「相性がいい」とは?
ということで、まずは「相性がいい」という表現の意味をご紹介します。
「相性がいい」の意味
相性がいいカップルとは、お互いが自然体でいられるカップルだと言えるでしょう。ふたりの性格がうまい具合にマッチするので、無理をする必要がありません。
たとえば、グイグイ引っ張る男性と受け身な女性は相性がいいといえますよね。引っ張るのが片方だけなので、意見が衝突することがありません。また、どちらも意見を主張しないせいで何も決まらない、ということもありません。無理してどちらかが相手の性格を補おうとしなくても、ありのままで補いあえるのです。
相性がいいカップルには特徴がある
相性がいいカップルにはいくつかの特徴があります。具体的には「すぐに仲良くなる」「一緒にいて落ち着く」「相手の考えていることが分かる」などなど。普通ならなかなかそうはならないような関係性を、相性がいいカップルはあっさり達成してしまうのです。
相性がいいカップルは長続きする
相性が悪いと、どうしても些細なことでお互いに苛立ってしまいます。しかし、相性がいいとあまりそういうことがありません。結果的に関係が長続きして結婚に至り、そこから先も仲睦まじくやっていけることは多いです。恋愛や結婚において、自分と相性がいい相手を選ぶことはとても大切だといえそうですね。
相性がいいカップルの特徴
笑いのツボが同じ
「同じことを楽しめる」というのは、カップルにおいてとても大切なことです。たとえば、一緒にテレビを見ていて、自分が笑うところで彼氏や彼女も笑ってくれたら嬉しいですよね。
というより、笑いのツボが違ったら大変と言った方が正しいかもしれません。一緒にテレビを見ているのに、自分が笑うところで恋人が笑わないって気まずいですよね。そういう小さな積み重ねが、一緒にいることの居心地の悪さにつながってしまうかも。
お互いに尊敬している
恋愛をするときには、「相手をどう落とすか」ということが課題になります。そのために、見た目を磨いたりデートでアプローチしたりするわけですよね。しかし、相性がいいカップルはあまりそういう過程を踏んでいません。一緒に過ごすうちに自然に「相手のこういうところが良い」とお互いに思うようになり、惹かれ合っているのです。
片方がもう片方を落とした結果カップルになると、どうしてもどちらかが優位に立ちがち。しかし、お互いに評価し合って自然と付き合うに至ったカップルはあまりそうはなりません。
もちろん、一方が優位に立つことで「相性がいいカップル」になっているケースもあるので、一概には言えませんが、お互いが求めあう存在であるのは間違いなさそうです。
正直に気持ちを打ち明けられる
どんなカップルにせよ、どちらかが我慢していると長続きしないものです。それに対して、相性がいいカップルはお互いに我慢しません。言いたいことをお互いに口に出せる関係にあるのです。
これは簡単なことのように見えますが、実際にやろうとするとなかなか大変。「言ったらケンカになるかもしれないから黙っとこ」「ここは面倒だから無視でいいかな」などと考えがち。確かに一時的には平穏は保たれるかもしれませんが、やがてその我慢が爆発するでしょう。
相手に正直な気持ちを打ち明けることができるのは、相手を信頼しているからです。また、相手ともっと良い関係になりたいと考えているからでもあります。こう考えると案外、相性がいいカップルというのは、努力で実現できるのかもしれませんね。
無言でも平気
「恋人と一緒にいるのに無言」と聞くと、「そんなの耐えられない!」と思う人は多いはずです。確かに、付き合いたてであれば、ほとんどの人は無言は避けたいと思うでしょう。
しかし、相性がいいカップルは早い段階でそれを脱出します。一緒にいるときに少々無言が続いても、別に構わないのです。親友と一緒にいる時と同じような状態になります。
「親友と同じって、それって本当にカップルなの?」と思う人も多いかもしれませんね。カップルなら一緒にいてドキドキするのが当然、というイメージがあります。しかし、ずっとドキドキする関係は疲れるものです。これでは長続きしないでしょう。
共通点が多い
