滋賀弁(近江弁)を代表する方言11選
~やんす
京都弁の影響が色濃くでている滋賀弁の一つで、京都弁の「~やす」が変化したもの。現代では「~ます」の意味で使用されます。
例としては、「昨日、神戸に行ってきやんした(行ってきました)」「本を読んでやんす(読んでます)」のように使います。「拙者でやんす」のような使い方はしませんので、気を付けましょう。
ほかす
大阪弁でもよく聞く「ほかす」は、滋賀弁でも同様に「捨てる」という意味で使われます。「放下す」という言葉が変化したもので、大阪弁や滋賀弁だけでなく、関西、西日本の広い地域で使用されます。
例として「それほかしといてー(それ捨てといてー)」等があります。西日本の方なら馴染み深い表現ですね。
~しはる、~しやる
これも関西弁の影響が出ている滋賀弁の一つで、「~される」という意味で使われます。大阪や京都でも使われ、関西弁の代表的な表現なので誰でも知っているのではないでしょうか。
滋賀弁ではこれに加え、「~しはった」と同じ意味の「~しらった」という表現も頻繁に使われるようです。例でいうと「帰らった(帰った)」「お電話しらった(お電話された)」となります。
お~やす
関西弁、特に京都弁でお馴染みのフレーズ「おいでやす」は、滋賀弁でも使われ、最も上品な敬語として有名です。滋賀県の観光名所等にもこの「おいでやす」はよく使われていますね。
冒頭に「お」、語尾に「やす」を付けることで、上品な関西弁の敬語になります。「お読みやす(およみください)」「おかえりやす(おかえりなさい)」のように使用します。湖東、湖北では冒頭の「お」を省略する場合もあるようです。
えがむ
「歪む」は関西圏では「いがむ」と読むことがありますが、それがさらに変化して滋賀弁、特に湖東で、「えがむ」と読まれることがあります。「この壁、めっちゃえがんどるわぁ(この壁凄く歪んでる)」のように使用するのが一般的です。
ちなみに「めっちゃ」は、皆さんご存じのように「とても」「非常に」という意味です。こういった表現は関西圏では共通ですね。
~をなぶる
「なぶる」は滋賀弁で「触れる」の意味です。「ペンキ塗り立てやからなぶったらあかんでぇ(ペンキ塗り立てだから触っちゃだめだよ)」のように使います。
他にも「いじる」「手を入れる」「修理する」の意味もあります。「ちょっとこの車なぶったほうがええんちゃう?(ちょっとこの車修理した方が良いんじゃない?)」のように使えますね。
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