彼氏が噛んでくる！噛み癖のある彼氏の心理＆治す方法とは？

デート中、頻繁にあなたの耳や腕を噛んでくる彼氏に悩まされていませんか？「お前のことは、心から大切に思っているよ」なんて言いつつも、なかなか噛むのを止めてくれない彼氏。そんな彼を見ていると、「私のこと、本当に愛しているの？」と不安になりますよね。

スキンシップの一環としてたまに噛むくらいなら許せますが、「痛いからやめて」と言っても止めてくれない、痣が残るまで噛まれるとなると、彼女としても辛いもの。あなたが嫌がっているにもかかわらず噛んでしまう理由とは、一体何なのでしょうか？噛み癖を治す方法と合わせて、その心理を紐解いていきましょう。

噛み癖のある彼氏の心理には、愛情不足・ストレスなどの感情や、元々の性格・性癖などが関係しています。噛みたいから噛んでいるように見える彼氏の心にも、さまざまな原因による不安やイライラが隠れているのかも。

この記事では、《感情編》《性格・性癖編》に分けて、噛み癖のある彼氏の心理をご紹介します。まずは、噛み癖に隠された心理から見ていきましょう。

愛情表現

噛み癖のある彼氏の心理として一番に考えられるのは、「ただの愛情表現のつもりだった」というもの。彼女のことが可愛く見えて仕方なく、愛しさが抑えられなくなったときに噛んでしまう男性は、意外にも多いです。

女性にとっては理解しがたい行為ですが、実はこの行為には、普通のカップルが恋人のほっぺにキスをするときと同じ心理が働いています。噛み癖のある彼氏の場合は、愛情表現としてキスをする代わりに「噛む」という行為に出てしまうのです。本人に悪気がないだけに、いきなり拒否するとがっかりされてしまうこともあります。

あなたに甘えている

噛み癖を暴露し遠慮なく噛んでくるのは、心理的にあなたのことを信頼し、甘えている証でもあります。どんなに「噛みたい」という欲求が強い彼氏でも、付き合いたての彼女を噛んだりはしません。そんなことをすれば間違いなく怒られますし、一瞬で嫌われて別れを言い渡されてしまう可能性があるからです。

あなたのことを、信頼できる相手・自分を理解してくれる存在だと認識しているからこそ、「嫌われたりしないかな？」「引かれないかな？」と悩まずに、噛みたいという欲求に忠実になれるのでしょう。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まっているときや、あなたに対する不満を感じているときに、八つ当たりのような形で噛みついてくるケースも。仕事で疲れていても彼女のために無理をしてしまう優しい男性や、自分の思いを主張できない尻に敷かれるタイプの男性に多い心理です。

この手の男性は、疲れ・怒り・不満などの言葉にできない感情を噛むことで表現して、あなたに気づいてもらおうとしています。「噛む前に言ってくれればいいのに…」なんて指摘をすると、余計に気を悪くさせてしまう原因になるので注意してください。

寂しさを感じている

恋愛に対してドライなイメージのある男性ですが、中には「かまってもらえなくて寂しい」「愛されている自信が持てなくて悲しい」と言った心理を持つ人もいます。

このタイプの彼氏もストレスを溜めやすい男性と同様、自分の気持ちを上手く言葉にできません。本当は辛くてたまらないのに、「男として、寂しいなんてカッコ悪いセリフを言うべきではない」と強がっているだけのことも。

プライドが邪魔して素直に気持ちを表現できないために、噛むという攻撃的な行為に出て彼女の気を引き、かまってもらおうとします。小学生男子が好きな女の子にイタズラをして、気を引かせようとする行為に似た心理です。

世の中には色々な性格・性癖を持つ人がいます。先ほどご紹介した《感情編》に当てはまらなければ、あなたの彼氏の噛み癖は、元々の性格や性癖が原因なのかも。噛み癖のある彼氏の心理《性格・性癖編》を解説しますので、チェックしてみてください。

