暗い人は嫌われる?性格はどうすれば変わるんだろう
暗い人の特徴や原因を分析しながら、暗い人から明るい人になれる方法を探っていきましょう。
暗い人こそ向いていると言われる仕事や、暗い人の魅力、暗い人との付き合い方などにも迫っていきますので、自分は暗いと思っている人、暗い性格を明るくしたいと思っている人、周囲に暗い人がいて、どう付き合えば良いのか分からない人は、ぜひチェックしておいてくださいね。
周りから嫌われがち?暗い人の特徴【前編】
ネガティブ思考に陥りやすい
暗い人は、物事を深刻に考えがちで、ネガティブ思考に陥りやすいと言えるでしょう。また「自分は何をしてもダメなのよね」「自分なんてダメ人間だから~」などと、自虐的に語ってみることも珍しくありませんが、周囲は返答に困るだけだったりします。
明るい人が自虐ネタを言っても、周囲は笑えるのですが、暗い人が言うと現実味がありすぎて周囲は固まってしまうのです。こうなると、周囲もどう付き合えば良いのか迷いだしてしまうでしょう。
性格が暗いと自覚があるのなら、ネガティブな発言をしないように注意してください。
自分に自信が無い
「自分が大好き!」そう断言できる人は、ほぼ全員性格が明るい人だと言っても過言ではありません。自分に自信があると、毎日が楽しくなり、性格も明るくなるものです。逆に「自分のことが嫌い」「自分に自信がない」という人はどうでしょうか。やはり、自然体で明るくコミュニケーションが取れない分、周囲には暗い人だと思われてしまうでしょう。
自分に自信を持てない人が、今すぐ、自分に自信が持てるようにはなりません。自分を磨いたり、自分の好きなものを見つけたり、時間をかけて自分に自信が持てる努力をしていかなければならないでしょう。
うつむきがち
暗い性格の人は、自分に自信がないため、人としっかり目を合わせて会話することが苦手です。つい視線を下に落としてしまいがちであり、相手からは「常にうつむいている」と思われてしまうでしょう。
顔を上げて真っ直ぐ目を見てハキハキ話す人と、うつむきがちで視線も合わせず、下を向いてしまっている人を見て、どちらが好印象なのかは一目瞭然ですよね。
たとえ性格が暗くなくても、歩く時に目線が下になる人は多いものです。「暗い性格」という自覚があったり「暗そう」と人から言われたことがある人は、常に顔を上げるように意識していきましょう。
誰にも相談できない
困ったことがあったり、嫌なことがあった時、あなたは周囲に相談したり、自分の考えをぶつけたりすることがあるでしょうか。暗い人ほど「自分の考えなんて理解してもらえるはずがない」と思い込み、誰にも相談しない傾向にあります。
普段から自分のことを話すことが少ないため、自分の考えを隠してしまうこともあるでしょう。結果、誰にも相談できないまま、一人で抱え込んでしまったり、ひどい時には「何を考えているのか分からない」と周囲に思われてしまったりすることも珍しくありません。
誰にでも悩みはあるものですが、すべての悩みが一人で解決できるわけではないのです。それなのに相談せずに抱え込み、気持ちがさらに暗くなるという悪循環に陥ってしまうのでしょう。
周りから嫌われがち?暗い人の特徴【後編】
無表情
楽しく笑う人だけではなく、笑ったり、怒ったり、泣いたり、表情がクルクル変わる人を見てどう思いますか?「暗い人だな」と思う人はあまりいないのではないでしょうか。では暗い人を想像してみましょう。無表情で黙っているイメージがあるはずです。
表情がないと、周囲は「何も感じない人」「人とコミュニケーションを取りたくない人」だと判断しかねません。笑顔の人は親しみやすいですが、無表情の人は、何だか近寄りがたいですよね。
逆に言うと、暗い性格でなくても、無表情でいるだけで「近寄りがたい人」だと思われるのです。表情は、それだけ人の印象を決定づけるものなのでしょう。
自分のことを知られたくない
性格が明るい人ほど、自分に自信があり、「人に良く思われたい」という願望がなかったりします。周囲から好かれることが多い明るい人は、自分を隠す必要がないと言えるでしょう。しかし、暗い性格の人は、人から敬遠されたことがある人が多く「素の自分」になかなか自信が持てません。
「暗い性格だということを知られたくない」「暗い性格だと思われているのに、何を話せば上手くコミュニケーションが取れるのか分からない」と不安になってしまうのです。
自分のことを話したがらないので、余計に近寄りがたく、話しかけにくいオーラが出てしまいます。少しずつで良いので、信頼できそうな人がいたら、自分のことを話すようにしても良いのかもしれません。
声が小さい
声を大きめにハキハキ話す人を見て「暗い性格だな」と思う人はいませんよね。暗い性格の人のほとんどが、声が小さめであると言って間違いないでしょう。自分に自信がなかったり、積極性がなかったりすることで、なかなかハキハキ大きな声で話すことができないのです。
さらには普段あまり話し慣れないことから、声のボリューム感が分からないのでしょう。相手から何度も聞き返されたりしているうちに、どんどん自信がなくなってしまいます。
自分の声が小さいかどうかは、本人では分からないことも多いです。家族や信頼できる友人などに相談して、こまめにチェックしてもらっても良いですね。
必要最低限の会話しかしようとしない
聞かれたことにだけ返事はするが、それ以外のことは一切話さない。あなたの周囲に該当する人はいませんか。会話そのものが苦手ではないが、自分から相手に話をふるのが苦手だという人も多いでしょう。
特に暗い性格の人は、自分に自信がありません。そのため、とりあえず相手のアクションを待ち、相手が話しかけてきたら話すというスタンスを持っている人が多いと言えるでしょう。
しかし、このような会話の方法は、相手からすると「自分とは話したくないのかな」「嫌われているのかしら」と不安になってしまいます。会話はキャッチボールですから、適度に会話を続けるように努力してみてください。
暗い人になってしまう原因ってなに?
