みんながそこまで「結婚したい理由」って何?
どうしてこれだけ多くの人が結婚適齢期と呼ばれる年齢になると、一斉に結婚していくのでしょうか。今回は多くの人がある程度の年齢になると結婚していく理由や心理についてお伝えしていきます。
女性が結婚したい理由《好きだから編》
単純に好きだから結婚したい
「彼のことが好きでしょうがなくて、ずっと一緒にいられたら幸せだなと思ったので。結婚するなら、自然の成り行きという感じで結婚するのが理想です。」(20代女性)という、王道な理由で結婚したい女性も多いです。
結婚が女性にとってのゴールという、昔ながらの価値観を持っている人は今でも一定数います。好きになった人と結婚することを夢見る女性にとっては、恋愛結婚は最高の成果でしょう。
一人が寂しくなったという理由
「下の名前で呼ばれることがほとんどなくて。デスクワークで黙々とこなすタイプの仕事なので、上の名前が呼ばれないこともあったりで。寂しいなと思ったので婚活しました。」(30代女性)など、孤独に耐えられなくなったという理由で結婚したいという女性も。
一人暮らしを始めて間もないころや就職したてのころなどは、解放感でむしろ一人暮らしが楽しく感じられます。しかし一定の期間が過ぎて、一人暮らしに新鮮味がなくなってくると孤独感の方を強く感じるようになるのでしょう。
自分だけの彼にしたい
「私けっこう独占欲が強くて。特にモテモテの彼氏というわけでもないんですけど、結婚して自分だけのものにしたいんですよね。」(20代女性)など、独占欲が強いという理由で結婚したいという女性もいました。
確かに結婚してしまえばそうそう簡単に手を出してくる女性もいません。たとえ浮気されたとしても、離婚のわずらわしさを思うと別れるという選択肢を選ぶ男性は少ないでしょう。
彼の子供が欲しい
「彼の顔がすごい好みなんです。彼に似た子供が欲しいなって思って。彼の子供なら絶対かわいいですよ。」(30代女性)など、彼の子供が欲しいという理由で結婚したいという女性も。
結婚すると多くの人が次に考えるのは子供です。子供を作らないという選択も可能ですが、だいたいの夫婦は子供を作ります。子供を作るなら好きな相手の子供が欲しいと思うのは、理解できる心情です。
女性が結婚したい理由《世間体編》
世間体が気になるから
「同級生や職場の同僚が次々に結婚していって…私も結婚しないとヤバイなって。それほど結婚したかったわけではないけど、今しとかないと色々面倒なことになりそうなので婚活始めました。」(30代女性)など、周囲の状況に置いて行かれたくないという理由で結婚したいという女性も。
確かに結婚したくなる年齢というのはあります。女性の場合出産に適した年齢のこともあるので、男性よりも結婚を意識する年齢が20代から30代前半までと絞られ気味に。周囲から浮いてしまうよりは結婚しておいた方が何かと良いという結論に至るのも理解できます。
親がうるさいから
「うちの両親はとにかく保守的で。女性がいつまでも結婚しないのは良くないという考え方なんです。実家に帰るたびに結婚をせっつかれるし、結婚しておいた方が良いのはわかるのでお見合いします。」(30代女性)など、親の圧力が理由で結婚したいという女性も。
昔ながらの価値観を持っている親は、ある程度の年齢になっても結婚しない子供をとても心配します。特に女性の場合、世間一般的には年齢が上がっていくにつれて結婚しにくい傾向があるといわれているので余計に心配になるのでしょう。子供の方でも結婚した方が良いと思っている場合は、親の意見に比較的素直に従う場合も多いようです。
子供ができたから
「避妊はそれなりにしてたつもりだったんですけど、子供ができてしまって。お互い20代で社会人だったので、子供ができたら結婚でしょう、という暗黙の了解のもとどんどん結婚の話が進んでいきました。」(20代女性)など、子供ができたという理由で結婚したという女性も多いです。
いわゆるデキ婚ですが、お互い社会人で結婚適齢期の場合は世間体もあるので結婚したいという結論に。ただし子供を巡る問題はデリケートな部分も大きいので、避妊に関してはお互い慎重になっておいた方が安心です。
家族を持ちたいから
「うちの家族はみんな結婚が早くて、30代になって結婚していないのは私だけ。親戚で集まるたびに結婚はまだ?とか聞かれるし。子供を持つためには早めに動かないきゃと思ったので毎月婚活パーティに出かけています。」(30代女性)など、周囲が家庭を持っているという理由で自分も結婚したいという女性もいます。
職場や友人が家庭を持つと、今までのように遊びに行ったりすることが難しくなります。遊びに行く相手もいなくなり、周囲は幸せそうな家族が増え、といった状況で、自分も結婚したい家庭を持ちたいと思うのは当然のことかもしれません。
