友達付き合いに疲れた…疲れる友達の特徴＆上手な付き合い方

友達付き合いは大切にしたいけど、なんだか最近疲れてきた…と悩んでいる人もいるのでは？友達付き合いを疲れると感じるなんて薄情かな…と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。「友達関係が疲れた」と感じている人は意外と多いものです。

友達はたしかに大切ですが、友達からの相談を毎回全力で受けてとめて頑張りすぎてしまったり、自分とは性格が合わない人と無理に付き合ったりしていたら、疲れるに決まっています。

友達付き合いを見直せばそんな悩みもなくなるはずです。この記事を読んで、今一度、友人関係について考え直してみてはいかがでしょうか？

一緒にいると疲れる友達には、どんなタイプが多いのでしょうか。まずは、その特徴について体験談とともにご紹介します。

ネガティブな発言が多い

「二言目にはすぐ『疲れたー』とか『面倒くさい』とか言う友達がいるんです。聞いてるこっちの方が疲れるって！」（26歳/女性/接客業）

すぐに「疲れた」と言ったり、何に対しても「つまらなさそう」「楽しくなさそう」など否定的な意見を言うタイプの人が友達だと、最初はスルーできても、聞いてるうちに疲れてきてしまいますよね。

ネガティブな発言ばかり聞いていると、こっちのテンションもだんだん下がってきますよね。マイナスな意見にはなかなか同調もしづらいですし、「こんな友達は対処に困る」と思っている人も多いでしょう。

あなた自身も普段からネガティブ発言が多めなら、友達に「疲れるなぁ」と思われているかもしれないので注意しましょう。

マウント女子

「なにかとマウントとってくる子は話してて疲れます。マウントからの自慢話とか本当最悪」（22歳/女性/大学生）

どんな話題でも必ず「自分の方がすごい！」と勝ち誇る癖があるマウント女子も、「一緒に居て疲れる」と言われるタイプの人間です。

たとえば、「そういえば、この間やっと〇〇買えたんだー」とたわいない話題を持ちかけると、マウント女子は「私はもう持ってる」とか「今更手に入れたんだ」などと余計な一言を付け加えてきます。そうすることで、相手より自分の方が優れていると証明した気分になれるのですね。自己満足でしかありません。

そんな自己満足な言動に振り回されるのは、本当に疲れるものです。マウント女子に困っているあなた自身も、誰かに無意識にマウントをとってしまっていないか注意しましょうね。

悪口ばかり

「女の子って愚痴っぽくないですか？僕の女友達は愚痴っぽくて疲れるので、正直あまり話したくありません」（28歳/男性/営業職）

みんなでお喋りをしていると、その場にいない人の悪口を言い出す人っていますよね。悪口を言う人はただでさえ嫌われますし、「話を聞くのも一緒に居るのも疲れる」と感じる人は実際に多いです。

友達の悪口ではなくても、職場の人の文句を言いだす人も同様です。陰口で盛り上がって許されるのは学生のうちまでです。いい大人が愚痴を言うのはみっともないですよね。

悪口を言うような人と一緒に居ると自分の品格も下がりますから、次第に関わり合いになること自体を避けるたくなるものです。心当たりがある人は、ほどほどにすべきでしょう。

人の話を横取りする

「人の話を横取りして、全部自分の話に置き換えてしまう人って疲れます。みんなの話が聞きたいのに、なんであんたの独擅場にしちゃうの？ってイラッとします」（31歳/女性/事務職）

友人同士で「こんなことがあったんだよ」と近況報告しているときに、「私もこんなことがあってさー」と話題をさらっていく人、居ませんか？正直ウンザリしますよね。何度も話を泥棒されてしまうと、疲れて話す気も失せてしまいます。

「この人が居るとみんなの話が聞けないから」とだんだん仲間外れにされてしまうのも、話泥棒をしてしまう人です。

このタイプの人は承認欲求が強く、マウントを取りたがる傾向もあります。「話していると疲れる」と思われてしまうのも仕方ないでしょう。

ここでも引き続き、一緒に居ると疲れる友達の特徴をご紹介します。あなた自身も、友達に対してこんな振る舞いをしていないかどうか確認しておいた方が良いかもしれませんよ。