幼少期に褒められずに育った
幼少期は、性格を形成するうえで、非常に大事な時期だと言えるでしょう。幼少期に褒められながら育った人は、自尊心を保ち、自分自身を好きでいることが多いです。一方、幼少期に褒められずに育った人の多くは、自分の考えや行動に対して、自信を持つことができません。
それどころか、否定されて育った場合「自分は価値のない人間だ」と無意識に感じるようになり、自尊心を保つことが難しくなってしまうのです。人に親切にされても「本心なのかな?」とさえ感じてしまい、素直に受け入れることができません。
そんな背景があったとしても周囲から見ると「近寄りがたい人」「暗い人」にしか見えないため、あまり良い印象を持たれることがないのです。
自分にコンプレックスを感じている
暗い性格の人は、基本的に自分に自信がない人が多いです。その多くが、自分自身にコンプレックスを抱いていると言えるでしょう。
「自分の顔が嫌い」「背が低い」「バストが小さい」など容姿に対するコンプレックスや「学歴がない」など肩書きに関するコンプレックスが多い傾向にあります。
例えば背の低い男性や顔にコンプレックスがある女性は、合コンで積極的になれないために、相手に「暗い人」という印象を与えてしまうことがあるでしょう。
男性なら、ファッションセンスやトークセンスを磨いたり、女性ならメイク方法や教養などを身につけたり、何らかの努力でカバーしなければなりません。
いじめや虐待の過去を持つ
先ほどは、容姿に対するコンプレックスを例に説明しましたが、実は、いじめや虐待の被害者も、過去に対してコンプレックスを持っています。
「いじめられるほど価値のない自分」「いじめられるほど嫌われていた自分」「虐待されていた汚らわしい自分」などと、無意識に自分を卑下してしまい、どんどん暗くなってしまうのです。
これから始まる未来は変えられますが、過ぎ去った過去は変えられません。辛い過去を忘れることができずに、否定的な暗い性格になってしまうのでしょう。
生まれ持った性格である可能性も
兄弟姉妹でも、性格は一人一人全く違うものです。姉は大人しいのに、妹は明るく元気、兄は運動神経が良いが、弟は物静かで絵を描くことが好き…。育った環境や育った時代が人格に影響を及ぼすことは間違いないものの、やはり生まれ持った元々の性格というものがあるのは事実です。
漫画やゲームが好きなだけで「家に閉じこもってばかりいて、何だか暗い人」だと決めつけられることもあるでしょう。
しかし、単に騒ぐことが好きではない、必要最低限の人と交流を取りたい、家にいることが好きなど、人には人の価値観や生まれ持った性格があります。生まれつき大人しく、消極的な人もたくさんいて、元々の性格であるなら、大きく強制することは難しいのかもしれません。
暗い人から明るい人になる方法は?
