仕事ができない上司に悩んでいる人は意外に多い!
チームとして円滑にコミュニケーションを図り、問題なく仕事が進む職場であれば快適ですが、そうとは限らないのが現実だと言えるでしょう。
仕事ができないのが部下ならまだしも、上司だとどうして良いのか分かりません。注意したり指摘したりしにくい存在でありながら、仕事ができないため、こちらはフラストレーションが溜まってしまうのでしょうね。
今回は、仕事ができない上司の特徴などを分析しつつ、仕事ができない上司への対処法を探っていきましょう。仕事ができない上司がいて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
仕事ができない上司の特徴①
感情的になりやすい
仕事ができる上司は、自分の感情をコントロールしているものです。自分よりさらに上の上司から叱責されたあとでも、部下にはいつもどおりに接したりしますし、顧客とトラブルがあっても周囲に当たることはありません。
しかし、仕事ができない上司の場合、感情のコントロールが下手なことが多く、周囲に八つ当たりすることも珍しくないのです。的確に指摘するならともかく、ただただ感情任せに怒鳴られると、周囲は委縮してしまうでしょう。
仕事ができない上司は、自分の感情に左右されることなくいつもどおりに仕事をこなす実力がないのでしょうね。
部下がしている仕事内容を把握していない
仕事ができない上司は、自分の仕事をすることに精一杯で、部下の仕事まで把握できません。それどころか、自分の仕事すらこなすことができず、挙句の果てに部下に無茶ぶりすることも珍しくないと言えるでしょう。
部下がしている仕事内容を把握していないため、部下から報告や連絡、相談などがあっても対応できるはずはありません。
相談があっても面倒くさがって、他の部下に丸投げしたりすることもあり得ます。そのくせ、自分の上司にはそのことを知られたくないと考えているので、上司の前ではあたかも部下のフォローをしているかのように振舞うのです。
都合の良いように振舞うため、部下からはまったく信頼されないでしょう。
部下に的確な指示を出せない
上司という立場なのですから、部下に的確な指示を出さなければなりません。また、自分では判断できないと思ったら、さらに上の上司に相談しなければならないこともあるのです。
仕事ができない上司は、そもそも「的確な指示とは何か」ということを分かっていません。的外れな指示を出したり、自分では判断できないことでも勝手に判断して指示を出してしまったりすることもよくあるのです。
それなのに、その指示に少しでも従わないと機嫌を損ねてしまうので、部下としてはどうして良いのか分からなくなってしまうのですね。
この場合は、本当にこれで良いのか、周囲に確認を取ることをおすすめします。
威張って偉そうにしている
あなたが今まで勤めていた職場で、威張って偉そうにしている上司はいませんでしたか?その人は仕事ができない上司ではなかったでしょうか。
本当に仕事ができる上司だったら、いちいち偉そうに威張ったりしないものです。それは仕事をこなすのが当たり前であり、仕事ができることで威張る意味などないという考えかているからでしょう。
仕事ができない上司ほど、自分の仕事っぷりに酔い、偉そうにします。また、仕事が全然できていなくても、自分の無力さを隠すためにわざと威張って、自分を大きく見せていることもあると言えるでしょう。
新しい仕事や考え方を敬遠する
時代は常に入れ替わり、仕事内容も人の考え方もどんどん変化していきます。常にその時代にあったやり方で仕事を進めていくものですが、仕事ができない上司は、新しい仕事や考え方を取り入れる要領の良さがありません。
ただでさえ仕事ができないのに、新しい仕事に携わる自信もないのでしょう。また、時代の進化とともに考え方も変化しているのに、頭がかたくて柔軟に対応する能力もないのです。
新入社員や部下の斬新な提案に対しても、賛同するどころか、鬱陶しく思い、今までのやり方や考え方を押し付けることも珍しくないと言えます。時代の流れに取り残され、どんどん仕事ができない人になっていくのでしょう。
仕事ができない上司の特徴②
仕事ができないではなく、そもそも仕事をしていない
あなたの周囲にいる仕事ができない上司ですが、その人は仕事ができないのではなく、そもそも仕事をしていないのではないでしょうか。
会社は毎日何年も通うわけですから、どんなに要領が悪くても、次第に仕事を覚えていくはずなのです。それなのに、10年20年経っても仕事ができないのですから、仕事をサボっているとしか思えません。
仕事をサボっているか、仕事に対して責任感を持たずに過ごしてきたかのどちらであると考えられるでしょう。
仕事は自分でするものではなく、部下に命令してさせるものだと勘違いしていることも考えられます。仕事をしていないのですから、何年経っても仕事ができないのは当たり前のことだと言えるでしょう。
文句は言うが努力はできない
仕事ができる上司は、何か問題や困難にぶち当たると、何とか工夫しながら解決しようと努力します。その努力を繰り返していくうちに仕事ができるようになり、現在に至っているのですね。
一方、仕事ができない上司は、問題や困難があっても「運が悪い」「面倒くさい」と文句を言うだけで、一切努力をしてこなかったのです。努力を一切しないため、周囲の同僚とどんどん実力が開いていき、結果的に仕事ができない上司になってしまったと言えるでしょう。
