意外と知らない人が多い!プレッシャー世代
プレッシャー世代があまり話題にならないのは、ゆとり世代や氷河期世代と違いあまりメディアに取り上げられないからでしょう。しかし、プレッシャー世代が個性のない世代かというとそうではなく、この世代ならではの特徴も見られるのです。
プレッシャー世代ってどんな世代?その時代背景とは
1982年~1987年生まれの人たちを指す
プレッシャー世代とは、1982年~1987年の間に生まれた世代の人を指します。ゆとり世代はゆとり教育を受けたから、氷河期世代は就職氷河期と重なってしまった事が名称の由来です。では、プレッシャー世代の名称の由来は何なのでしょうか。
プレッシャー世代の由来は、彼らが生まれ育った時代背景にあります。彼らは阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件、そしてアメリカ同時多発テロ事件といった、世界規模の震災や事件を経験しており、それらに耐えてきた世代なのです。
氷河期世代とゆとり世代の間に挟まれた世代
プレッシャー世代の前は氷河期世代、後の世代はゆとり世代と呼ばれています。氷河期世代はバブル崩壊からの就職氷河期に直面してしまった世代で、この世代が背負ってしまった社会的な構造の問題などがよく取り上げられます。
また、ゆとり世代はプレッシャー世代の後に実施された「ゆとり教育」を受けた事が名称の由来です。ゆとり教育の実施に際しては、これまでの教育の在り方が大きく見直され、様々な議論を呼びました。これらの世代に比べると、プレッシャー世代はメディア等で取り上げられる事は少ないですよね。
時代的に平穏ではなかった事が由来
プレッシャー世代と呼ばれる所以は、彼ら彼女らが育った時代背景にあります。この時代はバブル崩壊のあおりを受け、失業者やフリーターが増加し、経済的な不安が高まった事や、携帯電話やPHSの登場でコミュニケーションの手段が大きく変わった事が特徴です。
また、エンターテイメントの面でも大きな変化が訪れた時代でもあります。著しい進歩を続けたゲーム機等、遊び方も大きく変化しましたよね。社会のあり方が大きく変化するというプレッシャーに耐え抜いたという事が、プレッシャー世代の名称の由来となっているのです。
プレッシャー世代には優秀な人が多い
未曾有の震災や事件、不安定な経済状況等、様々なプレッシャーに耐えてきたこの世代の人達は、他の世代と比べて優秀な人が多いのも特徴。このような時代を生き抜いてきた事により、自然とプレッシャーに対する耐性が付いている人が多いのでしょう。
スポーツだとダルビッシュ有選手や吉田沙保里選手など、世界で活躍する優秀な人材を輩出している世代なのです。この世代のプレッシャーへの強さを象徴している人物と言えるかもしれません。また、変化にすぐに対応できる人も多く、自立していてたくましいという特徴もあります。
プレッシャー世代の人の特徴
何事も現実的に考える
プレッシャー世代の人達は、非常に現実的です。彼ら彼女らが生きてきた時代は、社会の移り変わりのスピードが非常に早かったためだと言われています。将来に夢を見るよりその場にどれだけ素早く対応できるかが重要だという価値観なのかもしれません。
これはプライベートではもちろん、仕事の場でもあらわれる特徴です。無理な数字等にこだわる事はせず、現実的な目標を立てて達成しようとするでしょう。また、恋愛においても現実的なので、派手な交際はせず倹約なデートを心がける等の特徴も見られます。
いざとなったらプレッシャーに強い
激動の時代を生き抜いてきたプレッシャー世代の人達は、名称の由来通りプレッシャーに強い人が多いのも特徴です。阪神淡路大震災や、アメリカ同時多発テロといった人類史上稀にみる事件や災害を「現実」のものとして目の当たりにした事も大きく関係しているのかもしれません。
