50代のセックス事情を大公開！男女の悩みや夫婦の性生活の実態とは

友人同士でもなかなか語り合えない、50代のセックス事情。「自分たち夫婦のセックス頻度は普通？」「他の人は50代でもセックスを楽しんでいるの？」と疑問を持っている人は多いでしょう。

そこで、50代のセックス事情を徹底解説。50代の人々がどんな性生活を送っているのか、気になる人はぜひチェックしてください。

50代でもセックスを楽しんでいる人は多い？

「50代になるとセックスの頻度は減る」「50代はセックスに興味がない」と言われることもありますが、年齢に関わらずセックスを楽しんでいる人はたくさんいます。

50代というと多くの人が結婚している年齢ですが、夫婦でも独身でも、パートナーとの性生活を楽しんでいる人は少なくない様子。

夫婦仲が良く、セックスレスとは無縁で、50代になった今も月に1回はセックスしている、という人もいるのです。

多くの夫婦はセックスレスになっている

セックスを楽しむ50代男女がいる一方で、多くの夫婦がセックスレスに悩んでいます。セックスレスの定義は、一般的に「性的な接触が1か月以上ないこと」とされています。

既婚男女を対象とした調査によると、全年代平均でセックスレスとなっている夫婦は59.1％、50代のセックスレス夫婦の割合は71.3％とさらに高くなっています。

多くの50代夫婦が、パートナーとほとんど性交渉をしない状態で毎日を過ごしているようです。

セックスがなくても充実している

50代夫婦の約７割がセックスレス状態となっていますが、しかしセックスがなくてもパートナーと充実した時間を過ごしている人も多いようです。

セックスが無くても、夫婦生活を送ることはできます。夫婦がお互いセックスの無い生活に満足しているなら、わざわざセックスをする必要はないのかもしれません。

そういえば長年セックスしていない…と気づく人も

仕事と子育てをする毎日が忙しすぎて、子育てが終わる50代になってからセックスレスに気づく人も少なくありません。

「子供がずっと家にいたのでセックスするタイミングがなかった」「仕事を必死に頑張るうち、パートナーとセックスすることを忘れてしまっていた」など、お互いに大きな不満を感じることなくセックスレスに突入する夫婦もいます。

子育てと仕事が落ち着いた50代以降、セックスするかどうかは、夫婦の考え方によって違ってくるでしょう。

出典：
All About『セックスレスの定義……セックスレスの基準はどれくらいの期間から？』
https://allabout.co.jp/gm/gc/31927/

アンファー『既婚男女1,000人に聞いた「夫婦愛と頭髪に関する調査2016」』
https://www.angfa.jp/_cms/wp-content/uploads/2016/10/7c8779412eb21bf3b142fca142da5398.pdf

恋愛や会話にも慣れ、大人の余裕を存分に発揮している50代。セックスにおいても、50代には50代ならではの魅力があります。

ここからは50代がするセックスの魅力を分かりやすく解説していくので、ぜひチェックしてください。

経験値が高い

なんといっても50代の人はセックスや恋愛に慣れており、経験値が高いです。男性でも女性でも、それまでに複数人と交際している人が多いため、セックスでも相手をリードできます。

また、50代の人はこれまでの人生で色んな人と会話してきたため、相手の気持ちを読み取る力にも長けています。経験豊富な50代であれば相手の反応を見て的確な攻め方ができるはずです。

自分の性感帯を熟知している

50代になると、若い頃よりも自分の身体のことを深く理解できています。そのためセックスの時、自分の気持ちいいポイントを刺激してもらえるよう動いたり、相手に性感帯を触ってもらえるようお願いすることもできるでしょう。

若い頃は自分で自分の性感帯が分からず、相手に流されるままセックスしていた人も多いはず。しかし経験を積んだ50代なら、自分の考える最高に気持ちよいセックスを実現できます。

