誰か助けて…辛くて「助けてほしい」と感じたときの対処法とは？

生きていれば、誰しも「人間関係がうまくいかなくて辛い」「何をしても失敗ばかりでもう嫌だ！」という思いを抱くことがあるでしょう。このような思いを抱き続けていると、生きることそのものに疲れてしまいます。

なす術がなくなると、やがて「誰かに助けてほしい」と感じ始めるのではないでしょうか。そう思っても、誰かに助けを求める術が分からない人もいますよね。

そこでこの記事では、誰かに助けてほしいと感じた時の対処法や、辛い時に考えるべきことなどをご紹介します。最後まで読めば、誰かに助けを求める術を知ることができるでしょう。現時点で誰かに助けてほしいと感じている人は、特に必見です。

そもそも、なぜ誰かに助けてほしいと感じるのでしょうか？そこには、いくつかの理由があります。「どうして、誰かに助けてほしいと感じるの？」と少しでも疑問に思う人は、ぜひ読んでみてくださいね。

辛い気持ちを話せる人が身近にいない

辛い気持ちを誰にでも話せる人というのは、世の中にほとんどいないでしょう。大半の人は、信頼を寄せている人に話すのではないでしょうか？

であれば、信頼を寄せられる人が身近に一人もいない場合、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまいますよね。一人で抱え込むことに苦しさを感じた結果、漠然と誰かに助けてほしいと感じるのです。

一人では解決できない問題に直面している

生きていれば、あらゆるタイミングで様々な問題に直面します。お金の問題や仕事の問題など、直面する問題は多岐にわたるのです。

そして、時に一人では解決できない問題に直面することも。このような問題に直面すれば、当然ながら誰かに助けてほしいと感じるでしょう。

心身ともに限界を迎えている

仕事や家事に励んでいる時など、様々な場面で疲労やストレスを感じますよね。仕事も家事もなかなか休めないので、ストレスや疲労を改善せずに放置すれば蓄積する一方でしょう。

いずれは、心身ともに限界を迎えてしまいます。一人ではどうしようもできない状況に陥り、ただただ誰かに助けてほしいと感じ始めるのです。

人は、基本的に一人で生きることができない生き物。ですから、生きていれば、「もう嫌だ…。誰かに助けてほしい」と感じる瞬間が必ず訪れます。ここでは、そんな瞬間の数々に注目しましょう。

仕事で大失敗した時

「会社の大損害が予想される失敗をしてしまいました。同僚や上司にも迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。合わせる顔がないので、できれば仕事関係の人とはもう会いたくありません」（27歳/女性/接客業）

職に就いた経験がある人であれば、仕事上における失敗は、誰しも経験する出来事です。その失敗が大きいほど、落ち込んでしまいますよね。

同僚や上司と顔を合わせることはおろか、職場に行くことさえもう嫌だと思ってしまうこともあるでしょう。そんな心理が働いた結果、一人ではどうしようもできずに、漠然と誰かに助けてほしいと感じるのです。

恋人に振られてしまった時

「つい先日、大好きな恋人に振られました。4年間もお付き合いしていたので、なかなか現実を受け入れられず、今はただただ辛いですね…。この辛さを誰か共有してくれないかなって、どうしても助けを求めてしまいます」（25歳/男性/営業職）

恋人に振られることは、とても辛い出来事ですよね。交際期間が長ければ長いいほど、別れを告げられた時に感じる辛い気持ちは大きくなります。

一人で抱え込み続けると、辛さが心中に溜まる一方です。溜まりに溜まった気持ちを吐き出したくて、誰かに助けてほしいと感じることも。誰かとは、すなわち友人や家族といった信頼できる人々でしょう。

人から嫌がらせされている時

「今月に入ってから、クラスメートの誰かが私の筆箱や体操服をゴミ箱に捨てるようになりました。こんな仕打ちを受ける理由が全く思い当たらなくて、もう辛くて仕方ありません。この辛い状況から、誰か私を助けてほしいです」（18歳/女性/学生）

学校や職場で人から嫌がらせされているという話は、よく耳にしますよね。理由も分からずに嫌がらせを受けているとなれば、なおさら辛い気持ちは増すばかりでしょう。

その上、いざ辛い状況から抜け出そうとしても、自分自身の力だけでは困難なのです。そうなると、とにかく誰かに助けてほしいと感じるのは当然でしょう。

叶わない恋をしている時

「元カノと別れて約3年が経ちました。元カノはすでに新しい恋人とお付き合いをしてるようですが、俺は別れた今でも元カノのことが好きでたまりません。これから先もずっと忘れられそうになくて、ただ漠然と誰かに助けてほしいと感じます」（24歳/男性/契約社員）

叶わない恋をしている時も、誰かに助けてほしいと感じる瞬間です。例えば、不倫相手や元恋人に対する恋は、実る可能性が低い「叶わない恋」でしょう。

どれほどアプローチしても、無駄に終わることもしばしば。大好きだという想いが心中にあるからこそ、辛くなってしまいます。こうした辛い現状を少しでも変えたくて、誰かに助けてほしいと感じることもあります。

