結婚をやめたいと思うのはマリッジブルー?
もしかすると、あなたが大好きな彼との結婚をやめたいと考えてしまうのは、マリッジブルーのせいかもしれません。今回は、結婚をやめたいという気持ちとマリッジブルーの関係についてご紹介します。
そもそも「マリッジブルー」とは
結婚に対する不安からさまざまな不調を感じること
マリッジブルーは、結婚に対する不安などが原因で不調を感じることを言います。具体的な症状については後述しますが、心や体にさまざまな変化が生じるため、マリッジブルーになると戸惑ってしまう人が多いようです。
女性だけでなく男性にも起きる
マリッジブルーは結婚を控えた女性にのみ起きるもの。そんなイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか?実は、マリッジブルーは女性だけでなく男性にも起きるんです。
ゼクシイ公式サイトの調査では、「結婚した男性の43.7%がマリッジブルーに陥っていた」という結果も出ているほど。
結婚前に女性が不安を感じるのと同様に、男性も「これからは自分が家族を養っていかなければいけないんだ」という強いプレッシャーを感じています。そういった緊張感や不安が原因となり、マリッジブルーに陥ってしまうのです。
出典:彼女に言えない男のマリッジブルー|ゼクシィ(2017年9月)
https://zexy.net/article/app000000775/
マリッジブルーかどうかを見極めることが大切
あなたがもし、「婚約したばかりなのにパートナーとの喧嘩が絶えない」「結婚のことを考えると落ち込んで、涙が出てくる」と悩んでいるのなら、それはマリッジブルーのせいかもしれません。
正式に婚姻届を出す前にそのような状態が続くと、「このままこの人と結婚しても大丈夫だろうか?」と悩んでしまいますよね。しかし、だからといって勢いに任せて別れを切り出すのは避けましょう。
あなたのイライラや悲しみがマリッジブルーのせいだとしたら、その感情はいずれおさまります。焦らず、落ち着いて対処していきましょう。
結婚をやめたい…マリッジブルーの症状とは
ここからは、マリッジブルーの代表的な症状をご紹介します。結婚をやめたいと悩んでいる人や、「私、もしかするとマリッジブルーかも…」と感じている人は、当てはまるものがあるか確認してみてくださいね。
婚約を後悔する
マリッジブルーの症状としてまず挙げられるのが、婚約を後悔することです。プロポーズをされたばかりの頃はワクワクしていたはずなのに、今は新婚生活やパートナーのことを考えるだけで気分が落ち込んでくる…という状態なら要注意。
なかには、「彼と婚約したこと自体が間違いだったのではないか?」というところまで思いつめてしまう人もいます。
イライラしやすくなる
パートナーの言動にイライラしやすくなるのも、マリッジブルーの症状の一つです。
マリッジブルーに陥ると、結婚生活に対する不安が強くなり、自分自身に余裕がなくなっていきます。その結果、パートナーの些細な言動が癇に障るようになり、不満を抱きやすくなってしまうのです。
パートナーとの結婚生活に関してだけでなく、義理の家族との付き合いなどにもイライラが募り、愚痴っぽくなってしまう人も少なくありません。
なかなか眠れない
最近、しっかり眠れていますか?眠りが浅い、寝つけないなどの症状に悩まされているなら、マリッジブルーが関係しているかもしれません。
結婚に対する悩みや不安、緊張などのストレスは、安眠を妨げる原因になります。眠れない状態が続くと生活に支障をきたしかねないので、公共のお悩み相談サービスや医師の診察を受けることも検討してみてくださいね。
出典:心の丸窓(11)マリッジブルー | 新宿 心療内科 心の杜・新宿クリニック
http://www.kokoronomori.jp/2013/05/22/post-38
食欲がない
結婚前のマリッジブルーは、食欲にも影響します。「最近、前より食が細くなったな」と感じていませんか?
