忘れられない片思い…前に進むには?
中でも片思いの相手を忘れられない場合は、辛く切ない思いをずっと抱えて生活することになります。「相手は自分のことなんて何とも思っていない。諦めたいのに諦められない」とジレンマに陥っている人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな切ない思いを抱えている人のために、片思いが忘れられない理由や対処法について解説していきます。この記事を読んで、重たい気持ちが少しでも軽くなりますように!
片思いが忘れられない。その原因とは?
あなたが片思いを忘れられない原因は、ここにあるかもしれません。
初恋で強い思い出がある
何事も初めての経験というのは、深く心に残るものです。それが片思いであっても同じ。人生で初めて好きになった相手のことは、そう簡単には忘れられないでしょう。なぜなら、忘れることも「初めての経験」だからです。忘れられないのは、忘れ方を知らないから。
そう考えると、少し気持ちが楽になりませんか?
好きな人との会話で一喜一憂し、告白しようかどうか迷って悩んだ時間は、決して無駄ではありません。これまでの自分の気持ちや行動を否定しようとせず、これからの恋に役立てるつもりでいましょう。
相手が理想の人だった
誰にでも好みのタイプや理想の恋人像があるものです。自分の理想通りの相手に巡り合える確率はかなり少ないですから、もし理想にピッタリ当てはまる人が目の前に現れたら好きにならないわけがありませんよね。
そんな運命のような出会いでも、片思いに終わることはあります。「こんなに素敵な人とはもう出会えないかもしれない…」と思うと、どうしても逃したくないという気持ちが強くなってしまうのでしょう。その結果、忘れられない片思いになってしまうのです。
きちんと気持ちを伝えられなかった
大抵の人が片思いを諦めるのは、告白してフラれたタイミングではないでしょうか。相手から恋愛対象として見られていないことがはっきりと分かって初めて、「諦めるしかないかな…」と考えるものです。
ですが、自分の気持ちをきちんと伝えていない状態では諦めるべき理由がありません。もし、諦めざるを得ない状況にあったとしても「気持ちを伝えたら付き合えていたかも…」という期待が頭をよぎり、なかなか忘れられなくなるのです。
そのため、忘れられない片思いを終わらせるために、玉砕覚悟で告白する人も少なくありません。
諦めざるを得ない状況だった
人を好きになるのは自由です。相手がどんな人であっても、心の中で「好き」という感情を抱くことは悪いことではありませんし、自分でコントロールすることも難しいですよね。
ただし、結ばれるべきではない関係があるのも事実。例えば、相手が既婚者だったり、仲のいい友人の恋人だったりする場合です。「この人と付き合うことはリスクが高い」と感じる相手であれば、いくら好きでも諦めた方がいい場合もあるでしょう。
諦めることは自分や相手のためでもあるのですが、それは「本当の自分の意思」だとは言い難いですよね。仕方なく諦めた片思いは、「状況が違っていたら…」という思いがあるため、忘れられない片思いになってしまうのです。
片思いの相手と近い場所にいる
忘れたいのに忘れられない片思いのパターンで1番多いのが、好きな人が近くにいるケースです。片思いの相手が、同じ学校や同じ職場などの毎日顔を合わせるような場所にいる場合は、なかなか忘れられないでしょう。
ふとした瞬間に相手の姿が目に入ってしまったり、相手の良さを改めて実感したりすると、頭の中から存在を消したくても、ついつい目で追ってしまうでしょう。
心理学には、接する回数が多いほどその人や物を好きになる「ザイオンス効果」という言葉があります。つまり、会う機会が多ければ好きな気持ちを忘れられないということです。
なぜ片思いが忘れられないの?その心理とは
今の自分の気持ちに当てはめて読んでみてください。
相手が振り向いてくれるかも…と思っている
たとえ今現在、彼があなたのことを好きではないとしても、一生思いが通じ合わないとは限りませんよね。好きな人にアピールし続ければ、いずれ相手の気持ちが変わって両思いになれるかもしれません。
そんな淡い期待を抱いて、「あと少しだけ、もう少し」と諦めるのを先延ばしにしているのではないでしょうか?