仕事でも人生でも、問題や困難を乗り越え、失敗を繰り返しながら成長するものなのです。何事も逃げていてはダメ、逃げてしまうと自分が余計につらくなるだけだということが分かりますね。
人を見て態度をコロコロ変える
仕事ができないのに、なぜここまで仕事を続けてこれたのでしょうか。また、役職がつくほど出世できたのでしょうか。そのあたりが不思議ですよね。
仕事ができない上司が、会社で自分の立場を維持しようとすると、自分の利益になりそうな人物に媚びなければなりません。自分より上の上司や、有能な部下を味方につけて自分の地位を守り続けてきたのです。
自分より上の上司の前では媚びへつらい、有能な部下を可愛がって、自分への忠誠心を持たせるのですね。気に入られたい人、気に入った人には、超がつくほど甘いのですが、それ以外の利益にならない人に対しては邪険に扱うことも珍しくありません。
私情を持ち出して八つ当たりする
夫婦仲が悪い、プライベートが上手くいっていないなど、私生活面で問題を抱えている場合でも、ほとんどの人は私情を仕事に持ち込みません。仕事とプライベートをハッキリと分けて考えることができてこそ立派な社会人なのです。
仕事ができない上司は、仕事とプライベートを分けて考えることができず、自分のイライラを周囲に当たり散らす傾向にあります。その時に犠牲になるのは、当然自分より下の部下たちですね。
仕事ができない上司でも、上司は上司です。部下たちは、反論することもできずにただただ怒りが収まるのを待つしかないため、ストレスが溜まってしまうと言えるでしょう。あまりにひどい場合は、無理せず周囲に相談するようにしてください。
部下を叱責ばかりしてフォローは一切しない
仕事なのですから、失敗したり、間違ったりしていたら叱責されるのは仕方のないことです。叱責されても、信頼のできる上司なら今後もついていこうと思えますよね。
しかし、仕事ができない上司の場合、部下のミスを叱責し、ひどい時には重箱の隅をつつくかのように細かく嫌味を言うこともあるのに、フォローはする気は一切ありません。部下からすると、叱責されるだけ叱責され、どうすれば良いのか分からないため途方に暮れてしまうのです。
フォローをしてくれる上司に叱責されても「頑張ろう」「上司に迷惑をかけないようにしよう」と思えるのですが、フォローもなく叱責するだけの上司だと気持ちが滅入ってしまうでしょう。
上司なのに仕事ができないワケって?
年功序列により無能な人が上司になったから
日本には、まだ根強く年功序列の制度が残っていたりします。年功序列とは、企業に長く勤めれば勤めるほど、昇格・昇給が上昇する制度でもあり、仕事の実力は基本的に関係がないシステムになっています。
現代ではこの年功序列を廃止し、実力主義に変える企業も増えてきました。しかし、現在一般企業で役職についている人たちのほとんどは、この年功序列によって立場が守られてきた人たちばかりなのです。
実力で判断されることなく、ただ「勤続年数」だけで昇格しているため、仕事ができない上司というものが出来上がってしまったのでしょう。仕事ができなくても昇格する制度は、平等のようで、実際は不公平なのかもしれません。
自分のことしか考えていない
職場に限らず、自分さえ良ければ良い、自分の都合にみんなが合わせてくれたら良いと考える人はいます。自分のことしか考えられないため、周囲に迷惑をかけることも珍しくありません。
会社は集団でのチームワークですから、周囲の人間と切磋琢磨しながら、また協力しながら仕事がどんどんできるようになるのです。それなのに、自分のことしか考えていない態度で仕事にのぞんでも、成長することなどないと言えるでしょう。
自分の仕事のことだけを考え、他の人のフォローはしない、自分の仕事でも難しいものは周囲に丸投げ、自分の仕事さえ無事に終われば問題がないと考えているのです。これでは人として成長するはずがないのです。
実力ではなく、媚びを売って得た地位だから
仕事に打ち込み、努力を積み重ねてきた上司だと、仕事ができるはずです。若い頃から、着々と実力をつけてきたため、臨機応変に対応でき、部下からも支持されるのでしょう。しかし、仕事ができない上司が昇格したのは、実力ではありません。
仕事ができない上司は、仕事内容で同僚に対抗することができないため、自分の上司など利益になる存在に媚びを売ることで昇格してきたのです。上司のご機嫌取りをして「仕事ができないが、可愛い憎めない奴だ」と思わせのし上がってきた、ある意味確信犯だと言っても過言ではありません。
媚びを売って得られる地位には限界があります。また、そのようなことで得た地位はもろく、ほころびが出るのも時間の問題だと言えるでしょう。
自分のことを仕事ができない人間だとは思っていない
仕事ができない上司をよく観察してください。仕事ができない上司は、そもそも自分のことを、仕事ができない上司だと自覚しているでしょうか。ほとんどが「NO」ではないでしょうか。仕事ができないという自覚があれば努力もするのですが、そもそも自覚がないのなら努力するはずもありません。
仕事ができないということに気づいていないならまだしも、自分は仕事ができる上司だと勘違いしていることも十分考えられるのです。こうなると、間違った指示を自信満々にしてくることもあり得ますので、本当に厄介だと言えるでしょう。
人の振り見て我が振り直せとはよく言ったものです。自分の実力を過大評価しすぎないように自分も注意したいですね。
仕事ができない上司に困惑したエピソード!
