片想での失恋がつらいのはなぜ?
早く忘れたいのにふとした瞬間に相手のことを思い出したり、失恋した相手と職場や学校が同じでなかなか忘れられなかったりと、片想いのままの失恋はとてもつらいものです。
片想いのまま失恋するのは、なぜそれほどまでにつらいのでしょうか。片想いの相手に失恋するのがつらいと感じる理由は何なのか、見ていきましょう。
楽しかった思い出が蘇ってくるから
好きだと気づいた時から失恋するまでの間に、楽しかった思い出がたくさんある場合は、その思い出がさらに失恋の傷を深くしてしまうかもしれません。
もともと仲が良くて一緒に遊んだりしていた相手であれば、失恋したことでその関係性は壊れてしまう可能性が高いですよね。そのため、楽しかった時の思い出が蘇り、その思い出と失恋した今の状況との違いを感じてつらくなってしまいます。
自分を責めてしまうから
「なぜ自分じゃダメだったのだろう」「自分に魅力がなかったのだろうか」「もっとアプローチするべきだった」など、片想いの相手に失恋した時に自分のことを責めてしまう人がいます。
しかし、片想いの相手に失恋するのはあなたのせいではありません。あなた自身やあなたのアプローチの仕方が原因で失恋したのではなく、ただ縁がなかっただけです。
これだけ大勢の人間が存在する中で、自分が好きになった人と両想いになれることのほうが確率的には低いのですから、失恋したのは誰のせいでもありません。
関係が変化するから
今まで片想いをしながらも、友達として親しい関わりがあった場合は、失恋によって2人の関係が変わってしまう可能性があります。
完全に関わりがなくなるわけではないとしても、失恋したという事実と心の傷は残ってしまうので、その人との関係はあなたの中で変わってしまうことでしょう。相手が近しい人であればあるほど、関係が変化することが寂しくてつらくなってしまうのです。
失恋相手とその恋人を見るのがつらい
片想いでの失恋には、片想いの相手に告白して失恋した場合もあれば、片想いの相手に恋人ができて失恋したという場合もあります。
自分の気持ちを伝えることもできないまま相手に恋人ができてしまったら、自分の気持ちのやり場がなくなり、どうしようもなくつらい気持ちになってしまうでしょう。
さらに、失恋した相手とその恋人が一緒にいるところを目にしてしまう可能性や、何も知らない失恋相手からのろけ話を聞かされる可能性もあります。
片想いのまま失恋しないためには?
一度でも片想いでの失恋を経験したら、次の恋ではもう同じ思いをしたくない、次こそ両想いになりたいと思うことでしょう。
そこでここでは、片想いのままつらい失恋をしないためにするべきこと、気をつけたほうがいいことをご紹介します。次の恋を始める前に、ぜひ目を通してみてください。
高望みをしない
よく片想いのまま恋が終わってしまう人は、理想が高すぎるのかもしれません。高望みしすぎるあまり、手の届かない人を好きになっていませんか?
極端な例だと、会うことすらできない芸能人や一度見かけただけの理想の外見の人などは、手の届かない高望みの相手と言えるでしょう。要するに、現実味のない片想いです。
理想や夢があるのはもちろん悪いことではありませんが、恋愛は一人でするものではなく、相性の合う相手と二人でするものです。会話すらできない相手と合うかどうかなんて分かりませんよね。
自分の手の届くところにいて、自分と同じ目線で会話ができる相手であれば、アプローチだってできます。運命の人は意外と近くにいたりするものですよ。
告白のタイミングを逃さない
告白するタイミングは慎重に見極めなければなりません。相手の今の状況や、自分と相手の心の距離感などを、焦らずにきちんと把握することがとても重要です。
片想いをしている時は、その人と同じ空間にいられるだけで舞い上がったりするものですよね。しかし、1人で盛り上がってしまって空回りをすることもあります。
少しでも自分を意識してもらおうとアプローチをかけるのは、もちろん必要なことです。しかし、相手との心の距離感を推し量りながらアプローチしないと、相手があなたについていけなくなってしまいます。
ゆっくり慎重にアプローチしていき、あなたという存在を意識させていくのです。そして、相手と心の距離が近づいたと感じたタイミングで告白してみましょう。
相手の気持ちを考える
付き合っている恋人同士であれば、ぶつかり合ったり喧嘩したりしてお互いの気持ちを言い合い、2人で価値観や考え方を擦り合わせていくものです。
しかし、片想いの段階でそのような関係になることは難しいですよね。そのため、片想いの場合は相手の気持ちをきちんと考えてあげることが大切です。
自分がこうしたいと思うことを、相手も同じように望んでいるのか、考えてみるようにしましょう。
急接近しすぎない
好きな人ができたら積極的にアプローチをするタイプの人の場合、アプローチの仕方があまりにも急すぎるということも考えられます。
たしかに、好きな人に振り向いてもらうためにはアプローチが必要不可欠です。しかし、グイグイ来られるのが苦手な人もいます。