マーキング

独占欲が強い性格の彼氏の場合、しばしば「マーキング」の意味を込めて、あなたの首元や太ももなどを噛んでくることがあります。これは、「大切な彼女を他の男にとられたくない」「自分の物だと実感したい」と強く思っているサイン。キスマークをつけるの同じで、噛むことで所有欲を満たしています。

興奮が抑えられなくて噛んでくる

エッチ中の噛み癖がある彼氏に多いのが、「興奮が抑えきれない」という心理です。これは一種の性癖で、男性としても「ついつい噛んでしまう」という状態。噛む以外にも背中に爪を立てる・髪の毛を掴むなどさまざまな行為がありますが、どれも癖がついてしまっていると、すぐに止められるものではないようです。

彼女のために止めたいけど止められず、噛む度に「また痛い思いをさせてしまった」と後悔する男性も大勢います。

彼女の痛がる姿が見たいから噛む

噛みたくないのに噛んでしまうという男性とは逆に、「痛がる彼女の姿を見るのが好きで噛む」というSっ気満載の彼氏もいます。必死に痛みに耐えている彼女の姿や、今にも泣き出しそうな顔で「痛いからやめて」と懇願する彼女を見ると、支配欲が刺激されてより心地よさを感じるのだとか。

こちらも性癖の一種のため、治してと言われてすぐに治せるものではないでしょう。Mっ気のある彼女でないと、長くお付き合いしていくのは難しいかもしれません。

噛まれたいと思っている

彼氏の意外な心理としてもう一つ考えられるのが、彼女を噛みたくて噛むのではなく、「自分が噛まれたいから噛む」というものです。一見S気質の持ち主に見えるあなたの彼氏も、実は攻めるよりもいじられたり攻められたりするのが好きなマゾヒストなのかも。

男性である以上、恥ずかしさもあって素直に「噛んで欲しい」と言えないため、行為中にあえて自分から彼女を噛んで、噛み返して貰うことを期待しているのです。

AVの影響を受けすぎている

ごくごく稀に、ハードなAVに影響を受けすぎて「AV女優さんが気持ちよさそうにしているのだから、彼女も噛まれて気持ちいいはず」と大きな勘違いをしてしまう男性もいます。「好きなAVとかあるの？」と質問してみて、SMモノの作品を上げてくるような彼氏なら、少々警戒すべきかもしれません。

大抵の男性は夢の世界と現実世界の区別がついているものですが、勘違いをしたままでいる男性には「AVと実際のセックスは違う」ということを根気よく教える必要があります。

愛情表現の一環だけでなくストレスや寂しさを感じている、噛みたい・噛まれたいと思っているなど、噛み癖のある彼氏がさまざまな心理を抱えていることがわかりました。

噛むという行為の裏に隠された心理を見ると、彼氏の気持ちもできる限り汲んであげたくなりますが、自分ばかりが我慢して噛まれ続けるのも苦しいですよね。限界が来る前に次の4つの方法を試して、彼氏に噛み癖を治してもらいましょう。

やめてほしいと伝える

彼氏の噛み癖を今すぐにでも止めて欲しいと思っているのなら、まずは強い口調ではっきり「やめて」と伝えることが大切です。

そもそも彼女を気遣えるタイプの男性であれば、痛がる様子に気づいた時点で即噛むのをやめて、謝罪してくれるでしょう。それができないのは、物事を自分本意にしか考えられず、彼女のことを甘く見ているからなのです。そんな思いやりのない彼氏に遠慮していては、永遠に噛み癖は治りません。

日頃感じていることをはっきり伝えて、あなたの気持ちを理解してもらいましょう。デート中はもちろん、エッチの最中に噛まれた場合にも、ためらわず行為を中断して話し合いを始めるくらいの勢いでOKです。

ストレスを発散させる

ストレスを抱えている彼氏の場合は、とことん気分転換させてあげるのがおすすめ。二人で一緒の日にお休みをとって遠出の旅行を企画したり、休日のお家デートでマッサージをしてあげたりして、彼氏の日頃のストレスを発散させてあげましょう。

