妊娠中の性欲について徹底解説！セックスやオナニーはしてもいい？

妊娠中といえど、女性の中には「性欲を感じてしまう」「セックスしたい」「自慰がしたい」という悩みを抱える人は多いでしょう。お腹に大切な赤ちゃんがいるとしても、性欲はそう簡単に我慢できるものではありません。

だからこそ、妊娠中の性欲の発散方法について正しい知識を身につけておきましょう。どういった時ならセックスや自慰をしてもいいのか知っておくことで、自分の性欲と上手く付き合っていくことができますよ。

ただし、どんなに体調が良くても妊娠中は危険がたくさん潜んでいるもの。体の異常にすぐに気づけるように、夫婦できちんと環境を整えておくことも大切です。

妊娠中の性欲の発散方法について紹介する前に、まずは世の妊婦さんが性欲を感じているのか、その意見を紹介します。

次のような意見があり、妊娠中に性欲を感じるかどうかは人それぞれといえるでしょう。

妊娠中でも性欲は以前と変わらなかった

「妊娠中でも性欲は以前と変わらなかった。したいという気持ちがあり、上手く発散するのが難しく感じました」（女性/30歳/主婦）

妊娠中でも性欲は以前と変わらない人が多いようです。特に、つわりがそこまでひどくなく、普通に生活できていれば、性欲もいつもと変わらずに感じてしまうでしょう。しかし、お腹が大きくなるにつれて強すぎる性欲は悩みの種になります。

妊娠中はいつでもセックスやオナニーができるわけではありません。だからこそ、自分で上手く消化できなければストレスを感じてしまうでしょう。

つわりがひどすぎて性欲皆無！

「つわりがひどすぎて性欲皆無って感じ。むしろセックスやオナニーに対して嫌悪感を感じるようになりました」（女性/26歳/主婦）

妊娠中の悩みと言えば、性欲の他にもつわりがありますよね。つわりの症状や度合いは人それぞれなので、感じない人もいれば寝込んでしまうほどのつらさを味わう人もいるでしょう。つわりの症状が重いと、性欲を感じる暇もありません。

また、女性によってはつわりやホルモンバランスの変化によって性欲を感じなくなることも。セックスやオナニーに対して嫌悪感を持ち、妊娠を機にセックスレスに陥る夫婦も多いです。

セックスしたい気持ちがあっても不安で…

「セックスしたい気持ちがあっても不安で…。自分の身勝手な気持ちでセックスして、赤ちゃんに何かあったらどうしようって…」（女性/32歳/主婦）

セックスしたいという気持ちがあっても、妊娠中という事実は女性に重くのしかかるものです。お腹で赤ちゃんを育てているからこそ、「何かあったらどうしよう」「このセックスがトラブルに繋がるかも」と不安に感じてしまうでしょう。

また、妊娠中は特に不安を感じやすくなります。ホルモンバランスが妊娠前に比べて変わりやすくなっているため、セックスに対する不安もより強く感じるでしょう。

母としての意識が芽生えたせいか性欲が皆無になった

「母としての意識が芽生えたせいか、性欲が皆無になった。夫から求められても嫌に感じ、もうしなくてもいいかなって」（女性/28歳/主婦）

女性は妊娠すると、母としての意識が芽生えてくる人が多いです。お腹で赤ちゃんを育てているからこそ、親としての責任感も強く感じるでしょう。これによって性欲を感じなくなることも多く、出産後のセックスレスの原因としても挙げられます。

しかし、自分では「しなくてもいい」と思っていても、夫も同じ気持ちとは限りません。妊娠中や出産後は、自分だけでなく夫の性欲とも向き合っていく必要があります。

出典：iroha contents『妊娠中のセルフプレジャー/早乙女智子先生』
https://iroha-contents.com/womens/433.html

ママ、あのね『妊娠中にイライラしたり情緒不安定になったら』
https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/pregnancy/article/preg-frustrating-08.htm

ここからは、妊娠中の性欲に関するお悩みを、女性の意見を交えて紹介します。

世の妊婦さんは、次のような性欲の悩みを抱えるようです。自分だけでなく他の女性も同じような悩みを持っていると理解することで、肩の荷が降りるかもしれません。

妊娠中なのに性欲があるのが恥ずかしい

「妊娠中なのに性欲があるのが恥ずかしい。母親としての自覚を持たなきゃいけないのに、性欲を感じるなんて母失格だと思う」（女性/27歳/主婦）

妊娠中に性欲を感じると、それを恥ずかしいと思ってしまう女性は多いでしょう。しかし、妊娠中であっても性欲を感じるのは当たり前といえます。恥じる必要はありませんし、性欲を感じるのは当たり前だと自分を認めてあげましょう。