落ち着いたセックスができる

若い頃していたセックスより、年を重ねてからのセックスの方が落ち着いていて楽しいと感じる人も多いです。

特に男性は若い頃と比べ性欲が落ち着いていることもあり、相手のことを考えず無茶をさせたり、無理にセックスを迫ることはありません。

経験豊富な50代であれば、たとえ相手が年下であっても自分の気持ちを律して、相手を尊重したセックスができるでしょう。

相手のことを良く知っている

これまで何度もセックスをしてきたパートナーが相手であれば、お互いのことをよく理解しているので安心してセックスができます。

また50代ともなれば自分の気持ちいところだけでなく相手の性感帯も熟知しているので、手探りで進める若い頃のセックスより緊張せずにできるという人も。

お互いをより深く知り、信頼しあっているからこそお互いの快感が伝わり、さらに気持ちよいセックスができると感じている50代の人は少なくありません。

50代のセックスには、50代ならではの魅力と気持ちよさがあります。しかし中には「セックスがうまくいかない」と悩んでいる人も少なくありません。

ここからは50代男性のリアルなセックスの悩みを紹介していきます。「50代でセックスするのが不安」「セックスに不満が残ってしまう」と悩んでいる人は、ぜひ自分の思いと照らし合わせてみてください。

勃起しづらくなった

「やはり50代になってから、なかなか勃起しなくなってしまいました。相手に魅力は感じているので、なんだか申し訳ない気持ちです」（男性/55歳/自営業）

昔と比べて、体力と気力が落ちてしまいがちな50代。以前より勃起しにくくなったことで「相手を満足させられない」と落ち込む人も少なくありません。

イケなくて不満が残る

「なんとか勃起はできるのですが、イクまでに時間がかかってしまい、セックス中に相手を飽きさせてしまっているのではと不安です。最終的に射精できなかったこともあるので、セックスの満足度が下がっている気もします」（男性/53歳/経理）

50代になるとセックスでの刺激を感じづらくなり、射精までに時間がかかってしまう人は少なくありません。セックス中にイケないと、どうしても事後の満足感も下がってしまうでしょう。

なかなか興奮できない

「性欲は一応あるはずなのですが、昔と比べて興奮しづらくなりました。夫婦での営みにも盛り上がりがなく、単調なセックスだと感じてしまいますね」（男性/57歳/不動産）

昔のようにパートナーに興奮できなくなったと感じる男性は多いです。何度も同じ相手とセックスしていると、ドキドキ感がなくなり興奮しにくくなります。

パートナー以外が相手であっても、性欲や気力が落ちてしまいセックスで盛り上がれないと感じることも少なくありません。

逆に緊張してしまう

「若い頃は気にならないかったのですが、50代になるとセックスにもテクニックが求められているような気がして逆に緊張してしまいます。相手を満足させなければ！と思い込んでしまい、リラックスしてエッチを楽しめなくなってしまいました」（男性/58歳/会社経営）

年齢を重ねた男性はセックスが上手、と言われることは多々あります。しかし相手からの期待が大きすぎて、セックスのたび緊張してしまうと男性もいます。

特に年下の女性が相手の時は、相手の反応をうかがってばかりで自分が気持ちよくなれないと感じること多いようです。

50代女性にも、セックスでの悩みはあります。ここからは女性編として、50代のセックスについてのリアルな声を紹介します。

「今のセックスに満足できない」「パートナーとのセックスがうまくいっていない」と感じる女性は、他の女性たちの意見をチェックしてみましょう。

昔より感じづらくなった

「精神的には満足しているのですが、なんだか昔よりも感づらなってしまって、気持ちいい度合いは下がった気がします。パートナーも頑張ってくれているので、気持ち良くないと言うのも申し訳なくて悩んでいます」（女性/52歳/主婦）

年齢とともに性欲が強まる女性もいますが、歳を重ねることで精神的に安定し、性欲が落ち着く人もいます。

しかしセックスでなかなか快感を得られなくなると、満足度が下がりパートナーとの関係に悪影響が出てしまうことも。なかなか快感を得られない自分の身体に悩んでしまう人も少なくないでしょう。