「彼の好みのタイプに近づいたら振り向いてくれるかも…」と努力しようとしたり、彼自身の環境が変わるのを待ってしまう気持ちは誰にでもあるものです。
今の自分の環境に満足できていない
片思いの相手を忘れられないのは、あなた自身の環境が関係している可能性もあります。好きな人がいる生活は、輝いていて楽しいものですよね。単調だった日常生活が、刺激的な毎日に一変することでしょう。その環境に慣れてしまうと、好きな人がいない生活に違和感を覚えるようになります。
特に、仕事が楽しくない、休日は何もすることがないなど、今の自分の環境に満足していなくて、不満だらけの退屈な毎日を送っている人は、片思いの相手に刺激を求めてしまい、なかなか諦めることができないのです。
もっといい人を見つけることができない
忘れられない恋を忘れるためには、新しい恋をするのが1番だと言います。片想いの相手をどんなに好きだったとしても、新しく気になる人ができれば、自然と過去の思い出として薄れていくでしょう。
ただし、これまでに好きだった人が理想通りの相手であったり、「この人しかいない」と思えるほどに性格が合う相手だった場合、どうしても過去の恋愛を引きずってしまい、新しい恋に踏み切れません。
気になる人ができても、「やっぱり彼の方が素敵」と、相手を比べてしまうことになるでしょう。
大きな後悔がある
人生には後悔がつきもの。それは恋愛においても同じです。「あの時もっとこうしてれば状況が違っていたかも」「もう少しアピールすればよかった…」など、片思い中の自分の行動に後悔があると、なかなか忘れられない恋になるでしょう。
その心理には、「次はこうすればうまくいくかも!」という期待が含まれていることも多いです。過去の失敗を踏まえて、今後の行動を改めることもできますよね。
過去の後悔が原因で片思いを忘れられない場合は、まだ諦める段階ではないのかもしれません。
相手に依存している
片思い中は、辛いことやもどかしいことも多いですが、やはり楽しいものです。好きな人と会話ができた、デートをした、連絡があったなど、相手の行動に一喜一憂して刺激的で変化のある生活を送ることができるでしょう。
特に女性の場合、好きな人ができるとその人に気に入られようと必死で努力するため、仕事やプライベート、見た目にまで良い影響を与えてくれます。
そんな相手が急にいなくなったら、そう簡単には忘れられないですよね。これは、相手の存在に依存している、または恋に恋している状況と言えます。
片思いが忘れられない時に考えるべきこと
これから前に進むために考えるべきことや、気持ちの持ち方について解説します。
無理に忘れなくてもいい
誰かを思うのは個人の自由です。例え、不倫などの禁断の恋であったとしても、思うだけなら問題ありません。忘れられないのなら、無理に忘れなくていいのです。
忘れようとしているうちは、彼のことを考えてしまっているということ。彼の顔を思い浮かべるたびに過去の思い出に浸ってしまうでしょう。大切なのは、なるべく考えないことです。そのためには、無理に忘れようとするのは適切ではありません。
時間が解決するのを待ってみるのもひとつの手です。そうすれば、次第に思い出す回数が少なくなり、いつの間にか片思いを乗り越えることができるでしょう。
好きな人をつくるのは自由
人を好きになることは自由なのです。ということは、片思いの相手に固執する必要はないということ。他に好きな人を作ってもいいのだと捉えてください。片思いの相手以上の人に巡り合えないと悩んでいる人は、心の中で「2番手」を作ることを意識してみてはいかがでしょうか?