とにかく人任せ

「『なんでもいいよ』って人任せにしてくるわりに文句の多い友達。疲れます」（23歳/男性/IT関係）

遊びに行くにしても、メニューを決めるにしても、すべて人任せな友達、身近にいませんか？「どこでもいいよ」「なんでもいいよ」と言うわりに、あとから文句が多いのもこのタイプの特徴です。

まず、予定を丸投げにされた時点でイラっとしてしまう人も少なくないでしょう。友達の好みを考えてお店を選んだり、日程を組んだり…。その時点で疲れてしまいますよね。疲れるだけでなく、だんだん遊びに誘いたくなくなる友達に多いタイプです。最初は我慢できても、だんだん一緒に居るのが疲れてくるでしょう。

常識がない

「ありがとうが言えないとか食事のマナーが悪いとか、些細なことかもしれないけど、常識がない友人と一緒にいるとなんか疲れてきます、男女問わず…」（29歳/男性/営業職）

一緒に居て疲れる友達には、常識が欠けている場合が多いです。マナーが悪かったり、ルールを守らなかったりして、周囲を困惑させることもよくあります。こっちが周囲に気を遣わないといけない羽目になるので、一緒にいてかなり疲れてしまいます。

挨拶ができない人やお礼を言えない人とは距離を置きたいと思うのが普通の感覚です。疲れたと感じても無理はないでしょう。

デリカシーのない行動が多い

「友達が失恋して慰める会なのに、『なんで別れたの？』とか『浮気相手かわいかった？』とか無神経に聞く友達がいて…。あのときはかなり疲れました」（28歳/女性/保育士）

デリカシーに欠ける行動をとる人も「一緒にいて疲れる」と思われ、距離を置かれやすいです。具体的には、場の空気が読めなかったり、人が気にしていることを平気で指摘してきたりと、配慮に欠けた言動を取る人を指しています。

本人に悪気がないことがほとんどなので、余計に我慢したり気を遣って疲れる…というパターンは多いようですね。友達のためを思って注意しても、不満気な顔をされたり逆切れされたりすることが多いので、「指摘できなくて余計に疲れる」という人も居るようですね。

ノリが良すぎる

「ノリが良くて面白いんですが、長時間一緒にいるのはキツイ友達がいます」（30歳/女性/事務職）

ノリが良すぎて終始テンションが高い人も、「一緒にいて疲れるな…」と思われている可能性があります。一緒にいて楽しいけど、すごく体力を消耗するから二人きりにはなりたくない、という意味で「疲れる」わけですね。

普段からノリが良いと言われる人は、この項目を見て不安になってしまったかもしれません。もちろん、ノリが良いことは悪いことではありません！友達関係を円滑に進めるにあたってはむしろ良い心がけだと言えます。ただ、会う人数や相手の性格によっては、振る舞いを変えた方が良いのかもしれませんね。

友達に原因があるために、友人関係に疲弊してしまうケースは多いです。友達のどんな言動が原因で疲れを感じてしまうのでしょうか？具体的に例を挙げてお話します。

あなたに依存している

あなたしかかまってくれる人が居なくて、あなたに完全に依存してしまっている友達はいませんか？その友達のせいでほかの友達とも遊べないし、メンタル的にも疲れてきた…なんて状況に悩まされている人もいるでしょう。恋人でもないのに執着されるのは結構迷惑ですし、相手をするにもかなり体力を消耗しますよね。

そんな自分にとってプラスにならない友達とは早く離れた方が良いでしょう。「他に友達がいないみたいだし、突き放すのはかわいそう…」と同情しているうちは、相手があなたの優しさに付け込んできてしまいます。自分を守る意味でも、そのような友達とは思い切って距離をとることも大切でしょう。

