「仕事だけの人生」で後悔しない！つまらない毎日を変える方法とは

社会人になる前は「仕事が終わったら買い物や趣味を楽しんで、休日は友人とランチか彼氏とデート。毎日が楽しくて充実しているはず！」と夢見ていませんでしたか。

いざ社会人になると、思っていた以上に仕事や人間関係に振り回されたりします。怒涛の毎日が始まり、「今は仕方ないけど、そのうち落ち着いたらプライベートを楽しもう」などと言っているうちに、早くも数年が経ってしまった…。そんな人がとても多いですね。

仕事だけの人生が悪いわけではありませんが、一度しかない人生ですから、後悔のないようにしておきましょう。今回は、仕事だけの人生を送っている人へ向けて、今の状況を改善すべきかどうか、一緒に考えていきます。

仕事だけの人生を送っている人と、仕事以外のことも楽しんでいる人がいますが、一体何が違うのだろうと思ったことはありませんか。まずは、仕事だけの人生を歩んでしまう人の特徴を探っていきましょう。

転職をしない

少しの不満が原因で転職ばかりしてしまう人に比べれば、転職せずに一つの企業で頑張り続ける人の姿勢は素晴らしいと言えるでしょう。転職しないで5年10年仕事を続けると、昇給や昇格をして、どんどん辞めるのがもったいなくなり、定年まで続ける人も少なくありません。

ひとつの仕事を継続するのは素晴らしいことですが、継続すればするほど仕事を辞めることがもったいなくなり、心身の不調をなんとなく感じても、プライベートの時間がほとんどないことに気づいても、仕事に没頭し続ける人もいるのです。

「ここで辞めたらもったいないから」という理由で転職しない人の中には、仕事だけの人生を送ってしまう人も多いと言えるでしょう。

人付き合いが苦手

人付き合いが苦手な人は、職場の人と交流するよりも、仕事が終わったらまっすぐ家に帰って、一人の時間を過ごすほうが性に合っています。ただし、家に帰っても特にやることがない人の場合、周囲と交流しながら仕事をするタイプではないのは同じですが、黙々と仕事をこなす傾向にあります。

周囲の人にかまわず、与えられた仕事を黙々とこなし続けるため、気がついたら仕事だけの人生を送ってしまっている場合が少なくありません。

反対に社交的な人は常に出会いや刺激を求めているため、プライベートを優先する傾向にあり、仕事だけの人生になりにくいと言えるでしょう。

趣味がない

趣味があると、プライベートの充実感が増すでしょう。また、趣味のために仕事を頑張ることもできます。趣味と仕事のバランスが良ければ良いほど、人生は充実するのですね。

ところが趣味がない人の場合、プライベートに楽しさを見いだしにくいため、仕事に没頭してしまいがちです。成果をあげればあげるほど自分を認めてもらえる職場の方が居心地がよく、会社に必要とされていると実感できて安心するのでしょう。

趣味がないと仕事に楽しさや自尊心の拠り所を求めてしまうのですね。

断れない

無理な依頼をされても断れないタイプの人も、仕事だけの人生を送ってしまう可能性が大きいでしょう。断れないタイプの人は、面倒な仕事を押し付けられることが多いです。時間内にできそうもないのに、あれもこれも引き受けてしまい、定時に帰れなくなることも珍しくありません。

また、休日の接待や飲み会の幹事なども断れずに、プライベートまで犠牲にしてしまうのです。もし仕事だけの人生を送りたくないのであれば、「ここまでは引き受けるが、これ以上は引き受けない」など、自分なりのルール作って努力しなくてはならないでしょう。

貯金が趣味

世の中にはさまざまな趣味がありますが、中には、貯金そのものが趣味になっている人もいます。貯金が趣味の人は貯金を増やしたいので、単純に「働く」「お金を使わない」というスタイルを貫きます。

できるだけ働いて、できるだけお金を使わない生活を送っていたら、気がついた時には仕事だけの人生を歩むことになっているでしょう。お金は貯まるものの、心の隙間はなかなか埋められずに悩んでしまうのです。

仕事に人生のステータスを感じている

社会人になるとほとんどの人が仕事を持つことになり、仕事ができるかできないかで、優越感を抱いたり劣等感を抱いたりするでしょう。仕事ができるだけで人間の価値が決まるわけではないものの、やはり仕事ができると自分に自信がつくのも事実です。

すると「仕事ができればできるほど素晴らしい」という感覚になり、「もっと仕事で向上したい！」「もっと結果を残したい！」と欲が出てきて、プライベートを犠牲にしてでも仕事を優先してしまうようになるでしょう。