反対に、「結婚に対する不安を解消したい」という理由で過食に走ってしまう人もいます。過食してしまったストレスで、さらに過食してしまうという悪循環に陥る場合も。
美味しいものを食べて適度にストレスを発散するのは、大切なことです。しかしあまりにも極端な場合は、一度専門医のもとを訪ねるのが良いでしょう。
何もかもを手放して遠くへ行きたくなる
「結婚をやめたい。何もかもを手放して遠くへ行きたい…」マリッジブルーに陥った際、そんな気持ちを抱える女性も多いようです。
自分なりに不安な気持ちと向き合ってみたけれど、思うように解決できなかった。パートナーの言動にイライラし、嫌味を言ってしまう自分が情けない…。一時的なものとはいえ、そのような気持ちを抱えた状態が続けば、結婚をやめたいと考えてしまうのも無理はないでしょう。
マリッジブルーになりやすい人の特徴
ネガティブ思考
マリッジブルーの原因は、結婚に対する不安や不満です。物事を悪い方向に考えがちなネガティブ思考の人は、マリッジブルーになりやすいと言えるでしょう。
例えば、結婚後の義両親とのお付き合いについて、「お義母さんに色々教えてもらおう!楽しみ!」と前向きに考えるのと、「嫌味を言われたらどうしよう…。お義母さん、気が強そうだし嫌だなあ…」と悩むのとでは、憂鬱な気持ちの度合いが変わってきますよね。
何でもかんでもポジティブに考えれば良いというわけではありませんが、なるべく物事を前向きに捉えたり、良いことに目を向けたほうが、不安や不満を感じる回数は少なくなります。
責任感が強い
責任感が強く、「結婚するからには完璧な妻にならなければいけない」などと考えがちな人も、マリッジブルーになりやすいでしょう。
「毎日3食、家庭料理のプロが作るようなご飯を用意しなければ」「家のなかは常にピカピカにしないと」「夫が帰ってきたら、毎日笑顔で話を聞いてあげるべき」なんて思っていませんか?
責任感が強いのは良いことですが、あまり真面目に考えすぎるとストレスになってしまいます。結婚をやめたいと感じる原因にもなりかねないので、少し気持ちを楽に持つようにしましょう。
家族と仲が良い
「母親とは姉妹のように仲がよく、なんでも話せる」「尊敬する男性は父親」というように、家族と仲睦まじい生活を送っている方もいるでしょう。そのような人も、マリッジブルーに陥りやすいと言えます。
名字が変わっても実の両親の娘・家族であることに変わりはありませんが、婿養子などの方法を取らない限り、結婚後はパートナーの姓を名乗ることになります。また、結婚を機に県外へ引っ越す場合などは、今までのように両親と気軽に会うことができなくなりますよね。
これまで暮らした家を出て、自分を育ててくれた家族と離れ離れになることに寂しさを感じる女性は少なくありませんが、家族と仲が良い人の場合は人並み以上に寂しさや不安を感じやすくなります。そのため、結婚後にマリッジブルーに陥りやすくなってしまうのです。
義両親に苦手意識がある
彼のことは大好きだけど、義両親が苦手。そんな悩みを抱えている人も同様です。「一緒に食事に行ったときに嫌味を言われた」「特にこれといって嫌なことは言われてないけど、なんとなく苦手」など原因はさまざまですが、一度苦手意識を持ってしまうと払拭するのは難しいですよね。
嫁に行く形であれ、婿養子であれ、義両親との関係は結婚後ずっと続いていくもの。義両親に苦手意識を持っている状態では、結婚に対する不安が倍増してしまいますよね。そのような場合は、マリッジブルーに陥り「結婚をやめたいな」と考えてしまうのも無理はないでしょう。
環境の変化に弱い
先ほども触れましたが、女性の多くは結婚を機に、今までとは異なる環境に身を置くことになります。苗字が変わるだけでなく、引っ越しで地元を離れたり仕事を退職したり、それらに伴う手続きを行ったりと、何かと忙しない毎日が続くでしょう。
