パンプスは素足よりもストッキングで履こう！綺麗に履く方法もご紹介

仕事やプライベートなど、パンプスは女性にとって履く機会の多い靴でしょう。しかし素足で履く人もいれば、ストッキングを穿いてからという人もいますよね。実際にどちらで履くかによって、パンプスの見た目も変わってくるというもの。

また、パンプスは素足で履かない方が良いことをご存じでしょうか？履きやすいから素足という人もいるかもしれませんが、実は素足で履くことでさまざまなデメリットが発生する場合もあるのです。そのため素足で履く場合には、よく対策をする必要があります。

パンプスを脱いでも綺麗と思われるためにも、足元に気を配りましょう！

パンプスにはストッキングがいい！といっても、世の中にはさまざまな人がいますよね。

そこでまずは、パンプスは素足派なのかストッキング派なのか、それぞれの意見を聞いてみました。皆さんのコメントから、「どっちがいいのか」「快適なのか」も見えてきますよ。

ストッキングが苦手なので素足派

「私はストッキングの触感とか苦手なので、素足派ですね。穿く時も伝線に気をつけなければいけないので」（女性/36歳/主婦）

女性の中には、そもそもストッキングが苦手という人もいますよね。人によって苦手とする理由は異なりますが、多くは「穿くのが面倒」「触感が苦手」という意見です。苦手で気が向かないのであれば、誰だって穿くのをためらうでしょう。

苦手意識を克服できればストッキングも良いと感じられますが、それさえも難しい人もいますよね。

ストッキングの方が綺麗に見える！

「ストッキングの方が綺麗に見えるので、ストッキング派です。足が艶めいたように見えるので、より魅惑的に映りますよ！」（女性/29歳/OL）

ストッキングはその独特の光沢感が良いと答える女性もいます。穿くことで適度な艶感を脚にもたらしてくれるので、女性としての魅力がUPするのでしょう。またストッキングには脚全体を綺麗に見せる効果があります。

中には素足を引き締める効果のあるストッキングも。こうしたストッキングは、脚の悩みも解決できるということで支持を集めています。

肌に自信がないのでストッキング派です

「実は毛深い方でして…。処理はしているんですが、やはり素足だと視線が気になります。だからストッキング派ですね」（女性/27歳/OL）

女性の中には、処理をしているものの肌に自信がないという人もいるでしょう。こうした人にとって、ストッキングはカモフラージュ効果で肌を美しく見せてくれるため、なくてはならないもののようです。

ストッキングでカモフラージュできる範囲は限られていますが、それでもあった方が安心だと考える女性は多いでしょう。

手間が増えるのでストッキングより断然素足！

「脱いだり洗濯したりといった手間が増えるので、断然素足です」（女性/22歳/大学生）

ストッキングを穿くと、当然、脱いだり洗濯したりと手間が増えますよね。こうした手間を嫌う人にとって、ストッキングは面倒なものに違いありません。そのため女性の中には、手間が増えるなら素足の方が良いと思っている人もいますよ。

確かに忙しい生活下で洗濯物が増えるとあれば、それだけ手間と感じるのも当然です。パンプスが綺麗に履けるといっても、目先の手間を考えてしまうのは仕方のないことでしょう。

ストッキング派、素足派と、パンプスを履くときの好みは分かれていても、実際にはストッキングを穿いた方が良いとされています。その理由には以下のようなものが挙げられるので、確認してみましょう。

靴擦れを防止してくれる

ストッキングを穿くことで、パンプスによる靴擦れを防ぐことができます。パンプスなど履きにくさを伴う靴は、どうしても靴擦れを起こしやすいもの。そんな時にストッキングは素足をパンプスとの摩擦から守ってくれます。

ストッキング独自の滑らかさがクッションの役割を果たすので、靴擦れを防止することができるのです。一度靴擦れが起きるとそこからどんどん皮がむけてしまい、血が出たりして痛いですよね。

靴擦れを防ぐためにも、特に足に馴染んでいないパンプスを履く時はストッキングで皮膚を保護したいものです。

蒸れ防止にもなる

パンプスって素足で履くと、どうしても蒸れてきますよね。通気性が良いものばかりではないので、物によっては1時間ほどで蒸れてしまう場合も。季節によってはすぐに汗をかいて蒸れるという人もいますよね。

基本的に寒い時期でも、人は一定量の汗をかくといわれています。そして素足で靴を履くと、蒸れが生じやすくなり、靴の中が不衛生になってしまいます。

ストッキングには汗を吸って靴の中を快適に保つ効果もあるので、蒸れを感じる人ほどストッキングを穿いた方が良いのです。

足の臭いを防ぐことができる

ストッキングで汗を吸収することで、蒸れだけでなく足の臭いも防ぐことができます。ストッキングには汗や湿気を吸収する効果があるので、靴の中を清潔に保つ手助けをしてくれているのです。

