「略奪愛」を成功させる方法とは？考えておくべきことと注意点を紹介

好きになった人に恋人がいると分かったら、あなたはそこで諦めますか？それとも、奪いたい！と思うでしょうか。

相手が既婚者である場合はまた別ですが、交際相手がいるだけなら諦めない人も多いはず。ただし、略奪愛にはリスクがありますし、試練が待ち受けていることも多いです。その恋を成功させる方法や注意点を、この記事で把握しておきましょう。

そもそも「略奪愛」とは？

初めに、「略奪愛」とはそもそもどういう愛なのかから見ていくことにしましょう。

略奪愛とは、既に結婚相手がいる人の婚姻関係や、彼氏彼女がいる人の恋人関係を引き裂き、その人と自分が恋仲になることを言います。要は、相手に今の相手と別れさせ、自分のパートナーにすること。その名の通り、奪い取る愛の形です。

元々、パートナーがいるということに魅力を感じる人もいれば、好きになった人にたまたまパートナーがいたというケースもあるでしょう。どちらにせよ、諦めたり自分の気持ちをセーブできず、既にいるパートナーから奪うことを略奪愛と言います。

「略奪婚」に進むことも

中には、略奪婚に進む人もいます。既に結婚している人を好きになり、その人を離婚させ自分と結婚をさせるということです。

ただ自分のことを好きにさせるだけでは満足できなかったり、お互いに気持ちに歯止めがきかなくなると、略奪婚という形に進むでしょう。相手が結婚相手とうまくいっておらず別居中というケースもあれば、子供もいて円満に暮らしているケースもあります。

略奪愛と浮気の違い

一見、どちらも同じように見える略奪愛と浮気ですが、結末に大きな違いがあると言えます。

浮気は一時的に気持ちが揺れ、パートナー以外と深い仲になったり、体の関係を持ったりすることです。こうした浮気の場合は、最終的に元のパートナーに戻るのが特徴的。

一方略奪愛は、元のパートナーに戻るのではなく新しいパートナーと一緒になることを選びます。略奪愛は浮気のように単なる一時的な思いではなく、相手に本気になり、そしてその人を新たな「恋人」として選択するのです。元々付き合っていた人との結末がどうなるのかという点に、略奪愛と浮気の違いがあると言えるでしょう。

略奪愛経験者は意外と多い？

人のものを奪うのが略奪愛ですが、それによって幸せを得ている人は意外と多くいるようです。ただし、略奪愛は周りから良い印象を持たれにくいため、自ら「略奪愛で手に入れた」とは言わないだけなのです。

略奪愛を考えている人は「自分がしようとしていることは最低なこと」とか「普通の人ならしないこと」と考えがちですが、口にしないだけで経験している人は少なくないかもしれません。

もしあなたの好きな人に既に恋人がいて、その事実を知ってもなお気持ちを抑えられない場合は、結果的に略奪愛となる可能性があります。

なにより略奪愛は必ずしも成功するとは限らず、また普通の恋愛よりもリスクがあることから、予め覚悟を決めるべきこともあるのです。そんな略奪愛をする前に、考えておくべきことを確認していきましょう。

相手への気持ちは本当に愛か

まずは、相手への気持ちが本当に愛なのかを考えるべきでしょう。もしかしたら、一人でいるのが寂しくて、パートナーのいるその人がただ羨ましいだけかもしれません。あるいは、その人のパートナーにちょっと嫉妬していて、「奪ってやりたい」と思っているだけかもしれませんよね。

あなたの相手への気持ちが純粋に「好き」なのかどうか、自分の気持ちを確認すべきでしょう。

他人のものだから魅力的に見えるのかも

人様のものだからこそ、その人が良く見えているということもあります。

例えば、その人からパートナーとの恋愛話を聞いた時に「相手のことをすごく好きなんだな」「相手の人は幸せだろうな」と思うことが多い場合です。相手のパートナーに対して羨ましい感情を抱くことから、まるで自分がその人のことを好きになっているかのような錯覚を覚えることがあります。

しかし「羨ましい＝好き」ではありませんよね。好きだから羨ましいと感じるのと、羨ましさから好きかも…と感じるのには、大きな違いがあるのです。

相手のために代償を払えるか

略奪愛をすることは、相手のパートナーにとっては嬉しいはずがありませんよね。自分の好きな人を奪われたその人は、あなたに対し怒りや憎しみ、恨みまで持つ可能性があります。そして、そこに代償が発生する可能性もあるため、代償を払う覚悟があるかどうかを事前に考えておくべきでしょう。

