懐が深い人に共通する特徴(3)
たくさんの素晴らしい特徴がわかればわかるほど、なぜ「懐が深い」という言葉が称賛の意味で用いられるのかがわかってきますね。これまで見てきただけでも十分過ぎるほどですが、まだまだ好ましい特徴があります。引き続きご紹介します。
相手の長所を見つけて褒めるのが上手
かつては終身雇用制度の元、定年まで安心して会社で働けた日本社会の構造は一変し、生き残りをかけて仕事をしなければならない欧米スタイルになりました。生き残るためには相手を蹴落としてでも、自分が浮かび上がらなければならないこともあるでしょう。
しかし懐が深い人には、むしろ相手の良いところを積極的に見つけ、言葉にして褒めるという特徴があります。懐が深い人は気持ちに余裕があって、相手のいいところも悪いところも受け入れることができるため、競争とは無縁のレベルの精神状態に達しているのかもしれませんね。
自分は褒められたいけれど、人を褒めるのはイヤというのが、たいていの人に共通する心理です。その逆ができるというのは、まさに懐の深さゆえですね。
困っている人がいたら放っておけない
「来る者は拒まず」で、先入観や見た目だけで判断せず、いいところも悪いところも含めて受け入れる性格のため、困っている人を見ると放っておけないのも特徴です。懐が深い人の中には、まるで正義の味方のようにすっ飛んでいく人もいます。これは、なかなかできることではありませんよね。
正義感が強いとも言えますが、自分自身に余裕があることが、困っている人を助けに行ける最大の理由ではないでしょうか。助けたいという気持ちはあっても、自分に余裕がないがためにそのまま通り過ぎるという人も多いでしょう。
誰もが心が冷たいわけではなく、余裕のありなしが行動に移せるかどうかのカギと言えそうです。懐が深い人特有の余裕が、困っている人を放っておけなくさせるのかもしれませんね。
感謝の気持ちを忘れず素直に伝える
家族をはじめ、相手が身近な人であればあるほど、素直に「ありがとう」を言えないと思っている人は少なくありません。父の日や母の日があるおかげで、何とか感謝の気持ちを伝えられる人も多いでしょう。
感謝の気持ちは、不満に比べてすぐに忘れてしまいがちです。してもらって当たり前と考えていたり、「ありがとう」と言い慣れていないため、言わなければならないところで言えない人は意外と多いもの。
懐が深い人は感謝を忘れることなく、素直に相手に気持ちを伝えます。ほんのちょっとしたことにも感謝して、素直に伝える人柄が好かれるのは当然のこと。人が寄ってくるのも納得ですね。
人の手柄を横取りせず相手を立てる
プロジェクトが成功したとき、その手柄を自分だけのもののように言う人っていますよね。人にしてもらったことを、さも自分がしたように話す人も少なくありません。そんな手柄を横取りされた経験は、誰にも一度や二度はあるのではないでしょうか。
懐が深い人はそもそも手柄を立てる、立てないといったことに関心がないため、誰が手柄を立てたかということに深い意味を見出しません。そのため、プロジェクトが成功すればそれは周りの人のおかげと、相手を立てる気遣いを自然にします。
相手の立場に立って物事を見て考えるので、相手を立てるということに下心がないのも特徴。そんな気遣いができるのは、懐が深いからこそでしょう。
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