男性が結婚したい理由《好きだから編》
彼女と一緒にいたかったから
「彼女と一緒にいるとすごく落ち着くし幸せだなって思うんです。だから彼女とは遠くないうちに結婚したいと思っています。」(20代男性)など、単純に彼女と一緒にいると幸せを感じるから結婚したいという男性も。
男性が結婚したい理由として王道の理由でしょう。結婚となると好きとい気持ちだけでは難しいこともありますが、借金や女癖の悪さといったマイナス要因がなければスムーズに結婚が決まるパターンです。
彼女との子供がほしいから
「彼女の性格や顔が本当に好みなんです。彼女の子供だったら絶対にかわいいです。彼女との子供が欲しいので彼女とは将来結婚したいって思っています。」(20代男性)など、彼女との子供が欲しいというのが結婚したい理由だという男性もいます。
子供は親にある程度似るものなので、パートナーの容姿や性格が好みであれば子供も似る可能性はそれなりに高いでしょう。自分が好きなタイプの子供を持ちたいという理由も納得できる理由ではあります。
ご飯がおいしかったので結婚したいと思った
「彼女のごはんはいつ食べても美味しいんです。胃袋をつかまれるというやつですよね。結婚するなら彼女みたいに料理上手がいいですね。」(40代男性)と、彼女の作るご飯の美味しさにつられて結婚したいと考える男性も。
家事の分担を性別で分ける傾向は中高年の男性に特にありがちな思考回路です。中高年の男性にアプローチしたい場合は、料理や掃除など家事一般がこなせることをアピールすると結婚できる可能性が上がります。
頼られるのがうれしい
「彼女はいつも僕のことを頼りになるって言ってくれるんです。女性に頼りにされるのはやっぱりうれしいし、彼女のことを守ってあげたいなっていつも思います。結婚したいと思っています。」(30代男性)など、彼女に頼りにされているのがうれしいから結婚したいと思う男性も。
男性は女性から頼りにされるのが好きです。頼もしいと思ってくれる女性がそばにいてくれることで、仕事に張り合いが出てきます。いつも頼りにしてくれて守らせてくれる女性は、頼られるのが好きな男性にとって結婚したいと思う女性でしょう。
男性が結婚したい理由《世間体編》
周りが結婚し始めたから
「同期入社のやつがどんどん結婚していくんですよね。うちの会社はわりと保守的なので、結婚していないと出世に響くことも。だから俺も早めに相手を見つけて結婚したいです。」(20代男性)など、会社の同僚が結婚しているので結婚したいと考える男性も。
会社で働いていると、結婚しているかしていないかというステータスが人事評価などに影響を及ぼすことがあります。保守的な会社ではまだ家庭を持っていない人は出世競争に立ち遅れることもあるので、出世欲が強い男性は早めに身を固めようと思うのでしょう。
家族を持ちたいから
「周囲の友人や家族が結婚して家庭を持っていると、自分だけ浮くんですよね。遊ぶときもスケジュールが合わないし、話も合わない。自分も結婚して家庭持ちの側に入りたいです。」(30代男性)など、周囲と話しやスケジュールが合わないから結婚したいと思う男性も。
結婚していると独身の頃のように自由にお金や時間を使えなくなります。家族の話題も多くなるので、独身と家庭がある男性とでは話も少しずつ合わなくなってくるでしょう。結婚願望がそれほどない男性でも、疎外感を感じてしまうため結婚に意識が向くようになります。
親がうるさかった
「親がとにかくうるさいというのが結婚したい理由です。もうそろそろ40ですからね、さすがに結婚できる相手も限られてきます。早めに結婚相手を探さないと本当に独身のままなので焦っています。」(30代男性)など、親の圧力がすごいので結婚したいという男性も。
親が保守的な価値観を持っていると、子供がいつまでも独身だととても心配されます。親の世代では、結婚して子供を持って一人前という価値観が当たり前だったためでしょう。子供側でも結婚して一人前という価値観を持っていると、世間体から結婚相手を探すようになります。
子供がほしいから
「正直女性と結婚したいというよりは、子供が欲しいんです。もうそろそろ40代になってしまうし、経済的なことや肉体的なことを考えるとそろそろ限界。マッチングサイトで結婚相手を探しています。」(40代男性)など、子供が欲しいから結婚したいという男性も。
独身で自分の好きなように生活ができる今のスタイルは気に入っているけど、子供だけは諦められないというパターンです。子供が欲しいのが主な理由なので、結婚相手には妊娠可能な年齢の女性を選ぶ傾向が。
結婚する理由がわからない!結婚願望がない人の声