相性がいいカップルは、共通点をたくさん持っています。先ほど紹介した笑いのツボも、ある意味で共通点と言えるでしょう。
ほかにも、好きな食べ物や休みの日の過ごし方、行きたいデート先などが共通していることが多いです。こういう風に共通点が多いと、衝突することがあまりありません。また、「自分と同じだ」と思えるので、親近感も湧きますよね。
お互いを補える部分がある
共通点が多いほうが相性がいい、と先ほど紹介しました。しかし、共通点だけあればよいというものでもありません。たとえば、欠点が共通していたら困りますよね。何か問題が生じたとき、彼氏も彼女も解決できないことになります。
そのため、相手の弱点を補える部分を持っているカップルは、もっと相性がいいといえるでしょう。特に、恋愛だけではなく、その先の結婚も考えるのであればなおさらです。結婚後はいろんな障害を乗り越えなければなりませんから、お互いの弱点を補えるほうが長続きします。
相性がいいカップルの特徴《続き》
相手に感謝できる
最初は、相手に何かしてもらったらすごく嬉しいですよね。たとえば、初めて誕生日プレゼントをもらった時のことなどは、よく覚えているのではないでしょうか。
しかし、一緒にいて時間が経つと、だんだん相手への感謝を忘れていきます。心の中では感謝しているつもりでも、それを口に出さなくなってくるものです。
一方、相性がいいカップルはそういうことにはなりません。感謝の気持ちを素直に口に出します。お互いに思ったことを自然に口に出せるような、心を許し合っている関係ということですね。
それぞれの時間を大事にする
独り身ではなく恋人がいるとき、休日にはどんなことをしたいですか?ほとんどの人が、デートに行くなど、恋人と一緒に過ごしたいと思うのではないでしょうか。
しかし、相性がいいカップルは必ずしもそうはなりません。お互いに自立していて相手を信頼しているので、そんなに頑張って一緒に過ごす時間を作ろうとはしないのです。
したがって、「今週末はそれぞれ好きに過ごす」ということが多くなります。また、同棲していても、同じ部屋で二人が別々のことをするということも少なくありません。
スケジュールが似ている
これは、付き合い始めてスケジュールが似てきた、という意味ではありません。無理に合わせたのではなく、初めからスケジュールの立て方が似ているということです。
たとえば、人は朝型と夜型に分けられますよね。生活のサイクルが正反対だと、カップルとして相性がいいとはいえません。考え方が違うということですし、何より活動する時間帯が異なるのですから、仲良くなるチャンスはそれだけ減少します。
もちろん、初めからスケジュールが非常に似ているということはそうないでしょう。家で過ごすのか外で過ごすのか、一人で過ごすのかみんなと過ごすのかなど、細かい部分まで見れば、必ず違いはあります。しかし、少ない努力で恋人に合わせられるのであれば、充分相性がいいといえるでしょう。
二人にしか分からないことがある
二人しか知らない秘密は、カップルを強く結びつける要因になります。「自分たちは特別な関係だ」と意識できるからです。
このとき、秘密は何かすごいものである必要はありません。共通の知り合いにつけたニックネームでも、二人が経験した何かを「例のやつ」と言うだけでもOKです。要するに、周りが聞いても分からないことが、二人だけには分かるというのが大事なのです。
金銭感覚が近い
これはカップルの生活でも結婚生活でも非常に重要な要素です。金銭感覚がかけ離れていると、人はそれだけで相手のことを理解できない人間だと感じてしまいます。
しかも、この問題は避けることができません。相手の嫌なところには目をつぶるというのも、うまく付き合っていく上での一つの手ですが、お金の使い方については嫌でも目についてしまうからです。特に結婚後は現実的な問題にも関わってくるので、我慢しようと思って我慢できる問題ではありません。
逆にいえば、金銭感覚が近いと、それだけで生活上の不満がグッと少なくなるということです。努力で相手に合わせるのが難しい事柄なので、まさに相性がいいかどうかを左右するポイントといえるでしょう。
相性がいい恋人を見つけるポイントは?
