「拗らせる」の意味とは？拗らせ女子＆男子の恋愛傾向を大調査！

「拗らせる」は、最近では人の性格や特徴を表す言葉としてよく聞かれますが、そもそもどんな意味があるのでしょうか。

ここでは「拗らせる」という言葉の意味や、恋愛での使われ方などについてお伝えしていきます。

「拗らせる」の意味

「拗らせる」という言葉には、「物事を進まなくさせる」「物事をもつれさせる」といった意味があります。また、「病気やケガを治りにくくする」といった意味でもよく使われていますね。

主な使い方としては、「書類の間違いを直そうとして余計に拗らせてしまった」「無理をして風邪を拗らせてしまった」などがあります。近年では、考えすぎて行動できない性格などを表す言葉としても使われることがあるようです。

拗らせてる男女との恋愛は大変？

「拗らせる」という言葉の基本的な意味は「物事をもつれさせる」という意味ですが、恋愛に関して使われるときは、「考えすぎて行動できない」「上手く立ち回れない」といった意味になります。

性格を拗らせてしまった男女が恋愛をするのは大変そうなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。今回の記事では、「拗らせ男子」「拗らせ女子」の恋愛の特徴などについてお伝えしていきます。

拗らせ男子には、性格にいくつかの特徴があります。どんな特徴があるのでしょうか。

ここでは、拗らせた男性の性格の特徴をいくつかお伝えしていきます。

自分に自信がない

恋愛がうまくいかない拗らせ男子は、基本的に自分に自信がありません。自信がない原因は性格や容姿など様々ですが、人とコミュニケーションを積極的に取れないために、ますます恋愛を難しくしている傾向があります。

こだわりが強い

恋愛に限りませんが、こだわりが強いとコミュニケーションが円滑に進まないときがあります。何かに対してこだわりが強い傾向は男性に多く見られ、こだわりを強く持っている人ほど拗らせやすいと言えるでしょう。

失敗するのが怖い

拗らせている男性は、プライドが高く失敗を恐れる傾向もあります。常に周囲からの視線を気にしているため、「残念な自分」であることに耐えられません。

失敗しないように守りに入りすぎるがあまり、コミュニケーションの幅を狭めてしまっているのです。

ステータスが高い傾向がある

先ほどご紹介した「失敗したくない」という性質とリンクしますが、拗らせている男性は、学歴が高いなど社会的なステータスが高い傾向もあります。

社会的なステータスが下手に高いと失敗したときの落差が激しいため、不用意に行動するのが難しくなります。そうすると恋愛の経験値が積みあがらないので、いつまでも恋愛のやり方がわからないという悪循環に陥りがちです。

女性に免疫がない

男子校出身者や、男性ばかりの職場に勤めている人に多いのですが、ほとんど男性しかいないコミュニティに長くいると、女性との付き合い方がわからなくなります。男性は女性よりも保守的な傾向があるので、そういった傾向が強い場合は、女性に対して恐怖心を持つこともあるでしょう。

男性ばかりの環境にいるため、女性に関する思考を拗らせてしまい、恋愛で積極的に行動できないといった事態に陥りやすいのです。

コミュニケーションが苦手

もともとコミュニケーションが苦手な男性も、拗らせやすい傾向があります。そういった男性には、空気を読むのが苦手だったり、一人で作業するのが好きだったりする人が多いので、女性と積極的に交流しようという気にならないのでしょう。

女性とコミュニケーションをとった経験が少なすぎるため、頭の中でだけシミュレーションし、その結果どんどん拗らせていくといったことが起こりやすくなります。

拗らせ男子には、どのような恋愛傾向があるのでしょうか。かつてに比べてコミュニケーションが希薄と言われる現代では、拗らせている男性は決して少数派ではありません。

ここでは、拗らせ男子の恋愛傾向と、拗らせ男子と恋愛するときの注意点についてお伝えしていきます。

共依存にならないよう気を付ける

拗らせている男性は精神的に自立していないことも多いので、女性に母親の役割を求めたり、承認欲求が過剰だったりして、アンバランスな人間関係を求めがちです。

女性側にもコミュニケーションが苦手な傾向があると、お互いに共依存という負の絆で結びつく関係になることもあります。そのような関係になるとお互いにあまり良い影響はないので、注意する必要があるのです。

適度な距離感を保つのが大事

拗らせた男性は、女性との距離の取り方がいまいちわかっていないことが多いです。すごく遠くにいてなかなか心を開かないかと思えば、一気に接近してきて相手の都合を考えないなど、ちょうどいい付き合い方ができないこともしばしばあります。

人との適度な距離感は、コミュニケーションを図っていくなかで磨かれていくスキルなので、女性とのコミュニケーション経験が少ない拗らせ男子と恋愛するなら、そのスキルを育てていく覚悟が必要となるでしょう。

「察してほしい」と求めない

察することができない男性は、そもそも相手の意図を読み取ること、空気を読み取ることが苦手な傾向があります。女性が「言われなくても察してほしい」と求めたところで、拗らせ男子は「言われなきゃわからないよ…」と困惑するばかりでしょう。