また、女性によっては「母失格」とさえ思ってしまう人もいますよね。そこまで自分を追い詰める必要はないので、もっと自分を受け入れてあげるよう意識しましょう。

性欲がなさすぎてセックスレスが心配

「性欲がなさすぎてセックスレスが心配です。このまま性欲が戻らないと、夫と仲が悪くなってしまいそう…」（女性/33歳/主婦）

女性の中には、逆に性欲を全く感じなくなる人もいます。妊娠前と比べて性欲を全く感じなくなると、セックスレスの心配も出てくるでしょう。このまま同じ状況が続くことで、夫との関係が悪くなってしまうのではないかという不安も感じるはず。

しかし、出産を機に性欲が戻る人も多いです。また、性欲について事前に夫婦で話し合っておくことで、セックスレス問題とも上手く向き合っていけるでしょう。

性欲はあるけど体調が優れない

「性欲はあるけど体調が優れない。なかなか夫の相手をしてあげられないから、浮気されないか心配で…」（女性/34歳/主婦）

性欲を感じていても、体調が悪ければそれを解消することができませんよね。また、体調不良が続けば、夫に我慢を強いることにもなります。これによって愛想を尽かされないか、浮気されないかと心配になる人は多いでしょう。

しかし、体調が優れないとはっきり伝えておくことで、夫の理解も得られます。妊娠という通常とは違う状態だからこそ、夫婦できちんと話し合っておきましょう。

性欲を上手く発散できないからストレスが溜まる

「性欲を上手く発散できないからストレスが溜まって、夫に当たることも増え、申し訳ない気持ちでいっぱいです」（女性/24歳/主婦）

妊娠中は馴染みのある方法でセックスやオナニーができないので、性欲を上手く発散できない人も多いでしょう。また、性欲を上手く発散できないと、それだけストレスも感じやすいです。自分のストレスが積み重なれば、ついつい周りに当たってしまうでしょう。

そして、それに対して罪悪感も覚えますよね。ますますストレスを溜め込むことになり、悪循環が続くでしょう。だからこそ、セックスやオナニーの方法を変えたり、他の発散法を試したりなどの工夫が大切ですよ。

夫の性欲と自分の性欲が釣り合わない

「夫の性欲と自分の性欲が釣り合いません。やっぱり夫の方が性欲が強いみたいで、相手してあげたくてもそれが叶わない」（女性/31歳/主婦）

夫と自分の性欲が釣り合わないという悩みを抱える人も多いですよね。妊娠前は応えてあげられたことでも、妊娠中はそれが叶わなくなります。お腹に赤ちゃんがいるという緊張や責任があるからこそ、申し訳ない気持ちはありつつ断ることも多くなるでしょう。

しかし、妊娠中でもそうでなくても、必ずしも妻に夫の性欲に応える義務はありません。どうしても無理と感じるなら、夫に自己処理を頼むことも大切ですよ。

ここからは、妊娠中のセックスや自慰のやり方を紹介します。

妊娠中、体調や状態が優れているのであれば、セックスや自慰（オナニー）をしても問題ありません。上手く性欲と付き合っていくためにも、正しいセックス・自慰方法について知っておきましょう。

基本的にソフトタッチで

セックスやオナニーをする時は、基本的にソフトタッチで行いましょう。激しい刺激を与えることでトラブルを引き起こす恐れがあるため、優しいタッチで行うべきです。優しく柔らかい刺激を与えることで、性欲が徐々に解消されていくでしょう。

また、刺激が激しいほど体に与える負担が増えていきます。妊娠中は自分だけの体ではないので、赤ちゃんに負担をかけない刺激を心がけましょう。激しいプレイがしたくても、出産後まで我慢すべきです。

ソフトタッチな刺激でも、やり方次第では強い快感を得られます。妊娠中は刺激を与える方法を工夫し、母子ともに負担を感じないよう配慮しましょう。

お腹を圧迫しないプレイにする

どんな刺激であっても、激しいものは負担を感じさせます。また、激しくなるほど無意識にお腹を圧迫しやすいです。赤ちゃんに負担をかけることになり、妊娠や出産に問題をきたす恐れもあるでしょう。