こうなると、人生が仕事だけになってしまうのは時間の問題だと言えます。

仕事に没頭することは悪いことではありません。むしろ良いことばかりな気がしますが、人生が仕事一色になってしまうことにはデメリットもあるのです。晩年に後悔しないためにも、仕事だけの人生のデメリットを理解しておきましょう。

疲れがとれない

人間はロボットではありませんから、無理をすると体調を崩してしまいます。仕事を長く継続するには「働く時は働く、休む時は休む」というメリハリが大事ですが、仕事だけの人生を送ってしまいがちな人にはそれができません。

働いてばかりで休まずにいると、やがて疲労が溜まり、メンタルにも支障をきたしかねません。働くことが好きでも、人間には適度な休息が必要なのだと思っておいた方が良さそうです。

やりたいことができない

仕事だけの人生を送るようになると、プライベートの時間が激減し、自分の時間を持つことができません。趣味を楽しみたい、運動したい、映画を観に行きたい、旅行したいなど、自分の欲求に向き合う余裕がなくなってしまうのです。

一度しかない人生ですから、自分の好きなことをして過ごしたいものですが、仕事だけの人生を送っていると仕事以外のことができなくなり、ストレスがどんどん溜まってしまうのです。

孤独を感じる

仕事に没頭している時は気がつかないものですが、少し仕事が落ち着いてくると「毎日会社と家の往復だけで、太陽の光を浴びることがほとんどない。こんな毎日でいいのだろうか…」としんみりしてしまう時もあるでしょう。

周囲の友人は仲間と旅行したり、彼氏とデートしたり、趣味に没頭したりして人生を楽しんでいるのに、自分だけが置いてけぼりを食らっているような孤独を感じてしまうのです。会社では孤立していなくても、プライベートでは孤立しているような気分になってしまうのですね。

仕事しか取り柄がなくて自信が持てない

仕事だけの人生を送っていると、仕事はどんどんできるようになり、昇給や昇格などやりがいを感じる瞬間もあるはずです。仕事ができるようになると自分に自信が持てるようになり、自分の存在価値を感じることができるのですね。

しかし、プライベートではどうでしょうか。仕事だけの人生を送っているがゆえ、プライベートでの自分に自信を持てないデメリットが考えられるでしょう。「自分から仕事を取ったら何も残らない」と気づいて不安になってしまうのですね。

仕事だけの人生を選ぶと、何だか悩みが尽きないような気がしてきましたが、仕事だけの人生にはメリットもあります。デメリットとメリットを比較しながら、仕事だけの人生について考えていきましょう。

お金が貯まる

仕事だけの人生において、目に見えて分かるメリットが「お金が貯まる」ということです。給与振り込みは毎月されるのに、お金を使う暇がないためどんどん貯まっていくのです。通帳に記載される振り込み金額を見て、自分の仕事の成果を感じることができるため、やる気につながっていくでしょう。

お金はあって困ることはありません。お金があることで生活も安定しますし、貯金があることは仕事だけの人生において大きなメリットだと言えます。

仕事上で結果が出る可能性がある

仕事だけの人生を送る人は、プライベートを犠牲にしてでも仕事に専念するわけですから、結果につながりやすいと言えるでしょう。単純に仕事を頑張っているだけでも会社から評価されます。

仕事で結果が出ると、それが自信につながり、また仕事を頑張れるというサイクルが生まれます。仕事の面では良い方向へ向かいやすいため、早く一人前になりたい、早く結果を残したいと思っている人は、仕事だけの生活を送ってみるのもいいのかもしれません。

尊敬される

仕事だけの人生を送っていると、リーダーなど主要な役割を与えられる機会が増えます。新しい仕事も人より早く習得できるため、周囲から尊敬されることも珍しくないでしょう。上司からは信頼され、部下からは尊敬されるのです。

プライベートで尊敬されようとしてもなかなか難しいですが、職場では仕事ができれば周囲が尊敬してくれます。人から慕われたいタイプの人ほど、仕事だけの人生は向いていると言えるでしょう。

自立できる

高収入だと、プライベートも充実させながら自立することもできますが、不景気の日本では、実家に暮らしながら社会人生活を送っている人も多いです。自立しようとすると自由に使えるお金が限られますし、自由にお金を使いたいと思うと自立した生活を送るのが難しくなります。

仕事だけの人生を送っている人は、残業手当や休日手当が通常より多いので、そのぶん給与を多めにもらっていることも珍しくありません。仕事だけの生活を送っているので、プライベートでお金を使うこともなく、自立した生活を送ることができるのですね。

