話が合わない人の特徴と原因とは？会話が噛み合わない人への対処法も

誰かと会話をしていて「この人とはなんか合わないな…」と感じたことはありませんか？「イライラするから話したくない！」と無視することもできなくはないですが、なんだか大人げないですよね。

会話は生きていく上で大切なコミュニケーションですので、話が合わない人と出会ってしまっても、上手に会話して対処したいものです。この記事では、話が合わない人の特徴や原因を考え、うまくかわす方法をご紹介します。

これを読めば、学校や職場など人の多い場所でも快適に過ごすことができるでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

生きていれば、気の合う人と出会うこともありますが、逆に話がまったく合わない人と出会ってしまうこともあります。そもそも話が噛み合わない人にはどんな特徴があるのでしょうか？ここでは「話が合わない人」の特徴を詳しく紹介していきます。

相手の言うことに共感できない

普段の日常会話で「あのドラマ面白かったよねー」「これ美味しいよ」など、何かの感想を話すことがよくありますよね。そんなときは、自分の意見を聞いてほしいというのもありますが、何より相手に共感してもらいたくなるものです。両者の間に共感が生まれると、会話が盛り上がるだけでなく、その場の雰囲気も明るくなります。

しかし、「私はそうは思わなかったなー」と話し手の言うことに共感できない人もいます。独自の意見を持つのはもちろん大事なことですが、話を否定し続けると会話がすぐに途切れ、話し相手の気分を悪くしてしまう可能性があるでしょう。

二人でいると居心地が悪い

大勢で話している時は何も感じないのに、１対１になると「なんかやだな…」と感じてしまう相手が一人や二人いるでしょう。特に嫌いなわけでもないのに、一緒にいると落ち着かないのはなぜなのでしょうか？

その人と同じ空間にいるだけでそわそわしたり、早くこの場から去りたいと感じるのは、自分の身体が無意識に相手を拒否し、この人とは合わないと教えてくれているのかもしれません。一緒にいるだけでストレスになるため、合わないと感じたら少しずつ離れる努力をし、自分自身を守りましょう。

話のテンポが悪いと感じる

話も合うし面白いのになにか引っかかる…。誰かと話している時にそんな違和感を持ったことはありませんか？もしかしたら、相手の話のテンポが悪いのかもしれません。

極端に早口の人やゆっくり話す人など、会話のテンポはさまざまですが、自分の話す速さと相手の話す速さが少し違うだけで、話のリズムは崩れてしまいます。会話の内容や言葉のチョイスだけでなく、テンポやリズムでも合わないなと感じてしまうものです。

会話がまったく続かない

会話が全然続かない人と話をしていても、つまらないしイライラしてしまいますよね。どんな話をふっても「うん」「そうだね」「へえー」などの相槌ばかり返されたら、そこで会話は終了し、また話のネタを提供しなくてはなりません。

会話を続けようという意思がない人と話をすると、楽しいどころかストレスが溜まってしまいますよね。そんな努力をしない人とは関わりたくないはずです。

距離感が自分と違う

人と接する際、どのくらいの距離感でいればいいか迷うことはありませんか？相手がぐいぐいきて欲しい人なのか、それともある程度の距離感を保ちたい人なのか、判断が難しいところですよね。

普通は、打ち解けていくうちに自然に距離感がわかってくるものですが、話が合わない人とはそもそも打ち解けることができないので、距離感がまったく掴めません。どれだけコミュニケーションをとっても違和感がある場合は、「この人とは合わない」と判断していいでしょう。

他人に興味がない

自分にしか興味がない人は、他人の話を聞かないため会話が噛み合いません。そのような人は、「私さー」「私の場合はー」と自分中心に世界が回っているかのように話し、他人の意見など聞いてはいません。そんな風に一方的に話をされたら、誰でもイライラしてしまいますよね。

他人に興味を持たない人は自分のことを最優先に考えているため、自由人が多いようです。口を開けば自慢話ばかりで、聞いている方はただただ苦痛を感じてしまうでしょう。

「他の子達はなんとも思ってないみたいだけど、私はなんだか話しづらい…」と感じる相手はいませんか？「自分以外の人は問題なく会話しているのに…」と落ち込んでしまうかもしれませんが、それにはちゃんと理由があるようです。ここでは、話が合わないと感じてしまう原因を紹介していきます。

興味のあるものが違う

趣味や興味のあるものが違うと、会話が弾まないのはなぜでしょうか？どんなに話を広げようとしても共通の話題がないため、そもそも話す内容がありません。どちらかが好きなことを話していても、もう一方の相手はうなずくことしかできませんよね。

お互いに共通点がないと話題が偏ってしまい、どちらかが我慢をしなくてはいけないため、気疲れしてしまう可能性があるでしょう。

価値観が違う

育ってきた環境や境遇は人それぞれで違うため、物事の捉え方も十人十色です。話が合うか合わないかには、物事の捉え方や価値観の違いが関係してくるでしょう。

考え方が違うと相手に共感することができず、会話が噛み合わないケースが出てきます。「相手のことを知りたい」と思って寄り添ってみても、価値観の違いが邪魔をして分かり合えないこともあるでしょう。