引き続き、誰かに助けてほしいと感じる瞬間に注目していきます。あなたの現状に当てはまっているものがあるかもしれませんよ。

信頼を寄せていた人に裏切られた時

「親友が私の彼氏を奪いました。かなり前から、私に内緒で二人は関係を深めていたようです。親友に裏切られただけではなく、彼氏まで失った今、生きる希望をなくすほど辛くて仕方ありません」（25歳/女性/自営業）

信頼を寄せていた人に裏切られると、かなりのダメージを心に負います。この女性のように、彼氏という大切な存在を失ったのであれば、なおさら心が傷付いてしまいます。

心に負った傷を癒してほしいという思いから、誰かに助けてほしいと感じることも。しかし、裏切られた経験が原因となって人間不信に陥った場合、思うように助けを求められないこともあるでしょう。

経済的に苦しい時

「6ヶ月前に会社を退職したんですが、なかなか転職先が見つからず、退職後のためにと貯めていた生活費も底をつきそうで…。ほんの少しでもお金を貸してもらいたくて、誰か助けてと叫びそうになります」（32歳/男性/公務員）

経済的に苦しい時も、誰かに助けてほしいと感じる瞬間です。職に就いていない状態が続けば、当然ながら経済的に苦しくなるでしょう。

生活費に当てられるお金も徐々に減少して、生きていけるのかと将来に対する不安に襲われますよね。不安な状態から抜け出すために、誰かに助けてほしいと感じることもあるようです。

疲れやストレスを感じている時

「夫は仕事一筋なので、家事や育児を全く分担してくれません。結婚当初からずっと、一人で家事や育児に追われながら毎日を過ごしています。これから先もずっとこんな日々が続くのかと思うと、誰かに助けてほしくなっちゃいますよ」（30歳/女性/アパレル）

家事や育児は、想像以上に苦労がともなうもの。ですから、一人で行う日々が続けば、当然ながら疲れが溜まっていきます。

配偶者が家事や育児に全く関与しない場合、「どうして何も手伝ってくれないの？」とストレスも感じるでしょう。そんな疲れやストレスを感じた時に、パートナーに助けてほしいと感じるのは当然ですよね。

努力が実を結ばなかった時

「資格試験に合格できるよう、ちょっとした隙間時間も必ず勉強してました。それなのに、試験当日に高熱が出てしまい、受験すらできませんでした。今までの努力が全て水の泡になったように感じて、もう何もかもが嫌です」（23歳/男性/アルバイト）

一生懸命に努力したからといって、必ずしも結果が伴うとは限りません。努力が実を結ばない時もあるのです。

努力が実を結ばなければ、もう嫌だから何もかもを投げ出したいという心理が働くこともあります。どんな物事に対しても気力が湧かなくなるために、誰かに助けてほしいと感じるのでしょう。

「誰かに助けてほしいけれど、どうしたらいいのか全く分からない」と困っている人もいるでしょう。そこでここからは、誰かに助けてほしいと感じた時の対処法を解説します。解説する内容を参考に、自分に合った対処法を見つけてみてくださいね。

ゆっくり休息をとる

誰かに助けてほしいと感じている時は、少なからず心身ともに疲れています。また、一人で思い悩んでしまうせいで夜も眠れず、寝不足に陥っている場合もあるでしょう。

疲れを取り除けるよう、場合によっては寝不足なども改善できるように、まずはゆっくり休息をとりましょう。誰かに助けてと叫ぶのは、心身が休まってからでも遅くはありませんよ。

悩みや辛いことなどを紙に書きだす

ゆっくり休んだ後は、自分の感情を整理してみてください。整理するためには、悩みや辛いことなどを紙に書き出してみることが得策です。

誰かに助けてほしいと感じるほどですから、抱えている悩みや辛いことは1つや2つではないでしょう。心中では、たくさんの感情を抱いているはず。抱えている感情を整理することで、かなり気持ちがすっきりしますよ。

悩みや辛いことなどを周囲の人に話す

悩みや辛いことなどを周囲の人に話してみるのも、誰かに助けてほしいと感じた時におすすめの対処法です。悩みや辛いことなどを話すことで、少なからず気持ちが楽になりますよ。

とはいえ、中には「もしかしたら話を聞いてくれないかも…」と誰かに話すことを恐れてしまう人もいるでしょう。確かにあまり親しくない人に話そうとしても、耳を傾けてもらえないかもしれません。

しかし、あなたが信頼を寄せている家族や親友であれば、必ず話の内容に耳を傾けてくれるでしょう。ぜひ勇気を出して、少しずつ話してみてくださいね。

ストレスを解消する

ストレスを感じているがために、誰かに助けてほしいと感じている人もいますよね。ストレスを解消しなければ、日に日に蓄積する一方です。蓄積すればするほど、心身に悪影響が及ぶ可能性が大きくなります。