特に女性にとって、足が臭いというのはイメージダウンに繋がりかねません。足が臭いというだけで、途端に好意を失う男性だっています。

また中にはパンプスを素足に直に履いているだけで「足が臭い」というイメージを抱く人も。ストッキングはなるべく穿いていた方が、自身のイメージを保つことができますよ。

マナーが求められる対応でも困ることが少ない

パンプスを履くならストッキングを着用するのがおすすめな理由は、衛生面だけの問題ではありません。たとえば、ストッキングを穿いていることで、「素足はタブー」というマナーに対応できることなどが挙げられます。

来客や目上の人の前で靴を脱いだとき、素足をさらすのはマナー違反です。急に靴を脱ぐ羽目になったときに、急いで靴下やストッキングを買いに走らずに済むのも、あらかじめストッキングを穿いておくメリットでしょう。

パンプスを素足で履くと、メリットだけでなくデメリットまで生じます。「履きやすい」「楽」という見方もできる素足ですが、実際には次のような困ったことも。

これらのデメリットを知りながら、なお素足でパンプスを履くのか、よく考えた方が良いでしょう。

靴擦れしやすい

素足でパンプスを履くと、パンプスが皮膚に直接擦れるため靴擦れが生じます。特に履き慣れていないパンプスほど靴擦れを起こすので、新品の靴を履く場合にはよく注意した方が良いですよ。

また履きなれたパンプスであっても、歩く時に癖があると靴擦れが生じやすくなります。ストッキングは靴擦れを防ぐだけでなく、パンプスが急に脱げたときに地面との直接的な摩擦を防ぐ役割も果たします。大切な素足を守るためにも、ストッキングは着用した方が良いのです。

足が臭くなることも

パンプスなどの靴は、素足で履くと汗や湿気をそのまま吸収します。すると靴の中がばい菌の温床となり、足が臭くなったり靴にカビが生えるなどの悪影響も。しかしストッキングには足から出る汗を吸い取り、パンプス内を清潔に保つ効果があります。

靴や足の臭い防止のためにも、ストッキングは穿いた方が良いのです。足が臭いというのはその女性自身のイメージダウンにもつながるので、女性なら特に靴下類は履いた方が良いのではないでしょうか。

蒸れによるべたつきで中敷きが外れやすい

足が蒸れると臭いだけでなく、中敷きまで外れやすくなるデメリットが生じます。汗によって足裏がべたついてしまうので、取り外しできる中敷きが足にへばりついてしまうからです。元に戻せば良いといっても、一度外れた中敷きは完璧に元に戻ることはありません。

特に元からパンプスに固定されていた中敷きほど、一度外れると何度も外れやすくなります。それこそ中敷き自体が消耗されていくので、新しいものに買い替える必要性も出てくるでしょう。素足で履くだけで中敷きの消耗も激しくなるので、靴自体が長持ちしにくくなるデメリットも。

特にお気に入りのパンプスを履くときは、ストッキングを穿いた方が長持ちさせることができるでしょう。

素足はパンプスを脱ぐ時に印象が悪い

パンプスを素足で履くと、周りへの印象が悪くなる可能性があります。特に夏場は素足で履くことによって足の臭いが増すので、例え新品のパンプスを履いていても、人によっては素足というだけで嫌がられるでしょう。

またビジネス面では、ストッキング着用がマナーとされています。会社で素足で履いていると知られれば、指導が入る恐れもあります。自分は楽だからと素足で履いていても、マナー面から見ればNGになってしまうのです。

ラフなスタイルでの出勤も認められている職場もありますが、それでもストッキング無しでパンプスを履いていると、あまりいい顔をされないかもしれません。

ストッキング着用でパンプスを履くにしても、素足で履くにしても、どうせなら足を綺麗に見せたいですよね。そんな人のためにパンプスを綺麗に履く方法を紹介します。

次のようなことに気をつけるだけで見た目が変わるので、さっそく試してみましょう！

中敷きやシューズバンドを使う

パンプスを綺麗に履くためには、中敷きやシューズバンドを利用してみましょう。これらは100均でも手に入りますし、可愛いものも販売されています。脱いだ時にも女子力をアピールすることができるので、是非活用してみましょう！

また中敷きについては、消耗してきたら新しいものに替えることをおすすめします。中敷きはパンプスを足にフィットさせるだけでなく、余分な汗を吸い取ってくれる効果も。消耗したり使いすぎると臭いの原因になるので、定期的に交換しましょう。

パンプスがなかなか足に馴染まない時は、シューズバンドを使いましょう。靴擦れ防止にも役立つので、履き心地が良くなりますよ。

制汗スプレーを活用する

いくらストッキングを穿いていても、吸収できない汗もありますよね。特に汗っかきさんは、どんなにストッキングを穿いていても、パンプスの中が蒸れてしまうでしょう。そんな人には、制汗スプレーの活用をおすすめします。

制汗スプレーは適度に汗を予防してくれるので、パンプスの中が蒸れるのを防いでくれるでしょう。また臭いにも効果的なので、特に夏場には重宝するアイテムといえます。最近ではミニサイズも売られているので、どこにでも持ち運びが可能です。