仕事だけの人生、仕事だけではない人生、どちらを選ぶかは個人の自由ですが、現在自分がどちらの人生を歩んでいるのか知っておいた方が良いでしょう。

そこで、判断の目安となるチェックリストを用意しました。いくつ当てはまりますか？

・最近、職場の人としか会話をしていない
・趣味がなく、休日の過ごし方が分からない
・休みの日は何もする気にならない
・仕事が気になってプライベートを楽しめない
・恋愛に興味が湧かない
・お金を使うことがなく貯金が貯まる一方である
・帰宅時間が遅く、ここ一週間太陽の下を歩いていない
・仕事以外で自分の存在価値を感じる機会がない

0～2個当てはまる人はプライベート優先型、3～6個は仕事優先型予備軍、7～8個は仕事優先型だと言えるでしょう。

仕事だけの人生を送っているかどうかのチェックリストを掲載しましたが、結果はいかがでしたか？仕事だけの人生を送っている可能性があったとしても、それ自体が悪いことではないのです。

もし仕事だけの人生を送っているとしても、自分の意識次第で幸せになることはできるでしょう。ここからは、仕事だけの人生でも幸せになるための方法を探っていきましょう。

同僚と仕事以外の話をする

朝から晩まで仕事に没頭し、昼休みも仕事の話、仕事が終わってからも仕事の話をして、一日中仕事のことばかり考えている気がしませんか。寝ても覚めても仕事仕事では、仕事を楽しんでいるとは言い難く、追われているだけだと言っても過言ではありません。

あなたは同僚のことをどれほど理解していますか。同僚と仕事の話しかしたことがないようでは、本当の人間づきあいができているとは言えないのです。同僚といる時こそ、仕事以外の話をして、仕事ではできない交流をしてみましょう。

新しい発見もあるはずですし、知らなかった部分を見ることもできるでしょう。人間づきあいができるようになると、仕事仲間としての絆も深まっていくはずです。

たくさん貯金をする

仕事が好きなら、仕事だけの人生を送っても不幸せではありません。仕事に追われて気がついたら仕事だけの人生を送っていたという場合は環境を変える必要がありますが、仕事をしていることそのものが生きがいだと思うのなら、納得するまで仕事に没頭してみましょう。

そして、たくさん貯金をしてください。「愛や幸せはお金では買えない」と昔からよく言われますが、お金があると心の余裕ができるのは事実です。心に余裕があると少しのトラブルでは動じなくなり、メンタルの面でもメリットはあるはずです。

仕事だけの人生を送っているなら、いっそ高い目標額を定めて頑張ってみてください。より一層仕事にやりがいを感じて生き生きと過ごせるでしょう。

後輩の指導に力を入れる

仕事に没頭していても、目標を達成するためには周囲の協力も必要です。良い職場環境を手に入れるためには、会社を向上させる必要があり、そのためには後輩の指導にも力を入れなくてはなりません。

同僚や後輩はあなたの仕事ぶりを見ています。自分一人だけが良ければ良いという姿勢では、誰も付いてきませんよね。後輩の指導は手間のかかるものですが、長い時間をかけて育てれば、やがては自分にとって心強い味方となってくれる時がくるでしょう。

自分が上司になったとき後輩たちに恵まれていれば、仕事だけの人生でもやりがいを感じて活躍できるでしょう。

仕事以外の趣味を見つける

早朝から深夜まで仕事漬け、昼食や夕食はかきこむように食べ、休日出勤も珍しくない…。こんなことでは、自分の存在価値が分からないまま人生が終わってしまいそうです。あなたの周囲にいる「仕事ができる人間」はどのような人ですか。

ただ単に仕事ばかりしている人は、ただ仕事に追われているだけです。本当に良い仕事をする人は、ほとんどが仕事とプライベートを上手に両立させていると思いませんか。

自分の人生に本当の幸せを求めるのなら、仕事以外にも趣味などを見つけてみましょう。仕事から離れる時間を持つことで、仕事のありがたみを再確認することができ、さらにやりがいを感じることができるはずです。

仕事だけの人生を選択するのは良いことですが、一度しかない人生ですから、後悔したくないのが本音ですよね。仕事だけの人生を送って後悔したくない場合は、次のようなことを意識しながら毎日を過ごすといいでしょう。

必要以上に仕事に時間を割かない

あれもこれも引き受けて、気がついたら21時や22時まで仕事をしていることはありませんか。仕事を引き受け続けるとキリがありません。「今日はここまで」と目標を定め、イレギュラーなことが起こらない限り、必要以上に仕事をするのは止めましょう。

仕事は基本的に長期間毎日するものですから、無理は禁物です。無理がたたって体調を崩してしまって後悔していては、良い人生を送ることはできませんね。後悔したくないのなら、頑張りすぎないよう工夫することも必要でしょう。

働く目的を考える

あなたは何のために仕事をしていますか。「お金を稼ぐため」「やりがいを感じるため」「社会人としての義務を果たすため」「生活を豊かにするため」など、仕事の目的は人それぞれですね。どんな目的でも良いのですが、とにかく一度、何のために仕事をしているのかを考えてみることをおすすめします。