自分本位な行動が目立つ

相手のことを全く考えずに自分勝手に行動する友達と一緒に過ごしていると、当然疲れますよね。付き合っていて疲れる友達にも、このようなタイプは多いです。

自分の気分次第で態度を変えたり、お店を予約してあるのに当日になって突然予定を変えたいと言い出したり…。友達だけでなく、お店にまで迷惑をかけるようなワガママを言われると、さすがにドン引きですよね。

こういう人に限って悪気がないことが多く、指摘すると逆切れしてくることも珍しくないので、何度も痛い目を見てるなら、もう関わらないようにした方が良いかもしれません。

SNSでも執拗に絡んでくる

ほぼ毎日顔を合わせる機会があるのに、毎日LINEで連絡をとってきたり、そのうえSNSでも粘着されると、たまったもんじゃありませんよね。恋人でもない人、しかもそこまで仲良くしたいとは思っていない人にベッタリされると、疲れは溜まる一方です。

SNSが監視されてるな…と感じ始めたら、そのアカウントを利用するのは少しの間控えた方が良いかもしれません。もしもSNSは続けていきたいと考えるなら、その友達にバレないように、ほかのアカウントを作成しましょう。そのアカウントではあらかじめ鍵をかけて投稿することをおすすめします。

自分が話したいときだけ絡んでくる

自分が何か話したくてたまらないときや人恋しくなったときだけ連絡をしてきたり、かまってくれないとメッセージを連投してくるような友達にも、多くの人が「疲れた」と感じる傾向にあります。

相手の都合は一切無視で、自分の話を聞いてもらおうとしつこく連絡してくるのが特徴です。相手にするのが疲れるだけでなく、続々と届くメッセージにイライラしてしまって疲れる、というパターンもあるようですね。

このタイプの人は、もう少し相手の都合も考えて連絡すれば、距離を置かれることもないのでしょうが、自分の都合ばかり押し付ける人からは、どうしても人が離れて行ってしまうものです。

友達関係に疲れてしまうもう一つの要因として、あなた自身の振る舞いも挙げられます。今から挙げる項目に心当たりがあったら、改善してみてくださいね。

無理して友達に合わせている

常に人の顔色をうかがったり、自分の意見を押し殺して友達の意見に賛同するなどの行動を、普段からとっていませんか？そんなことをしていてはストレスが溜まる一方で、疲れて当然だと言えます。

ときには自分の気持ちを我慢せずにきちんと言うことも大切です。ずっと自分の意見を言わないでいると、「意思がない人」だと思われて、意見を聞かれることがなくなるおそれもあります。そうなると余計に友達関係に疲れてしまうことになるので、友達に合わせすぎるのもよくないですよ。

頼み事を断れない

人の頼みが断れない人も、友達付き合いにおいて「疲れた」と感じやすい傾向にあります。それはそうですよね。嫌な頼み事も断れずに引き受けているのですから、疲れて当然です。

あまりにも頼み事を引き受けすぎると良いように使われる可能性もありますから、気を付けた方が良いでしょう。友達付き合いで疲れないために、断る勇気は大切ですよ。

すべての連絡に反応して疲れてしまう

自分がいくら疲れていても体調が悪くても、友達からLINEがくると必ず返信してしまう人は、友達付き合いで疲れてしまいやすいです。今まで連絡を無視せず全部に反応していたなら、あなたはその友達に「いつでも話を聞いてくれる人だ」と都合よく解釈されている可能性は高いです。

しつこいLINEに悩まされた場合は、LINEの通知を切っておく、というのもひとつの手です。忙しいときは、無理して返すのをやめてみましょう。電話も同様で、あなたの都合がつかない場合は無理に対応する必要はありません。かまってほしいだけの友達からは、そのうち連絡が来なくなるはずです。

無視するのは可哀そうだと思ってかまってしまう

友達を無視するのは気が引けるとか、可哀そうだとかいう理由で、同情してかまってあげているなら、すぐにその行動をやめるべきです。あなたはその友達に「連絡したらいつでもかまってくれる人」だと思われ、利用されている可能性が高いです。

