「好き避け」してたら嫌われたかも…!?
もしかするとあなたが好き避けしたせいで、相手は「俺って嫌われているのかも…」と思うかもしれません。その結果、あなたが意中の相手から嫌われてしまう可能性もあります。
うっかり好き避けしたばかりに、意中の相手から嫌われてしまう事態を避けるためには、どうすればよいのでしょうか。この記事では、好き避けで嫌われるNG行動や、好き避けのデメリット、嫌われたときの対処法などを紹介します。
そもそも「好き避け」って?
本当は好きだけど避けてしまう「好き避け」
「好き避け」とは「好きなのに避けてしまう」の略です。読み方は「すきよけ」や「すきさけ」が多く、中には「すきざけ」と読む人もいるようですね。
「好きなのに」というところがポイントですが、むしろ「好きだから」かもしれません。好き避けをしてしまう人は、好きではない人にはそういう態度をとらないことが多いからです。そういう相手は、避けるも何も、そもそも大して興味がないということですね。
つまり、好きで気になっているからこそ避けてしまうのです。嫌われることが怖いため、自分をさらけ出すことに躊躇している状態と言えるでしょう。
「好き避け」は嫌われる
あなたが好意的に話しかけているのに、向こうがそっけない態度をとる場面を想像してみましょう。きっとほとんどの人は「私、嫌われてるのかな」と思うのではないでしょうか。
理由が何であれ、人は相手に避けられれば「自分は嫌われている」と考えるものなのです。これは好き避けでも変わりません。好きであろうと嫌いであろうと、そっけない態度をとっている時点で拒絶の意志を示していることになります。
つまり、好き避けにメリットはないということ。どれほど好きでもその気持ちは相手に伝わらず、むしろ逆の印象を与えることになります。
嫌い避けとの判別は難しい
誰かに好き避けをしている本人は、相手に抱いているのは本当は好意なのだと気づいてほしいはず。逆に、「あの人に避けられているな」と感じたときには、それが嫌いだからなのか好きだからなのかを見分けたいですよね。
しかし、避けられた側が好き避けと嫌い避けを見分けるのは難しいです。どちらも、不愛想な態度を取っているようにしか見えません。当然、「嫌われているんだな」という結論に至ります。
ただ、避けられながらもある程度親しくなると、見わけが付くようになります。普段は冷たいけれど何かと構ってくるようであれば、嫌い避けではなく好き避けといえるでしょう。ただし、好き避けをしていると、そもそもそこまで親しくなれない可能性もありますよ!
男女どちらにもある
好き避けをする人は男性にも女性にもいます。あくまで性格に基づくものなので、あまり性別は関係ないと考えましょう。
ただし、どちらかというと男性のほうが「好き」の気持ちが表に出やすい傾向にあります。なぜなら、そもそも男性のほうが感情が顔や態度に出やすいから。そのため、一見避けているように見えても、よく見ると「あ、好きなんだ」と分かることがあります。
一方、女性の好き避けはなかなか本心が見えません。それに加えて、男性の多くは隠れた女心を見抜くのが不得意ですよね。そのため、女性の好き避けのほうが誤解を招きやすく、注意が必要です。
「好き避け」しちゃう人の特徴って?