一緒にいても無理をする必要がない
出会って三カ月間で、自分が相手と一緒にいて無理をしているかどうかを判断しましょう。基本的に、恋愛のドキドキ感が続くのは三か月くらいでしょう。それ以降はドキドキ感は減ってきて、居心地が良いか、悪いかの二種類になってきます。
したがって、三か月が経ったのにまだ無理をするようなら、一緒にいて居心地が悪いということ。つまり、その相手はあなたにとって相性が悪いといえるでしょう。逆に、その期間に相手に慣れ、ある程度緊張感が和らいできたのであれば、相性がいい可能性が高いです。
お互いの共通点がある
相性がいいカップルの特徴として、共通点が多いことは紹介しました。そのため、相手と自分の間にどれほどの共通点があるのかを把握することで、その相手と相性がいいかどうか判断できます。
一緒に過ごしていると「ここは違うな」「ここは一緒だな」と感じる機会は結構多いですよね。その中で、総合的に「自分とこの人は似てる」と思うのか、「正直そんなに似てない…」と思うのかがポイント。総合的に似ていると思うなら、細かい部分に違いがあってもうまくいくでしょう。
子どもの頃の過ごし方が似ている
たとえ表面的な部分では似ていても、もっと深い部分では似ていないことがあります。そういうのは出会ったころには分からないので、付き合ってしばらくしてから「思ってたより相性悪いかも…」と気づいて落胆することになりがちです。
では、人の深い部分の人格を知るにはどうすればよいのでしょうか。いくつか方法はありますが、一番手軽なのは相手の子供の頃の過ごし方を聞いてみることです。
その部分が似ていれば、人格の深い部分でも似ていることが多いです。「小さい頃、どんな子供だった?」という質問は気軽にしやすいので、相性の判断材料にしてみましょう。
相手を尊敬できるポイントがある
相手が持つ特徴の中で、人間として尊敬できる部分を探してみましょう。尊敬できる部分があるほうが、カップルとして対等な関係を築きやすいからです。少なくとも、軽蔑している相手とは付き合えないでしょう。
特に、表面的なことではなく、精神的なことで尊敬できる部分を見つけることが大事。具体的には「努力家なところ」「誠実なところ」などですね。「収入が多い」「スタイルがいい」といった表面的なことは、簡単に失われるおそれがあります。
将来像が似ている
カップルが行きつく先は結婚です。そして、そこから先にもいろんなことが待っています。そういう問題に立ち向かう際に、意見がまとまらないようであれば、相性がいいカップルとは言えないですよね。
そのため、相性がいいかどうかを判断するには、二人の将来像を確認することも大事です。「仕事で目標とかある?」「子どもって欲しいと思う?」など、気軽に質問する形でチェックしてみましょう。
逆に相性が悪いのはどんなカップル?
どちらかが無理に相手に合わせているカップル
最初はどんなカップルだって、お互いに相手に合わせようとするものです。嫌われたらどうしよう…という気持ちが強いので、少々無理をしてでも相手に好かれようと努力するわけですね。
ところが、この努力は長続きしません。やがて疲れてしまうはずです。そのため、いつまでたっても片方がもう片方に合わせているようであれば、それは相性が悪いカップルといえます。一緒にいて疲れるようなら、無理をするのを止めて本音で向き合ってみるか、別の相手を探したほうが良いかもしれません。
ケンカが多いカップル
「ケンカするほど仲が良い」という言葉がありますが、これは必ずしも正しくはありません。少なくとも、カップルにおいてはあまりケンカは多くないほうが良いでしょう。衝突する回数が多いと一緒にいて疲れるからです。
ところが、相性が悪いカップルは些細なことでケンカします。これは、普段から相手に我慢していることが多いから。不満が溜まっているからこそ、小さなことでそれが爆発してしまいます。
たとえ仲直りしても、頻繁にこういうことが起きるのであれば、やがて耐えられなくなりそうですよね。二人の関係を見直した方がよいでしょう。
好みが合わないカップル
好みが合わないと、生活のいろんなところで不満を感じることになります。ペットは犬派か猫派のどちらか、朝ご飯はご飯派かパン派のどちらかなど、生活上のありとあらゆる部分で違いは気になってくるものです。
ちょっとした好みの違いは、それだけでは大した問題にはなりません。しかし、それが積み重なると一緒にいるのが苦痛になります。というより、一緒にいるのに一緒にいるという実感を抱けないかもしれません。
ただし、趣味が合うか合わないかは、相性の良し悪しとあまり関係ないといわれています。むしろ、あまりに趣味が合うとライバル関係になるので、相性が悪いということも。カップルにおいて重要なのは、生活上の細かい部分での好みだということですね。
話が通じないカップル
これは、考え方や頭の良し悪しが重要になる部分です。これらが異なると、カップル間で話が通じません。
まず、考え方が違うと話し合いにならないのは分かりやすいですよね。金銭感覚が違うとデートの行き先が決まらない、というのはよくある例です。
また、相手との間に知識の差がありすぎると、会話が通じないのも事実。厳しい問題ですが、ある程度知識レベルの近い相手でないと、一緒にいて苦痛になりがちです。
相性がいいと思う瞬間エピソード【男性編】
では、具体的にどんなタイミングで相性がいいことに気づくのでしょうか?まずは男性の声を見ていきましょう!
