婚活において男性の年収は重要?
年収によって生活スタイルも大きく変わります。結婚後どのような生活を送りたいかによって、婚活の条件として年収を「譲れない条件」としている女性も少なくありません。
では、一般的に女性はどの程度の年収の男性と結婚したいと思っているのでしょうか。また、年収が変わると生活の水準はどのように変わるでしょうか。ぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね!
婚活で相手の年収は気になりますか?
婚活ではぶっちゃけ年収が一番気になるかも…
「恋愛をするためではなく、生活を共にしていく相手を探して婚活しているからこそ、ぶっちゃけ何よりも年収が一番気になるかも。結婚してから苦しい思いはしたくないので、譲れない条件です」(28歳/女性/会社員)
その場限りの恋愛をするためではなく、将来を見据えられる相手と出会うために婚活をしている女性がほとんど。結婚後の生活にはお金の問題はつきものですよね。相手の条件として年収を挙げる女性が多いのもうなずけるでしょう。
気にするけど多少なら妥協してもいいかな
「子供ができても生活にゆとりが持てるくらいにはお金がないと困るので、年収は気にする。でも、贅沢したいわけではないし、真面目に働いてくれる男性であれば、多少は妥協してもいいかな」(26歳/女性/会社員)
やはり結婚後の生活に関わることなので、年収は気にしてしまうもの。しかし、共働きを希望していたり、他に希望する条件がある女性もいるでしょう。そういった人は、他の条件次第で年収を妥協することもあります。
婚活となると年収が少なすぎるのは無理
「せっかく婚活して出会うのなら、毎月お金の心配をしなければいけないくらい年収が少なすぎるのは無理!毎月貯金できるくらいは欲しい」(24歳/女性/美容師)
婚活で良い出会いがあったとしても、年収が低いと結婚に結びつかないケースも多くあります。やりくり次第では年収が低くても問題ないでしょうが、毎月不安を抱えながら生活するのは避けたいですよね。余裕のある生活水準を保てる希望年収を設定すると良いでしょう。
年収が高いに越したことはない
「婚活では本当に好きになれる人と出会えたらいいと思っている。でも、将来のことや子供のことを考えると、もちろん年収が高いに越したことはない」(32歳/女性/教師)
もちろん、婚活で年収を最重要条件としていない女性もいます。年収にばかり気を取られてしまうと、相手との価値観の違いや相性を見逃してしまう可能性もありますよね。本当に好きになれる相手と結婚したいと思っている女性も多いのです。
そういった女性は、年収の条件を設定していない場合もあります。しかし、そういった女性も年収を気にしていないわけではありません。同じ条件で高年収の男性がいれば、そちらを選ぶでしょう。
自分よりも低いのはちょっと…
「そこまでお金に困っていないので、年収自体は気にならない。でも、自分より年収の低い人だと、夫婦間で格差が出てしまう気がする。できれば婚活では自分よりも高い人を選びたい」(36歳/女性/経営)
これまでご紹介したケースとは少し違いますが、高年収の女性であっても、婚活では年収の高い男性を条件としていることもあります。高年収の女性の中には、年収の違いが原因で相手との間に溝ができてしまうことを心配している人も多いのです。
【年齢別】男性の平均年収とは?
【20代】371万円
転職サイトのdoda(デューダ)が2020年に公開した調査によると、20代男性の平均年収は371万円です。20代前半に大学などを卒業して、社会に出て働き始める男性も多いでしょう。そのため、20代前半と後半で年収に大きく差が出ます。また、年収は大卒かそうでないかでも差が出てくるでしょう。
女性も第一線で働いている人が多いので、20代男性の年収はそこまで高いと感じない人も多いでしょう。しかし、今は年収がそこまで高いと思えなくても、まだ20代なので、今後昇給したり、キャリアアップのために転職して年収が上がる可能性は大いにあります。
【30代】484万円
仕事にも慣れて、職場での自分の地位を確立し始める30代。年収は484万円が平均です。女性の社会進出が活発化しているとはいえ、平均年収は30代になると男女間でさらに差が出てくるようです。
また、30代も、昇給や転職による年収アップの可能性が高いですよね。能力次第で年収が大幅に上がることもあるので、婚活の際に現在の数字だけで相手を見るのはおすすめできません。
【40代】573万円
役職についている人も多い40代になると、安定した収入を得ている男性も増えるでしょう。そのため、平均年収も573万円と30代に比べて100万円近く跳ね上がります。
この頃になると、職種を完全に変えて転職を考える人は少ないですが、独立したり起業する人も多いです。そのため、40代から50代にかけては個人間で大きく年収に差が出てくる時であるとも言えます。
【50代以上】661万円
より上位の役職で働いている人も多い50代は、661万円が平均年収です。しかし、これ以降の大幅な昇給は見込めません。60歳、65歳で定年としている会社も多いですよね。そのため、60代からは雇用形態が変わるなどして年収が下がる傾向にあるでしょう。
出典:doda『平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)』(2020年)
https://doda.jp/guide/heikin/age/
年収別の生活水準ってどんな感じ?
