失恋した友達の慰め方とは？励ます言葉＆行動と注意すべき点とは

恋愛をするうえで、失恋は付き物ですよね。失恋する理由は人ぞれぞれです。彼氏の浮気が原因のこともありますし、夢を追いかけるためにお互いに愛していながら別れてしまうこともあります。もしも、自分の友達がそんなふうに失恋をしてしまったら、あなたはどう対応しますか？

胸を締め付けられるような失恋のつらさを知っている人なら、できるだけ友達の力になってあげたいと思うでしょう。しかし、どんな慰め方をしたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、友達が失恋したときの慰め方を解説していきます。

「失恋した友達を慰めてあげたい…」と感じる人も多いはずです。しかし、どう慰めてほしいかは人によって異なります。まずは、慰め方をご紹介する前に、失恋した人が友達に求めている慰め方を知る必要があるでしょう。

たくさん話を聞いてほしい人もいれば、何も話したくないと考えている人もいます。そのため、自分の友達はどの項目に当てはまるのか確認してみてくださいね。そうすることで、適切な慰め方を見つけることができるはずです。

話を聞いてほしい

長年付き合ってきたカップルなら、これまでに積み上げてきた思い出がたくさんあります。失恋した人の中には、思い出を忘れるために、話をすべて聞いてほしいと考える人もいるようです。ただし、思い出と言ってもいいものだけではありません。

彼氏に裏切られた過去があったり、彼氏とうまくいかなくなった原因がある場合も多いです。そんな時、友達としてしてあげられることは、話を聞くことなのではないでしょうか。「話を聞いてほしい」と言われた場合は、素直に相手の話を聞くことが大切です。

ただそばにいてほしい

話をすることで失恋の思い出を忘れたいと考える人がいる一方、ただそばにいてくれるだけでいいと考える人もいます。失恋してすぐは心にポッカリと穴が開いたような感覚に襲われるため、「とにかくそばに誰かいてくれたら嬉しい…」と思う人が多いです。

ただそばにいてほしいと考えている人から、無理に話を聞き出すことはNGです。そばにいるだけで安心してくれて、落ち着いたら話をしてくれるようになる場合もあります。失恋の話をしてくれないときは、すでに自分の中で解決していることが多いようです。

何も聞いてほしくない

先ほども少し述べたように、失恋した後は何も聞いてほしくないと考える人もいます。そのため、友達が失恋に関する話をしないようであれば、こちらからしつこく聞く必要はありません。今まで通りに接することで、次第に元気を取り戻してくれるはずです。

失恋に関する話を聞いてほしくないのには、いろいろな理由があります。中には、弱みを人に見せたくないと考えている人もいるでしょう。その場合は一緒にいることでストレスが溜まる場合もあるので、あえて一人にしてあげることも大切です。

共感してほしい

失恋はとても辛いものなので、それに加えて友達から批判や否定をされてしまうと、心がどんどん暗くなってしまいます。そのため、失恋で心を痛めてしまっているときは、表面上だけでもいいから共感してほしいと考える人も多いです。

友達から「彼ってひどいよね」と話をされたら、「そうだね、辛かったよね」と肯定的な返事をしましょう。それだけでも十分、友達の心の助けになっているはずです。

友達が失恋してしまったとき、なんと声をかければいいのかわからない人も多いでしょう。言葉選びというのはとても難しく、特に相手が傷ついているときは適切な言葉が浮かばないこともあります。

中には、焦ってしまって、言ってはいけない言葉を口にしてしまう人もいるようです。失恋した友達の慰め方がわからない人は、これから解説する言葉をかけてあげましょう。慰め方はいろいろあるので、失恋してしまった友達に最適なものを探してみてくださいね。

「本当に辛かったね」

何度も述べているように、失恋はとても辛いことです。本人にしかわからないような苦痛もあるため、その辛さを人にもわかってもらい、共感ほしいと考えてしまうことがあります。そんな時に最適なのが、「本当に辛かったね」という言葉です。

「本当に辛かったね」と言ってもらえるだけで、失恋した側は「自分の辛さをわかってもらえた」と感じます。肯定的な言葉なので、「あなたの辛さに共感している」と間接的に伝えることもできるでしょう。

「彼は運命の人じゃなかったんだよ」

長期間付き合っていたカップルの場合、交際中に「いつか結婚したいね」「将来はどんな家族になりたい？」などと話していることが多いです。結婚を前提に付き合っていたり、相手に対する愛情が強すぎると、彼のことを運命の人だと考えている人もいます。