笑顔を意識する
暗い人は、見た目からすでに暗いオーラが出ていることが珍しくありません。笑顔がなく無表情でいるため、とても近寄りがたい空気が出ているでしょう。
暗いイメージを払拭したいと本気で思っているのなら、まず笑顔を意識していきましょう。ヘラヘラ笑っていると、気持ち悪いと思われかねませんから、適度に会釈するイメージで始めていきましょう。
まずは「こんにちは!」と挨拶しながら、笑顔で軽く会釈する練習から始めてください。人のイメージは第一印象でほぼ決まるそうです。気持ちよく挨拶できる、明るいイメージを作っていきましょう。
大きい声を出す
明るい性格になりたいのに、ボソボソしゃべるようでは意味がありません。しかし、ただ単に大声で話すと、相手に「一緒にいて恥ずかしい」「怖い」と思われてしまいますので、適度に大きめのボリュームでハキハキ話すようにしてください。
相手が聞き取りにくいようなボリュームで話しかけていては、相手に「弱そう」「暗そう」だと思われ、挙句の果てには「何だか不気味」だと思われてしまいかねません。
ハキハキと笑顔で、相手が聞き取りやすいトーンで話すように心がけていきましょう。
堂々と姿勢を正す
あなたの今の姿勢はどのような感じですか?スマホやパソコンを見ている時は、大抵が前のめりになり、さらに猫背になっていることでしょう。
「あの人猫背で何だか素敵」なんて言われることは、まずありません。姿勢が悪いとだらしない、自信がなさそうで暗いと思われてしまいかねないのです。ここは、堂々と姿勢を正して「しっかりした人」「自信を持った人」というイメージを出していきましょう。
姿勢を正すと、おのずと顔も上がります。ネガティブ思考な時は、ついうつむきがちですが、姿勢を正すことによって、気持ちも上向きになりますので、ぜひ今日からトライしてみてください。
見た目から明るくする
暗い性格から明るい性格に変えたいと思っているのなら、手っ取り早いのが「見た目の印象を大きく変える」方法です。
暗い性格の人は、洋服もブラックやブラウン系の暗めの色を選択したり、デザインもシンプルで無難なものを選びがち。ノーメイクに伸ばしっぱなしの黒髪ストレートも珍しくありません。
明るい印象に変えたいなら、洋服も明るい色を選択したり、いつもは選ばないワンピースやスカートを選んだり、ヘアカラーやヘアカットなどに挑戦してみるのも良いですね。
この方法は、今すぐ実践できる方法ですので、とりあえず明るい印象になりたい人にはおすすめです。
暗い人に向いている仕事って何だろう?
プログラマー
プログラマーとは、コンピューターのプログラミング言語を用いて、ソフトウェアの制作やシステムの構築などの専門的な仕事を職業にしている人です。
ゲームアプリやショッピングサイトなどもプログラマーが制作していますし、自社システムの構築などを担当するのもプログラマーの仕事なのです。
プログラミング言語はとても複雑で難しいとされるものであり、このプログラミング言語を使用しながら黙々と作業していくプログラマーは、落ち着いていて物静かで、几帳面な人が向いています。
暗い性格だと、接客業には向きませんが、プログラマーのような黙々と作業に専念する仕事は天職だと言えるでしょう。
事務職
事務作業はどのような業種であっても、必ず必要であり、この事務作業をする事務員は、どこの会社にも存在するものです。電話を受けたり、会社窓口で来客の対応をしたり、人事を管理したり、経理を管理したりと、企業によって職務内容は変わるものの、会社にとってなくてはならない存在であることには間違いありません。
黙々と作業し、会社や社員のフォローをするのです。明るい性格の人は、営業職や販売員などが向いていますが、暗い性格の人は、裏方として会社を支える事務員の方が向いていると言えるでしょう。
一見、地味だけど、会社にはなくてはならない存在なのですから、暗い性格の人にとって悪い仕事ではないはずです。
芸術家
暗い性格だと、言葉やジェスチャーでの自己表現がとても苦手だと感じることでしょう。しかし、自己表現をまったくしない人生はとてもつらく、つまらないものとなってしまいかねません。
普段暗い性格の人が、黙々と自由に自己表現できる芸術の世界で大きな才能を咲かせることは、珍しい話ではないのです。言葉で表現できない分、作品に思いを込めて製作するため、人々の心に響くのでしょう。
「暗い性格」「明るい性格」などと、人間そのもので比較してしまいがちな世の中ですが、暗い人にとって、作品で自己表現できるというのは、この上ない魅力であるのには間違いありません。
webライターやwebデザイナー
最近では、ネット上で仕事を請け負うクラウドソーシングの仕事をしている人が増えました。パソコンやスマホの普及により、ネットサイトが増加し続け、そのネットサイトで記事を執筆するwebライターも多く求人があるのです。
与えられたキーワードで、黙々とパソコンに向かって文章を打ち続けます。明るい性格の人には到底続けられない仕事かもしれませんが、もともと人と多くの関わりを求めない暗い性格の人には、とてもおすすめだと言えるでしょう。
また、Webサイトの構成やレイアウト、デザインを作るwebデザイナーも人気です。専門性の高い職業ですが、実績を積めばフリーランスとして自立することも可能であり、非常に夢もあると言えるでしょう。
暗い人にも魅力は沢山ある!