恋愛経験が少ない
好き避けは、好きな人に対する態度としては、決して上手なものとは言えませんよね。自分の気持ちは伝わらないうえ、相手に嫌われる可能性もあるでしょう。つまり、好き避けをする人は恋愛下手だということ。したがって、恋愛経験が少ない人に多い傾向があります。
そのため、好き避けは若い人に多いと言えるでしょう。年齢を重ねるとそれだけ恋愛での失敗も増えていますから、好き避けが何のメリットももたらさないことが分かってきます。また、単に精神が成熟して避けなくなるという見方もできます。
嫌われるのが怖い
好き避けしてしまう人は、自分が相手を好きであるという事実を隠そうとしています。好きだとバレるのが怖いのです。
ではなぜ怖いのかというと、自分に自信がないから。好きという気持ちを知られることで馬鹿にされたり嫌われたりしたらどうしようと考えているのです。これが、とっさに「避ける」という行動になって表れるわけですね。
逆に、自信がある人はこのようには考えません。そんな簡単に自分が嫌われることはないだろうと思っているからです。
プライドが高い
これは先ほど紹介した「自信がない」と根っこの部分では同じですね。プライドが高いのは自信がないことの表れだからです。
好きな人の前でつい偉そうになってしまう人は、プライドが邪魔をしているのではないかと考えてみましょう。ほかの人にも馬鹿にされたくはないけれど、好きな人に馬鹿にされたら耐えがたい苦痛だから、そういう態度をとっているのです。
こういうタイプの好き避けをしてしまう人は、批判的ではない人を恋人にすると良いですね。自信がなくても安心して一緒にいられる人の前ならば、素直になれるはずです。
メールやLINEはちゃんと返す
対面だと嫌われるのが怖くて好き避けをしてしまう人でも、文章ならある程度平気なことが多いです。直接相手を目の前にするよりも緊張せずに済むからですね。そのため、メールやLINEであれば避けることなく対応する傾向にあります。
ただし、連絡頻度から好き避けか嫌い避けかを判断するのは困難です。好き避けでも嫌い避けでも、返事はあまり早くありません。好きな相手に送るから遅れてしまうという見方もあれば、嫌いだから面倒くさがって遅れてしまうこともあるからです。
そのため、内容から判断しましょう。遅いながらも、相手のメッセージに真剣に対応する人は、好き避けするタイプである可能性が高いです。
周囲の目を気にする
好きな相手に気持ちがバレるのも怖いですが、周囲の人にバレるのも怖いと考えているケースがあります。学校や職場で、自分が誰かに恋をしていることがバレて、からかいの対象になるのが嫌なのです。
そのため、好き避けするタイプの人は、周囲の目をよく気にする傾向があります。周りとの関係を円滑にしたいと考えているから、フラットな態度を取ろうとするのでしょう。
しかし、好きな気持ちをフラットな態度へ近づけようとした結果、それが行き過ぎて「避ける」という行動に出てしまっているのです。
好き避けで嫌われるNG行動とは
近づかれると離れていく
好きな異性と物理的に距離を取る行動ですね。相手に近づかれると、何らかの形で好意がバレるのではないかと恐れて、できるだけ近寄らないようにするのです。隠し事を抱えている人が、バレたら困る相手を避けるのと同じような心理状態と言えるでしょう。
具体的には、職場や学校で離れた席に座ったり、あまりしゃべらないで済むようにします。さらに相手が近づいてくると、できるだけ距離をとろうともするのです。結果的に、相手は「俺、嫌われているのかな…?」と思い始めるようになるでしょう。
ただし、相手が気づいていない場面なら近づこうとする傾向もあります。要するに、嫌われるのが怖いから避けているだけで、本当は近づきたいのです。
キツい言葉で返す
話しかけるとキツい言葉で返すのもNG。そっけない態度をとるだけなら、まだ「俺に興味がないんだろう」と思われるだけで済むかもしれませんが、キツい言葉を返せば相手はほぼ間違いなく「嫌われている」と考えることでしょう。
これも、相手に馬鹿にされるのが怖いという心理が原因です。相手の下の立場になるのが怖いから、強い言葉で攻撃して自分が優位に立とうとしているわけですね。仮に好意が伝わり始めていても、キツい言葉をぶつければそれだけで嫌われることになるため要注意です。
目を合わせない
目を合わせる行為は、それだけでコミュニケーションですよね。つまり、目を合わせないのは、相手とのコミュニケーションを拒絶しようする態度です。
ただし、好き避けと嫌い避けでは、視線の避け方が異なるため見分けることもできます。嫌われている場合は最初から目が合いませんし、万が一合ったら何事もなかったように避けます。
