遠距離恋愛に関する専門家の意見やアドバイス
遠距離恋愛において、彼女と円滑なコミュニケーションをとるには、「ちょいイジりでほどよく共感&相づちで会話を持たせること」が有効?
遠距離恋愛に限らず、コミュニケーションの行き違いは、カップルの揉め事の原因になります。
『女の機嫌の直し方』(黒川伊保子)によると、「女性は共感されることで余剰なストレスを解消する。それが目的で、会話を始めることも多々ある」とされています。とはいえ、なんでもかんでも共感すると、さすがに軽くてわざとらしい印象を与えてしまうでしょう。そこで同書では、ほどよく共感、ちょっといじる」ことを推奨。「NHKの朝の情報番組『あさイチ』で、有働由美子アナウンサーと絶妙な掛け合いを見せるV6の井ノ原くん(イノッチ)は、本当にいいお手本だ。(中略)『風邪気味みたいで』なんていうセリフへの返しも天「才的。『え、そうなの?大丈夫なの?大事にしてよ』と身を乗り出してくる。そのあとに、『カラオケで、張り切りすぎたんじゃないの?』と、ちょっといじる」という例を挙げ、「いじるってことは、相手に関心があることの証だから、十分な共感のあとのそれなら、けっして悪い気はしない」はずだと解説しています。遠距離恋愛中の彼女の気持ちをくすぐるためには、「ほどよく共感、ちょっといじる」というコミュニケーションが有効なのではないでしょうか。
さらに同書では、そのイノッチがジャニーズの後輩に教えているというテクニックも紹介。「イノッチは後輩たちに、最低でも三種類くらいの相づちを用意して、それをうまく組み合わせて使え、と教えているそうだ。(中略)『あー、そうなの』 『いいね、それ』『うんうん、そうなんだ』『え、そうなの?』『お、そうきたか』のように、あいうえおの感嘆詞をつけてみると、相づちのバリエーションは一気に広がる。(中略)相づちの順番も大事。順番をうまく入れ替えて、リズムよく人の話を聞いていると、会話が弾むだけじゃない。自身の脳のつかみがよくなって記憶力が上がり、相手を深く理解できたり、物事の真実がみつかったりする」というように、相づちのバリエーションを豊富にし、順番を工夫することで、遠距離恋愛中の彼女との会話も豊かなものになりそうです。
遠距離恋愛において、彼氏をイラッとさせる一言は?
遠距離恋愛中のコミュニケーションでは、彼氏をイラッとさせないことにも気を配らなくてはなりません。たとえば彼氏が求めていないのにアドバイスや忠告をしてしまうと、場合によっては地雷を踏むことも。『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』(ジョン・グレイ)によると、「世の一般的な男性にとっては、目的を達成するということが、もっとも大切なのである。(中略)そうすることによって、自分に自信と誇りが持てるようになるからだ。そのためには、あくまでも自分一人の力で成し遂げなければならない」のだといいます。同氏は、この特性を理解することで、女性に口を挟まれることを快く思わない男性心理を理解できるのではないかと説明しています。
さらに同書では、「男に対して、頼まれてもいないのに勝手に忠告するということは、相手が何をしていいのかわからず、自分ひとりの力では何もできないと見なしていることになる。男というものは、そうした接し方にはとりわけ神経過敏になり、気分を害するものである」と男性心理を解説。遠距離恋愛中は、彼氏を心配するあまり、ついつい余計な口出しをしたくなってしまうかもしれません。しかしここでグッと我慢することが肝要です。うっかり彼氏の地雷を踏んでしまった場合、すぐに会うことが困難な遠距離恋愛の関係では、関係修復の機会を得られず、そのまま疎遠になってしまうおそれもあるからです。
遠距離恋愛を利用して、「失いたくない女」になるには?
なかなか会えない遠距離恋愛。このマイナス面を活かして、むしろ自分の魅力を高めるには、どうしたらいいのでしょうか。
『「本能」を知れば、もう振り回されない! 恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』(神崎メリ)によると、彼氏にとって自分の価値を高めるには、あえて「尽くさない」のが効果的なんだとか。同書によると、「彼氏に尽くしすぎる女性は、男性に雑に扱われる」とのこと。「貴方に対して彼がムラムラしないのは、貴女に魅力がないからではなく、尽くすことで彼の男の本能を満たしきっているからなんです」とも解説しています。
男性の狩猟本能や征服欲を刺激し、「この女を追いかけたい」と思わせるには、「思い通りにならない女」で居続けることが重要なのかもしれません。一緒にいられる時間が少ない遠距離恋愛中だからこそ、趣味や仕事など自分のことに打ち込みましょう。
「嫉妬心」が遠距離恋愛中の関係を深める可能性も
『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』(内藤誼人)によると、「恋愛における嫉妬という感情は、基本的にネガティブなものだと考えられています。(中略)けれども、嫉妬がすべてまったくダメな感情なのかというと、そんなこともありません。きちんとした存在理由があるというか、嫉妬は嫉妬でそれなりにポジティブな効果をもたらしてくれることもある」のだといいます。著者は「嫉妬のポジティブな効果」に関するカリフォルニア州立大学の研究結果を紹介し、「嫉妬があるからこそ、相手をもっと大切にようという気持ちも生まれますし、相手とより親密になりたいと願う気持ちも生まれてきます」と説いています。
遠距離恋愛で思うように会えない恋人の言動に、嫉妬を覚えたり、嫉妬する自分のことが嫌になったりしてしまう場面もあるかもしれません。逆に相手から嫉妬されてしまうケースもあるでしょう。しかし嫉妬という感情は、お互いを深く思い合っている証拠でもあります。「嫉妬心」をポジティブなものとして受け止めてみてはいかがでしょうか。
<参考文献>
『女の機嫌の直し方』 (黒川伊保子)
『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』
『「本能」を知れば、もう振り回されない! 恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』(神崎メリ)
『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』(内藤誼人)
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