そのような人には、あからさまなアプローチは逆効果である可能性が高いです。急接近しすぎると引かれてしまうかもしれないので気を付けましょう。
片想いでの失恋から立ち直る方法
では、片想いでの失恋から立ち直るにはどうしたらよいでしょうか。そこで、気を紛らす方法や失恋から立ち直る方法をいくつか紹介していきます。
一人で思い切り泣いて忘れる
「泣きたいときは思い切り泣くといい」とよく聞きますが、実際にやってみると本当にスッキリします。失恋を忘れられるわけではありませんが、胸の内に溜まっていたものが涙になって外に出ていくような感覚になり、思いのほか楽になれるでしょう。
泣くのを我慢すればするほど、こらえているものが胸をふさいで苦しくなってしまいます。失恋したことを思い出していつまでも悲しむより、思い切り泣いて全てぶちまけてしまうほうがよほど楽です。
泣いて泣いて涙が枯れた頃には、少しは気持ちの整理がついていることでしょう。泣く前に比べるとスッキリして、少しは前向きな気持ちになっていると思いますよ。
仲の良い友人と一緒に過ごす
1人でいると失恋を思い出してしまい苦しいというのであれば、気の置けない友人と遊びに出掛けたり食事に行ったりして、気晴らしをするといいかもしれません。
失恋したことを話した上で気晴らしに付き合ってもらうのでも、なにも言わずにただ遊びに行くのでも、どちらでも失恋の傷を忘れさせてくれるでしょう。
友人と別れた後はまた思い出すかもしれませんが、友人と一緒にいる間だけでも忘れることができれば、気持ちがだいぶ楽になるはずです。
自分磨きをする
「次は失恋した相手よりも素敵な人を絶対にゲットしてやる!」という気持ちで自分磨きを始めるのも、失恋から立ち直る方法の1つです。
失恋した直後は自分磨きなんて考えられないかもしれませんが、少し時間が経てばやる気も湧いてくるかもしれません。目標を立てて自分磨きをしているうちに、きっと失恋のつらさは薄れていることでしょう。
自分を磨くことで失恋から立ち直れるだけでなく、次の恋にもいい影響が及ぶでしょうから、一石二鳥ともいえる方法ですね。
次の恋を見つける
失恋の傷を癒すには、新しい恋を始めるのも効果的です。失恋で傷ついた心を慰めてくれた異性とその後付き合うことになった、というのはよくある話ですよね。
失恋して初めて自分を想ってくれている素敵な人の存在に気づいたり、身近な運命の人に気づいたりすることも珍しくありません。
片想いのまま失恋したのは、きっと他にいる運命の人と出会うためだったのだ、と思って新しい恋を見つけるのも、失恋から立ち直る方法です。
片想いのまま失恋…あなたは経験ある?
片想いでの失恋にもさまざまなパターンがありますよね。告白してフラれてしまった人もいれば、告白する前に失恋してしまった人もいます。
片想いでの失恋を経験した人は、どのようなシチュエーションで失恋したのでしょうか。実際のエピソードを紹介していきます。
勇気を出して告白したけど…
「友人としての関係が壊れるのが怖くてずっと言えなかったけど、勇気を出して告白したら、案の定『友達としてしか見られない』と言われた」(21歳/女性/飲食業)
友人として仲の良い異性を好きになってしまったら、告白の結果ももちろんですが、告白した後の関係のことも考えてしまって、なかなか告白できないものですよね。
しかし、告白できないでいるうちに相手に恋人ができてしまったら、気持ちを伝えることすらもできなくなってしまいます。言わないままでも平気なのか、振られたとしても伝えたいのか、自分の気持ちに正直に後悔のないようにしたいものですね。
片想いの相手に彼女ができて後悔…
「ある日突然、好きな人から『彼女ができた』と報告されてとても後悔しました。せめて告白だけでもしておけばよかったと、今でも思います」(28歳/女性/事務職)
自分の想いを伝えることもできずに、間接的に失恋するのもとても辛いことでしょう。恋人ができたと聞いた後では、なかなか告白できないですもんね。
もっと早くに告白していれば何か変わったのではないか…と考えてしまいます。「後悔先に立たず」という言葉があるように、どうしようもなくなる前に、告白のタイミングを逃さないようにしたいですね。
それとなく気持ちを探ろうとしたら…
「好きな人の気持ちを探ろうとして恋バナをしていたら、他に好きな人がいると分かってショックだった…」(18歳/男性/学生)
自分のことをどう思っているのか、気になる人はいないのかなど、相手の気持ちを探るために恋バナを持ちかけるという方法はありだと思いますが、自分以外に好きな人がいると知ってしまったらショックですよね。
片想いの相手が仲の良い友達と付き合っていた
「私は好きな人を誰にも言いたくないタイプなので、友達にも秘密にしていました。そしたら、仲の良い友達とその人が付き合っていると共通の友達を介して聞いて、1人でめちゃくちゃ泣きました。でも言わなくてよかったとも思いましたね」(24歳/女性/営業職)
周囲に隠れて付き合っているパターンだったのでしょうね。確かに、結果的にはその友達に好きな人を言わなくてよかったのかもしれませんね。
片想いで失恋したにときにみんなが聴いている歌は?
