鼻で笑う人の心理
鼻で笑うことは、相手に良い印象を与える行為ではありません。しかし、それでも鼻で笑う人はいます。では一体なぜ鼻で笑うのか、そのときの心理状態が気になる人も多いでしょう。ここからは、鼻で笑う人の心理について詳しく見ていきます。
相手を下に見ている
鼻で笑う人の心理で最も多いのは、相手を下に見ているというものです。相手がくだらないことを言ったから見下したか、もしくは根本的にその相手を見下しているかのどちらかでしょう。
さほど面白くない冗談を言った場合などに鼻で笑われるのは特に問題になりませんが、根本的に見下されてる場合は、何をやっても鼻で笑われるでしょう。笑われる方は、とても不愉快に感じるはずです。
癖で無意識にやっている
癖で無意識のうちに鼻で笑ってしまう人もいます。大声で思い切り笑うのが苦手な人に、鼻で笑う癖がついてしまっていることが多いです。
笑い方の癖の1つなので、相手を見下しているなどの悪意はまったくありません。しかし、鼻で笑う様子を見ている側は、その人が意図的にしているのかどうかを見分けるのは難しいです。
憧れの人の真似をしている
映画や漫画などには、どんなことでも斜に構えて鼻で笑うクールな人物が数多く存在します。とても頭の良い人物や、クールな悪役がその典型例です。そのような人に憧れているので、自分も鼻で笑うという人もいます。
憧れて真似をしているだけなので、根本的に相手を見下しているというわけではありません。「嫌な気持ちになるのでやめてほしい」と言えば、素直な人であればすぐにやめてくれる可能性が高いです。しかし、憧れが強いと注意してもなかなかやめてくれないでしょう。
疲れている
笑うのも面倒なほど疲れているので、鼻で笑う場合もあります。ため息を漏らすように鼻で笑うので、見下しているような印象を受けることはほとんどないでしょう。
ただし勘違いしてしまう可能性もゼロではないので、笑い方以外の様子もしっかりチェックしてみてください。
疲れているときにあれこれ尋ねられると、答えるが億劫ですよね。パートナーなど親しい人がこのような状態のときに、鼻で笑ったことを問い詰めると遺恨が残る可能性があります。よって、一刻も早く休んでもらいましょう。
話がつまらないと思っている
人付き合いにおいては自分の思い通りにならないことばかりです。誰かのつまらない話しを聞いていなければいけないシチュエーションは年中ありますよね。そうした場合、相づちなどの何かしらの反応は示さないと失礼になってしまいます。
しかし、楽しんで話しを聞いてくれていると思われたくないという心理が働く場合においては、ある程度の不快感を示すために鼻で笑う人もいるのです。
反応はしているけれども受け入れている訳ではなくそこまであからさまに拒否もしていない、という、絶妙なニュアンスの使い方が可能なのです。
会話が苦手でどう反応していいか分からない
話しを振られても上手く返せない時ってありませんか?なんとなく皆で盛り上がっているけど自分はその内容が理解できなかったり、言葉がうまく聞き取れない時などが当てはまります。
前者の場合は周りに合わせてなんとなく頷いたり、皆が笑っていたら一緒に笑いますが、そもそもの内容を理解できていない後ろめたさのようなものがあるため力なく鼻で笑ってしまうのです。
後者の場合も似たようなもので、聞き取れないけれども「ここは笑うところかな?」と察したりしますが、それが合っているのかどうか自信がないために、前者と同じように力なく鼻で笑ってしまうのでしょう。