう。
女性からの効果的なアプローチ方法《続き》
共通点を見つける
お互いのことをあまり良く知らない段階では、些細な共通点が見つかるだけでも嬉しいものですよね。たとえば、出身地が同じだけでも喜んでしまうもの。彼と会話する中で共通点が見つかったら、その部分を強調するようにしましょう。
ただし、一度見つかった共通点をあまり深堀するのはよくありません。なぜなら、それほど共通していなかったと判明してがっかりするからです。似ていない者同士では些細な共通点が嬉しいですが、一度似ていると感じたら、今度は些細な相違点が目立って不快に感じられることがあるのです。
軽くボディタッチをする
露骨なボディタッチだと男性は驚きます。それでも喜んでくれる男性はいるでしょうが、不審に思われるケースもあるため要注意です。
そこでポイントなのは、できるだけさりげなくボディタッチをすること。「後ろ髪にごみがついてるよ」といって髪を触るだけでも効果はあります。慣れてきたら、少しずつボディタッチを増やしていくのが理想的です。
また、女性から触るだけでなく、彼から触るように誘うのも効果的。「トリートメント変えたら、すごく髪がサラサラになったのー」といって触らせてみるなど、彼が抵抗を感じないような誘い方をしてみましょう。慣れると、そのうち彼の方からボディタッチしてくるはずです。
デートに誘うときは場所を具体的に提案する
女性からアプローチする際は、デートのプランも女性が決めましょう。と言っても、いきなり難しいことをする必要はありません。そもそも、最初のデートは短い時間の食事だけでもいいのです。つまり、「今度○○でご飯食べませんか?」と誘えばOKです。
ただし、単に「今度食事どうですか?」とだけ言ってしまうと、男性は負担を感じます。場所や時間を決めなくてはならないし、それを伝えたときに不満を抱かれないか不安になるからです。女性が提案すれば、男性はその負担から解放されます。
特に、自分からアプローチしないタイプの男性であれば、女性からの提案には素直に応じてくれることが多いため、恐れずに誘いましょう。
秘密を打ち明ける
ある程度お互いのことが分かってきたら、だんだん新鮮味がなくなってくるかもしれませんね。特に話題はないけれど、話題がなくても一緒にいるだけで良いほど親密でもなく、何とも言えない微妙な空気が流れるでしょう。
そんな時に有効なのが、秘密を打ち明けること。普段人に話さないようなことを彼に話しましょう。誰だって、人の秘密というのは知りたいものです。彼はドキドキしながら、興味を持って聞いてくれるでしょう。
彼は「自分にだけ話してくれた」という特別感を覚えます。また、あなたのことをより深く知ることができた喜びもあるでしょう。
告白を誘う
ここまで紹介してきたようなアプローチで仲を深めたら、最後は告白ですよね。ただし、ここで女性から告白するのはあまり望ましくありません。
もちろん、女性から告白してうまくいくケースもたくさんあります。しかし、男性はプライドが高い生き物です。告白くらいは自分からしたいと考えている人も少なくありません。
そこで有効なのは、一度離れるそぶりを見せること。彼は危機感を感じて告白してくれるかもしれません。あるいは、「こういうところで告白されたら嬉しいかも」などと気持ちをほのめかすのもよいでしょう。
ただし、そういった誘いに乗らない男性もいます。その時はそういう男性なのだと考え、女性から告白してしまいましょう。
女性からアプローチする際の注意点
押しすぎないようにする
不躾にグイグイくる異性に好意を抱くのは困難です。そういう強引なアプローチが好きな人もいるかもしれませんが、基本的には望ましくないアプローチと考えましょう。
たとえば、職場で露骨に好意をあらわにする女性は男性に嫌われます。同僚にからかわれたりする原因になるからです。また、LINEやメールの催促が多い女性は鬱陶しく思われがちです。積極的なのは良いことですが、相手への配慮は欠かさないようにしましょう。
相手から告白されるような隙を作っておく
先ほど紹介したように、告白は男性にさせたほうが良いです。そのほうが男性のプライドも傷つきませんし、その後の恋愛において女性が下手に出ずに済むからです。男性はあまり持ち上げると調子に乗るため、告白では「男性のほうが求めた」としておいた方が、後の関係がうまくいきます。
そこで重要なのが、彼が告白できる隙を作っておくことです。それまで女性からアプローチしていたために、男性は自分からアプローチする隙を見いだせないでいます。つまり、「俺から告白してもいいのかな…?」と迷っているのです。好きだという気持ちを伝えながら彼の告白を待つか、いっそのこと女性から「告白してほしいな」と言うのもよいでしょう。
男性が下心だけで乗ってきていないか見極める
こちらは女性が男性から身を守るための注意点です。男性の中には、その女性のことを好きなわけでもないのに、下心を隠して応じる人がいます。そういう人にアプローチを続けると利用されただけで終わるため、よく見極めなければなりません。
判断基準の一つは、相手の対応がやけにうまくないかということ。女性に上手に対応できる男性は、基本的に女性経験が豊富です。ここであなたがその男性に夢中にさせられてしまうと、その後は彼のペースで利用されることに。女性経験が多そうだなと感じたら、その時点で少し警戒心を抱いた方が賢明です。
女性からのアプローチ成功体験談
好意は丸出しでも告白は向こうから!