同じように片想いのままつらい失恋をしたときに、みんながどんな歌を聴いていたのか気になりませんか?
ここからは、片想いで失恋したときにみんなが聴いていた歌を具体的に紹介していきます。片想いのまま失恋してつらい思いをしている人は、ぜひ聴いてみてくださいね。
「Lemon」米津玄師
米津玄師の「Lemon」は、切ない失恋ソングです。忘れられない人のことを思い出しながら聴くと、自然と泣けてきてしまいます。
匂いは人の記憶に深く刻まれるため、好きな人の匂いや関連する匂いはずっと覚えているものです。好きだった人の香水の香りなども記憶していることが多いので、ふとどこかで同じ匂いを嗅ぐとつい思い出してしまいます。
この曲を聴くと、忘れられない人やその人の香りなどを思い出してしまうでしょう。しかし、いつかあんな恋もあったなと笑顔で話せるようになる日がきっときますよ。
「ハッピーエンド」back number
back numberの「ハッピーエンド」も、失恋したときに聴きたくなる曲ですよね。好きという気持ちが残ったままの切ない別れを感じさせる曲です。
「青いまま枯れてゆく」「あなたを好きなままで消えてゆく」という歌詞に、まだ好きなのに忘れなければならない苦しさやつらさを感じます。
「HAPPY BIRTHDAY」back number
こちらもback numberの曲で「HAPPY BIRTHDAY」という曲。曲名はなんだかおめでたい雰囲気ですが、片想いの切ない気持ちを歌った曲です。
「くだらない話は思いつくのに 君を抱きしめていい理由だけが見つからない」という歌詞に、片想いの苦しい気持ちが表れていますよね。
「NAO」HY
HYの「NAO」も片想いの末の失恋を歌った曲です。この曲には、片想いをしている人には他に好きな人がいるという、片想いのつらく苦しい気持ちが綴られています。
「あなたが好きなあの子になりたい」という気持ちは、好きな人には他に好きな人がいるというつらい状況を経験した人なら共感できるのではないでしょうか。
片想いで失恋したときに心に響く名言・格言
経験した人の言葉だからこそ、片想いのまま失恋した人の心に強く響くことでしょう。ここからは、片想いでの失恋を経験したときに心に響く名言や格言をいくつか紹介していきます。
女優・スザンヌ・サマーズの名言
「All events have a purpose. The job in life is to understand the meaning.」(すべての出来事には意味がある。生きていくことはその意味を理解していくこと。)
きっとあなたが失恋したことにも意味があり、これから生きていく中でその意味を理解する日が来るのでしょう。
私のあのときの失恋にはこういう意味があったのかもしれない、と思える瞬間がきっと訪れます。例えば、失恋した相手よりも素敵な運命の人に出会えたりするかもしれませんよ。
作家・宇野千代の名言
「失恋って、当の本人は苦しい苦しいと言っているけれど、本当は終わった恋をいつまでも思い出して楽しんでいるようなところがあると思う。本当に苦しいなら、一秒でも早く忘れる努力をするはずだから。」
少々辛口な言葉ではありますが、失恋してずっと苦しいのは、その人やその人との思い出を振り返ってしまっているからなのです。
失恋した直後は思い出してたくさん泣いても良いと思います。しかし、それをずっと繰り返していては前に進めません。思い出す時間を徐々に減らしていく努力をしましょう。
作家・瀬戸内寂聴の名言
「どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。」
「時間が忘れさせてくれる」とよくいいますよね。実際のところ、時間が経てば経つほどつらい気持ちはなくなっていくものです。
今はつらく悲しいかもしれませんが、時間が経てばきっと今ほど苦しくはなくなります。時間が経つのを待ちましょう。
俳優・チャップリンの名言
「You’ll never find a rainbow if you’re looking down.」(下を向いていては虹を見つけることはできない。)
ずっと過去の失恋を引きずっていては、見えるものも見えなくなるということですね。素敵な出会いが意外とすぐそこにあるかもしれませんよ。
失恋はきっと次へのステップ
今回の失恋から学べることを学んで、次に訪れる素敵な恋に備えましょう。恋愛にはタイミングがあり、起きたことすべてにきっと意味があります。あなたが片想いのまま失恋したのもタイミングの問題であり、また意味があるのです。
運命の人ではなかったのだと、いつか思えるときがきます。あなたの運命の人は将来きっとあなたの目の前に現れますから、その時に備えておきましょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!