運命の人はそうそう現れるものではありません。そのため、運命の人だと思っていた人と別れたときの絶望感は、他人には計り知れないものです。そんな時は、「彼は運命の人じゃなかったんだよ」と伝えてあげましょう。他にも運命の人がいることを伝える慰め方は、次の恋愛の第一歩にもなります。

「辛かったら言ってね」

失恋の辛さは本人にしかわからないものの、できればその辛さを共有してあげたいと考える人も多いはずです。けれど、失恋した人の中には、自分からその辛さを教えてくれない人もいます。そんな時は、「あなたが話したくなるまで待つよ」という姿勢を見せることが重要です。

「辛かったら言ってね」と伝えることで、いつでも話して良い状況を作ります。そして、友達が話してくれるシチュエーションになったら、思う存分話を聞いてあげてくださいね。きっと、進んでたくさん話をしてくれるはずです。

「私はあなたの味方だから」

恋愛を第一に考えていた人にとって、失恋というのは「自分の味方がいなくなってしまった」と思えてしまうほど苦しいものです。そんな時は、「友達は一生もの」と言われている通り、友達が失恋してしまっても、自分はいつまでも味方だと伝えてあげましょう。

その際は、「私はいつまでもあなたの味方だから」と伝えてくださいね。遠回しに話してもうまく伝わらないことがあるため、ストレートな言葉で伝えましょう。そうすることで、友達は「失恋しても友達がいるから大丈夫！」と前向きになってくれるはずです。

失恋したときの慰め方として、言葉を使った慰め方が挙げられます。先ほどいくつかご紹介しましたが、「あの子を慰める時は、もう少し違う感じの言葉のほうがいいかも…」と感じた人もいるかもしれません。そんな人は、ここから解説する項目も参考にしてみてくださいね。

きっと、失恋した友達に最適な慰め方を見つけられるはずです。慰め方はいろいろありますので、言葉を発する前にそれが適切なのかを確認しましょう。

「いい出会いを探しに行こう」

彼が運命の人ではなかったのであれば、友達の運命の人は他にいるはずです。しかし、失恋したばかりでは自分から「次の恋愛に行こう！」と積極的になれない人もいます。そんな友達には「いい出会いを一緒に探しに行こう」という慰め方がおすすめです。

「一緒に出会いを探しに行く」というのは、あなたが次の恋愛に協力することを意味しています。そのため、恋愛に乗り気ではなかった人も「信頼している友達から協力してもらえるなら…」と、次の恋愛に積極的になってくれるかもしれません。

「これからもっといいことがあるよ」

失恋したばかりのときは、絶望や虚無感といったものに襲われてしまうことが多いです。このようなネガティブな感情は考えれば考えるほど負のループに陥り、なかなか抜け出すことができません。しまいには「私にはこれ以上いいことが起きない」と考えてしまう人もいます。

もしも、友達がネガティブな感情でいっぱいになってしまっているのなら、「これからもっといいことがあるよ」と伝えてあげましょう。そうすることで、少しは前向きに考えを変えてくれるかもしれません。

「世の中、恋愛ばかりじゃないよ」

「恋愛はもうこりごり」と感じている友達に対しておすすめな慰め方は、恋愛以外のことに目を向けさせるような言葉をかけることです。「世の中、恋愛ばかりじゃないよ」「仕事や趣味はもっと楽しいよ」と教えてあげましょう。

女性の中には、失恋をした寂しさから好きでもない男性と付き合ってしまう人もいます。そんな心の弱い一面を持っている人でも、恋愛以外のことに目を向けられれば、考え方が変わるかもしれません。

「彼は見る目がなかったんだね」

あなたから見て、友達が素敵な女性だと感じるのであれば「彼は見る目がなかったんだね」と伝えてあげましょう。失恋をしてしまうと、自分に自信が持てなくなる人も多いです。そんな時に自信を持てるような言葉をかけてもらえると、前向きになることもあります。

「あなたは素敵だよ」「男性から見ても魅力的だよ」と伝えることで、失恋で自信がなくなってしまった人も、きっと自信を取り戻してくれるはずです。ただし、だからと言って「彼って最低だね」など、彼のことを中傷するような言葉をかけるのはNGです。

先ほどは、言葉を使った慰め方をご紹介しました。しかし、言葉を使った慰め方だけでは不十分なことも多いです。先ほどご紹介した慰め方を実践してみても、失恋した友達の元気が元に戻らないこともあるでしょう。