サラサラタイプや無香料タイプなど、さまざまな種類が売られているので、自分に合ったものを使いましょう。

サイズの合ったパンプスやストッキングを履く

パンプスを綺麗に履くなら、サイズの合ったものを履くことも大切です。サイズの合わないパンプスを履くと、靴擦れが起こりやすくなるのでパンプスの消耗が早くなります。靴擦れからパンプスの型崩れも生じやすくなるでしょう。

またサイズの合わないストッキングは、蒸れの原因になります。パンプス内で余分な布が余ってしまうと通気性が悪くなり、余計に蒸れてしまうのです。これでは素足よりも蒸れる原因になりかねないので、サイズにあったものを履きましょう。

ストッキングのサイズに気をつけるだけでもパンプスが綺麗に長持ちしますし、靴を脱いでも汚いイメージを与えにくくなりますよ。

パンプスの手入れをする

パンプスを綺麗に履き続けたいなら、手入れも忘れずに行いましょう。自分の足の臭いにばかり意識が向いてしまうかもしれませんが、手入れを怠ると靴の臭いが足についてしまうのです。

いくら足を綺麗に保っても、靴が臭ければ意味がありません。靴を履いただけで足が臭くなることもあるので、綺麗に保つのであれば足もパンプスも両方気にした方が良いですよ。乾燥剤を入れるだけでも蒸れ防止に繋がります。

パンプスなど靴類は手入れをしないとすぐにへたっていくので、履いた後には毎回手入れする習慣をつけましょう。

ストッキングを穿いた方が良いといわれていても、やはり女性の中には素足じゃなきゃ嫌という人もいるでしょう。そんな人のために、パンプスを素足で履くためのお手入れ方法を紹介します。

素足で履くなら、きちんとパンプスのケアまでしてあげましょう！

素足で履いた後は乾燥剤を入れる

素足でパンプスを履いている場合、その中にはコップ一杯分の汗が染み込んでいるといわれています。目に見えない水分がパンプス内に染み込んでいるので、素足で履いた後には必ず乾燥剤を入れた方が良いでしょう。

乾燥剤は市販されていますが、食品などについているものを再利用しても大丈夫です。また乾いている新聞紙を丸めていれるだけでも効果がありますよ。湿気をそのままにしておくとカビの原因にもなるので、帰ったらすぐに乾燥させた方が良いでしょう。

特に梅雨や冬は湿気も籠りやすくなるので、風通しの良い所に置くことも忘れてはいけません。

アルコールで靴の中を拭く

いくらパンプスを乾燥させても、靴の中に居座った雑菌やばい菌が無くなるわけではありません。素足でパンプスを履いた日には、アルコールを使って靴の中を丁寧に拭いておきましょう。

アルコールで除菌することによって、靴の中にいる雑菌などを退治することができます。色落ちが心配であれば、初めに目立たないところを拭いて確認しておきましょう。また、アルコールでパンプスが湿った場合には、きちんと乾かすことも大切です。

日々の手入れができているかどうかで、靴の清潔さも変わってきます。綺麗に履き続けていきたいなら、アルコール消毒も忘れずに行いましょう。

中敷きが汚いなら新しいものに変える

パンプスの手入れを続けていても、中敷きはいつか消耗します。それこそ素足で履いていると、中敷きが黒く変色していくのを感じるのではないでしょうか？もし中敷きがこうした状態に陥っているなら、新しいものに変えることをおすすめします。

中敷きは消耗品ですから、いつかは必ずダメになります。それこそ反ってきたり、剥がれたりしてしまうでしょう。また消耗した中敷きは靴を脱いだ時に汚いものとして周囲の目に映ります。

靴を脱いでも恥ずかしくないように、中敷きの消耗にも注意してくださいね。

パンプスの形を整えるのも忘れずに！

乾燥や除菌、中敷きまで確認したら、最後にパンプスの形を整えることも忘れてはいけません。靴類は履き続けることで消耗し、段々へたってきます。それこそ靴を脱いだら形が崩れてしまう場合もあるので、そのままの形を維持したいならシューキーパーを使いましょう。

シューキーパーとは木材などで作られている、靴の型崩れを防ぐアイテムのことです。最近では簡単なものなら100均でも手に入ります。これらを靴の中に入れておくだけでも、型崩れを防止できるでしょう。

また素材によっては防臭や防湿気効果もあるので、乾燥剤を使わずに済むかもしれません。

女性の中には、パンプスは断然素足派という人もいるでしょう。しかし素足で履くことによって、雑菌やばい菌を増やしたり、足の臭いの原因になることがあります。確かに履く面では楽さが目立ちますが、デメリットも無視できないでしょう。

そう考えると、パンプスは、できればストッキング着用で履くのが望ましいでしょう。足の蒸れや臭いを防ぐだけでなく、靴を長持ちさせる効果も期待できます。最終的にどちらで履くかはあなた次第ですが、こだわらないならストッキング着用をおすすめします。

大切なパンプスを長持ちさせるためにも、綺麗に履き続けるためにも、ストッキングを着用しましょう！