だからこそ、常に優しい刺激を心がけてください。「お腹を圧迫していないか」「負担をかけていないか」など、夫婦で気をつけることでトラブルを防げるでしょう。妊娠中は快感を得ることだけに夢中にならない意識も必要です。

「自分のお腹の中には赤ちゃんがいる」と自覚することで、どんなプレイが最適かが分かってきます。セックスやオナニーができるからといって、無理しないようにしましょう。

おもちゃではなく手を使う

妊娠前にはおもちゃやアダルトグッズで刺激を得ていた人もいるでしょう。しかし、妊娠中は免疫力が低下しているせいで、感染症に簡単にかかりやすくなっています。こうしたものから感染するリスクもあるので、できるだけ自分の手で刺激しましょう。

また、どんなに清潔に保っているものでも、免疫力が低下していたり体調が優れなければ感染症にかかる恐れがあります。自分たちの行いによって後悔することもあるので、妊娠中はできる限りの対策をしておいた方が良いですよ。

アダルトグッズは、出産後でも十分に楽しめます。無理して妊娠中に使う必要はないので、おもちゃやアダルトグッズに頼りすぎないようにしましょう。

オナニーは清潔な手で行う

オナニーをする時は、必ず清潔な手で行いましょう。女性の中には、「したい」という気持ちを感じた時についつい手を伸ばしてしまう人もいますよね。しかし、妊娠中は感染症リスクが高くなっているため、意識して手を清潔に保つ必要があります。

ちょっとの軽い気持ちが後悔に繋がることもあるので、必ずオナニー前には手を清潔にしておきましょう。また、普段から使えるようにアルコールジェルや手拭きを用意しておくことをおすすめします。

安全に配慮してオナニーすることで、妊娠中も気持ちいいと感じられるオナニーができるでしょう。性欲を上手く発散するためにも、安全性を常に意識してくださいね。

出典：ママ、あのね『【保存版】妊婦さんが注意すべき感染症まとめ』
https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/pregnancy/article/preg-diseases2-05.htm

妊娠中のセックスや自慰は、次のようなやり方も大切です。

妊娠前とは違う体だからこそ、些細な変化にも敏感になりましょう。常に自分の体調や状態に気を配ることも大切ですよ。

リラックスできる体位で行う

妊娠中にセックスをする場合には、リラックスできる体位で行いましょう。特に、お腹が大きくなってくると座ることさえ苦に感じやすいです。少しの体位の変化が女性の体に負担をかけてしまうことも多いので、行為に集中するためにもリラックスできる体位を心がけましょう。

また、お腹が圧迫される体位は女性も赤ちゃんも苦しさを感じます。妊娠や出産のトラブルに繋がることもあるので、圧迫させないような配慮が求められるでしょう。他にも、長時間の同じ体位は避けるべきです。

妊娠前は楽だと感じていた体位も、妊娠中はそうでなくなります。体が変化しているからこそ、妊娠中のセックスもそれにあったものに変えていきましょう。

体調が優れない時は無理して行わない

女性の体調が優れない時は、無理してセックスやオナニーを行わないようにしましょう。体調が優れない中でのセックスやオナニーは感染症のリスクを高めます。思わぬトラブルを招く恐れもあり、母子ともに危険な状態に陥る可能性も。

そのため、夫から求められたからといって無理して応じる必要はありません。事前に「体調が悪い時は感染症のリスクが上がる」「無理して行うのはいけない」と話しておくことで、夫も理解を示してくれるでしょう。

大切なのは、自分が我慢すればいいと割り切らないことです。妊娠中の夫の性欲を心配する妻の気持ちもわかりますが、妊娠中は特に自分の体調を優先しましょう。

セックス・自慰後はきちんと清潔にする

セックスやオナニーに使うものを清潔に保っておくことは第一条件ですが、終了後に自分の体を清潔にしておくことも忘れてはいけません。妊娠中は感染症にかかりやすくなっています。使うものが清潔であっても、その後に汚れたままでは不衛生でしょう。

だからこそ、セックスやオナニー後は体をしっかり洗って清潔にしておくべきです。使ったものはすぐに片付け、必要であれば綺麗に洗っておきましょう。他にも、汚れた手で性器を触ってはいけません。

また、処理にも体力を使います。セックスやオナニーで体力を消耗しているなら、夫に頼むか体力が回復してから片付けるようにしましょう。

コンドームの着用を夫婦で意識する

男性の中には、妻が妊娠中だからとコンドームは不要と考えている人も多いです。しかし、妊娠中であってもコンドームは必要ですし、感染症を防ぎたいなら装着させるべき。「つけなくていいや」という楽観的な考えがトラブルを招くと、夫婦で自覚しておきましょう。