それゆえ、職場でも頼りがいのある先輩や部下であるケースが多いのです。プライベートにおいても、理不尽な事に直面すれば果敢に立ち向かっていくでしょう。男性も女性も自立した人が多いので、恋愛においても力強いパートナーとなってくれるはずです。
人との繋がりを大切に考える
プレッシャー世代が過ごした時代は、コミュニケーションのあり方がガラッと変わった時代でもあります。一家に一台固定電話が主流だった時代から、一人一台の携帯電話に変化した時代なのです。この時代を境に、個人同士でより親密なコミュニケーションが取れるようになりました。
この事も関係して、プレッシャー世代の人達は人との繋がりを大切に考える傾向があります。豊富な人脈を有していたり、友人を大切にしたりする人が多いのです。また、恋愛においても付き合ったパートナーを長く大切にしてくれるはずです。
適応力がある
経済からエンタメまで、非常に移り変わりの速い時代を過ごしたのがプレッシャー世代です。時代の流れの変化に、素早く対応しなければならない時代でもありました。よって、どんな場面においてもすぐに適応できる、適応力の高い人が多いという特徴もあります。
人事異動など職場の急な変化に対しても、他の世代と比べて素早く対応できる人が多いのもこの世代。現在も様々な変化に対応しなければならない時代なので、この世代の適応力の高さはぜひ見習いたいところです。
プレッシャー世代の人の恋愛傾向
結婚を前提に付き合う
現実的な思考をするプレッシャー世代は、恋愛に関しても現実的です。パートナーを選ぶ時は、結婚を前提にしているという人が多くみられる特徴があります。移り変わりの速い時代を経験している事からか、はやく安定したいという願望もあるのでしょう。
少し堅苦しいと感じる人もいるかもしれませんが、誠実でパートナーを大切にしてくれるとも考えられます。相手を大切にするのはもちろんですが、逆に不倫等の不誠実な行動は絶対に許さない可能性も。この世代は人との繋がりを大切に考える傾向もありますので、裏切り行為には厳しく対応するでしょう。
「物」より「体験」にお金をかける
高価なものを手元に残すより、その時にどれだけ素晴らしい体験ができるのかを大切に考えるのもプレッシャー世代の特徴です。バブル世代などとは異なり、高価なものを手に入れても、いずれ価値がなくなってしまうという虚しさを知っているのです。
プレッシャー世代のパートナーには高価なプレゼントよりも、思い出に残る旅行等をプレゼントした方が喜ばれるでしょう。人によっては高価なものの方が嬉しい場合もありますが、「物」より「体験」というのは、この世代に男女関係なくみられる特徴です。
恋人は「できればいい」程度の考え方
プレッシャー世代は、恋愛に対して消極的な人が多いです。この世代の過ごした時代は、様々なコミュニケーションツールやエンタメグッズが凄まじいスピードで発達しました。誰もが携帯電話やPHSを所有するようになったのも、この時代です。
また、テレビゲームが一般的になった時代でもあります。家でテレビゲームをするという事が当たり前になり、一人でも楽しい時間を過ごせるようになったのです。
これらの事から、恋人を作る必要性を感じないという人が多いのです。しかし、決して恋愛に興味が無い訳ではないので、恋人などいらないと頑なになっている人は少ないでしょう。
恋愛に夢を見ない
絶対に恋人を作りたいとは思わない、しかし恋愛に興味が無いという訳ではないというのがプレッシャーの世代の特徴です。いざ恋愛関係になったとしても相手に多くを求めない人が多いでしょう。
「あなたが居ればそれでいい」という感じの、恋愛至上主義的な考え方の人は少ないです。この人は結婚に値するのか等、相手を冷静に見極めている場合もありますよ。
プレッシャー世代を挟む氷河期・ゆとり世代とは
氷河期世代ってどんな世代?
