セックスが上手くなりたい男性必見！練習方法や上達するコツも伝授

セックスに練習は必要？AVをお手本にするのはほどほどに

セックスの練習のためにAVを観るという男性は少なくないでしょう。しかしお手本にするのはほどほどにしておいたほうがいいかもしれません。『ヒアリングセックス』（長谷川瞳）には、以下のような記述があります。

「（前略）

一方、AVを全面的に信じてお手本にしているいまの男性たちのセックスはどうでしょうか。自分のセックスを振り返ってみてください。AVと同じようなお決まりの流れになっていませんか？　セックスがワンパターンになっていませんか？

唇から首筋へと順にキスをしたら乳房を愛撫し、指で女性器を愛撫してクンニしたら、フェラチオをさせて正常位で挿入。AVそのままに後背位や騎乗位などひととおりの体位転換をしたら正常位でフィニッシュへ。

それらのパターンが一概に悪いと言いたいわけではありません。AVというお手本、いわゆる”教科書”を『これでいいんだ』と全面的に信じてしまうことによって、セックスの流れのなかで、女性に意識が向かなくなってしまっていることが問題なのです。

相手女性がほとんど反応を示していない愛撫を『AVでもやっているから』と疑うことなく繰り返す。あるいは、彼女がある体位でものすごく感じているのに、それに気付かず体位を変えてしまう、といったふうに。

AVによって想像力を削がれた男性たちのセックスはワンパターン化し、女性たちの反応に鈍感になってしまいました。これは、本当にいいセックスをするための大きな障害になるにちがいありません。」

このように、AVを鵜呑みにしてセックスするのではなく、女性の反応に敏感になることが重要なのかもしれません。

実践を重ねることが「セックスの練習」になる！

セックスを学ぶには、どうしたらいいのでしょうか。『女医が教える本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋美玄）には、以下のような記述があります。

「知ったかぶりは格好わるい―セックスに限らず何につけてもいえることです。そしてそれ以上に、もったいないと思います。自分がまだ経験していないことを、さも熟知しているかのように振る舞うと、せっかくの学ぶ機会を失います。セックスにおけるテクニックもベッドでの振る舞いも、実践しながら学んでいくものです。マニュアル本を何冊も読むよりも、彼女と一緒に試行錯誤しながら経験を積むことで、”本当に気持ちのいいセックス”に近づけます。その場で学習することを放棄するようでは、いつまでも上達は望めないでしょう。

（中略）

あなたにそれなりの女性遍歴がある場合でも、それまでの経験が、いまの彼女にも活かせるとはかぎりません。”彼女とのセックス”においては、あなたもビギナー。まっさらな気持ちで向き合ってはじめて、彼女の心をつかめます。わからないことがあったら、その場で尋ねること。それは恥ずかしいことでも何でもありません。いつまでも初心を忘れない人だけが、真のセックス上級者になれるのです。」

このように、彼女の反応を見たり、本人に聞いたりすることが、セックスの上達につながるようです。AVやマニュアル本よりも目の前の彼女から正解を見つけるようにするのが、セックス上達の秘訣と言えるでしょう。

＜参考文献＞
『ヒアリングセックス』（長谷川瞳）
『女医が教える本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋美玄）