セックスより趣味の方が楽しい

「セックスをしているより自分の趣味や毎日の生活の方が楽しくなってしまって、パートナーとイチャイチャすることもなくなってしまいました。時々寂しいなと感じますが、セックスに誘うほどの勇気もないので黙っています」（女性/57歳/接客）

セックスよりも毎日の生活の方が大切になってしまい、なんとなくパートナーとのセックスが楽しめなくなってしまうことも。

日本の夫婦の半数以上がセックスレスとなっており、セックスしない夫婦は珍しくありません。しかしパートナーと恋人らしい時間を送れないことに寂しさを感じる女性もいるでしょう。

パートナーより性欲が強い

「なぜか歳を取ってから性欲が強くなり、パートナーとの性生活がうまくいきません。夫はあまり性欲がないようで、私ばかりが求めているのでは…と不安です」（女性/55歳/主婦）

女性の場合、年齢を重ねることで性欲が強くなる人も少なくありません。しかし男性の多くは歳とともに性欲が減退してしまうので、セックスしたくなる頻度にすれ違いが生じることも。

自分がしたいときにセックスできない毎日が続き、夫に不満を抱いてしまう人もいます。

セックスで悩みを抱えてしまいがちな50代の男女がセックスを楽しむには、どのようにすれば良いのでしょうか。

ここからは、50代男女がセックスを楽しむコツを解説していくので、ぜひ参考にしてください。

気持ちの繋がりを大事にする

50代になってから、セックスで感じづらくなった、イきにくくなったと悩む人は少なくありません。しかし、セックスで得られるのは性的な快感だけではありません。パートナーとの一体感を得ることもできます。

身体が変化したからセックスを楽しめないと感じている人は、快楽だけでなく、セックスの最中どれだけパートナーと話せたか、愛情を確認しあえたかを意識してみましょう。

昔のセックスと比べない

セックスをしている最中「昔はもっと興奮できたのに」「若い頃と違って激しいセックスができない」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、50代には50代なりの、自分たちに合ったセックスがあります。無理に若い頃のセックスを再現しようとせず、今のパートナーの反応を大切にしましょう。

無理してセックスを続けない

50代になると体力が落ちてしまい、長い時間セックスを続けるのは難しいこともあります。また若い頃と比べて性欲が落ち着くので、1度のセックスで十分満足できる人も多いでしょう。

セックスしていて少し疲れを感じた時、相手を満足させようと無理をする人もいますが、嫌な気持ちを我慢して続けるとセックス自体が苦手になってしまいます。これからもセックスを楽しみ続けられるよう、嫌だ、疲れたと感じたら休憩を取りましょう。

前述のように、夫婦の約７割がセックスレスとも言われる50代。夫婦のセックスに関して悩みを抱えている人は、性別を問わずたくさんいます。

ここからは、50代夫婦のセックスに対する男女の素直な本音をご紹介。ぜひチェックしてください。

妻とセックスは無理

「若い頃は魅力を感じていましたが、家族として過ごした時間があまりにも長くなり、妻とセックスするのはもう難しいです。妻から誘われることもあるのですが、どうしても乗り気になれず断ってしまいます」（男性/58歳/自営業）

家族として一緒にいる時間が長くなり、妻を異性として意識できなくなってしまう男性は少なくありません。申し訳ないと思いつつも妻からの誘いを断ったり、セックスの話を避けたりする人もいます。

求められるから応じているけど実は苦痛

「夫にはまだ性欲があるようで、セックスに誘ってくれるのですが、どうしても苦痛を感じてしまいます。自分にはもう性欲がないので、セックスが終わるまでただ待っているという感じです」（女性/51歳/主婦）