ミステリアスな雰囲気がある
明石家さんまさんのような、自分のことも他人のことも、あっけらかんと話してしまう人を見て「この人は暗いな」と感じることはありません。逆に、物静かで多くを語らない暗い性格の人はどうでしょうか。
近寄りがたい雰囲気もありますが、何だかミステリアスな魅力を感じませんか。人間は、ミステリアスな人ほど「どんな人なのだろう」と知りたくなる傾向にあります。暗い性格の人は、何だか気になる存在になっていることも珍しくありません。
「暗いけど、仕事はできる」など、明らかな長所があると、その人の魅力はもっと増すでしょう。
口数が少ない人を好む人は多い
大きな声でハキハキ話して、誰とでも仲良くする明るい人は、とても魅力的です。しかし、世の中にはさまざまな価値観の人がいて、すべての人が明るい性格の人を好むとは限らないもの。
多くを語らない、口数が少ない、それでも「話していて楽しい」という感情が湧けば問題ありません。
多くのことを話すから、周囲に好かれるとは限らないのです。口数よりも、話す内容で魅力を感じることができればそれで良いと言えます。
会話では聞き役が多い
世の中には60億人以上の人間が存在し、すべての人が相性が良いということはありません。誰にでも好きなタイプ、嫌いなタイプは存在し、合う人間、合わない人間がいるのが現実です。
暗い性格の人は、自分のことや周囲のことを積極的に語ろうとはしません。相手の話を聞いているほうが好きな場合が圧倒的に多いと言えるでしょう。
「話を聞いてほしい人」と「聞き役に徹したい人」という需要と供給があれば、会話はスムーズです。暗い性格の人は、この聞き役に徹することができる人であり、いつも聞き役であるがゆえ、聞き上手になることもあり得ます。
自分の話を聞いてほしい人にとって、暗い性格の人は、話していて心地良い存在だと言えるでしょう。
個性的
暗い性格の人は、多くのことに興味を持つより、一つのことに集中する傾向にあります。パソコンに驚くほど詳しかったり、漫画のことで知らないことはなかったり、計算がとても早かったりと「この件なら、この人に聞けば解決するだろう」と周囲が頼れるほど、知識があることが多いと言えるでしょう。
とくに得意分野を極めていることが多く、周囲からするととても個性的に見えるのですが、これこそが暗い性格の人ならではの魅力でもあるのです。この個性そのものが、本人の存在感であり、自信を持つべき魅力だと言っても過言ではありません。
暗い人との上手な付き合い方とは
無理に会話を続けようとしない
暗い人は、必要最低限の会話を好む傾向にあります。相手のことを多く知りたい、自分のことをもっと知ってほしいとは思っていないことがほとんどなのです。
それなのに強引に会話を続けようとしても、暗い人にとっては苦痛以外の何物でもありません。暗い人と上手く付き合いたいのなら、適度な距離感が重要となってくるでしょう。
必要最低限の会話のみにとどめ、これ以上話したくなさそうだなと感じたら、会話をストップさせるようにしてください。
意味のない励ましは逆効果
暗い性格の人は、ネガティブ思考に陥ることも珍しくありません。しかし、黙っているように見えても、実際は考えを巡らせて解決方法を探っていることが多いと言えます。「まあいいか」という妥協はなく「なぜダメなのだろう」と解決策を探しているのであって、ただ単に落ち込んでいるとは限らないのです。
そんな時、意味もなく「頑張れ」「大丈夫」など、抽象的な意味のない励ましをされると、不愉快になってしまいかねません。暗い性格の人は、自分で考え、できるだけ自分で解決したい人が多いので、相談してくるまでは関わらないようにした方が無難だと言えるでしょう。
質問形式で会話してみる
暗い性格の人から話しかけてくるのを一方的に待っていても、なかなか難しいでしょう。会話をしようとしても、イエスかノーかで返事をするだけのことも珍しくありません。
そこで、こちらから質問形式で話しかけてみるのはどうでしょうか。「いつも休日は何をしているの?」「私はこれが良いと思うのだけど、あなたはどうかな?」など、イエスかノーだけでは返答できない質問にするのです。
暗い性格の人は、話しかけるよりも、話しかけられる方が安心します。会話の主導権はあなたが握るようにしてください。
飲み会などに頻繁に誘わない
コミュニケーションを取るのに手っ取り早いのが、飲み会です。しかし、暗い性格の人にとって飲み会は楽しいものではない場合が多く、時に地獄に感じることも…。
単なる食事会ならともかく、二次会でカラオケに行く、ゲームをするとなると、暗い性格の人にとっては、苦痛でしかないでしょう。
人が集まる場所、会話をしなくてはならない場所は、もともと苦手なのです。頻繁に誘うとメンタルが疲弊しかねませんので、あまり頻繁には誘わないであげてください。
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