また、どうしても夫がコンドームを装着してくれないなら、セックスに応じる必要はありません。赤ちゃんと自分の安全を優先するべきです。

妊娠中は自分だけでなく夫の性欲も解消しなければいけませんよね。ですが、第一に自分や赤ちゃんの安全を考えるようにしましょう。

ここからは、妊娠中のセックスや自慰の注意点を紹介します。

妊娠中はセックスや自慰をしても良い場合も多いですが、そんな時でも次のような注意すべきことを頭に入れておきましょう。

激しいセックスは禁止

どんなに体調が優れていても、妊娠中は激しいセックスはやめましょう。特に、妊娠中期から後期はお腹も張りやすくなってきます。激しいセックスをすることで体調に変化をきたす恐れもあるため、ゆっくりしたセックスを心がけましょう。

また、ゆっくりしたセックスでも、異常を感じる場合にはすぐに行為を中断してください。いくら安全と医師から言われていても、人によっては些細な振動がトラブルの引き金となることも。安全に赤ちゃんを産みたいなら、自分の体の変化に敏感になりましょう。

ただし、安全なセックスをするためと気を張りつめていると、それだけで疲労を感じます。そのため、悪いことを考えすぎずリラックスすることも忘れてはいけませんよ。

行為に没頭して異変を見逃さないように

セックスや自慰をするとき、行為に没頭して異変を見逃さないように気を付けましょう。特に妊娠中期から後期はお腹の大きさが目に見えて大きくなってきますし、張りやすくなってきます。些細な圧迫や刺激でトラブルに発展する恐れもあるので、少しの異変も見逃さないよう、体の変化に敏感になりましょう。

また、後期は出産に向けて子宮口が柔らかくなってくるといわれています。これによって出血しやすくなり、女性の不安をよりかき立てることになるでしょう。そのため、体調が安定していても油断してはいけないのです。

人によっては妊娠後期であっても性欲を感じるでしょう。しかし、だからといって性欲に従うばかりにならないよう自制も必要ですよ。

おもちゃの挿入は控える

妊娠前は、アダルトグッズなどのおもちゃを使ったセックスやオナニーをしていた人も多いでしょう。しかし、こうしたおもちゃは体に少なからず負担をかけるものです。使うことによってトラブルを引き起こす恐れがあるので、なるべく挿入は控えましょう。

また、アダルトグッズの保管状況が不衛生だと、感染症を引き起こす恐れがあります。些細な不注意から感染症にかかってしまう恐れもあり、妊娠や出産に大きな問題をきたす恐れも。安全を願うなら、使用は控えるようにしましょう。

妊娠中でもセックスやオナニーをしてもいいといっても、その方法には気を配る必要があります。自分だけの体ではないからこそ、安全な方法で性欲を発散しましょう。

出血がある時はやめる

妊娠初期であっても後期であっても、何らかのトラブルで出血することがあります。セックスやオナニー前にどんなに体調が優れていても、行為によって出血を引き起こす恐れもあるので、問題を感じた時にはすぐに中断しましょう。

また、出血が続いている時は、無理にセックスやオナニーをすべきではありません。問題やトラブルが収まってからの方が安全ですし、さらなるトラブルを招かずに済みます。自分の体の変化に敏感になっておくことで、安全にできる日を見極められるでしょう。

他にも、出血がある時や心配な時には夫への相談も必要です。夫婦で体の変化に敏感になっておくことで、セックスレスやトラブルを未然に防げますよ。

お腹の張りがあるならやめる

妊娠中期から後期にかけてお腹が張りやすくなります。ゆっくりとした動作でセックスやオナニーをしていても、刺激によってお腹が張ることがあります。強い張りや痛みを感じる場合は、すぐに行為を中断しましょう。

他にも、お腹の張りを感じているのに無理してセックスやオナニーをしてはいけません。「少しならいいかも…」という油断が大きなトラブルを招く可能性もあるので、楽観視しすぎないようにしましょう。

