「ネトスト」の意味とは？あるあるネトスト行動10選＆対処法を紹介

彼のことが知りたくても……やりすぎると「ネトスト」になってしまう!?

彼についてもっと知りたいと思うのは、恋をしていれば当然でしょう。そんな気持ちが抑えきれず、好きな人が発信しているSNSを監視してしまう人もいるかもしれません。『彼があなたに本気になる 恋愛×SNS講座』（高野麗子）には、以下のような記述があります。

「『FacebookやTwitterなど、SNSでの彼の言動をついついチェックしちゃいます。だって、彼のことなら何でも知りたいし、彼が何を考えているかも知りたいから！』
うんうん、その気持ちはわかります。
でもね、私はここで『SNS上の彼＝実際の彼』ではないことを、あなたに知っておいてほしいなと思います。

たとえば、彼がSNSにアップしたレストランの写真に、女性が一緒に写っていたとしたら。想像しただけで泣きたくなる方が多いのではないでしょうか。
でも、でもですよ。実際は仕事の付き合いかもしれないし、学生時代からの友達、同僚、もしかしたら親戚かもしれません。
恋人のように親し気な写真だったとしても、男友達に『オレだって、遊びに行く女性くらいいるんだぜ！』アピールをしたいだけだった……なんてこと、本当によくあります。SNS上にしつこい元カノがいて、『自分はもう他の女性がいる』アピールをしたかった可能性もありますね。

SNS上の彼は、彼が『周りからこう見られたい』と思う理想像であることが多いです。彼という立方体の一面だけを見ている、くらいのイメージ。もはや別人だと思っていてもいいくらいです。

『食事に誘ったら断られた日、どんな用事があるのか気になってSNSを見てみたら、本当にくだらないことをやっていた』というパターンも、あるかもしれません。
『漫画を読んでいた』とか『男友達とダラダラ家で飲んでいた』とか、『私の優先順位って、そんなに低いの……？』と、どんよりモードになったりして。

でもね、これも視点を変えてみて。漫画を読んだり、男友達とだらだら飲んだりすることが、彼にとって、ものすごく重要な日やタイミングだったのかもしれません。一見どうでもよさそうなことであっても、です。あなたにも、そんな1日があったはずです。

（中略）

あれこれ『悪いほう』に考えるのはとても簡単です。でも、大好きな彼を振り向かせたい、もっと好きになってほしいと思うなら、その段階からは卒業しましょう。」

このように、好きな人がSNSにアップしている文や写真は、鵜呑みにしないほうがいいかもしれません。彼の願望や「こう見られたい」という演出が含まれている可能性を踏まえれば、投稿内容に一喜一憂することもなくなるでしょう。

ネトストでダメ男を見極めよう！

ネットストーキングこと「ネトスト」は、あまり良くない意味で使われる言葉です。しかし、ダメ男を判別する手段として、ネトスト的に情報を集めるのは有効かもしれません。『オクテ女子のための恋愛基礎講座』（アルテイシア）には、以下のような記述があります。

「『だめんず好き』という言葉がありますが、だめんずとわかって好きになる女性はほぼおらず、基本は付き合った後に男の本性が表れます。だめんずの中でも、DV（心理的な暴力を含む）や過剰な束縛といったモラハラ行為で女を支配しようとする男には全力で注意してください。DVで逮捕された夫の多くが『人当たりのいい人物だった』と言われるように、彼らは外面がとても良い。女に取り入るのも得意なので、『優しく誠実な理想の王子様キターーー！』と誤解してしまう女性も多い。では、どうすれば彼らの本性を見抜けるのか？

元カノにヒアリングできるとベストですが、現実は難しいもの（元カノたちの証言を集めたデータベースがあればモラハラ被害は激減すると思うのですが）。共通の友人知人がいる場合は、積極的に聞きこみしてください。『情報ソースは絶対明かさないから』と約束すれば『あいつはやめといた方がいいよ、前の彼女に対しても……』など有力な証言を得られることも。

共通の知り合いがいない場合は、ネットストーカーになるのがオススメ。相手のSNSやブログを徹底的にチェックして『この発言はどうなの？』と引っかかる部分があれば、経験豊富な女友達に意見を求めましょう。『この男は支配系っぽいからやめといた方がいいよ』と言われたら、やめといた方がいいです。というのも、赤の他人の意見の方がだいたい正しいから。気になる異性に対しては恋は盲目フォーカスが作動して『支配系→男らしい』など好意的に解釈しがち。それでうっかり穴にハマると、命の危機に瀕することも。」

このように、相手の本質を知りたければ、SNSなどを徹底チェックするのが手っ取り早い方法のようです。ネトストで、何か心に引っかかることを発見したら、女友達に意見を聞いて冷静になりましょう。

＜参考文献＞
『彼があなたに本気になる 恋愛×SNS講座』（高野麗子）
『オクテ女子のための恋愛基礎講座』（アルテイシア）