そのため、心身の健康を維持できるように、ストレスを解消する必要があるのです。自然と触れ合ったり思いっきり体を動かしたりして、ストレスを解消しましょう。

引き続き、誰かに助けてほしいと感じた時の対処法を解説していきます。対処法についてより深く知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

新たな視点を持つ

「もう辛いし嫌だ…。誰か助けて！」という心理が働いている時は、心が追い詰められている状態でもあるのです。そんな状態の時にこそ、新たな視点を得るための行動を起こしてみてください。

新たな視点を持てば、より適切な対処法が頭の中に思い浮かぶこともあります。ですので、読書をするなどして、新しい考えや知識を得ましょう。

趣味に没頭する

辛いことについて考え込むと、ネガティブな感情が湧き上がるばかりですよね。なかなかポジティブにはなれないはず。ですから、誰かに助けてほしいくらい辛い時こそ、趣味に没頭することも大切なのです。

そうすることによって、辛いことを一時的に忘れることができます。その上、楽しいという感情が湧き上がってきますので、この対処法は一石二鳥と言えるでしょう。

ひとまず現実から離れてみる

助けてほしいと思うほど辛い時は、ひとまず現実から離れてみるのも1つの手。つまり、現実逃避をしてみるということですね。

漫画を読む、映画を鑑賞するなどの現実逃避をすることで、少なからず元気が回復します。しかし、この方法を実践しても、辛いと感じている問題が解決するわけではありません。現実逃避をした後、結局は辛い現実と向き合う必要があるというのが難点でしょう。

誰かに助けを求める

誰かに助けを求めたとしても、絶対に助けてくれないと思い込んでいませんか？そのように思い込み続けていると、いつまで経っても助けを求めることができません。

助けてくれるはずの人も、あなたが助けを必要としていることにさえ気付けないでしょう。辛い現状を変えるためには、ほんの少しでも思い込みを捨てる必要があるのです。

思い込みを捨てた上で、思い切って誰かに助けを求めてみてください。助けを求める行動に出ることが、辛い現状を変えるきっかけになりますよ。

誰かに助けてほしくても、すぐさま行動に移せない時もありますよね。そんな時は、少しでも気持ちが楽になるように自らの考えを修正しましょう。

では、どんなことを考えれば、気持ちが楽になるのでしょうか？最後に、助けてほしいほど辛い時に考えるべきことをご紹介していきます。気持ちが楽になる考え方を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

辛いことからは逃げてもいい

心中で「辛いことから逃げるのは駄目なことだ」という思いを抱いていませんか？中には、そんな思いを抱いてしまう人もいるでしょう。

ですが、辛いこと全てに向き合う必要はありません。助けてほしいと感じるほど辛い時は逃げてもいいんです。逃げることによって、ゆっくり休息を取るための時間を確保できますからね。

良いことも辛いことも永遠には続かない

良いことが永遠に続いていれば、「辛いしもう嫌だ…。誰か助けてほしい」という心理は働かないでしょう。つまり、良いことは永遠に続かないということです。

同様に、辛いことも永遠には続きません。辛い時を過ごしていれば、いつかは再び良いことが起こりますよ。ですので、良いことも辛いことも永遠には続かないという考えを持ちながら、その時を過ごしてみましょう。

一人では解決できないこともある

誰かに助けてほしいと感じている人の中には、一人で解決できない自分が嫌だと思っている人もいますよね。自己嫌悪に陥れば、苦しさが増すばかりです。

苦しい気持ちを少しでも改善できるように、一人では解決できないこともあるという考えを心に留めておきましょう。そうすることによって「誰かに助けてもらいたくなったら、素直に頼ってもいいんだ」と思えるはずです。

辛い経験をすることによって成長できる

辛いと感じることを乗り越えれば、自分のためになる何かを少なからず得られるでしょう。何かを得たと実感するということは、自分が成長している証でもあります。つまり、人は辛い経験をすることによって、成長できるということです。

ですので、助けてほしいと感じるほど辛い時は、「自分が成長できるチャンスが訪れている」と考えてみましょう。そう考えることで、もう少し頑張ってみようと気力が湧いてくるかもしれません。

誰かに助けを求めるのは誇らしいこと

助けてほしいと感じている時、「でも助けを求めるなんて恥ずかしいことだ」という心理が働くことも。そんな心理が働けば、辛い気持ちは増すばかりです。

今以上に辛い気持ちが募らないよう、「誰かに助けを求めるのは誇らしいことだ」と考えてみてください。そして、誰かに助けてほしいと思って実際に行動を起こすことができた時は、よく頑張ったね！と自分を全力で褒めましょう。

今回は、誰かに助けてほしいと感じた時の対処法などを解説しました。解説した内容の中で、自分に合った対処法は見つかりましたか？

まだ見つかっていない人は、まず自分に合った対処法を探しましょう。そして、誰かに助けてほしいほど辛いと感じた時は、ぜひその対処法を実践してみてくださいね。実践すれば、辛い現状は少なからず変わりますよ。