パートナーと性欲の強さに差がありすぎると、セックスが苦痛になってしまいます。うまく断れれば良いのですが、何度もセックスを拒否するうちに夫婦仲が険悪になってしまうため、それを避けるために無理して受け入れている人は少なくありません。

どうやって誘えばいいか分からない

「セックスレスになって10年ほど。今更どうやって妻をセックスに誘えば良いか分からず、悩んでいます」（男性/56歳/福祉）

セックスレス期間が長すぎると、どうやってパートナーをセックスに誘えば良いのか分からず、毎日が不安になってしまいます。もしパートナーに断られたら…と考えてしまい、セックスしたいと言い出せない人は多いでしょう。

50代になってセックスしなくなった夫婦は少なくありません。しかし、歳を重ねてからセックスすることで得られるメリットはたくさんあります。

ここからは50代夫婦がするセックスのメリットを解説していくので、パートナーとのセックスに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

お互いの愛情を確認できる

50代夫婦がセックスすることで、家族ではなく恋人としてお互いの愛情を感じ合うことができます。

今まで長い時間一緒に過ごしてきて、パートナーに異性としての魅力を感じられなくなってしまった人は少なくないはずです。しかしセックスをすることで、恋人時代、新婚時代を思い出し、相手の魅力や愛情を再確認できます。

精神が安定する

性的な快楽を感じることで得られる「オキシトシン」というホルモンは、心に幸福感を与えてくれるとも言われ、精神面の安定にプラスの効果をもたらしてくれます。

50代になってからもセックスでパートナーと愛情を確認し合えば、精神的にも安定して笑顔で過ごせる時間が増えるでしょう。

相手の魅力を見つけられる

セックスは最も深いコミュニケーション方法の一つ。

今まで夫婦として長い時間を過ごしてきた2人ですが、セックスをすることでコミュニケーションをさらに深めれば、まだまだ相手の知らなかった一面に出会えるはずです。

またセックスをすることで会話が増え、お互いの考え方や性格について再び興味を持つことができるようになるケースも多いのですよ。

出典：リクナビNEXTジャーナル『【幸せホルモン】ストレスを消し多幸感を与えてくれる“オキシトシン”を出す方法【神秘の力】』
https://next.rikunabi.com/journal/20151128/

50代夫婦の多くが悩んでいるセックスレス。パートナーと愛情を確かめ合いたいのに、なかなか誘いに乗ってもらえない…と悩む人は少なくありません。

ここからは、50代夫婦がセックスレスを防ぐ方法について解説していきます。これからも夫婦でセックスを楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。

日々のコミュニケーションをしっかりとる

セックスは夫婦にとって大切なコミュニケーションの時間です。普段からしっかりお互いの話を聞きあっていなければ、セックスの進め方も一方的なものになってしまいます。

セックスをしているとき以外も普段から夫婦2人で過ごす時間を確保し、会話を楽しみましょう。

挿入以外の行為も大切にする

50代になるとどうしても性欲、気力が落ちてしまうため、セックスでイケないことも少なくありません。しかし挿入以外での触れ合いを大切にしていれば、最終的にイクことができなくても満足度の高いセックスになるはずです。

自分がイったかどうかではなく、相手とどれだけコミュニケーションが取れたかを重視してセックスを楽しみましょう。

時々は違う場所でセックスをする

いつも同じ家でセックスをしていると、シチュエーションに飽きてしまいドキドキ感が得られなくなってしまいます。

セックスレスを防ぐためには、家だけでなくラブホテルなど違う場所に行ってみるのがおすすめ。違う場所でセックスをすれば、パートナーの新たな魅力を感じていつも以上にときめくセックスができるでしょう。

50代は自分達らしいセックスを楽しもう

50代だからと言って、セックスを特別に意識する必要はありません。ただし、満足のいく性生活を送るには、セックスとどう関わっていくべきか話し合うことも大切です。

50代になってからも、セックスを楽しむことはできます。パートナーとしっかり話し合い、お互いが満足できる方法やタイミングを見つけていきましょう。