一方、好き避けの場合は、目が合いさえしなければ相手を見ていることが多いため、うっかり目が合うことも結構あります。そして、慌てて目を伏せたらそれは好き避けの可能性大。
しかし、相手が見分けてくれるとは限りません。基本的に、目を合わせないのは嫌われる行動だと考えましょう。
からかう
好き避けするタイプの中には、相手をからかう人もいます。「好意がバレるのは嫌」「でももっと喋りたい」という気持ちが合わさって、からかうという行動につながるのです。
からかう側が楽しそうにしていたら、それは相手への好意の裏返しである可能性が高いでしょう。しかし、基本的にからかうという行動は、親しい間柄でのみ許されることです。嫌われることが多いため控えましょう。
「好き避け」される男女のホンネ
嫌われてると思ってしまう
「避けられたら嫌われるって思うのは当然じゃないですか?嫌われているんなら、こっちも近寄りませんよ。『実は好き避けでした』って後でわかったところで、知らんがな…って感じ」(24歳/男性/IT関係)
誰だって避けられれば、自分は嫌われていると思うはずです。その結果、好き避けされる人も相手を避けるようになり、お互いの距離が遠のいてしまいます。
避けられる行動が不快
「私の何が嫌なの?って思う。別にケンカした記憶もないし、嫌われるようなことをした覚えもないのに。理由もないのにそういう行動とるのは、単純に失礼」(23歳/女性/アパレル関係)
避けるというのは失礼な行動です。たとえ好きな気持ちが根底にあったとしても、マナー違反だと心得ておきましょう。
申し訳なくなる
「避けられたら、何か嫌われるようなことしたかな…って思います。だって露骨に避けるなんて相当ですよね。それだけのことを僕がしたんでしょうけど、記憶にないのでなおさら申し訳ないです」(20歳/男性/学生)
「避けられている=自分が嫌われることをした」と解釈する人もいます。相手にあらぬ誤解を与えないためにも、好き避けはやめたほうがいいですね。
面倒くさい
「嫌いなら嫌いで、放っておけばいいじゃないですか。普通、わざわざ目に見えて分かるように嫌な態度とらないでしょう。幼稚だなと思いますね」(27歳/女性/営業職)
成熟した大人なら、たとえ相手が嫌いな人物でも露骨に避けるような真似はしないもの。そのため、避けていることを相手に悟らせている時点で未熟な人と思われることがあります。ましてやそれが好き避けなら、まるで小学生のようだと思われるかもしれません。
好きだったのに諦める
「好きな人がいたんですけど、その人すごく僕のこと避けるんですよ。でも嫌われる理由に心当たりもなくて…。だから単に性格が合わないのかなと思って、彼女のことを諦めるようになりましたね」(26歳/男性/物流関係)
たとえ好意を抱いていても、その人から避けられれば、嫌われているのだと思って諦めてしまうことも。好き避けは恋のチャンスを台無しにする可能性があるということですね。
嬉しい
「本人は隠しているつもりなんでしょうけど、もうバレバレなんですよ。ちらちら見てきますし、恥ずかしそうに目を逸らすし。こっちが飲みに誘ったら、そのあとずっと嬉しそうでしたし。ここまでくると、なんかもう可愛いですよね」(22歳/女性/学生)
好き避けの悪いところは相手に好意が伝わらないことですが、その態度や相手の恋愛経験次第では見破られることも。その場合は好意として受け取ってくれ、喜んでくれるケースもあるようです。ただし、基本的には好き避けでは気持ちは伝わらないのだと考えましょう。
「好き避け」のデメリットって?
しかし、そのまま放置しておけばますます嫌われるだけです。ということで、続いては好き避けのデメリットをご紹介します。
好きな気持ちが相手に届かない
好き避けをすると、当然ながら、相手を好きであるという気持ちが届きません。逆に、嫌われていると勘違いされるでしょう。そして、勘違いされたとしても、それは勘違いした側に責任があるのではありません。勘違いされるような、好き避けをした側に非があります。
きっと、好き避けをする人だって、誰かに避けられれば「嫌われている」と感じるはずです。むしろ、好き避けをする人ほどそう感じるかもしれませんね。自信がないのでマイナスのほうに解釈するのです。
つまり、相手に好き避けをするのは、自分がされて嫌なことを相手にしているということ。これでは本当の気持ちが伝わることはないでしょう。
ストレートな表現のほうが嬉しい
同じ「好意を示す行動」なら、分かりづらい表現よりもストレートな表現のほうがいいですよね。たとえ、相手が自分を好きであることが分かっていても同じです。
好きな人に褒められたいのか、馬鹿にされたいのかを考えればすぐにわかるはず。相手に好意を伝えるうえで、伝わりやすいことに勝る要素はありません。