あなたは友達想いの優しい人なのでしょう。しかし、その優しさが仇となって自分を疲れさせるようではいけません。それに、同情で絡んであげるなんて、本当の友達とは言えませんよね。その友達との付き合いが自分のためになるか、今一度考え直す必要がありそうですよ。

ここまで、友達付き合いに疲れる原因についてお話してきました。それらを踏まえて、今度は疲れる友達と上手く付き合っていく方法についてご紹介します。

無理して付き合わなくてもOK

これまでにもお話してきたように、一緒にいて疲れると感じる友達とは、無理に付き合い続ける必要はありません。「一緒にいて疲れるけど、友達でいたい」と思うのであれば、適度な距離感で接する必要があります。

適度に距離を取るというのもまた難しい話ですが、まずは自分を大切にすることから始めましょう。過度に気を遣ってしまう友達や、自分の思い通りにならないとキレる友達とは、一緒にいてもストレスが溜まるだけです。自分が疲れるような友達付き合いはなるべく避けるようにしましょう。

あなたがその人と居て「疲れる」と感じているということは、少なくともほかにも疲れを感じている人は居るはずです。自分の非を認めて直そうとしない友達に情けをかける必要もありませんよ。

言いたいことはちゃんと言うべき

友達と一緒にいて疲れる人は、自分の意見を押し殺してしまいがちです。自分の意見を言えずに疲れるくらいなら、思い切って自分の気持ちを伝えていくようにしましょう。

それでケンカになってしまったり、「今まで意見を言わなかったくせに！」なんて悪態ついてくるような友達は、あなたを良いようにしか利用していません。その後の友達付き合いは控えるようにした方が良いでしょう。

自分の意見を言えない人は利用されやすいということを自覚しましょう。心当たりがある人は、自分を変えるいい機会です。今からでも改善できるように、少しずつ意見を言えるように頑張ってみてくださいね。

一対一では会わないようにする

ここまで紹介してきた特徴をもつ友達と一対一で会ってしまうと、確実に疲れます。二人きりだと疲れるとわかっているなら、ほかの友達も誘って複数人で会えば良いのです。友達に「えー、二人で会いたい」と言われても、「あの子と先に約束してたし、なかなか時間も取れないから、一緒に遊ぼう！」と誘ってみてください。嘘も方便です。

複数人で会ってそのうちの誰かに負担を押し付けるのではなく、みんなでフォローし合えれば、なんとか乗り切ることができるはずです。ただ、みんなもその友達といるのは疲れると感じていて、距離を置いている可能性があります。その場合は周囲の友達に協力を仰ぐのは無理ですから、「今日は予定があるから会えない」とキッパリ断るべきでしょう。

自分の時間を大切にする

友達との付き合いに時間を使いすぎて、自分のことが疎かになってはいませんか？しかもその友達付き合いは楽しいものではなくて、疲れが溜まるものではありませんか？一緒にいて疲れる人のために、わざわざ時間を割く必要はありません。まずは自分のために時間を使うようにしましょう。

友達付き合いに疲れてきたら、友達とは少し距離を置いて一人の時間を満喫してみてください。そのときは、仕事の連絡や急用以外は放置しましょう！友達から連絡がきても気にしないようにしてください。一人の時間を満喫しているときに、他人からの連絡を気にしてしまっては意味がありません。

自分の時間を大切にすることで、気持ちに余裕もでてくるでしょう。余裕が出てくると、友達との付き合いが上手くいくような解決の糸口も見えてくるかもしれませんよ。

誰しも一度は友達付き合いに悩まされるものです。友達を大切にしたい！という心意気は素晴らしいですが、頑張りすぎると結局疲れてしまいます。友達関係は適度な距離感と、無理のない付き合いが重要です。

少しでも「この友達に合わせるのは疲れる」「最近友達付き合いで無理してるかも」と感じ始めているなら、早いうちから友達付き合いを見直して改善していきましょう。あなたの心がけ次第で、きっと良い友達関係を築いていけるはずですよ。