反対に勘が鈍い人の特徴とは?
周囲の変化に気づけない
身の回りの変化に気づけない人は、勘が鈍い人だといえます。たとえば、家具の配置や同僚の髪型など、勘がいい人であれば「おや?」と思うことに気が付きません。
余計なことに気づかないという点ではメリットといえるでしょう。しかし、大切なことも見逃してしまい、気づいたときには手遅れという危険性も。
人や物への関心が薄い
勘が鈍い人は、周囲の様子や変化に気づこうとして気づけないのではありません。そもそも他者や物事への関心があまりなく、それらに注意を払っていないから気づかないのです。
そのため、勘が鈍い人は空気を読むのが得意ではありません。空気を読むには、周囲に関心を払い、注意深く観察する必要があるからです。そのため、勘が鈍い人は空気の読めない言動をしてしまい、周囲から疎ましく思われてしまうかも。
行動が鈍い
行動も鈍くなりがちなのも、勘が鈍い人の特徴の1つ。機敏に行動するためには、未来を予測する力が必要です。つまり、素早く行動しなければならないという危機感を抱ける人が、機敏に行動できるのです。
勘が鈍い人は、危機を察知したり予測したりするのが得意ではありません。そのため、危機感を抱けずに行動がのんびりとしがち。精神衛生上はそのほうがよいかもしれませんが、そのままでは大きなトラブルに巻き込まれる危険性もあります。
また、鈍重な動きは周囲を心配させたりイライラさせることも。人間関係に軋轢を生む原因にもなるでしょう。
曖昧な表現が通じない
あなたの周りに「はっきり言わないと通じない人」はいませんか?そう言う人も、勘が鈍い人と言えます。
皮肉を言ったのに額面どおりに受け取られたり、「例の件」などと言うと何の話か理解されなかったりします。そのため、勘の鈍い人が相手のときは、明確な表現で伝えなければなりません。
はっきりと伝えられる内容のときは特に困らないでしょう。しかし、職場でも恋愛でも、直接口で言うのは憚られる事柄は少なくないはず。そういった場面で婉曲表現が通じないと、周囲から置いてけぼりにされるかもしれません。
楽観的
勘が鈍い人はイライラしません。そのため、周囲にはいつも朗らかな印象を与えます。いわゆる「癒し系」といわれる人は、あまり勘が鋭くない人が多いです。
イライラしないのは、細かいことに気づかないから。また、気づいたとしても、そこから邪推することがないからでもあります。リスクを察知する能力は低いですが、その代わり、心の安寧を保つのは得意といえるでしょう。
世の中には気づかないほうが良いことがたくさんあるのも事実。下手に勘付いてしまうよりは、気にせずのんびりと過ごすことも大切です。
口下手
上手に会話をするためには、相手の発言に対して適切な言葉を選ぶことが大切。勘のいい人なら相手の気持ちを敏感に察知し、持ち前の頭の回転の速さで適切な返事ができるでしょう。
しかし、勘が鈍い人は相手の感情を察するのが苦手です。見当違いのことを言って会話が破綻することあります。さらに、会話がうまくいかない経験が多かったせいで自信を失い、コミュニケーションに対して臆病になりがち。
同じ理由で恋愛も苦手です。恋愛では言葉に表れない相手の気持ちを考えることが大切で、それができないと関心がないと思われてしまいます。勘が鈍い人は、感情をはっきり言葉にするタイプの人を相手に選ぶとよいでしょう。