カップルのセックス事情を大調査！セックスレスの原因や解消法も紹介

「セックスの頻度」に関する不満とは？

「彼の性欲が弱くて驚いた」という女性は少なくないようです。この場合、どう対処すればいいのでしょうか。『8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ 「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる』（森林原人）には、以下のような記述があります。

「彼にあまり性欲が無くめったにセックスしてくれず、自分の性欲が満たされない。私から誘ってそっけない態度をとられると、なんだかむなしくなる。セックスには関心が無いといわれてしまった。彼の性欲が強くなる方法があれば知りたい。

セックスレスの原因には、各個人の身体能力、社会的背景、男女性の違いから生まれるすれ違い、人生におけるセックスの優先順位、相手に合わせようという思いやりの有無、性欲の強さ、といったものがあります。実際には、これらが絡み合わさってセックスレスに至るので、一概に性欲が強まればレスが解消されるというわけではありません。

例えば、性欲が弱いと思われていた彼氏の性欲が回復したとして、その性欲が彼女に向かうとは限らないのです。外に向かうこともある。むしろその可能性の方が高いかも。

セックスの誘いをそっけなく断られてむなしさを感じるということは、セックスが承認欲求の手段となっているタイプで、大切にされているという実感や、女として見られている確信を欲しがっているのではないでしょうか。セックスレスの原因のうち、改善すべきは、彼氏の相手に対する思いやりだと思うのです。

さらに、重要な点がもう一つ。セックスレスに至るのは、どちらか一方だけに原因があるわけではなく、両者とも多少なりとも要因があります。
自分に非がある可能性を棚に上げて考えないことです。

（中略）

また、セックスに無関心な彼に、自分の欲求のためにセックスを求め続けるのも逆に酷な話です。世の中には、セックスを外でしてくることで、家庭がうまくいくというケースが幾つもあります。
ここで一度、二人の関係を見つめ直してみてはどうでしょうか。
他のパートナーを探すことなくセックスを諦めるか、性欲を満たしてくれる相手をみつけるか、どちらが幸せですか？

セックス無しで上手くいっているカップルや夫婦はたくさんいます。セックス以外でコミュニケーションを取り、信頼関係を築いているので、二人の間には絆があります。彼ら彼女らの言い分は『家族とはセックスしない。家族は家族』。
ただし、二人でとことん話し合ってお互いに納得し、”セックス卒業”という決着をつけていればいいのですが、片一方が我慢している場合、その人が本当にセックスが諦められているかどうかが問題ですね。そこから目を逸らしているだけで、何かの拍子にくすぶっていたものが呼び起こされると大変なことになります。」

このように、セックスの頻度に関する不満は、カップルのすれ違いの原因になってしまうようです。この問題をタブーにせず、どのように不満を解決するか、冷静に話し合う必要があるでしょう。

人生の充実度と性欲は比例する!?

男性の性欲は、人生が満たされているときに高まるという説があるようです。『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』（志摩純一）には、以下のような記述があります。

「（前略）
まず、男性の性欲というものは人生の充実度に比例します。
簡単にいえば、男性は自分に勢いがあるときには、女性を抱きたくなりますから、黙っていても積極的にあなたにアプローチをかけてくるはずです。

一方、仕事がうまくいかずテンションが下がっているときには、前に述べたとおり、性欲も落ち込み、性交渉に関して消極的になります。こういうときの男性は、『疲れた』『体調が優れない』と早めに就寝したいことをやんわりと女性に伝えてきます。

このSOSを、『今、僕はとてもつらい立場にいるんだ。どうか助けてくれ』という意味だと、正しく理解してあげましょう。
多くの女性は『私を愛せなくなったのね』と悲観的に考え、彼をさらに追い詰める言動に出てしまうことがあります。そんなことはしなくてよいのです。あなたへの愛情が薄まったということではありませんから、どうか、安心して、冷静に彼のSOSを受け止めましょう。

女性にとって愛とセックスはワンセットですが、残念ながら男にとってセックスは愛を確かめ合う行為そのものだけではありません。

（中略）

一生を共にしようと考える彼だったら、そのアップダウンに上手に付き合ってあげましょう。そうすれば、彼から深い愛を与えられますよ。」

女性にとって愛とセックスはワンセットですが、男性の場合、そうではないケースもあるようです。セックスの頻度が減ったからといって、愛情がなくなったわけではないのかもしれません。彼氏の性欲の波に一喜一憂せず、ダメなときには寄り添ってあげましょう。

＜参考文献＞
『8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ 「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる』（森林原人）
『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』（志摩純一）