ここで、仕事ができない上司に困惑したエピソードをいくつか紹介していきましょう。仕事ができない上司を持つ人は、どんなことで困っているのでしょうか。
自分のミスを部下のせいにして責任逃れ…
「先日顧客からクレームが来た。上司の指示でしたことなのに、クレーム対応は自分…。間違ったことに対して謝ることもなく、始末書を書くのも自分でした。せめて悪かったの一言くらい言えよ!」(30歳/男性/電機メーカー勤務)
仕事ができない上司は、自分のミスをなかなか認めません。認めると、後始末を自分がしなくてはならなくなるからです。ただでさえ仕事ができないのに、失敗の後始末という難しい仕事などできるはずもありません。
このように手柄は自分のもの、失敗は部下のせいにして、上手く昇格していくので、部下からするとたまったものではありません。
使えない上司のせいでいつも残業に
「指示の出し方も的確でない上に、夕方になって時間がかかる仕事を指示してくる…。仕事ができないから、時間配分がめちゃくちゃで、自分のあとを引き継ぐ人の都合まで考えられないようですね」(27歳/女性/生命保険事務)
仕事ができる上司は、時間がかかる仕事は早めに指示します。また、指示も的確なため、引き継いだ人もスムーズに仕事ができるはずですね。しかし、仕事ができない上司の場合、時間配分が上手くできないため、あり得ない時間帯に仕事を指示してくることがあります。
納期が今日なのに、夕方持ってきて「これ急ぎで!」「18時までに仕上げて○○部長に渡して!」と平気で言ったりするので、部下は残業ばかりになってしまうのです。
仕事ができないくせに媚びを売るのは上手い
「あり得ないほどギリギリに仕事を振ってくる上司。ミスも多く、フォローするのは大変です。面倒なものはすべてこちらに押し付けるのに、さも自分がやっているかのように上司には報告しているのが許せない」(36歳/男性/営業職)
仕事ができない上司は、納期間近の仕事や難しい仕事をすべて部下に押し付けます。それだけならまだしも、自分の上司に「あの仕事大変だっただろう」「難しい仕事なのにありがとう」と言われると「とんでもない~」「まだまだですよ~」と調子よく自分がやったかのようにふるまうことも珍しくありません。
媚びを売るのが得意なため、上司からは信頼されるのですが、すべてを知っている部下からすると面白くないのは当然のことだと言えるでしょう。
上司と部下で態度が違いすぎてムカつく!