環境の変化

年をとれば、人間関係や住む場所など、環境が変わりますよね。人は長い年月の中で変化を繰り返しながらだんだんと成長していくもので、それ自体は喜ばしいことですが、「仲が良かった友人との久しぶりの再会でまったく話が合わなくなっていた」など、歩調が合わなくなる場合もあるでしょう。

転職や結婚、育児など、置かれている環境や境遇が異なれば、打ち解けられなくなるのも仕方ないのかもしれません。

脳の作りが違う

脳の作りは１人１人違っており、頭の良い人もいれば、頭の回転が遅い人もいるでしょう。そのため脳の作りが極端に違う人と会話をすると、話が合わないのは当然ですね。

また、知能にも違いがあります。簡単に言ってしまえば、IQ200の人が話す内容はレベルが高すぎて、IQ100の人には何を言っているのか理解できませんよね。

もちろん、共通の趣味などがあれば会話が弾むでしょうが、話が噛み合う要素がほとんどない場合、脳の作りの違いが話が合わない原因の一つになり得るでしょう。

生理的に受けつけない

「なんでか分からないけど、この人は生理的に無理…」と思ったことはありませんか？相手と深く関わっているわけではないのに、なぜこんな風に感じてしまうのか、不思議ですよね。

理由として、相手が自分に似ていることが原因の1つかもしれません。一見気が合いそうにも思えますが、人間は自分の弱点や嫌な部分を、知らないうちに他人に重ね合わせて見てしまっています。そして、自分とどこかしら似ている部分がある人を、「生理的に受けつけない」と拒絶してしまうケースもあるようです。

誰でも一度は「この人とは話が合わない！」と感じたことがあるでしょう。では、世の人々はどのような「話の合わない人」に出くわしたのでしょうか？ここでは、話が合わない人とのイライラエピソードを、いくつかご紹介していきます。

何を話しても意見が食い違う同僚

「会社の打ち合わせで同僚と口論になったんですけど、意見が違い過ぎてまったく話が進みませんでした」（27歳/男性/営業職）

お互いの意見がぶつかると、どちらかが折れるか双方が少しずつ歩み寄るまで、解決することができません。わかってはいるものの、自分の意見はそうそう変えられないため、そんな２人が口論すると話が合わないのは当然ですね。自分から折れるなんてプライドが許さない！と思うかもしれませんが、ときにはぐっと堪えて相手の意見を尊重してあげましょう。

昔は仲良しだったのに久々に再会すると…

「高校時代の友人と５年ぶりに再会しましたが、なんか別人みたいだった。自慢ばかりで話が合わない！」（24歳/女性/看護師）

昔は親友のように仲が良かったのに、久しぶりに会うとギクシャクしてしまうのはなぜなのでしょうか？自分では変わっていないと思い込んでいても、少し環境が変わるだけで、物事の考え方や価値観は変化していきます。それは相手も同じことで、数年会わないうちにその場の環境や境遇に染まってしまい、「なんか合わなくなったな」と感じてしまうのです。

話の合わない最悪な相手

「友達の紹介で知り合った女性なんですけど、何を尋ねても何を話しても『うん』とか『そう』とかばかりで、まったく会話が盛り上がりませんでした」（28歳/男性/金融）

せっかく出会ったのに、相手と話が合わず落ち込んだことはありませんか？会話は相手の情報を得たり、自分を知ってもらうための手段ですが、どちらかが一方的に話していては情報交換できませんよね。また、素っ気ない返事は「あなたに興味がない」と言っているのと同じですので、相手に嫌われてしまう可能性があるでしょう。

何が言いたいのか分からない

「私の部下はいつも遠回しな発言をするんです。この前も『それはそうなんですけど違うんですよ！』と言われて、何がどう違うの？要するに結論は？って、最後まで話がつかめませんでした」（27歳/女性/公務員）

話の意図が不明確な人とは会話が噛み合いません。遠回しな言い方は意味が伝わりづらく、聞いている方はイライラしますよね。聞き手に遠慮してストレートに言えないのはわかりますが、まわりくどい言い方だと話を混乱させてしまうでしょう。

人の話を聞かない妹

「うちの妹はとにかく誰の話も聞いていない！俺が言ったことも覚えていないしイラッとしますね」（男性/26歳/飲食業）

人の話を聞かない人は、相手が言ったことをすぐに忘れてしまうため、会話が噛み合いません。原因の１つとして、集中力が欠けていることが考えられるでしょう。集中力は誰かと会話する際に必要ですが、それが欠けていては当然話を合わせることができません。

気分屋の友人は発言がコロコロ変わる

「私の友人は気分屋なせいか、いつも言ってることがコロコロ変わります。昨日言ってたことも今日には変わってるんだろうなあと思うと、正直疲れます」（23歳/女性/保育士）