拗らせた男性と恋愛するときは、やってほしくないことは率直に伝えることが大切です。こちらが感情的になると相手がパニックになることもあるので、冷静に淡々と理由とともに説明するのがベターでしょう。

一緒に関係を築いていくつもりで

拗らせ男子の大半は、女性とコミュニケーションを取った経験が少ないです。女性について詳しいとはお世辞にも言えない状態なので、付き合い方のノウハウがほとんどありません。

快適な距離感をつかむには、お互いのことを知って、どのようなコミュニケーションの取り方が二人にとってベストなのかを一緒に考えていく必要があります。

下手に出すぎない

拗らせている男性の中には、女性に対して支配的に振る舞ってしまう人もいます。もともと支配的な性格という可能性もありますが、育った環境の影響や、女性とのコミュニケーション不足といった理由があげられます。

小さい頃から形作られてきた価値観なので、支配的な態度をすぐに変えるのは難しいかもしれません。こういったタイプの男性には、下手に出て従わない方が良いでしょう。

こだわりを理解してあげる

コミュニケーションが苦手な人の中には、何かに対して強いこだわりを持っている人もいます。拗らせている男性の中にも、強いこだわりをどうしても捨てられない人もいるでしょう。

どうしてもそのこだわりを捨てられない場合は、女性が理解してあげることも必要です。そのこだわりが許容範囲なのであれば、女性の方からも譲歩してあげると良いかもしれません。

拗らせているのは男性だけではありません。拗らせている女性も多くいます。

拗らせている女性の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、拗らせている女性の性格や特徴についてお伝えしていきます。

すぐに卑屈になる

拗らせている女性は、男性と同様、基本的に自分に自信がありません。「私は何をやってもダメ」「今度も失敗するに決まってる」などネガティブなワードが頭に浮かびやすく、行動に出る前に諦めてしまう傾向があります。

女らしいものに抵抗感がある

拗らせ女子は女性としての自信も少ない傾向があるため、女性的なものに対する抵抗も強いです。華やかに装う自分をみじめに感じてしまうなど、自分を見る目が必要以上に厳しくなるいこともよくあります。

男性に対して免疫が少ない

積極的なコミュニケーションが苦手な拗らせ女子は、女性に対しても消極的ですが、男性に対してはもっと消極的です。「あいさつ以外の会話はとても無理」と感じてしまう女性も多く、恋愛関係に発展することも難しいことが多いでしょう。

考えすぎて行動できない

拗らせ女子の中には周囲の人の感情を敏感に察知する女性も多く、「失敗したらどうしよう」「浮いちゃったらどうしよう」と考えてしまいます。色々と頭で考えているうちに行動できなくなり、結局何のアクションも起こせないまま1日が終わっていくことも多いです。

空気を読みすぎる

相手の表情を読み取ったり、何を考えているのか推測する能力が高い女性は、どうしても空気を読みすぎてしまう傾向があります。特に敏感な女性は、空気を読みすぎて自分の考えを引っ込めてしまうことも多く、積極的に行動できないこともしばしばです。

恋に恋している

脳内で人間関係をシミュレーションするのが得意な女性は、恋愛関係についてもシミュレーションしがちです。しかし経験値が少ないと現実と理想の乖離がどんどん大きくなり、男性そのものではなく、恋に恋している状態になることもあります。

そうなると理想とはほど遠い現実に幻滅し、現実世界での恋愛の弊害になることも多いようです。

拗らせている女性は、コミュニケーションが不足していると言われる現代で珍しい存在ではありません。「拗らせ女子診断リスト」を作ってみたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

・一人でいる方が気が楽
・少女漫画が結構好きだ
・男性といるより女性といる方が楽しい
・おしゃれすることに抵抗がある
・周囲の視線がすごく気になる
・周りから浮いていると落ち込む
・自分の意見はあまり言わない
・キラキラ女子を見るとへこむ

いかがでしたか？チェックが多いほど拗らせている可能性が高くなりますが、拗らせているからダメというわけではありません。拗らせてしまっているのも個性のうちと考え、自分が楽に生きられる方法を探してみてくださいね。

拗らせている女性にはどんな恋愛傾向があるのでしょうか。

ここでは、拗らせ女子の恋愛傾向と、男性と恋愛するときの注意点をお伝えしていきます。

拗らせ女子は恋する自分が好き？

先述の通り、拗らせている女性は、脳内で恋愛をシミュレーションしていることがよくあります。そのため、生身の男性ではなく恋に恋していることも多く、そんな恋愛に身を投じている自分に心酔してしまっていることもあります。

都合のいい女になりがち

男性経験が少ない女性は、男性に対して免疫がありません。また自分の女性としての魅力に自信もないので、問題のある男性に都合の良いように扱われてしまうこともなきにしもあらずです。

男性に対する理解が不足している

男性とあまり話したことがない、生活する空間に男性が少なかったなどの理由で、男性に対する理解が足りていない場合も拗らせやすくなります。男性の実態を理解していないばかりに、どんどん理想ばかりが膨らんでいく状況になりがちです。