ストレスが溜まったままの状態では、噛み癖が治らないだけでなく、物事をネガティブに考えてしまう原因にもなります。そのままでは、次第に色々なことが上手く行かなくなるでしょう。彼氏が心と体を壊してしまう前に、彼女のあなたにできることを、精一杯してあげてください。

今まで以上にかまってあげる

「最近、彼氏にかまってあげられてないかも…」という自覚がある場合は、意識して今まで以上にかまってあげること。寂しさが原因で噛んでしまうのなら、寂しさを感じる原因を作らなければいいだけなのです。

「忙しい」と彼氏を避けてばかりいるのはやめて、ほんの少しでいいから会う時間を増やす。LINEは既読無視せず、マメな返信を意識する。どうしても無理なら、かまってあげられない代わりに愛情表現をたっぷりしてあげるなどして、彼氏が寂しさを感じない環境を整えてあげましょう。

あなたの「愛している」という気持ちが十分に伝われば、彼氏の態度も変わってくるはずですよ。

彼氏を不安にさせない

彼氏を不安にさせないことも重要です。当たり前のことですが、自分がされて嫌だなと思う行為はしないようにしましょう。彼氏がいるのに他の男性と二人きりで遊んだり、頻繁にLINEや電話をしたりしないこと。

多少の駆け引きは恋のスパイスになりますが、やりすぎると信用を失います。ヤキモチを焼かせたかっただけのつもりが、「そういうことをする女性は信用できない」と別れを告げられてしまうことだって、ゼロではないのです。

続いては、噛み癖のある彼氏を持つ女性の本音をご紹介します。あなたと同じ立場にいる女性は、噛み癖のある彼氏のことをどう思っているのでしょうか？普段の生活の中はなかなか聞けない本音を探っていきましょう。噛み癖を自覚している男性も必見ですよ！

愛情表現だと思うと許してしまう

「私に対する愛情表現だと思うと許してしまいますね…。あまり強く噛まれると痛いけど、悪気がないならいいかなって。あからさまに拒否するのも、なんだか可哀想な気がして」(22歳/女性/大学生)

ダントツで多いのは、やはり「愛情表現だと思うと許してしまう」という意見です。嫌なことをされても、大好きな彼氏に「好きだからつい噛みたくなるんだ」と言われれば、なんとなく許せてしまうのが女心。拒否して悲しませてしまうくらいなら自分が我慢して、彼氏が喜んでくれる道を選びたいと思っています。

とはいえ、体中に噛み痕がついているのに「これが彼の愛情表現だから」と受け入れてしまうのは考えもの。彼氏を思う気持ちは素敵ですが、程度によってはきちんと話し合う必要がありそうなパターンです。

正直ちょっと嫌

「正直に言うとちょっと嫌です。いくら彼氏でも、痛いことをされるのは嫌。エッチ中とかきちんと歯を磨いた後にしてくるならいいけど、ご飯を食べたあととかに突然されるのは汚くて引く」(24歳/女性/接客業)

こちらは「いくら彼氏でも、噛まれるのは正直嫌だ」という意見。痛いことをされたくないという気持ちはもちろん、状況によっては汚いと感じてしまうこともあるようですね。確かに、食後そのままの口で噛まれるのは、少し不潔なような気もします。

彼氏諸君には、どうしても噛みたいならきちんと歯磨きをしてからにする、マウスウォッシュやガムなどを携帯し、こまめにお口のケアをするなどの配慮をお願いしたいところです。

M気質だからOK

「彼氏には内緒にしてるけど、M気質なので全然OKです！少し痛いくらいの方が、愛されてるって感じがして嬉しい。彼のことがどんどん愛しくなっちゃいます」(21歳/女性/事務職)