仮に好きになった人が結婚している人だとしたら、その略奪愛でのリスクはかなり大きなものになります。慰謝料を求められたり裁判にかけられたりというケースもあるため、略奪愛の末に発生した代償を払えるのか、慎重に考えるべきでしょう。

一時的な感情ではないか

冒頭で浮気と略奪愛の違いについてお話しましたが、あなたのその思いは浮気心のような一時的な感情ではないのか、しっかり考えておきたいところです。

中には、自分に恋人がいるにもかかわらず他の人を好きになってしまう場合もあるでしょう。それは一時的な感情である可能性もありますよね。特に、恋人と喧嘩してしまった時、近くにいる他の人のことが良く見えてしまうこともあります。

そんな状況の中、恋人と別れて新たな人のところに行っても気持ちは持続しませんし、略奪愛したところで誰も幸せにはなれません。

一時的に自分の中で「好き」という気持ちが盛り上がっていないか、少し時間をかけて考えてみることも大切です。その結果、本気で好きだと認識した場合に略奪愛を考えましょう。

ここで、世間の略奪愛に対する印象を見ておきましょう。その印象から、略奪愛をした後に周りからどう思われるかが見えてくるはずです。

好きなら仕方がない

「お互いに本気で好きになったなら、略奪愛になっても仕方ないんじゃないかな？」（30歳/男性/会社員）

今のパートナー以上に相手のことを本気で好きになってしまったなら、略奪愛でも仕方ないと考える人の意見ですね。確かに、誰でも一番に好きな人と一緒になりたいと思うものでしょう。そんな相手が現れたら、略奪愛という形になっても「仕方ない」と割り切るしかないのかもしれませんね。

自分勝手な考え方だと思う

「既に恋人がいる相手を自分のものにしたいだなんて、自分の気持ちしか考えていないし自分勝手な考え方だと思う」（27歳/女性/管理栄養士）

恋人がいるけど自分のものにしたい…と略奪愛を試みる人のことを、自分勝手だと思う人は多いです。恋人を略奪される側の立場になって考えた時、このように思う人が多いのでしょう。

自分のパートナーを奪われるたら、誰だって不愉快ですよね。略奪する人に対しても、また気持ちが揺らいだ恋人に対しても、恨みや憎しみの気持ちが湧いてしまうことがあるでしょう。

同じことの繰り返しになるはず

「人から奪ったその幸せは、いつかまた誰かによって奪われると思う。結局同じことの繰り返しで、永遠の幸せは手に入れられないと思う」（32歳/女性/販売）

幸せな二人から幸せを奪った人は、また別の人から同じ目に遭うだろうという意見です。奪われた被害者からの復讐がなかったとしても、また別の人から同じように略奪されるだろうという考えなのでしょう。

確かに略奪愛を成就したうちの一方は、恋人がいながらも他の人へと気持ちが移った人です。また新たに良い人が現れれば、同じことを繰り返す危険性は高いと言えるでしょう。

常に不安になる気がする

「略奪愛で相手を奪えたとしても、次は自分が奪われるんじゃないかって常に不安になる気がする」（26歳/男性/工場勤務）

前の意見にもあったように、この男性は、奪ったとしても常に不安を抱えてしまうのではないかと考えるようです。好きだからと自分が奪ったにもかかわらず、パートナーがいる状態から自分へと気持ちが動いた相手を、心から信用できなくなる可能性もありますよね。

略奪愛しても、安心して相手と過ごせるわけではないのかもしれません。

略奪愛をする前に考えるべきことを考え、周りからの略奪愛の印象を知ってもなお、相手と一緒になりたいという気持ちが強い場合は、略奪愛への道を進むことになるでしょう。

ではここからは、略奪愛を成功させる方法を見ていきます。どのような方法で相手と仲を深め、自分のことを好きにさせていけばいいのか、具体的に方法を見ていきましょう。

まずは友人になり距離を縮める

相手のことが気になるとしても、初めから恋愛対象としてグイグイ迫れば引かれてしまう可能性があります。ましてや相手には恋人がいる状態です。まずは友人として距離を縮めることから始めましょう。