三次元より二次元が好き

拗らせている女性は、現実の男性との恋愛よりも二次元の男性との恋愛に夢中になることがあります。二次元の男性は予想外の動きはしませんし、ヒロインである自分を傷つけるようなこともしません。

現実の男性は疲れるので、恋愛に対する欲求をゲームや漫画で解消する女性も少なくないでしょう。

自分の殻に閉じこもる

空気を読みすぎる女性に多い傾向がありますが、人間関係のシミュレーション能力が高すぎて、かえってコミュニケーションを避けてしまうこともあります。「どうせこうなる」というマイナスな予測がそこそこ当たってしまうため、確実に安心できるコミュニケーションしか取ろうとしなくなるのです。

女性らしさに抵抗を感じる

「自分なんかが女らしい格好をしてもどうせ痛いだけ」などと考えて、おしゃれに対して消極的なのも拗らせた女性の特徴のひとつです。地味な服を選びがちで、メイクやアクセサリーもほとんどしないという女性も多くいます。

おしゃれに憧れる気持ちはあるものの、おしゃれな服を着ている自分に何となく引け目を感じてしまうという、拗らせていない女性からは理解しがたい心理を持っていることがあるのです。

拗らせ女子が「拗らせている状態を何とかしたい！」と思った場合、どうしたら良いのでしょうか。

ここでは、拗らせ女子をやめる方法をいくつか提案していきます。

自分が拗らせ女子であると認める

拗らせ女子は、自分が拗らせていることをなかなか認められないものです。拗らせている状態を乗り越えていくには、まず現状を認めることから始めてみましょう。

自分がコンプレックスを抱いていることでも、素直に認めてしまえば案外苦痛でなくなるものです。現状を認めて自分を受け入れ、できることからチャレンジしてみてくださいね。

褒め言葉を素直に受け取る

自分に自信がなく、卑屈な傾向がある拗らせ女子は、人からの褒め言葉を素直に受け取れないことが多くあります。人から褒められたら、言葉の裏を変に読もうとせずに、素直に受け取っておきましょう。

褒められたときは「そんなことないです」と謙遜しつつも、「でもうれしいです。ありがとうございます」などと応えるといいでしょう。仮に陰で何か言われていても、生活に支障がなければ気にしなければ良いと割り切ることも大切です。

妄想はほどほどにしておく

「人間関係の経験値は少ないけど、脳内シミュレーションならたくさんする」という拗らせ女子は、妄想をしすぎないように気を付けた方が良いでしょう。シミュレーションも大切ですが、実際の経験値も大切です。

シミュレーションしている時の方が、実際にデートしている時より楽しいと感じることもあるかもしれません。でも現実の人間が介在していないシミュレーションは、そのうち飽きてしまうことも多いものです。

現実というスパイスを取り入れながら、シミュレーションでも恋愛を楽しむ。現実世界と妄想世界の両方をバランスよく楽しむのがおすすめですよ。

現実の男性を直視する

恋に恋する拗らせ女子にありがちですが、現実の男性を直視できないという傾向もあります。少女漫画や恋愛ドラマに出てくるようなカッコイイ男性は現実世界ではあまり見かけませんので、男性を理想化しすぎると現実世界と折り合いをつけるのが難しくなります。

現実世界の男性は、二次元にいる男性と違って、あなたを幻滅させることも多いかもしれません。しかし、それはお互い様です。いきなり生身の男性と接するのがつらい場合は、ちょっとずつ話しかけるなど段階を踏んで慣れていくのも良いでしょう。

失敗を怖がりすぎない

人間関係のパターンに敏感な女性は、これから訪れる結末をある程度正確に予想することができてしまいます。そのため、自分が傷つくようなコミュニケーションを事前に回避しすぎる傾向があるのです。

しかし、現実はシミュレーション通りになるとは限りません。傷つくことをあまり恐れずに、時には自分の希望をかなえるために行動に移すことも大切です。失敗した結果も自分の財産になっていく、失敗しても無駄ではないと思えば、行動しやすくなるかもしれません。

現実の世界に対応する

現実の世界はゲームや漫画のように、自分が見たいものだけで構成されているわけではありません。自分のありのままの欲望は漫画やゲームで解消し、現実は現実として直視して、別のものとして対応していくことが大切です。

また現実の世界を深く知れば知るほど、色々な世界の深みを堪能することができます。人生という物語の世界をより深く堪能できるという意味では、現実の世界と付き合うのも乙なものかもしれません。

拗らせ男子、拗らせ女子は、異性とコミュニケーションをとるのが苦手な人が多いです。コミュニケーション量が少ないと恋愛の経験値も少なくなるので、少ない経験値をもとに頭の中だけでシミュレーションし、その結果、拗らせてしまう男女がたくさんいるようです。

しかし、拗らせているからと言って恋愛ができないわけではありません。拗らせているなりに、二人で少しずつ関係を築いていくことが大切です。

拗らせているかどうかに関わらず、恋愛は二人で少しずつ築き上げていくもの。お互いを思いやって、良い恋愛関係を作ってくださいね！