300万円~400万円
年収300万円台の場合、ボーナスなどによって変動はありますが、手取りの月収は約20万円。家賃として使えるお金は、月5~7万円ほどになります。1人暮らしであれば問題なく生活はできるでしょう。しかし、既婚の場合は少し厳しい生活になります。
節約した暮らしをすれば、月に1~2万円と少しずつですが貯金は可能です。ただし、子供が欲しい場合は、よほど切り詰めた生活が必要となるでしょう。また、都心に近く物価の高い地域に住む場合は、さらなる節約が必要となります。ただし、妻にも収入があればその限りではありません。
400~500万円
400万円台の年収の男性は、手取りで約25万円ほどの月収をもらっています。生活を圧迫しない適正家賃は、7~10万円です。
共働き家庭であれば、切り詰めた生活をしなくても貯金ができる程度の余裕はあるでしょう。しかし、専業主婦になりたいという希望がある場合は、徹底した節約が必要です。
また、子供が小さいうちは問題なく生活ができますが、成長するにつれて多くのお金が必要となりますよね。今後も年収が変わらないと、生活に困窮してしまう可能性もあります。
500~600万円
手取りにして30万円ほどの月収を貰っています。年収500万円あれば、結婚した時に女性が専業主婦として生活できるレベルだと言われています。家賃として使えるお金は8~14万円。無駄遣いをせずに出費を最小限に抑えれば、月5万円ほどの貯金もできるでしょう。
しかし、子供がいる場合は倹約を徹底していかなければなりません。将来のことを考えると、年収500万円台でも不安を感じて「もう少し年収があれば…」と思ってしまう人もいるでしょう。
600~700万円
600万円台を年収として貰っている場合、月収にすると約35万円~40万円です。10~15万円ほどのマンションを借りて住んでいる家庭も多いでしょう。女性が専業主婦であっても、2人暮らしであれば問題なく生活ができます。
子供も1人であれば特に困ることはありません。しかし、2人以上になると、将来への貯蓄として日々のやりくりが大切になります。また、住宅ローンなどで出費も多く、年収が600万円あっても月々自由に使えるお金はそれほど多いとは言えないでしょう。
700~800万円
年収700万円~800万円の男性の月収は、大体50~60万円です。子供がいても生活においてそれほど困ることはありません。家賃15万円以上の賃貸に住んでいても生活を圧迫せず、マイホームを持っている人も多いでしょう。
物価の高い都市でも、それなりに高い生活レベルが保てます。年収700万円あれば、毎年家族で海外旅行に行くのもそれほど大変なことではありません。
800万円~
年収が800万円以上ある男性と結婚した場合、通常の生活においてほとんど困ることはありません。子供が2人以上いたとしても、娯楽として月5万円以上使うことができるでしょう。
しかし、生活水準が高くなると、比例して出費も多くなっていきます。家賃の高いマンションを選んだり、人付き合いが増えて外食が多くなったりということも。しっかりお金を管理しなければ、充分な貯金ができない可能性も考えられるでしょう。
そのため、年収が高くても生活に余裕があるわけではないと感じている家庭も少なくありません。
婚活で年収以外に重要すべき点
婚活への姿勢
婚活において、相手の結婚に対する本気度は大変重要です。近年では、婚活アプリやカジュアルな婚活パーティも一般的になり、以前よりも婚活への敷居が低くなっています。
ただ女性と出会えればいいと思っている男性でも簡単に参加できてしまうのは、デメリットでもあるでしょう。交際を決めた後に「結婚する気がない」と言われて、傷つく結果になってしまう可能性も。結婚を前提とした交際ができるか、しっかり確認しておくことが大切です。
お互いの価値観
生活における価値観も、婚活するにあたってとても大切なポイントです。価値観が合わないまま結婚すると、どちらかが我慢しなければならず、息苦しさを感じることになります。喧嘩が絶えない家庭になってしまう可能性もあるでしょう。
特に確認したいのは、理想の家庭像。結婚後に仕事を辞めて女性に家庭に入ってほしい男性もいたり、子供が欲しいかどうかについても価値観の違いが出てきます。
その他にも、食事の好みや趣味へのモチベーションなども確認しておきましょう。些細なことでも、考え方に大きな違いがあるとストレスになってしまう恐れがあるので、注意してくださいね。
金銭感覚が似ているかどうか
金銭感覚も相手を見極めるためにはとても重要です。年収が高くても、極端に倹約家な男性であれば、常に余裕のない暮らしを強いられてしまうかも。一方で、年収が高いがゆえに、派手にお金を使ってしまう浪費家の男性もいるので要注意。
年収ばかりを意識して結婚してしまうと、金銭感覚のズレから結果的に苦しい思いをすることになってしまいます。婚活で出会った男性とは、金銭感覚が似ているかどうかを必ず確認しましょう。
お互いの両親の介護問題
年収だけを気にして結婚してしまうと、後々お互いの両親の介護について揉めてしまうケースもあります。自分の両親の介護をしなければならなくなった場合、相手の協力を得られるでしょうか。また、相手の両親の介護でゆとりある生活ができなくなることも考えられますよね。
婚活は生涯を共にする相手を探す場。両親の介護問題をうやむやにせず、しっかり見極める必要があります。聞きづらいことかもしれませんが、婚活の際には家族構成や彼の性格、希望をしっかり確認し合いましょう。
相性が合うかどうか
結婚したら、彼と生活を共にしていくことになります。お互いに好きだと思えなければ、結婚生活が破綻してしまう可能性もあります。好きな人でなければ、たとえ年収が高い人と結婚したとしても、心が満たされず苦しい思いをしてしまうでしょう。
結婚後は、2人で乗り越えていかなければならない問題がたくさんあります。相性が合わない人とでは、心が折れてしまうことも。婚活ではお金などの条件で結婚相手を探してしまいがちですが、好きになれる相手であるかどうかは非常に大切なポイントです。
婚活する時は年収以外にも目を向けよう
結婚後も自分の理想とする生活水準を保つためには、年収は条件として加えておいたほうが良いでしょう。しかし、年収だけにとらわれると、他の大切なポイントを見落としてしまう可能性もあります。
円満で幸せな結婚生活を送るには、婚活で出会う相手との相性や価値観、現在の生活の状態など、把握しておかなければならないことは盛りだくさんです。しっかり見極めて、婚活で素敵な相手と出会いましょう!
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