Mっ気のある彼女の場合、多少の痛みは快感と思えるようです。これなら、彼氏の噛みたいという欲求と上手くバランスが取れて、お互いにストレスなく過ごせそうですね。

ノーマルな性癖の女性がいきなりMに目覚めるのは難しいもの。元々Mっ気のある彼女を持てたことは、噛み癖のある彼氏にとってラッキーなことだと言えるでしょう。

甘噛みならいいけど、痣が残るまで噛まれるのは困る

「甘噛み程度なら許せるけど、痣が残るまで噛まれるのはちょっと…。痛いのもそうだけど、それ以上に仕事柄困るんですよね。夏とかは肌を露出する服とかも着るので」(25歳/女性/ショップ店員)

甘噛みなら許せるけど、痣が残るまで噛むのは止めて欲しいという声もありました。こちらの女性のように、腕や脚に痣が残ると支障が出てしまうお仕事の場合は、より迷惑だと感じてしまうようです。

見た目的に問題があるほかにも、周囲から心配されて恥ずかしい思いをしたり、「あれって噛み跡だよね？彼氏の性癖かな」と噂話をされて惨めに感じたりするリスクもあります。そんなトラブルを防ぐために、毎日必死に痣隠しのメイクをしているという女性も多いです。

彼氏の噛み癖が治らないからと別れを選択する人もいれば、「それでも彼氏のことが好きだから別れたくない」とお付き合いを続ける道を選ぶ人もいるでしょう。

あなたが噛み癖のある彼氏との道を選んだのなら、周囲に止める権利はありません。しかし、噛み癖がある彼氏との交際はリスクがあるのも事実。気をつけていないと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

噛み癖がある彼氏と付き合う際の3つの注意点をご紹介しますので、今後のお付き合いの参考にしてください。

エスカレートする前に話し合う

現在、彼氏の噛み癖に対して「さほど強く噛まれるわけではないけど、できればやめて欲しい」と思っているのであれば、噛む力や回数が増す前にきちんと話し合うことが大切です。

完全に噛み癖がついてしまうと、彼氏本人が「止めたい」と思ってくれていても、簡単には止められなくなります。そうなると、お互いに辛い思いをしながら交際を続けることになってしまいますよね。

楽しいお付き合いを続けるためにも、エスカレートする前にきちんと本心を伝え、彼氏の噛み癖がひどくなるのを防ぎましょう。

DVに発展する可能性も

「たかが噛み癖」と侮るなかれ。噛み癖を甘く見て放置していると、殴る・蹴るなどのDVに発展するケースもあります。

そもそも、痣ができるほど噛むという時点でレッドカードレベルなのですが、意外と我慢してしまう女性も多いのが現状。しかし、そのまま我慢を続けて、お世辞にも愛情表現とは言えないような暴力に発展してしまってからでは遅いのです。

とくに注意したいのは、「彼女が痛がっている姿を見ると興奮する」という加虐嗜好の持ち主や、噛む行為を拒否した途端に「俺のこと、愛してないんだ…」と落ち込んでしまうような男性が彼氏である場合です。この手の男性は自分本意で生きているため、暴力までとは行かずとも、モラハラなどの精神的苦痛を与えてくる可能性もあります。

我慢できなくなったら、迷わず別れを検討して

お付き合いを続けることを選択したものの、やっぱり無理！と感じたときは、なるべく早く別れるようにしましょう。彼女の体を噛んだりせず、大切にしてくれる男性はたくさんいます。自分が嫌がることをしてくる今の彼氏にしがみついて、傷つく毎日を送ることはありません。

噛み癖がひどくても、精一杯愛した彼氏。別れたての頃は悲しくてたまらないでしょう。しかし、その後噛み癖のない男性とのお付き合いができれば、今までと比べ物にならないほどの幸せを感じられるはずです。

彼氏の噛み癖は、ストレスや愛情不足などの原因を解消してあげることや話し合うことで治せる場合が多いですが、治るまでの期間には個人差があります。噛み癖が治る前にしんどいと感じたり、彼氏の行動がエスカレートして殴る・蹴るなどの暴力に発展してしまった場合は、迷わず距離を置きましょう。

あなたの体も、心も、人生も、あなたのもの。彼氏に傷つけられていいものではないのです。自分を大切にしながら、上手に噛み癖のある彼氏と付き合ってくださいね。