友人として距離を縮めながら、相手がどういった異性を好むのかを知っていくのが良いです。友人としてであれば、相手も警戒心を持ちにくく少しずつ心を開いてくれるでしょう。まずは相手に親しみを感じてもらい、なんでも話し合える関係性を作ることが大事です。

恋人に対する悩みや愚痴を聞く

お互いになんでも話し合える関係になったら、相手の恋人に対する悩みや愚痴を聞くと良いです。たしかに、あなたにとっては気になる人、もしくは好きな人であるため、恋人との話を聞くことは少し辛く感じるかもしれません。

しかし、略奪愛を成功させるには、あなたが恋人以上の魅力を持つ必要がありますよね。恋人以上の魅力を見せるためには、相手の今の恋人に対する悩みや不満からヒントを得るのが近道です。

例えば、「こういうところが嫌」という不満や愚痴を聞くことで、相手が恋愛に何を求めているのかが見えてきます。恋人にないものをあなたが取り入れ、恋人以上の魅力をアピールしていきましょう。

さりげなく好意をアピールする

相手との会話の中で、さりげなく好意をアピールすることも忘れないようにしましょう。友人関係だからといって、異性であることを意識させないようにしすぎると、「友達以上には見られない…」と思われてしまうかもしれません。なので、異性としての好意を時折見せることは必要です。

ただし、「好き」とストレートに言ってしまえば、その瞬間から相手は警戒心を持ってしまうことも考えられます。アピールする際はさりげなくするのがポイントです。

相手の価値観や考えを知ることがあった時に、「そういうところ良いよね！」とか「恋人が羨ましいなー」といった言い方をすれば、相手は警戒心を抱くことなく好意的に受け取るでしょう。

追いかけたくなるような振る舞いをする

相手と仲が深まってきて、好意が伝わり良い雰囲気になってきたと感じたら、相手が追いかけたくなるような振る舞いをすると略奪愛の成功率が上がりやすいです。要するに、駆け引きをするわけですね。「もしかして自分に気がある？」と相手が感じ始めてきた時にちょっとした距離感をとり、一気に相手の気持ちを掴むのです。

例えば、それまですぐにLINEを返信していたとしたら、少し時間をかけてみるようにすると良いでしょう。「あれ？自分のこと気になってたんじゃないのかな…？」と戸惑わせて、「あの人を放っておけば誰かに取られるかもしれない…」と焦らせるのです。

このように、相手が恋人との関係を解消し自分の元に来てくれるよう煽ることで、うまくいくことも多いのです。

では続いて、略奪愛をする際の注意点を見ていきます。「自分さえ良ければ良い」という考えで略奪愛に臨むと、逆に痛い目にあってしまうかもしれません。そうならないように、あらかじめ略奪愛の注意点を知っておきましょう。

相手の恋人の悪口は言わない

いくら相手の恋人から奪いたくても、その恋人のことを悪く言うのはやめるべきでしょう。

今の時点では、その恋人は相手にとって特別な存在です。恋人に対して好意や情があるはずなので、悪口を言わたれたら「そんなことないよ！」と恋人を守る姿勢をとる人もいます。再び恋人への気持ちに火をつけてしまっては、略奪愛は成功しませんよね。

また、相手の恋人の悪口を言うことは、あなたの価値を下げてしまう行為でもあります。「陰で人の悪口を言うような人なのか」と、性格に問題があるとみなされてしまうこともあるでしょう。恋人の悪口は、相手から聞くだけに留めましょう。

関係を深めようと焦らない

略奪愛を成功させるには、それなりに時間がかかります。相手が恋人とうまくいっていない状態であれば、略奪するのは簡単かもしれませんが、うまくいっていたり付き合いが長い場合は、略奪までに時間がかかるでしょう。

好きな人と早く付き合いたいと思うのは自然な気持ちです。しかし、今は相手に恋人がいる状態であり、相手の気持ちを自分に向けることに加え、恋人との関係を解消してもらう必要がありますよね。それには相当な時間がかかるはずです。焦ったり強引になってしまえば、途中で失敗に終わってしまう可能性が高くなります。

関係を深めようとして焦ってはいけません。略奪愛を成功させるには、「いつまでも待ってる」というスタンスと覚悟が必要になるのです。

リスクを考えておく

悪い言い方をすれば人のものに手を出すわけですから、何事もなく略奪愛が成功するとは限りません。場合によっては、相手の恋人が仲を引き裂かれたことを恨み、仕返してくるかもしれないですよね。または、周りに「あの人に恋人を奪われた」と言い振らされる可能性もあります。こうしたリスクが伴うことは、しっかりと考えておきましょう。