メリットを感じないから結婚したいと思わない
「よく言われていますけど、結婚にメリットを感じないというやつです。お金とか自由とかが奪われるだけだとしか感じない。」(20代男性)など、結婚することで得られるメリットが思い浮かばないという男性も。
たしかに結婚するとさまざまなリスクも増えますし、大変なこともたくさんあります。お金も時間も自由に使えないし、パートナーに気を使って生活していいかなくてはいけません。一人の生活が好きな人にとって、結婚はメリットが少なすぎるのでしょう。
一緒に生活したいと思わない
「家の中に誰かがいるのが耐えられないんですよね。会社で疲れて死んだように帰ってきたとき、うちの中にさらに誰かいると思うと気が狂いそうになります。」(20代女性)など、家の中に自分以外の人がいることが耐えられないという意見も。
会社で気を使って疲労困憊になって帰ってきて、さらに家にいる人にまで気を使うというのが無理だと感じる人もいるでしょう。一人のときは思いっきり一人の時間を楽しみたいから、結婚はしたくないと考えるのもわかる気がします。
子供を欲しいと思わないので
「結婚=子供を作る、みたいなイメージが強いと思うんですけど、僕は個人的に子供は欲しくないんです。でも日本って法律的にも子供がいる世帯向けなの多いですよね。でも、だからといって子供が欲しくないなら無理に結婚しなくてもいいかなと思いますね。」(30代男性)など、子供が欲しくないので結婚する意味が見いだせないという男性も。
結婚という制度は確かに子供がいる家庭を保護するという側面もあります。緊急時にパートナーが書類にサインできるなどのメリットもある一方、税制上の問題など何かと複雑になりがちなので、子供を望まずお互い自己責任で生活したいと考えているなら無理に結婚という選択をしなくても良いでしょう。
付き合いたいとすら思わない
「私は昔から恋愛感情というものがよくわからなくて。いわゆるAセクというやつだと思うんですけど、特に異性や同性と付き合いたいと思わないんですよね。なので結婚が恋愛の延長上にあるものなんだとしたら、私には関係のないことかなと思います。」(20代女性)など、恋愛感情がないので付き合うこともしたくないという人もいます。
現代の結婚といえばほとんどが恋愛の延長上にあるものと考えられています。恋愛が難しい人の場合は、結婚という制度自体が他人事のように感じるのかもしれません。
理由がないまま結婚するのは危険!
迫られて結婚したけどデメリットしか感じない
「僕の場合相手のアプローチがすごくて。20代後半で相手も焦ってたんだろうけど、まさかあんな性格だとは思いませんでした。家事もほとんど僕がやっているし、生活費だって8割こっち持ち。子供はいないけどこれからも作るつもりはありません。可能ならば離婚したい。」(20代男性)など、迫られて結婚してみたものの、思っていた結婚生活とは程遠かったという人も。
結婚は一度すると制度上相応の理由がなければ簡単に離婚できないようになっています。相手のことを理解せずに結婚すると後で「こんなはずじゃなかった」となるパターンも多いので、安易に結婚を決めないようにしましょう。
デキ婚したけどすぐに離婚
「子供ができたから結婚したんです。でも全然家事はやらない子育てはしない、浮気はするしで。もう無理だなと思って子供が父親を覚える前に離婚しました。」(30代女性)など、子供ができて結婚したもののパートナーと合わずに離婚したというケースも。
子供ができると生活が一変するので、ラブラブの夫婦ですら離婚の危機に陥ることが少なくありません。子供ができたという理由で相性が悪い相手と結婚しても、結局離婚するパターンになりがちです。
結婚したら人が変わった
「結婚するまでは誠実で優しくていつも気を使ってくれてたんです。だから大丈夫かなと思って付き合って半年もたたないうちに結婚しました。そしたら突然人が変わったように亭主関白になって。もう、精神的に疲れがたまって限界です。」(30代女性)など、結婚した途端にパートナーが豹変するというケースも。
結婚してから豹変するタイプの人は、付き合っているうちはまだ相手に逃げられる可能性があるから相手にものすごく気を使います。結婚してもう逃げられないと思うと、どんどん態度が横柄になってくるので要注意です。
結婚したい理由は男女ともに人それぞれ
また結婚という制度は一度結婚すると離婚が難しいという側面もあります。安易な理由で結婚してしまうと、後で後悔するパターンも少なくないので、結婚する際にはしっかりと考えて結婚に踏み切った方が安心です。
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