彼以上の人が見つからないのなら、それに近い人を探せばいいだけ。それまでに今の好きな人を忘れる必要もありません。2番手を見つけることができれば、次の恋に進める可能性も高くなります。
報われない恋よりも、可能性の高い恋に懸けてみたいと思うようになるからです。心の中では、何人もの相手に同時に恋をしてもいいのですよ。
失恋も貴重な経験
片思いの相手にフラれたからといって、悲観する必要はありません。フラれた直後は、この世の終わりとも言えるような気分に陥るでしょう。ですが、誰にだって失恋の経験はあります。乗り越えられないことではないのです。
特に失恋は、貴重な体験とも言えるでしょう。失恋を経験することで、恋人になることがどんなに奇跡的なことなのかに気づけたと思います。また、今後自分が振る側になったときに、相手の気持ちに配慮することができるでしょう。友人からの相談も親身になって聞くことができるはずです。
失恋が、あなたを一段階大人にしてくれたということです。
自分ではどうにもできないこともある
「もしかしたら、いつか振り向いてくれるかも…」と期待を抱いていては、なかなか忘れられない恋になってしまうでしょう。確かに、可能性はゼロではありません。とは言え、どうにもならないことがあるのも事実。
あなたが精一杯努力したからといって、相手の気持ちを変えられるとは限らないのです。その現実を受け入れることも大切。それができれば、きっと新しい恋を見つけることができるでしょう。
いつかきっといい人が現れる
恋をしている時は、どうしても視野が狭くなってしまいます。特に、常に好きな人がいないと退屈してしまうような恋愛体質の人は、目の前の相手しか見えないほど片思いの彼に夢中になってしまうでしょう。
彼のことが好きすぎて忘れられない人は、1度視野を広げてみる必要があります。世界中でその人が1番素敵だとは限らないですよね。むしろ、もっといい人は必ずいます。報われない恋にいつまでもしがみつくことは止めて、もっといい人を探す方が幸せになれる可能性は高いと思いませんか?
片思いが忘れられない時の対処法!
思い切って相手に連絡してみる
片思いの相手を忘れられない原因として、「期待しているから」だと説明しました。このような状況に陥っている場合は、くよくよ悩んでも前に進めません。
思いきって、片思いの彼に連絡してみるのも選択肢のひとつです。そこでもう少し頑張ってみるのもいいですし、「やっぱり無理だ」と自覚することも諦めるためのきっかけになるでしょう。
大切なのは、今の環境を変えようとする意志を持つことです。
徹底的に思い出に浸ってみる
忘れたくても忘れられないのなら、この際忘れることを諦めてみましょう。それだけでも、心が少し軽くなるはずです。そんな時は、過去の思い出に浸ってみるといいでしょう。彼とのLINEの内容や一緒に遊びに行ったときの写真、会話をしたときの気持ちなどを振り返ってみてください。
冷静になって2人のやり取りを見てみると、「何でそんなに好きだったんだろう…」と、視野が狭くなっていたことに気づくきっかけになるかもしれません。
もし付き合えたら幸せになれるか想像してみる
このまま片思いを続けるべきか、もしくは諦めるべきか…と悩んでいる人は、もし片思いの彼と付き合ったら、自分が幸せになれるかどうかを考えてみてください。
彼は、本当にあなたに優しくしてくれますか?愛してくれますか?一緒に遊びに行っても楽しめるでしょうか?
「そんなの当たり前!」と思うかもしれませんが、実は片思いの段階では、相手の本質を見抜けていない場合が大変多いです。彼の外面やステータスだけに惹かれて好きになってしまい、そのまま突っ走ってしまう人も少なくありません。今一度、彼とあなたの相性について考えてみましょう。
なぜそんなにも好きなのか
「どうして忘れられないのか?」ではなく「なぜそんなに好きなのか?」という視点に置き換えて考えてみましょう。
彼のいい所を紙に書き出してみるといいでしょう。あなたが好きな部分は、本当に彼にしかない部分ですか?その人でなければダメだという要素はありますか?「恋は盲目」と言われるように、片思い中は相手の良い部分しか見ていない可能性があります。自分の見たい部分しか見えてこないものなのです。
1度冷静になって好きな部分や嫌いな部分を思い返してみてください。
片思いが忘れられない時の対処法!≪続き≫
過去ではなく未来を見つめる
片思いの相手を忘れられないと悩んでいる人は、過去ばかりを見ている傾向にあります。あなたの幸せは過去にはありません。思い出に浸ったり過去の行いを後悔することは悪いことではありませんが、いつまでも立ち止まっていては前に進めませんよね。
辛い過去ではなく、明るい未来を思い描いてみてください。もっと素敵な人に巡り合って両思いになれる時が来る。そう信じて前へ進みましょう。