また、セックス中にお腹の張り以外のトラブルがあった場合も同じです。少しでも「おかしい」「痛いかも」と感じるなら、すぐにやめた方がいいでしょう。

妊娠中のセックスや自慰の注意点には、次のようなものも挙げられます。

妊娠中は特に腹部への圧迫や圧力に気をつけましょう。赤ちゃんがいるところだからこそ、行為中も圧迫しないよう注意を払うことが大切です。

腹部を圧迫したり圧力がかかる体位は避ける

妊婦の体で一番守るべき場所といえば、赤ちゃんを育てているお腹が挙げられます。だからこそ、セックスやオナニーでは腹部を圧迫したり圧力をかけたりする体位は避けるようにしましょう。特に、うつ伏せなどの体位は避けるべきです。

自分では息苦しさを感じなくても、お腹の中にいる赤ちゃんが圧迫されてしまう恐れがあるので大変危険といえます。何も問題がなくても、できるだけこうした体位はやめた方が良いでしょう。安全に赤ちゃんを育てるために、自分が慣れている体位であっても避けるべきです。

また、人によっては特定の体位でないと感じにくいという人もいるでしょう。しかし、妊娠中はあらゆるトラブルの危険が潜んでいるため、感じやすい体位を新たに見つけるなどの工夫も求められますよ。

セックスや自慰をする時は感染症予防を徹底する

妊娠中の女性の膣は自浄作用が通常に比べると低下しており、感染症にかかりやすくなっています。だからこそ、セックスやオナニーをする時は感染症予防を徹底しましょう。

行為前からしっかり対策することで、トラブルや感染症を防ぐことができます。夫婦共に意識して対策すれば、より効果のある対策法になるでしょう。手を綺麗に洗ったりタオルを綺麗なものにしたりするだけでも効果はあります。

ただし、どんなに対策しても感染症にかかってしまうことも。普段と何か違うと感じたら、すぐに診察を受けましょう。

乳首への刺激もできるだけ控える

膣やクリトリスへの刺激が思うようにできないとあれば、乳首への刺激を考える人も多いでしょう。しかし、乳首への刺激は子宮収縮の危険性を高めるため、できるだけ控えた方が良いですよ。より張りを強く感じる可能性もあるので、過度の刺激は避けましょう。

ただし、ソフトタッチであればある程度刺激しても問題ないと言えます。どこを刺激するにしても、大切なのは「刺激を与えすぎない」ことです。過度な刺激は子宮収縮やお腹の張りを感じさせる原因になるで、なるべく避けるべきでしょう。

妊娠中は妊娠前に比べると、さまざまなことが制限されます。性欲を感じてもそれを上手く消化できないこともあるので、自分の中で割り切っていくことも大切ですよ。

医師から安静を言い渡されている場合は行わない

妊娠中、自分の体調がいくら優れていても、医師から安静を言い渡されている場合は、セックスやオナニーはやめましょう。医師は赤ちゃんやお母さんのことを考えて安静を言い渡しているので、それを守るべきです。

また、医師の指示を無視することで大きなトラブルに発展する恐れもあります。「あの時、従っていれば…」と後悔したくありませんよね。だからこそ、医師の言葉には従うようにしましょう。

夫婦共に体調に気をつけるだけで、より安全な出産へと繋げていけます。性欲を感じても、自分の感情を優先させすぎないよう自制しましょう。

普段から夫婦で性行為について話し合っておく

性行為については、普段から夫婦で話し合っておくことも大切です。いくら母親だけが「オナニーに気をつけよう」「セックスは控えよう」と気をつけていても、夫が楽観視していればトラブルに繋がる恐れがあります。

だからこそ、妊娠中は夫婦で考え方を合わせるべきです。「妊娠中のセックスにはこういう危険がある」「何か起こった時にはこういう対処が必要」と二人で認識を揃えておくことで、万が一の事態にも焦らずに対応できるでしょう。

また、性欲を全く感じなくなったなら、それもはっきりと意思表示するべきです。性欲について話し合うことで、セックスレス問題を未然に回避できるでしょう。

出典：新中野女性クリニック『妊娠中に乳首を刺激すると良くないと聞きましたが、本当ですか？』
http://snwomen.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/106/~/妊娠中に乳首を刺激すると良くないと聞きましたが、本当ですか？

ここからは、性欲以外の妊娠中の疑問について紹介します。

妊娠中は何かと疑問に思うことが増えるでしょう。そんな疑問を感じている女性の心を軽くすべく、妊娠中のあるあるな悩みについてお答えします！

妊娠中に食べた方が良い食べ物は？

妊娠中は、何を食べたら良いのかと悩む女性は多いでしょう。普段と同じ食生活を繰り返していては、赤ちゃんの発育に問題をきたすかもしれない…。そうした不安があるからこそ、食べ物には気をつけたいですよね。