そんな時は、言葉ではなく行動で慰めてみましょう。行動と感情は大きく関係しているため、行動を起こすことで友達を前向きにしてあげられるかもしれません。

ここからは行動で慰める方法を掘り下げていきますので、ぜひ慰め方の参考にしてみてくださいね。

一緒に思いっきり遊ぶ

嫌なことを忘れるためには、楽しい感情で上書きすることが大切です。しかし、一人で家に閉じこもっていては楽しめませんよね。例え、普段は家にいるのが好きな人であったとしても、失恋したときは別です。そんな時は、失恋した友達を外に連れ出す慰め方がおすすめ。

外に出て、一緒に思いっきり遊びましょう。あなたと遊んでいる間は、失恋の辛さを感じなくなっているはずです。そして、その楽しさが悲しみよりも勝ったとき、初めてこの慰め方が成功したと言えるでしょう。

友達の話に静かに耳を傾ける

失恋の辛さを楽しみで打ち消したいと考えている人もいれば、しんみり感傷に浸りたいと考えている人もいます。友達が後者なら、静かに話を聞いてあげるという慰め方がおすすめです。きっと、友達は淡々と失恋に関する話をしてくれるでしょう。

そのとき、静かに話を聞いてあげるだけでなく、感情的にならないことも大切です。あなたが感情的になってしまうと、友達は悲しむことができません。なので、できるだけ口を挟まずに話を聞いてあげてくださいね。

真剣な面持ちで話を聞く

大人世代だと、自分の話に静かに耳を傾けてもらえるだけで慰められる人も多いと思いますが、若い世代には「それだと壁に向かって話してるのと同じ」「真剣に話を聞いてもらえないとますます寂しくなる」と考える人もいます。

何度も言うように、失恋は本人にしかわからない辛さが多い出来事です。そのため、第三者であるあなたには、友達の辛さが完全には分からないかもしれません。話を聞いていても「それって彼だけが悪いわけじゃないのでは？」などと思うこともあるかもしれません。

そんな思いから、思わずスマホを片手に適当に返事をしてしまう人がいます。友達からもそっけない態度を取られてしまうと、余計に心の傷が広がってしまうでしょう。なので、失恋してしまった友達の話は真剣に聞いてあげてくださいね。

断られてもめげずに遊びに誘う

先ほど紹介したように、失恋の慰め方として、一緒に思いっきり遊ぶという方法があります。「早く元気になってほしい」と思って、失恋した友達を早々に遊びに誘う人は多いでしょう。しかし、失恋した直後の場合、遊びに誘っても「今日はやめておくよ…」と言われることも多いです。

もし断られても、何度でもめげずに遊びに誘ってあげてください。遊びに誘うとしても、必ずしも外に出なければいけないわけではありません。友達の家でまったり遊ぶのでもいいでしょう。お菓子やジュースを用意して、遊びに誘ってあげてくださいね。

「とにかく友達を励ましてあげたい！」と気持ちが先走ってしまって、NGな慰め方をしてしまう人もいます。NGな慰め方をしてしまうと、失恋したばかりの友達に余計嫌な思いをさせてしまうでしょう。最悪の場合は、友情に亀裂が入ってしまうかもしれません。

そんな事態に陥ったしまわないために、ここからは失恋した友達を励ますときの注意点について、詳しく掘り下げていきます。慰めが逆効果になってしまわないように、注意点を守るよう心がけてくださいね。

別れた相手の悪口を言うのはNG

失恋する理由として、彼の裏切りや彼の不甲斐なさなどが挙げられます。友達の話を聞いていると、思わず「その人、最低じゃん」「彼がいなかったらこんなに悲しむことないのに、むかつくね」などと、悪口を言いたくなってしまう人もいるはずです。

しかし、別れた相手の悪口を言うのは適切な慰め方、励まし方とは言えません。友達の話を聞いていて「なんてダメな男なんだ」と思ったとしても、別れた相手の悪口を言うのは避けてくださいね。

友達が言うことに反論しない

恋愛をある程度経験すると、人の恋愛に対して「それって違うんじゃない？」「彼だけじゃなくて、あなたにも悪いところがあるよ」と思うこともあるはずです。しかし、今回の目的は失恋した友達を慰めることなので、その言葉はぐっと飲み込んでくださいね。

友達が言うことに反論したり否定したりするのは、慰め方として間違っているだけでなく、友達を傷つける原因になることもあります。友達のことを想っているのであれば、反論や否定はしないようにしましょう。

