「彼氏に贈るアルバムの作り方」に関する専門家の意見やアドバイス
「手作り」に弱い男性は多い
男性は自分のためを思って作ってくれる「手作り」に弱いそうです。『「男」をわかるほど、すべてがうまくいく。』(潮凪洋介)には、以下のような記述があります。
「男は基本的に『女性の手作り』に弱いものです。
職場で気軽にできるのが「手書きの付せんメモ」。もっとも労力がかからない『手作り萌え』アイテムと言えるでしょう。そのほかにも『手作りクッキー』『手作りサンドイッチ』『手作りアクセサリー』『手作りのしおり』『手作りストラップ』など。
わざわざ時間をかけて自分の手を動かして考えてつくってくれている―その光景を想像して男のハートは掴まれます。
とくに書類を渡したり、何かを机に置いた際に添える手紙に工夫をすることで、会社の人間関係は何倍も良好になります。殴り書きではなく、呼吸を落ち着かせて文字を紡いでください。
一見面倒な作業ですが、このチリが積もるような作業が、職場の男性との行き違いを防ぎ、誤解事故をはねのけ、善意の関係を維持することにつながるのです。
なぜそんなことが言えるのでしょうか?すくなくとも時間をかけて丁寧にメッセージをしたためる時点で『私はあなたを大切に思っています』というスタンスが相手に伝わります。決して軽く思っていない。雑に扱っていない。
それにより男の『自己重要感』を満たすことができます。
<人を上手に動かすには相手に自己重要感を感じさせることが重要である>
これは鉄鋼王カーネギーの言葉。手作りの贈り物は男の心を掴むアイテムと言えるのです。
■こじらせる女は手書きや手作りは『重い』と思い込み、かわいた関係をつくる
■賢い女は手書きや手作りに手間をかけ『男性の自己重要感』を満たす」
このように、「あなたを大切に思っています」という気持ちを伝えたければ、時間をかけて丁寧にメッセージをしたためるといいようです。彼氏にアルバムを贈る場合は、「手作り」という部分にこだわり、写真に一言書き添えたり、シールやマスキングテープでデコレーションしたりするなどして、工夫を凝らすといいかもしれません。
女性にとって「手作りのアルバム」が持つ意味とは?
写真好きの女性は少なくありません。女性にとって写真とはどのような意味を持つものなのかを考えてみると、男性にアルバムを贈る心理が見えてくるかもしれません。『面白いほどよくわかる!「女」がわかる心理学』(齊藤勇)には、以下のような記述があります。
「『写真が趣味』という人は、その昔はほとんどが男性でした。時代は変わり、高性能でコンパクトなデジタルカメラやカメラ機能の付いた携帯電話が普及し、誰でも手軽に写真が撮れるようになったことから、女性の間でも写真を撮る人が増えてきました。『写ガール』や『カメラ女子』といった言葉が使われるほど、『写真を撮る女性』はちょっとしたブームの感さえあります。
男性に比べると、女性は撮るのも撮られるのも好きです。自分自身、スイーツ、ペット、風景など、普段の生活のなかで意識したもの、かかわるものを、何でもカメラにおさめようとします。なかには、自分で撮った写真をブログやSNSなどを利用して次々と公開する人も。こうした行動の理由のひとつは『自己開示』です。自己開示とは、自分に関することを築くうえで重要な役割をもつとされています。とくに女性は、友人、知人に積極的に自己開示を行う傾向があり、写真による自己開示は、感情を誰かと分かち合いたいという気持ちの表れと考えられます。男性より『共感』を好む女性ならではの行動といえます。
また、写真には、思い出を振り返るのに適しているという特徴があります。不安感に弱い女性は、安心感や幸福感に浸るため、楽しい思い出を振り返れるように、無意識にシャッターを切っているのかもしれません。楽しかった現場や思い出深いシーンを形にして残せる写真はいわば、女性にとっては持っているだけで安心できる『お守り的存在』ともいえるでしょう。
また、自身の予言や期待に添う行動をとることで、実際に予言通りの結果が表れる『自己成就的予言』という現象があります。『これを持っていれば大丈夫』というコントロール幻想が、ときには実際の効果をもたらすため、女性は自分で撮ったお気に入りの写真を携帯に保存したり飾ったりするのかもしれません。」
このように、女性にとって写真とは、楽しかった現場や思い出深いシーンを形にして残すことができる「お守り」のような存在なのかもしれません。愛する彼氏に手作りのアルバムを贈れば、二人の幸せな思い出を共有できるのでしょう。
<参考文献>
『「男」をわかるほど、すべてがうまくいく。』(潮凪洋介)
『面白いほどよくわかる!「女」がわかる心理学』(齊藤勇)