当たりが強い人の心理【後編】
当たりが強い人には、他にもさまざまな心理があります。
当たりが強い人が自分以外にどのような接し方、態度をしているかを見ると、その人が持つ心理が見えてきますよ。引き続き、当たりが強い人の心理をご覧ください。
嫉妬している
もしあなたが「あの人は自分にだけ当たりが強い」と感じるなら、一度あなたが仲良くしている人を思い浮かべてみてください。その当たりが強い人は、あなたが仲良くしている人に対して好意を抱いているかもしれません。
あるいは、あなたが周囲からチヤホヤされていて、その姿を羨ましく感じている可能性もあるでしょう。あなたが慕われている様子を見て「自分もそうされたいのに」と感じているのかもしれません。
このような人は、嫉妬している状態です。あなたの立場が羨ましくて、ついあなたにだけきつい態度を取ってしまうのでしょう。
不安を隠そうとしている
当たりが強い人は、気が強く見えたり悩みがなく見えたりしますよね。でも実際は、不安を抱えていることもあるのです。ただそれを悟られたくない人は、当たりが強い姿を見せて不安を隠そうとします。
多くの人は、初対面の相手やあまり親しくない人に対してすぐ心を開けないはず。むしろ反対に、警戒心を持つでしょう。すると無意識に、自分を守る術として当たりが強くなるのです。
きっと「この人はすごく不安がっている」と思われたくないのでしょう。そうだとしたら、自分の見られ方を過度に気にするタイプと言えます。
ただ、警戒心が解けて仲が深まれば、当たりが強いのも収まる可能性があります。相手の警戒心を解くよう接していけば、少しずつ態度に変化が見られるかもしれません。
悪く思われていると感じている
「この人は自分のことが嫌いなのかも」と思ったら、急に相手への接し方がぎこちなくなりませんか?距離を置いたり自分も好きじゃないことをアピールしたりと、態度が変わってしまう人もいるでしょう。
その態度の一つとして、当たりが強くなる人もいます。相手が自分のことを悪く思っていると思い込んでいるので、相手との間にあえて壁を作ろうとしているのです。
これは何事もネガティブに考えてしまう人に多く見られる心理で、場合によっては被害妄想であるケースも存在します。
とはいえ、相手の「悪く思われてる」「嫌われている」という思い込みを払拭してあげないことには、きつい態度も直らないはずです。そのため、相手に対して好意を示す必要があるでしょう。
本音を隠している
本音を隠している人も、周囲へ当たりが強くなりがち。自分の気持ちに蓋をして我慢している状態なので、当たりが強くなるのも無理はないかもしれません。
例えば、本当は自分がやりたいと思っていても、他の人がやりたいと言ったために我慢した場合などは、本音を隠していることになりますよね。素直に自分の気持ちを言えないため、ストレスも抱えるはずです。
ただこうした人に「本当はやりたいんじゃないの?」と声をかけても、「やりたくないって言ってるでしょ!」と、さらにきつい態度を見せてくることもあります。
本人が素直になる努力をしなければ状況は変わりにくいです。しかし、その人の意見を優先的に聞いたり、やりたそうに感じるならやらせてあげたりといった配慮なら、あなたにもできるかもしれませんね。
その人が本音を言ってもいいんだと思える環境づくりをしてあげれば、態度が変わる可能性はありますよ。