これらはただでさえ手間のかかることですが、環境の変化に弱い人はよりストレスを感じやすいため、マリッジブルーに陥る可能性が高いと言えます。結婚式場や新居の準備、役所の手続きに…と動き回っているうちは良いものの、一段落ついたときにどっと疲れが出て、マリッジブルーの症状に悩まされてしまう人も多いようです。
結婚をやめたいと感じる理由
結婚をやめたい理由①彼でいいのかわからない…
「婚約後、彼氏が元カノとマメに連絡をとっていたことが判明しました。二人で出かけたこともあるみたい…。本人は食事しただけって言ってるけど、そんなの信じられません。こんな大事な時期に浮気するなんて許せないし、彼を選んでいいのかわかりません。」(23歳/女性/アパレル)
婚約後、彼氏が元カノと二人きりで会っていたというこちらの女性。こんなことをされてしまっては、彼のことを信じられなくなるのも無理はないでしょう。プロポーズをしておきながら他の女性と会うような彼を選んでもいいのか?と悩んでしまうのにも頷けます。
結婚をやめたい理由②今までと生活が変わってしまう
「就職してからずっと一人暮らしでだらけた生活をしていたから、結婚生活がつとまるか不安。朝早く起きて、ごはんとお弁当作って家事をして…なんて、私には絶対ムリ…。
彼のことは大好きだし、ずっと結婚に憧れていたけれど、新婚生活を考えると憂鬱。もうずっと自由な生活に戻れないのかと思うと、結婚やめたいなって考えてしまう。」(27歳/女性/事務職)
夫婦の形はそれぞれではあるものの、多くの場合、結婚後はパートナーにあわせて動かなければいけない部分が増えてきますよね。そうなれば、独身時代のように自由に生活することも難しくなるでしょう。
毎朝早起きをしてごはんやお弁当の準備をするのは大変なことですから、憂鬱になってしまう気持ちも理解できますね。
結婚をやめたい理由③経済面で不安がある
「恥ずかしい話…私も彼も浪費家で、貯金がないんです。彼は『大丈夫だよ、なんとかなる!いや、なんとかするよ!』って言うけど、気持ちだけでなんとかできるものじゃないですよね。
新しい家を契約するのにだってお金がかかるし、このままじゃ結婚式もできないし、新婚旅行にも行けない…。自業自得なんですが、今後の結婚生活を考えると不安すぎます。できることなら結婚をやめて、きちんと貯金してから一緒になりたいです。」(26歳/女性/接客業)
新婚生活を始めるためには、何かとお金がかかるもの。きちんと結婚式を挙げたい、新婚旅行に行きたいと考えている人の場合は、なおさらお金が必要になります。
結婚をOKしたのはいいものの、こちらの女性のように「やっぱりお金を貯めてからがいいかも…」と不安になってしまう人もいるようです。
結婚をやめたい理由④親に反対されて…
「付き合ってた頃はよかったのに、プロポーズされてから急に、親が結婚に反対するようになった。彼のことを悪く言ってきたり、結婚したら後悔するよ!って言われたりしたことも…。
結婚式の話をしてもムスッとしてて、まるで私が結婚やめたいって言うのを待ってるみたい。初めの頃は『両親も寂しいのかも』と思えたけど、最近は周りに祝福されない形での結婚ならやめたいなって気持ちが強くなっている。」(29歳/女性/オペレーター)
せっかく結婚するなら、周りから祝福されたいもの。実の両親であれば、なおさら喜んで欲しいと思うものでしょう。寂しさからツンケンとした態度をとってしまっているのかもしれませんが、子供としては悲しいことですよね。結婚をやめたいと考えてしまうのも理解できます。
結婚をやめたい理由⑤結婚が決まってから喧嘩ばかり
「私と彼が本当に仲良しだったのって、プロポーズの直後までだったような気がします。お互いに主張が強いタイプなので、新居や結婚式場を決める際に大喧嘩になってしまって…。