好きな人のことを考える時間を減らす
失恋の対処法として一般的な方法ではありますが、忘れられない相手を忘れるためには、その人のことを考えないことが1番です。
そのためには、忙しい日々を送ることが効果的。仕事はもちろんですが、趣味を探してみたり、休日の過ごし方を工夫してみてください。特に女性の場合、同性の友達と会話をすることはストレス解消にも繋がります。
彼氏がいない間に、思いっきりフリーの時間を楽しみましょう。
多くの異性と関わってみる
忘れられない恋を忘れるためには、新しい恋をするのが手っ取り早いですよね。とは言え、そう簡単にいかないから悩むもの。
好きな人がなかなかできない人は、とにかく多くの異性と関わる必要があります。関わりが多ければ多いほど、理想の相手に巡り合える確率が増えるというもの。合コンや街コンなどに積極的に参加したり、友達に相談して男友達を紹介してもらうのもいいでしょう。まずは、異性の友達を増やすことに意識してみてください。
切ない…忘れられない片思いの「エピソード集」
片思いだったけど、今思えば両想いだったかも…
「3年間片思いをしています。最初はグループ交際みたいな形で始まって、当時は2人で遊びに行ったりもしていました。その関係を崩したくなかったから、なかなか告白できず…。次第に連絡の頻度が低くなって、今はデートに誘える関係ではなくなってしまいました。
最初の頃は両思いだったのかも…と思うと、諦めようにも諦めきれません。昔に戻りたいです」(26歳/女性)
いわゆる自然消滅のような形で、両思いになれなかったパターンですね。告白のタイミングを逃すと、このような状況に陥ってしまう可能性があります。
親友と同じ人を好きになってしまい…
「好きになった人が親友と同じだったことが判明して、私は親友を失いたくなかったので諦めることにしました。でも実は、ずっと心の中にその人がいます」(17歳/女性)
恋愛と友情を選ばなければならない状況になることもありますよね。このような理由で恋を諦めてしまった女性は意外と多いのではないでしょうか?
両想いだったけど遠距離のために諦めた
「お互い両思いであることは分かっていたんですけど、付き合うことができませんでした。彼が海外に転勤になることが決まっていたからです。さすがに遠距離恋愛をする勇気はなかったので…。今は忘れようと努力中です」(30歳/女性)
せっかく両思いになれても、必ずしも幸せになれるとは限らないようですね。自分たちの意思で決めたことであっても、なかなか次の恋には進めないかもしれません。
付き合う前から重い女になってしまった…
「彼のことが好きすぎて、当時は思いっきりアピールしていました。ほぼ毎日LINEを送ってたんじゃないかな。次第に彼からスルーされるようになって…。絶対うざいと思われていると思います。なので、しばらく距離を置いて様子を見てる最中です」(22歳/女性)
最初のアプローチに失敗すると、相手の気持ちを動かすことも難しくなります。この女性は、過去に後悔を残してしまったことで、なかなか忘れられないのでしょう。
忘れられない片思いを吹っ切る名言4選!
愛は次々新しい燃料を求めては焼き尽くす炎
フランスの作家ニノン・ド・ランクロの名言です。よく愛情は炎に例えられることが多いですが、こちらも同様に、「燃え盛る炎=愛」と表現されています。
片思いが忘れられない状況は、燃え尽きてしまう直前のような状態です。ということは、また新しい燃料を求めるということ。次の恋は、すぐ目の前にやってきているかも!?
愛することは幸福になってもらいたいと願うこと
中世の哲学者トマス・アクィナスの名言です。
好きな人ができると、「私のことも好きになってほしい」「付き合ってほしい」と相手についつい求めてしまいますが、本当に愛することは「相手に幸せになってほしい」と願うことなのかもしれません。
心は、過去の悲しみから脱皮するもの
アメリカの作家エラ・ウィーラー・ウィルコックスの名言です。
失恋や忘れられない恋は辛いもの。ですが、心は必ず悲しみから脱皮してくれます。脱皮をするということは、成長するということでもありますよね。今の悲しみを乗り越えたあなたは、きっと今より成長していることでしょう。
下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ
イギリスの喜劇役者であるチャールズ・チャップリンの名言です。
いつまでも忘れられない過去を引きずって下を向いていたら、虹は見つかりません。明るい未来が見えないとも捉えられますね。しっかりと前を向いて歩きだそうと思わせてくれる言葉です。
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