そして、そのリスクにどのように対処するかも考えておきたいところ。仮にその恋人とあなたに共通の友達がいる場合は、周りの友達があなたから離れていくことも考えられます。その際にどう乗り越えるかも、略奪愛を遂行中に考えておくべきでしょう。

相手が恋人と一緒にいる時は連絡しない

相手が恋人と一緒にいそうな時に、LINEなどを送るのは危険です。相手が恋人と一緒に過ごしている時に頻繁に連絡してしまえば、その恋人はあなたの存在を疑うようになります。

そして疑いを持った恋人が、あなたの好きな人のことを束縛したり、あなたとの連絡を断つように言う危険性もあるため、連絡するタイミングには気を付けるべきでしょう。

電話をかける時も同じです。あらかじめ「今大丈夫？」など状況を確認してからかけた方が良いでしょう。相手がスマホを置きっぱなしでその場から離れているときにあなたから着信があったら、「誰だろう？」と恋人があなたの名前を見る可能性もありますよね。

「もしかしたら今は恋人といるかもしれない」と、つねに相手の状況を気に掛けるようにしましょう。

略奪愛をする際には、リスクを考えておく必要があることが分かりましたよね。略奪愛にはどんなリスクがあるのかを、具体的に把握しておく必要があります。リスクを知って「それでも一緒になりたい」と思えるかどうか、自分の気持ちを確認しながら見ていきましょう。

略奪した相手は「略奪されやすい人」

略奪愛に成功した後も不安の材料となるのは、相手が「略奪されやすい人」であることでしょう。

あなたが略奪する相手は、決まった恋人がいようとも、別の人に気持ちが揺れてしまう可能性がある人です。あなたが略奪したとしても、その後他の人から同じように略奪されてしまうリスクが高いと言えますよね。

もし略奪されたら、あなたは相手の恋人の気持ちをはじめて味わうことになります。悲しいだけではなく、恨みや憎しみを持つ可能性さえあるでしょう。

しかしあなたは先に相手を略奪しているわけですから、不満や怒りを持つ資格があるかどうか微妙ですよね。そんなリスクがこの先あることを考慮した上で、相手を略奪する覚悟があるのか自分に問いかけてみましょう。

地位やお金、信用を失うリスクも

場合によっては相手を略奪する代わりに、地位やお金、信用を一気に失ってしまうリスクもあるでしょう。

例えば、社内恋愛の場合です。社内の人達公認のカップルからあなたが相手を奪ったとなれば、噂はすぐに広まるはずです。その結果、地位や周りからの信用を失うおそれがあります。あなたの今の状況や相手との関係性にもよりますが、地位や信用を失っても良いと思えるほど相手を愛しているのか、考えてみましょう。

罪悪感を抱き続ける可能性がある

あなたは相手の恋人からその人を奪ったことで、罪悪感を覚えるでしょう。そして、その罪悪感がずっと消えない可能性もあります。

あなたが相手を好きにならなければ、相手の恋人はずっと幸せに付き合い続けていたかもしれませんよね。しかしあなたが略奪したことによって、相手の恋人は不幸のどん底に落ちたとすら感じるかもしれません。そんなことを考えたら、罪悪感が拭えないでしょう。ただ「幸せ」と感じるだけではなく、罪悪感が付いて回ることもリスクの一つと言えますね。

その略奪愛が永遠に続くとは限らない

人から奪ってまで手に入れた人ですから、相手に対して相当な思いがあるはずです。しかし、その思いや関係が、略奪した後すぐに終わってしまうこともあります。

人のものだから魅力的に見えてしまう人もいます。だとしたら、略奪が成功した後は好きな気持ちが続かない可能性があります。そうなってしまえば、幸せを感じる瞬間は一瞬です。その一瞬の幸せを得るために、たくさんのものを失ったり元の恋人を不幸にしても良いのか考えておきたいところです。

同性の友達から警戒される

略奪愛したことが周りにバレてしまえば、人として引かれてしまう可能性もなくはありません。特に同性の友達から、「自分の恋人も狙われてしまうかも」と警戒心を抱かれるかもしれません。