氷河期世代とは、1970年から1982年に生まれた世代を指す言葉です。ちょうど新卒で就職を迎える時に、就職氷河期を迎えてしまった世代となります。非正規雇用やフリーターの問題等で取り上げられる事が多く、テレビで耳にした事がある人も多いでしょう。
この時代の企業が即戦力を求めていたために、新卒社員の採用を大幅に絞った事が原因と考えられます。別の問題として、この世代の上司は比較的無能だという評論家も存在します。この時代は新卒入社が少なかった事に加え、上司世代は特に苦労もなく年功序列で出世したからだと言われています。
氷河期世代の時代背景とは
氷河期世代の時代背景として、必ず語られるのがバブル崩壊です。1991年以降、日本は不景気に突入してしまいます。そこで多くの企業が倒産し、生き残った企業も人員削減を余儀なくされました。
生き残った企業も即戦力として経験のある優秀な中途社員を求めるようになり、新卒採用の枠を絞りました。他にも雇用のミスマッチや1996年の就職協定の廃止等、企業にとっても労働者にとっても非常に混乱した時代でした。
ゆとり世代ってどんな世代?
ゆとり世代とは、1987年から2004年の間に生まれた世代の事です。特にプレッシャー世代以上の世代から、否定的な意味で使われる事の多い世代ですよね。この世代の特徴として、撃たれ弱かったり、言われた事しかできないといったことが挙げられます。こんなことも、彼らが否定的に捉えられる原因でしょう。
Windows95やインターネットの登場した時代でもあるので、ITに強かったり次世代のコミュニケーションに慣れているといった特徴があります。
ゆとり世代の時代背景とは
ゆとり世代を語る上で絶対に外せないのがゆとり教育です。実施当時から様々な議論を巻き起こしましたが、プレッシャー世代以上の世代からは、残念ながら否定的な意見が多いように思われます。
それまでの、知識と暗記を重視した詰め込み教育には様々な問題点があったということで実施されたのがゆとり教育です。子供の自主性を育てる等の目的で実施された教育ですが、それまでの価値観と大きく異なるものも多い事から、否定的な意見も招くこととなりました。
プレッシャー世代はゆとり世代より優秀?そのワケは
柔軟性を持っているから
プレッシャー世代は、ゆとり世代より激動の時代を過ごしてきました。その経験から変化に対応しやすい柔軟性を持っているという特徴があります。この柔軟性は、ビジネスの面でも役に立つ事が多いのでしょう。
これは、ゆとり世代よりもプレッシャー世代が優秀と言われる理由にもなっています。ゆとり世代は頑固な人が多く、柔軟性に欠けるとも言われているのです。もちろん、すべての人に当てはまる訳ではありませんが、そのような人が多いのかもしれません。
プレッシャーに強いから
ゆとり世代はプレッシャーに弱いと言われています。対するプレッシャー世代は、生き抜いた時代背景からプレッシャーに強いと言われているのです。上司に叱られただけですぐに落ち込んでしまい、仕事を辞めてしまうというゆとり世代の人も見受けられます。
上司の叱り方や職場の雰囲気に問題がある可能性もありますが、叱っている側から見れば打たれ弱いと感じてしまうのでしょう。プレッシャー世代にはそのような人が少ない傾向があるのも、ゆとり世代より優秀と言われる理由になっています。
金銭感覚がしっかりしている
金銭感覚がしっかりしている事は、仕事においても恋愛においても大きな武器となります。プレッシャー世代は現実的な思考をする人が多いので、どこでお金を使うべきなのかしっかり考えて使うでしょう
対するゆとり世代は、何事もポジティブに捉える傾向があります。これは一見良い事に見えますが、後で何とかなると思って無茶なお金の使い方をしてしまう可能性もあるのです。
決して無理をしない
決して無理をしない、現実的なものの見方をするのもプレッシャー世代の特徴です。この点もゆとり世代より優秀と言われている所以となっています。ゆとり世代の中には、何事もポジティブに捉えすぎてしまい、時に現実離れした思考に陥ってしまうという人もいるのです。
ポジティブに物事を考えるのは良い事ですが、すべてがそうだとは限りませんよね。特に仕事では現実的なものの見方が重要視されるので、ポジティブに無茶をする人より、現実的で無理をしない人の方が重宝されるでしょう。
プレッシャー世代について知ろう!
プレッシャー世代について知ると、この世代の人達とコミュニケーションがとりやすくなるだけでなく、これからの激動の時代を生き抜くヒントも得られるかもしれません。この機会に、プレッシャー世代の人達と人生観などを話し合ってみてはいかがでしょうか。
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