妊娠中は赤ちゃんに多くの栄養を送る必要があります。赤ちゃんの成長や母体の健康維持のために、葉酸や鉄分、カルシウムなどの栄養素を多く摂取できる食べ物がおすすめです。ほうれん草、レバー、小魚などの食品を摂取するよう心がけましょう。

ただし、どんなに妊娠中に摂るべき栄養素でも、摂りすぎは逆効果になります。特に、ビタミンAやカフェインの摂りすぎにはよく注意しましょう。

妊娠中はいつまで働いていいの？

女性の中には、妊娠をしていてもそのまま働いている人も多いですよね。しかし、お腹が大きくなるにつれて「いつまで働いていいのか？」という疑問を持つでしょう。体調が優れていれば優れているほど、ギリギリまで働きたくなりますよね。

ですが、妊娠中はいつ何が起こるかわかりません。勤務中のストレスさえお腹の張りの原因になり得るので、後期に入ったらできるだけ出産に向けて休みを取るべきでしょう。また、引き継ぎを考えた行動を取ることで、周りにかける迷惑も抑えられます。

逆に、動けるからと無理して働けば、万が一の事態に陥ったときに、自分だけでなく周りも迷惑を感じるでしょう。だからこそ、後期に入ったらできるだけ引き継ぎ作業をして安全な環境を整えるべきです。

妊娠中に自転車や車の運転はしていいの？

妊娠中は移動するのも大変になりますよね。特に、お腹が大きくなってくる中期から後期は歩くことさえ苦に感じるでしょう。そのため、自転車や車を使って移動を楽にしたいと思う人も多いはず。

しかし、こうした乗り物はお腹に圧迫感を与えやすいですし、同じ体勢をとり続けることで血の巡りが悪くなり、むくみや痛みの原因にもなりやすいです。

また、妊娠中は反射力が鈍くなりますし、急な痛みがやってくる恐れもあるため、できれば自分で運転する乗り物は避けたいところです。誰かに運転を頼んだり公共交通機関を利用するなど、安全に移動できるよう可能な範囲で工夫しましょう。

妊娠中にパーマやヘアカラーをしてもいいの？

女性はどんな時でも、綺麗な自分でいたいと思うもの。だからこそ、妊娠中でもパーマやヘアカラーでおしゃれをしたいと思う人は多いでしょう。しかし、妊娠中という普通とは違う状態のため、それらをしてもいいのかと疑問に思いますよね。

パーマ剤やヘアカラー剤が赤ちゃんに悪影響を及ぼすという報告はあまりないようです。そのため、安全性が確認されているならしても問題ないといえます。ですが、パーマやヘアカラーは長時間座っていることが予想されるものです。

特に、髪がロングの人ほど時間がかかります。長時間同じ体勢で座ることでお腹が圧迫される恐れもあるため、妊娠中期から後期は体調と相談しながら利用した方が良いでしょう。

妊娠中に肌や髪のトラブルが増えるのはなぜ？普段は肌トラブルを感じない人でも、妊娠を機に肌環境が崩れてしまう人は多いです。前とは違う肌や髪の状態に、頭を悩ませる人も多いでしょう。そして、同時に「妊娠するとどうして肌や髪のトラブルが増えるのか？」と疑問を抱きますよね。

これは、お腹の中で赤ちゃんを育てるために、子宮にたくさんの栄養を送っているからです。血液も栄養も赤ちゃんを育てるために多くのものが送られます。そのため、母体である母親の身体にトラブルが増えてしまうのです。

これらのトラブルは、妊娠中はあるあるといえます。しかし、きちんと対処していくことで、妊娠中でも肌や髪を健康に保つことができるでしょう。

出典：
moony『妊娠中の食事 妊婦にいい食べ物・悪い食べ物』
https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/meal/pt0454.html

たまひよ 妊娠用語辞典『妊娠中の自転車』
https://st.benesse.ne.jp/word/ninshin/content/?id=56128

たまひよ 妊娠用語辞典『車の自転車』
https://st.benesse.ne.jp/word/ninshin/content/?id=56096

ゼクシィBaby『【医師監修】妊娠中のヘアカラーはＯＫ？パーマは？エクステは？』
https://zexybaby.zexy.net/taikenki/entry/expert0032

dプログラム『妊娠中・出産後のスキンケア』
https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol19.html