「ずっと好き好きアピールしてきました。これでもう絶対振られないだろうっていう状況を作って、彼に告白してもらいたかったんですね。そしたら見事に狙いが的中。告白できた彼も満足してました!」(23歳/女性/事務職)
男性は意外と恋愛に関してデリケートです。プライドが高いため、告白して振られるとひどく傷つきます。逆に言えば、その危険性が和らげば自分から告白できるということです。女性からのアプローチでそんな関係を構築できれば理想的ですね。
聞き上手になれるよう努力した
「彼は無口なので、最初は私ばかり喋ってました。でも次第に彼も話してくれるようになったので、その後は聞き役に徹することにしました。どうやら本当は彼、話したいけど口下手だから避けてただけみたい。聞いてあげたらすごく満足してくれました」(25歳/女性/飲食店店員)
基本的に人は、相手の話を聞くよりも自分の話を聞いてもらうほうが好きです。無口な人であっても、話を真摯に聞いてくれる人には好意を抱くのです。彼が話してくれるのは心を開きかけている証拠でもあるので、そこでしっかりと聞き役になれるといいですね。
デートは一緒に計画
「最初は私がプランを決めて彼を誘っていました。彼はそれでも楽しんでくれたみたいですが、私は彼の行きたい場所も知りたいなと思っていました。そこである日から、まずカフェで待ち合わせして、そこでお茶しながら行き先を一緒に考えるようにしました。今では彼のほうが積極的にプランを考えてくれています」(29歳/女性/医療関係)
昨今は奥手な男性が増えていますが、それでも女性をリードしたいという気持ちはあります。女性からアプローチする際も、主導権をお互いに譲りあえるとよいですね。
アプローチしても告白されない場合は?
できそうなら女性から告白
彼に告白するそぶりがまったくなければ、女性から告白してしまいましょう。そういう男性は、最後まで女性にリードしてほしいタイプです。その後も彼がリードしてくれることは基本的にないでしょう。
逆に言えば、このような男性は女性からのリードを拒むこともないということです。少し頼りないかもしれませんが、女性の意思を通しやすい相手ともいえるでしょう。
ただし、違う理由で男性が告白してこない場合もあります。たとえば、付き合うべきかどうか迷っている、あるいは遊び目的であるなどです。この場合は、女性から告白すると女性が傷つくことになるため、よく見極める必要があります。
いったん引いてみる
男性は追いかけたい生き物です。獲物を追いかけていた狩猟時代の名残だとも言われますが、その傾向は恋愛にも影響を及ぼしています。なかなか彼が告白してくれないのであれば、この傾向を利用しましょう。具体的には、それまでの熱烈だったアプローチを、少しトーンダウンしてみましょう。
それまで女性からアプローチされていたのに、それがなくなると男性は急に不安になってしまいます。不安に駆られて、女性を自分の彼女にしてしまいたいと強く思うのです。
ただし、お互いが両想いであることを確信できない状態でこれをやると、彼があなたを諦める可能性があります。この方法は、彼は絶対に自分を好きだと思える場合にのみ使いましょう。
告白しやすそうな場所へ行く
男性がなかなか告白できない理由の1つは、告白のタイミングを掴めないことです。つまり、いつか告白しようと思っていて、ちょうどそのタイミングが掴めれば、告白できることがあります。
普段、彼とデートするときに、人の多い賑やかなところばかり行っていませんか?告白を誘いたいときは、砂浜や公園など、あまり人気のないところに行きましょう。周囲の人の目が気にならないことが、男性が告白できる最低条件です。場所さえ整えば、案外彼のほうからすんなり告白してくれるかもしれませんよ。
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