「社長には猫なで声でヘラヘラ笑っているのに、電話を切った途端に、巻き舌で命令口調になる女性上司。動画を撮って社長に見せたい!」(29歳/女性/食品メーカー勤務)
人を見てコロコロ態度を変える人は、プライベートでも好かれることはありません。人に順位をつけ、自分より下だと判断した相手のことは平気で邪険に扱います。メリットがあるかどうかで態度を変えるのですから、人間性そのものに問題があると言っても過言ではありません。
許せない気持ちになるのは分からなくもないですが、まともに相手にしていても良い方向へは向かわないでしょう。あまりにひどい場合は周囲に相談しなくてはなりませんが、それ以外は相手にしないようにしてください。
仕事ができない上司の対処方法①
相手にしない
仕事ができない上司と対等にコミュニケーションを取っても、ストレスが溜まるだけです。しかし、邪険に扱える相手でもありませんので、ここは気持ちの面で相手にしないようにしていきましょう。
言い方は良くありませんが、仕事ができない上司なのですから、頼りにする必要はありませんし、いなくても仕事は回るのです。
注意しておきたいのは「しっかりと報告だけはしておく」ということです。上司は上司なのですから、何かあった時に「上司に報告なしに勝手に行動した」と言われないようにしておいてください。
表向きは上司を頼っているように見せて、気持ちの面では相手にしないようにするのが得策だと言えるでしょう。
上司よりも上の役職の人に相談する
仕事ができない人がいると、仕事が滞ることもあり、周囲はとても大変です。しかし、上司だとハッキリと指摘することも、批判することもできません。そんな時にただただ我慢している人がほとんどなのですが、それでは問題が解決しないのです。
仕事ができない上司のことで困っているなら、上司よりもさらに上の役職の人に相談してみましょう。その際は、具体的にどんな言動に悩まされているか、そのことでどれくらい支障をきたしているのかを真剣に話してみてください。
自分より上の役職の人から指摘されると、仕事のできない上司でも考えを改めるかもしれません。この時、悪口や不満ばかりぶつけて真意が伝わらないということだけは避けてください。
上司をあてにせず自分の力でやり遂げる
仕事でもプライベートでも相手に期待しすぎると、その期待が外れた時にイライラが募ったりするものです。仕事ができない上司に対して、期待するのはやめておきましょう。また、上司はいないものだと思って、自分の力でやり遂げる覚悟を持って仕事に挑んでください。
現実、上司はないものとして仕事を進めるわけにはいきませんが、上司に頼ることなく仕事をしなければならないというスタンスで仕事を進めていれば、上司にイライラすることはありません。
たまに手伝ってもらえればラッキーくらいの感覚でいた方が、上司に感謝の気持ちが持てることもあるでしょう。仕事ができない上司はあてにしないのが1番だと言えるでしょう。
部署異動、もしくは転職を考える
不満があるたびに転職を考えているようでは、仕事は長続きしません。仕事ができない上司が仕事ができる上司になってくれればいいのですが、そんなに簡単にはいきませんね。
その場合は、転職よりもまず、部署異動を検討してみてください。異動先の上司や仕事内容を検討しながら、会社に申し入れるようにしてみましょう。自分の実力が生かせそうな部署がなさそうな場合は、思い切って転職を考えるのも1つの手です。
転職活動をするというと、ものすごく勇気がいりそうですが、転職活動をしたからと言って必ず転職しなければならないわけではありません。転職活動をすることによって、自分の市場価値や可能性が見えることもありますので、気持ちを楽に挑戦してくださいね。
仕事ができない上司の対処方法②
おだてて、信頼しているふりをする
仕事ができない上司は、仕事ができないということを認めたくない場合が多いです。また、仕事ができない上司だからと言って、対等に接していると機嫌を損ないかねません。あくまで上司であり、自分は部下なのだと割り切り、おだてて信頼しているふりだけはしておきましょう。
「さすがですね」「言われたとおりにしたら上手くいきました!」などと、気分が良くなるようなことを言ってみるのです。あまり褒められたことも頼りにされたこともない、仕事ができない上司はとても気分が良くなり、あなたに対して好印象を持つことでしょう。
上司ですから、機嫌を損ねると面倒なことになりかねません。ご機嫌を取りつつ、面倒なことにならないようにしておくことが得策なのです。
仕事ができない上司よりも仕事ができるようになる
自分は一生懸命努力して仕事をしているのに、努力もしない仕事ができない上司に偉そうに指図されるのは不愉快です。上司であろうが同僚であろうが、仕事ができない人に偉そうにされることほど腹が立つことはありません。
仕事ができない上司を見返したいなら、仕事ができない上司よりも仕事ができるようになってください。仕事ができない上司としても、自分より仕事ができるようになった部下に対して偉そうな態度を取りにくいものです。
また、仕事ができない上司よりも上の役職の人と仲良く交流してみましょう。そうすることで、仕事ができない上司は「こいつとは仲良くしておいた方が良さそうだ」と判断し、あなたに偉そうにすることはなくなるはずです。