何の目的もなく、ただ毎日仕事に追われるだけの人生を送ってしまっているなら、将来後悔する時が来るかもしれません。「趣味やプライベートを充実させたくて働いている」「自立したいから働いている」「出世したくて働いている」「良い暮らしをしたくて働いている」など、どんなことでもいいので明確に目的があれば前を向いて過ごせるでしょう。

家庭や子供を持ちたいかどうかを考える

仕事だけの人生を送った人が後悔する理由として多いのは、「家庭や子供を諦めてしまった」ということです。仕事だけの人生を送っている人は、恋愛にも興味が湧きにくく、30代や40代になっても独身生活を謳歌している人が多いです。

独身だと自分の時間やお金を自由に使うことができますが、歳を重ねるごとに「これで良いのだろうか」「老後はどうしたら良いのか」など孤独感を抱くことが珍しくありません。

自分の意思で一生独身を貫き仕事だけの人生を送るのなら良いことですが、漠然と仕事だけの人生を送り、気がついたら一人だったということであれば、後悔する可能性は高くなります。今一度、自分の人生のあり方について考えておきましょう。

仕事の話ばかりせず、他のことにも興味を持つ

仕事だけの人生を送っている人は、仕事のことはよく分かっています。しかし、仕事以外のことについてはどうでしょうか。人生には仕事以外にも楽しみや生きがいがあります。それを知らないということなら、仕事だけの人生を送っている人は損をしているかもしれません。

晩年に後悔することのないように、仕事以外のことにも興味を持ってみましょう。ファッションやメイクに興味を持つ、趣味を持つ、映画や音楽を鑑賞するなど、新しいものを取り入れて気分をリフレッシュしましょう。

知識を身につけ経験を重ねることで人としての魅力が増し、もっと素敵な人生を送れるはずです。

仕事だけの人生にはメリットもデメリットもありますが、もしあなたが今、仕事だけの人生を変えたいと思っているのなら、人生を変える方法を学ぶ必要があります。どんな方法があるのか、一緒に確認しておきましょう。

何にでもチャレンジしてみる

仕事だけの人生を送っている人を見ると、チャレンジ精神が豊富であるように感じますが、実は仕事以外では一切チャレンジしていないことも珍しくないのです。仕事以外のことには強気で挑めないのですね。

「35歳までに結婚することを目標に婚活する」「ピアノのコンクールに出場する」「一人旅をする」「TOEICで高得点を取る」など、何でも良いのでチャレンジしてみましょう。

仕事以外で目標を達成することで自分に自信がわき、その自信が次の仕事にもつながるのです。「仕事しか取り柄がない自分」から「仕事もプライベートも頑張れる自分」になるよう努力してみましょう。

環境を変えてみる

仕事だけの人生を送っている人に質問です。あなたの勤めている企業は、いわゆるブラック企業ではないでしょうか。サービス残業は当たり前、定時で帰る人は皆無、ノルマがきつい、休日出勤も多い…。このような企業で働いていると、仕事だけの人生を変えることは難しいですね。

思い切って転職活動をしてみるか、部署異動を申し出ることを検討してみましょう。また、ブラック企業でない人は、一人暮らしを始めてみるなど、とにかく環境を変える努力をしてみてください。環境が変わることで今まで気づかなかったことに気づくことができるでしょう。

新しい挑戦をすることで、仕事以外にも気が向くようになるのですね。

仕事とプライベートをはっきり分ける

仕事一色の生活をしていると、仕事だけの人生になりかねません。なるべく定時で帰宅し、休日は仕事から離れ、しっかり休息を取れるようにしましょう。

仕事ばかりの人生になってしまいがちな人も、プライベートを優先しすぎて仕事がおろそかになっている人も、どちらもオンオフの切り替えがうまくできていないのです。仕事とプライベートのオンオフをしっかり切替えて、どちらもバランスよく過ごせるようになれば、毎日充実した人生を送れるようになるでしょう。

自分がするべき仕事、しなくていい仕事の線引きをしっかりできるようにしてください。

色々なタイプの人と交流する

最近会話した人の顔を思い浮かべてみましょう。同居の家族と同僚以外に誰かいましたか？仕事仲間との交流しかしないようでは、仕事だけの人生から脱出することは難しいかもしれません。

仕事とは関係のない友人との交流を深める、出会いの場へ足を運ぶなど、仕事以外の人間関係も広めていきましょう。色々なタイプの人間と交流すると、新しい発見をすることも多いです。仕事以外の知識も増え、人生により多くのメリットをもたらしてくれることでしょう。

仕事ばかりではなく、人との交流を楽しめる素敵な毎日を送ってくださいね。