気分屋な人は、その日その日で言っていることが変わりますよね。前は「ノー」と言っていたのに今日は「イエス」と言ったりするので、振り回される方は溜まったものではありません。また短気な性格ですぐ物に当たる人もいるため、こちらも発言に注意が必要です。気分屋さんが身近にいると、気を使い過ぎてしまいそうですね。

学校や職場など、人間関係のトラブルはさまざなところで発生します。場所が違えば人との付き合い方も変わってきますよね。ここでは、話が合わない人と上手くつきあっていくための方法を、相手別に紹介していきます。

職場の人

仕事で毎日顔を合わせるため、話が合わない人がいても邪険にはできませんよね。打ち合わせやクライアントへの連絡など、職場ではさまざまな人間とやりとりをしなくてはいけませんが、だからといって無理に話そうとすると、自分の心が折れてしまいます。

忘年会や新年会など何かとイベントもありますので、合わない人が参加する場合は無理に行く必要はありません。「仕事だけの付き合いだ」と意識するようになれば、気持ちが楽になるはずです。

友人

学生の頃は、クラスや部活など、毎日学校で友達や先生に会うため、話が合わない人とでも多少じゃ会話をしなくてはいけません。しかし大人になると、自分が誰と仲良くしようが自由ですよね。

苦手な人にはわざわざ自分から近づく必要もありませんし、話が合わない友人はもはや友人ではなく、ただの知り合いです。相手に気づかれないように距離をとるか、「疎遠になってもかまわない」と気楽に考えておくと良いでしょう。

ママ友

子供を持つと、保育園や小学校などで自然とママ友ができます。しかし、子供たちが仲良しだからといって、ママ同士も仲が良いとは限りませんよね。

時には話が合わないママ友とも、子供のイベントや行事で一緒に作業しなければなりません。しかし、職場ほど顔を合わせる機会はないため、最低限のコミュニケーションだけ取っていれば、ギクシャクした人間関係にはならないでしょう。

隣人

ご近所さんとはあまり接点がないかもしれませんが、なるべく住んでいる場所でトラブルは起こしたくないもの。また、自分だけでは対処できないことが起こった時に、周りの人の助けが必要になる可能性もあります。

生きている限り、話が合わない人はどこにでもいますので、もし苦手なご近所さんとすれ違っても無視はせず、挨拶程度の会話はしましょう。嫌なことを言われても、表面上は笑顔を向けるべきでしょう。

どんなに頑張っても、話が合わない人と接すると精神が削られてしまいますよね。自分とは合わない人と上手くつきあっていくには、それなりの努力が必要です。ここでは、なるべくストレスを溜めることなく、会話が噛み合わない人とつきあっていく方法をいくつかご紹介していきます。

同意できないことは軽く流す

相手の話にどうしても共感できない時は、きっと誰にでもありますよね。しかし「そんなことないよ」「違うと思う」など反対意見を言うと話の収拾がつかなくなり、自分も相手もイライラしてしまいます。

また、一度反対意見を出してしまうと、後からどれだけ共感を示したとしても、全てが嘘に聞こえてしまって手遅れになります。わざわざ自分からそんな不穏な空気にするのも面倒なため、同意できないことは愛想笑いで軽く流すようにしましょう。

聞き役に徹する

話が合わない人との会話は噛み合わないことが多く、イライラしますよね。何を言ってもまともな答えは返ってこないし、ただただストレスが溜まるだけです。はじめからまったく話が合わないのに、そもそも話が広がるわけがありません。

そんな時は、会話を早く切り上げるために「うんうん」と聞き役に回ってみましょう。自分を押し殺すことは容易ではありませんが、効率よく話を進めるためには必要なことです。

表面上だけのつきあい

いくら本音で話したくても、話が合わない人とはうまく会話ができないものです。しかし、話が合わない人とどうしてもコミュニケーションを取らなければいけない時は、どうしたらよいのでしょうか？

会話の噛み合わない人とはなるべく話したくありませんが、職場の場合はそうもいきません。打ち合わせや会議など話す機会はたくさんあり、自然とストレスも溜まりますが、仕事だと割り切って上辺だけの関係を作りましょう。仕事以外での会話は愛想笑いをして適当に流してしまえば、イライラすることもありません。

関わらないようにする

「もう生理的に無理！」と感じてしまうほど嫌な場合は、どうにかしてその相手との関係を絶つしかないでしょう。無理につきあい続ければ、精神的に参ってしまいます。

大人になれば自分の人間関係は自分で作り上げていくもの。本音を言える相手を探し出し、話が合わない人とはおさらばすることが可能です。自分のことを1番に考え、ストレスのない生活を送りましょう。

どれだけ長くつきあってもいつまでも話が合わない人はいますし、出会って一瞬で打ち解けてしまう人もいるでしょう。これは運命でも何でもなく、性格や価値観の違いで生じてきてしまいます。

自分とは合わないと感じたら、無理に仲良くしようとせず、ちょうど良い距離をとるべきです。その方がきっと自分も相手も楽な気持ちになることでしょう。自分を1番に思い、大切にしてくださいね。