食べたいものが同じなとき
「『何食べたい?』って聞いたら、俺が食べたいと思っていたものと同じ答えが返ってきた!これってめっちゃ似てるってことですよね?」(24歳/男性/営業職)
偶然意見が一致すると、相性がいいと感じますよね。特にカップルにおいては、デートで食べたいものが一緒だとそう感じることが多いようです。
お互い何も言わずに自然と手を繋いだ時
「彼女と一緒に歩いているときに、手をそっと出したら黙って繋いでくれました。『あ、僕らカップルなんだ』って改めて思っちゃいました」(26歳/男性/金融関係)
手を差し出せば、手を握ってくれる。たったそれだけのことですが、言葉を交わさなくても通じると、相性がいいのが実感できますよね。
デート先がすぐ決まったとき
「『今度ここ行ってみない?』って僕が聞いて、彼女が即答で『いいよ!』と答えてくれたときですかね」(31歳/男性/物流関係)
人によって、そのときに出かけたい場所は大きく異なるものです。せっかく休みの日に出かけるのであればなおさら、よく考えて自分の行きたいところを選びたいですよね。それなのに、誘っただけですぐに決まってしまうのは、そもそも行きたいところが似ているからです。二人の相性の良さが分かりますね。
「高っ!」って言う対象が同じとき
「値段を見たときに『高っ』って思わず言っちゃうことがあるんですが、彼女も同じタイミングで言うんですよ。ホント自分ら似てるなって思います」(21歳/男性/学生)
金銭感覚が近いと、それだけで相性がいいと感じるものです。将来を共にすることを想像しても、そういう相手なら安心ですよね。
相性がいいと思う瞬間エピソード【女性編】
おうちデートの居心地がいいとき
「彼のおうちに行ったときに、自分を取り繕う必要がないと安心します。自分はこの人の隣がいいんだなって実感するんです」(25歳/女性/IT関係)
彼の部屋にいて居心地がいいと、そこが自分の居場所だということを実感しますよね。結婚も視野に入れているのなら、居心地の良さはとても大事な要素です。
連絡しようと思ったタイミングで彼から来たとき
「ちょうどスマホを開いて彼にLINEを送ろうとしたときに、彼から連絡が来ました!気持ちが届いたのかなあ、なんて!」(20歳/女性/アパレル関係)
ぴったり連絡のタイミングが重なると、何か運命的なものを感じますよね。もしかしたら彼は彼で、何がビビっと来たものがあったのかも…?
失敗しても怒られなかったとき
「彼にお茶を運んでるとき、足元に躓いてぶっかけたことがあったんです。でも彼、怒らないんですよ。面白いなって笑って流してくれました」(29歳/女性/事務職)
人によって怒るポイントというのはかなり違うものです。自分の失敗が相手の怒りの対象になっていなかったら、安心して一緒に居られますよね。
人格を見抜かれたとき
「『よくニコニコしてるけど、ちょっと無理してない?結構プライドが高いのかな?』って彼氏に言われたことがあるんですけど、『何で分かるの!?』ってびっくりしました。普通、理屈で考えてもこんなこと分からないですよね…?」(32歳/女性/公務員)
相手の人格は、客観的に見ても簡単には分からないもの。それが分かるということは、見抜いた方も同じ気質を持っているということかもしれません。彼に人格を見抜かれたら、「この人は本当に私の理解者なんだ」と感動する女性は多いようです。
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