私にも反省すべき点はたくさんあるけど、喧嘩ばっかり繰り返してて、これから大丈夫なのかなって。こんな苦しい思いをするなら結婚をやめたい。仲が良かったあの頃に戻りたいです。」(30歳/女性/製造業)
喧嘩が増えて結婚をやめたいと考えるようになってしまったというこちらの女性。新居探しや結婚式の準備の際に喧嘩になってしまうのは新婚さんあるあるですが、当事者としては先が不安になるもの。
上手に折り合いをつけて、結婚をやめたいという気持ちから脱出できると良いですね。
結婚をやめたいと感じたときの対処法
婚約破棄の理由や状況によっては、賠償金を支払わなければいけなくなるケースもあります。厳しいようですが、すでに彼氏・彼女という関係ではない以上、「やっぱり結婚をやめたい」と別れを切り出す行為にはリスクが伴うのです。
しかし、結婚をやめたいと感じている以上、その感情を持ち続けたまま関係を続けていくのはつらいですよね。そこで、結婚をやめたいと感じたときの対処法をご紹介します。
出典:婚約破棄(愛知県弁護士会)
https://www.aiben.jp/page/library/chukei/c1509.html
2人でしっかり話し合う
まずは結婚をやめたいと感じた理由について、パートナーと二人でしっかり話し合いましょう。あなたが今後の結婚生活に対して抱えている不安や、パートナーへの不安が、話し合うことで解消されれば、結婚をやめたいという気持ちも軽くなってくるはずです。
このタイミングで不安や不満を伝えられないと、結婚後にますます苦しい思いを抱えて後悔しかねません。あなたと彼はこれから夫婦になり、共に人生を歩んでいくのですから、伝えるべきことはしっかり伝えておきましょう。
親や既婚者の友達に話を聞いてもらう
親や既婚者の友達に話を聞いてもらうのも、結婚をやめたいと感じたときの対処法のひとつです。実際に結婚をやめたいと考えたことのある人、マリッジブルーを経験したことがある人がいれば、一度結婚をやめたいと思う理由について相談してみましょう。
ただし、配偶者の愚痴ばかりを言う人や、あなたの結婚に嫉妬心を抱く人などへの相談はNGです。悪い方向に傾きすぎないよう、あなたの話を親身に聞いてくれるような、信頼できる相手を選びましょう。
リラックスできる時間を作る
お気に入りの入浴剤を入れてお風呂に入る、ハーブティーを飲む、散歩に出てみる、趣味にいそしむなど、一日のどこかで自分だけのリラックスタイムを設けることも大切です。
一日中「結婚をやめたい」と考えていると、それだけでストレスが溜まってしまいます。マリッジブルーの症状から自分を守るという意味でも、結婚のことを一切考えずに落ち着ける時間を作りましょう。
深く考えすぎない
「結婚をやめたい」という気持ちでいっぱいになると、パートナーや義両親の嫌な部分ばかりが目についたり、新婚生活自体にポジティブな感情を見いだせなくなってしまうかもしれません。しかし、それらについて深く考えすぎるのはやめましょう。
ネガティブな状態に陥っているときに考えごとをしても良い方向にはいきませんし、余計に不満や不安が増し、結婚をやめたいという気持ちが強くなってしまいます。ついつい考え込んでしまうときは散歩に出たり、気持ちを紙に書き出すなどして上手に気分転換をしましょう。
「結婚をやめたい」という気持ちと上手に向き合おう
パートナーや新婚生活に対する不安・不満があると、一度は「結婚をやめたい」と思ってしまうもの。しかし、実際に婚約破棄を行うとなると、思いもよらぬ問題が生じてしまう可能性もあります。
大好きな人との結婚をやめたいと思ってしまうのは辛く苦しいことですが、もしかしたらその気持ちは、マリッジブルーの症状による一時的なものかもしれません。現在結婚をやめたいと悩んでいる人は、その気持ちに囚われすぎず、リラックスして過ごすようにしてくださいね。
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