特に、好意を伝えたい相手が男性の場合はこの点に気をつけましょう。女性と比べて男性はあまり言外の意味を考えない傾向にあります。つまり、言われたとおりに受け取るのです。たとえ根っこにあるのが好意でも、避けられれば「嫌われている」と解釈します。誤解されないようにストレートに伝えましょう。
嫌われるきっかけになる
それまでは何とも思われていなかった、あるいは好かれていたのに、好き避けをした結果、嫌われることがあります。基本的に、人は自分を嫌う相手を好きになるのは難しいからです。
好き避けされた結果、その相手に苦手意識を抱き、自分からもその相手に近寄らないようにします。これでは二人の溝は深まるばかりですね。
ドラマなどでは、表面上は冷たい態度をとっていても気持ちが通じ合っているという場面があるでしょう。しかし、現実にはそのようなことはありません。当たり前のことですが、「嫌っている」ことを示す態度をとれば、相手は「嫌われている」と受け取るのです。
恋愛対象から外される
これは、相手をからかったりするタイプの好き避けでありがちな事態です。からかうと、良くても友人で止まってしまうのです。
からかっているうちに、相手もノリを合わせてくれるかもしれません。そうやって話ができるのが嬉しくて、またからかってしまいがち。相手もそれなりに楽しんでくれるかもしれませんね。しかし、これでは恋愛対象からは外されてしまいます。
周りから見ても、恋心があるようには見えません。気兼ねなく喋れる異性の友達同士としか認識されず、一度そのような見方が定着してしまうと、これを変えるのは困難です。
幼稚だと思われて嫌われる
たとえ好意が伝わったとしても、好き避けが幼稚だと思われるのは避けられません。成熟した大人であれば、好きな人にそんなことはしないからです。
そのため、最終的に好意を伝えることに成功しても、その恋が実る可能性は低くなります。「この人と関わったら面倒くさそう」と思われて嫌われるのです。真剣に好きなのであれば、振る舞いから気をつけなければならないということですね。
好き避けで嫌われた…対処法は?
好き避けしちゃう性格を伝えて謝る
一番良いのは、自分がとっていた態度が好き避けであったことを伝えて謝ることです。これにより、少なくとも誤解を解消することはできます。相手も、素直に謝られて嫌な気分になることはないでしょう。
むしろ、自分が嫌われていたわけではないとわかるとホッとするかもしれませんね。
ただし、これだけで相手が受け入れてくれるようになるかといえば、話は別です。謝罪をされても、やはり避けられるのは嫌だからです。謝ったあと、好き避けを改善できるかどうかが鍵になるでしょう。
友人に伝えてもらう
相手にこちらが嫌われている場合、いきなり気持ちを伝えて謝るのは難しいかもしれませんね。その場合は、共通の友人に伝えてもらうのも良いですしょう。好き避けしていることだけではなく、それを申し訳なく思っていることを伝えるのがポイントです。
一般的に、本人に言われるよりも第三者に言われた方が信憑性が高くなるといわれています。本人に褒められるより、「○○さんが褒めてたよ」といわれる方が嬉しいのと同じですね。これと同じ原理で、友人に謝罪の気持ちを伝えてもらうと、相手の不快感が和らぐでしょう。
もちろん、その後は自分で改めて伝える必要があります。これができれば、大抵の人は好き避けの非礼を許してくれるはずです。
LINEやメールのやりとりから始める
直接対面したときに好き避けしてしまう人は、まずLINEやメールのやりとりから始めるのが良いでしょう。これなら、相手の顔が分からないため緊張せずに済みます。即座に返事をする必要もないため、パニックになって相手を傷つけるような言い方をするのも避けられますね。
文章でやり取りをしているうちに、実際に会ったときにも落ち着いた態度を取れるようになります。少しずつ打ち解けて、最終的にはありのままの態度で話せるようになれれば理想的。
また、相手の警戒心を和らげる効果もあります。好き避けをする人に嫌悪感を抱いていても、LINEやメールで落ち着いたやり取りをすれば、その印象が払拭されるからです。
グループでコミュニケーションをとる
好きな人と二人きりだとドギマギしてしまうかもしれません。そのため、初めはグループの中で接触するようにしましょう。複数人で遊びに行って、その中で少し話してみる、という形でコミュニケーションの機会を増やします。
そうしているうちに、相手も次第にあなたに好意を抱いてくれるでしょう。人は、自分と接触頻度の高い人を好きになる傾向にあるからです。できれば、会うたびに笑顔で挨拶できる関係になれれば良いですね。
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