「恋のABC」で見る時代の恋愛観の変化
順序を重視するかしないか
ABCといっていた時代は、キスから始まりセックスに到達するという順序が当たり前という解釈でした。恋人同士の仲がどのように進行していくのか、それに関しては今も昔も、そう変わりはありません。ですが、キスからペッティング、ペッティングからセックスという「流れ」をとても重要に考えていたのでしょう。
恋愛そのものが特別という意識
わざわざ恋愛の進行状況を「ABC」という段階で表現すること自体、恋愛を今よりも「特別なもの」と解釈していたことの表れかもしれません。そういってしまうと「昔の人ってそんなに奥手だったの?」という疑問を持つ人もいるはずですよね。
たしかに、昔は今ほど恋愛自体がオープンではありませんでした。いくら友達といえども、恋人の話を赤裸々に話しづらい。そんな雰囲気もあったのです。恋することは現代と変わらずあったとしても、進行具合をフランクに人に話すのは照れくさかったのでしょうね。
セックスに対する価値観
現代の表現であるHIJKは、キスからではなく、いきなりセックスから始まり、そこから愛が生まれるという解釈ですよね。ですが昔のABCは、最後の段階がCのセックスということになります。ここを比較するだけでも、セックスに対する価値観が今と昔では大きく違うことがわかりますよね。
逆に恋愛と結婚は区別した考え
今使われるHIJKは、最後にKの結婚がありますよね。途中の段階で「I=愛が生まれ」や「J=ジュニア(子ども)ができる」も含まれています。ですが、ABCはあくまでもキスからセックスまでしか表現しないので、「恋愛」ということが大前提です。
ですから、今よりオープンではなかったけれど、しっかりと恋愛と結婚は区別した考えがあったのでしょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!