文句を言うのではなく相談してみる
いくら上司でも、仕事ができない上司に偉そうにされるのはストレスが溜まります。プライベートなら流せることも、仕事だと流せない場合も出てくるでしょう。この場合、いっそのこと、仕事ができない上司に直接胸の内を話してみるのも良いかもしれません。
ただただ不満をぶつけてケンカになってしまうと、立場上自分が困ってしまいます。文句を言うのではなく「こうしてほしい」「これはやめてほしい」と、あくまで相談という形で本音をぶつけてみるのです。
「○○部長だから言うのです。他の人なら放っておきます」というように、あなただから真剣に話し合いたいという姿勢で相談すると、相手が怒ることはほとんどないでしょう。
嫌な存在でも、飲み会などで交流する
「嫌い」「絶対に交流したくない」と思っていると、嫌いな気持ちが増すばかりです。仕事ができない上司だからと言って、悪人とは限りません。嫌な存在であっても、上司なのですから、飲み会などで交流してみるようにしてください。
プライベートや趣味の話で盛り上がり、親近感が湧くようになるかもしれません。交流を深めることで、あなたに対する態度が軟化する可能性もあります。嫌な存在だと拒絶するのではなく、良いところを見つけてみるようにしてください。
良いところを見つけようとするのは、心理的に苦痛を伴わないはずです。人を憎むよりも、ずっと気分が良いのは間違いなく、あなたのストレスもきっと減るでしょう。
周囲を味方につける
上司という立場の人に対して、1人で孤独に戦うのは難しいです。いくら仕事ができない上司だと言っても、上司は上司だということを忘れないようにしておきましょう。今、あなたが上司に抱いている感情を共有できる人はいないか、周囲を見渡してみてください。
仕事ができない上司なのですから、周囲の人も困っている可能性は高いです。同僚たちを味方につけ、愚痴を聞いてもらったり、逆に聞いてあげたりしましょう。皮肉なことに、仕事ができない上司という敵がいると、周囲の結束力は高まります。
また、上司があまりにひどい場合は、結束して会社に訴えることもできますね。同じ仲間がいることで、精神的に助けられることも多いと言えるでしょう。
仕事ができない上司と接する際の注意点
しかし、注意しておきたいことがあります。仕事ができない上司と接する際の注意点をふまえ、上手く立ち回るようにしてください。
上司の言動は気にし過ぎないように
仕事ができない上司は、自分の気分次第で態度がコロコロ変わることがあります。その度ごとに振り回されていては、こちらもメンタルが持ちません。仕事ができない上司の言動を気にしすぎないようにしてください。
当たり散らされても、動揺することなく「いつものこと」だと流しておきましょう。周囲はきちんと状況を見ています。黙っていても内心は「○○さん、また当たられてお気の毒」とあなたに同情しているはずです。
仕事ができない上司に振り回されて、取り乱し、自分が周囲に迷惑をかけていては話になりません。自分を崩さず、冷静に対応していきましょう。
反抗的な態度や反論はNG
どんなに嫌な上司でも、上司は上司です。反抗的な態度で指示を守らなかったり、反論したりしているようでは、あなたにとって良い方向には向かわないでしょう。仕事ができない上司だからと言って、プライドがないわけではないのです。
仕事ができない割に、プライドだけは高く、あなたにとって不利な方向へ持っていこうとしたり、わざと嫌がらせをしてきたりする可能性も否定できません。
上司の仕事内容に疑問があれば、上司より上の役職の人に相談する、周囲に協力をしてもらうなど、冷静に対応しておきましょう。
同僚など自分に近い立場の人間を巻き込まない
上司で困った時、つい相談しやすい同僚に相談しがちです。同僚だと同じ立場であるがゆえに、あなたの気持ちを分かってくれることでしょう。しかし、それが仇となり、同僚に迷惑がかかる可能性も否定できません。
同僚は愚痴を聞いてもらう程度で良いのです。同僚を巻き込んで、その上司に立ち向かおうとすることだけは避けましょう。仕事ができない上司が、あなたのことも同僚のことも敵とみなしてしまうと厄介です。
本気で解決を目指すなら、仕事ができない上司よりも上の役職に相談するか、会社の相談窓口で相談するようにしてください。
人前でミスを指摘せず、こっそり教えるようにする
仕事ができない上司は、自分が仕事ができないことを指摘されると逆上したりします。自分が気にしている部分をつつかれると、異常に反応してしまうのですね。仕事ができない上司のミスは人前で指摘してはいけません。こっそりと教えるようにしてください。
プライドだけは高いので、人前で指摘されると、あなたを恨みかねません。逆にこっそりと教えることで、仕事ができない上司はあなたのことを「自分にとって不利益な人物ではない」と判断し、信頼するようになるでしょう。
「子供でもないのに、なぜここまで気を使わなければならないのか」と思ってしまいますが、穏便に波風立てずに仕事をする方がスムーズなのは間違いありません。上司の機嫌を損ねないように心がけてください。
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