無理な慰め方をしない

遊びに誘っても断られたり、せっかく作った出会いのチャンスを無駄にされることもあります。先ほど紹介したように、断られてもめげずに遊びに誘うのは慰め方として効果的なのですが、限度を超えてしつこく誘ってしまうと、励ますどころかストレスを与えかねません。

そのため、友達を慰めたり励ましたいときは、無理強いしないようにしてくださいね。あくまでも、友達の気持ちを優先しましょう。

周囲の人に話さない

交友関係が広いと、「〇〇が失恋しちゃったんだって、慰めてあげてね」と他の人に勝手に話をしてしまう人がいますが、これはNGです。もしかしたら友達は、あなた以外には失恋の話をしたくないと思っているかもしれません。それなのに周囲の人に話してしまっては、今後信頼されなくなってしまうでしょう。

なので、友達から許可を得ていなかったり、友達がいない場所では、周囲の人に話さないようにしてくださいね。もちろん、それはお互いの共通の友人の場合も同じです。

失恋した友達の慰め方をいろいろご紹介しましたが、それでも「やっぱり慰め方がわからない」「どうすれば喜んでくれるんだろう」と考えている人もいるはずです。そんな人は、実際にされて嬉しかった慰め方や励まし方を参考にしてみましょう。

ここからは、失恋したときに元気になれた慰め方、励まし方のエピソードを紹介します。エピソードはいくつかあるので、友達が喜んでくれそうな慰め方を探してみてくださいね。きっと、元気になってもらえるものがあるはずです。

疲れてるのに一晩中話を聞いてくれて…

「その友達は激務で大変なんですが、失恋したときにどうしても慰めてほしくて相談しました。すると、仕事で疲れているはずなのに家に来てくれて、そのまま一晩中話を聞いてくれました。私が好きなお菓子まで買ってきてくれて、本当に嬉しかったです」（23歳/女性/歯科助手）

仕事をしていると忙しくて、なかなか慰める気が起きないこともあるかもしれません。しかし、友達がわざわざあなたに相談してきたということは、それだけあなたのことを頼りにしているということです。疲れているかもしれませんが、こんな時くらいは話を聞いてあげてくださいね。

失恋で落ち込んでる時に外に連れ出してくれた

「失恋をしたときかなり落ち込んでしまい、一人で外に出ることができなくなってしまった。そんな私を、友達は毎週映画に誘ってくれた。最初の何回かは行けなくて断ってしまったけど、もともと映画館が好きだから、一緒に出掛けてみたらやっぱり楽しくて、失恋のことを忘れてしまっていた」（26歳/女性/保育士）

落ち込むような出来事があると、家に引きこもってしまう人が多いです。しかし、本心は「外に出たい」と考えている場合もあります。そんな時は、積極的に失恋した友達を誘って外に連れ出してあげましょう。きっと、失恋の辛さを忘れさせてあげられるはずです。

何も言わずにそばにいてくれた

「親友に失恋したことを告げる前に、他のいろんな友達にそのことを伝えていました。他の人は『やっぱりね、だから言ったのに』と私の辛さに共感してくれなかったけど、親友は何も言わずにそばにいて、私の話を聞いてくれました」（29歳/女性/事務職）

人は時として、何も言わずにそばにいてくれるだけでいいと感じることがあります。しかし、それをくみ取ってもらえないと、自分を否定されているような気がして、より辛い思いをすることもあるでしょう。長年付き合って来た友達が失恋してしまったら、何も追求せずそばにいてあげたいですね。

失恋したとき一人にしてくれた

「失恋したとき、話を聞いてほしい人も多いと思うけど、自分はとにかく一人になりたかった。友達は気持ちを察してくれて、無理に遊びに誘ったりしてこなかった。一人になることで気持ちに整理をつけられるようになったので、本当に感謝している」（25歳/女性/教師）

辛いことがあったときこそ、一人になって考えたくなる人もいます。そんな人を無理やり遊びに誘っても、ストレスを余計に与えることになりますよね。相手に合わせた慰め方をするのは、とても大切なことなのです。

失恋してしまった時、ふいに求めたくなるのは友達の温かさです。もしかすると、友達が失恋する前、交際が順調にいっていた時期は、彼女からの誘いが減っていたかもしれません。そんな友達から慰めを求められたら、「失恋したからってまた声をかけてきて…」とは思わずに、相手に合った慰め方を考えてあげてください。

適切な慰め方をすることで、いつかあなたが辛く苦しい思いをした時に、きっと友達が助けてくれるはずです。慰め方はいろいろありますので、相手に合った慰め方を探してみましょう。友達を想う気持ちがあれば、元気を取り戻す手助けができるはずです。