それまで仲が良かった友達から急に距離を置かれるようになったり、陰で噂されるようになったら、あなたは周りに相談すらもできなくなってしまうでしょう。一度人から「信用できない」と思われたら、取り戻すには時間や労力が必要ですよね。得るものがあっても、失うものも大きいです。どちらが大切か天秤にかけて考える必要もあると言えるでしょう。

では、略奪愛に無事成功した後は、どのような意識を持てば幸せを長続きさせることができるのでしょうか？罪悪感があるとしても、意識の持ち方次第では幸福感や安心感を得られるでしょう。良い関係を築くためにできる方法をご紹介していきます。

略奪愛をしたことを受け止める

略奪愛という形に抵抗があったり罪の意識があれば、成功しても負の感情を持ち続けてしまいます。略奪愛が成功した今、「仕方ないこと」として受け止めるしかないのです。相手と幸せな関係を築き続けるためには、略奪愛を受け止め割り切る潔さが必要でしょう。

いつまでも「奪ってしまった…」「これで良かったのか…」と思っていても、過去は変えられません。現実を受け止め気持ちを切り替えて、これからのことだけを考えましょう。

魅力的でいる努力を続ける

略奪愛に成功した後、「次は自分が誰かに奪われるかも…」と不安になるかもしれません。その不安が現実にならないように、魅力的でいる努力は続けるべきです。相手がいつまでも自分を選んでくれるよう、今に満足せずに努力し続ける必要があります。

自分のものになった安心感や、やっと得られたという満足感から手抜きをしてしまえば、他の人が魅力的に見えてしまうのは仕方のないことですよね。ただでさえ相手は「略奪されやすい人」であるため、自分のもとに居てもらうために、魅力的でいる努力を続けましょう。

不安でも疑ったり束縛したりしないようにする

手に入れたはずの幸せなのに、「いつか誰かに取られるかも」と不安になってしまうことで、相手への疑いや束縛が強くなってしまうことがあります。しかし、そんな状況が続けば相手は窮屈に感じ、「選ばなければ良かった…」と思うかもしれません。自ら関係を悪くしないように、たとえ不安でも、できるだけ疑ったり束縛したりしないようにしましょう。

もし不安が強いならば、素直に相手に伝えるのもアリ。相手から「大丈夫だよ」「どこにも行かないから」と言ってもらえたら、少しずつ不安がなくなっていくはずです。

過去に囚われず今を楽しむ

自分達は略奪愛からスタートした関係なのだと考えすぎていると、いつまでも過去に囚われてしまうでしょう。あなたは略奪愛に成功し、大好きな人と一緒になれたのですから、今を楽しむべきでしょう。

相手との関係をもっと深めたり、今まで我慢していてできなかったことを思う存分楽しむべきです。きっと略奪するまでに時間がかかり、我慢や努力をしてきたはずですよね。今はそれがすべて報われた状態なのですから、過去を振り返るのではなく今を見るようにするだけでも、気持ちが前向きになるでしょう。

「これまで」ではなく、相手との「これから」を見るようにしましょう。それが幸せを長続きさせるための秘訣です。

略奪愛は「悪いこと」のように感じてしまうでしょう。しかし、オープンにしていないだけで、略奪愛経験者は案外多いものです。最後に、略奪愛した男女の経験談を見ていきましょう。

彼女とうまくいかず悩む彼に惹かれ…

「彼には彼女がいたけどうまくいかないと悩んでいた。その話を聞いているうちに彼に惹かれ、そこから略奪愛となり、今は私の彼氏です」（24歳/女性/トリマー）

男性の恋愛相談を受けていたこの女性は、聞いているうちに彼の魅力を知ってしまったのでしょう。初めはその気がなくても、関わりを持てば持つほど気持ちが強くなり、相手を好きになってしまうことは少なくないはずです。

気持ちが抑えられず友人の恋人を奪ってしまった

「友人とその恋人とで一緒に遊ぶことが多かったのですが、だんだん友人の恋人を好きになってしまって…。抑えきれず奪ってしまい、友人を失いました」（22歳/男性/運送業）

友人から彼女を奪ってしまったこの男性は、代償として友人を失ってしまったようですね。「友人の恋人だからやめよう」と理性が働く人もいれば、このように気持ちが抑えきれなくなり、友人を失っても良いという覚悟で奪う人もいます。

社内で略奪愛をしてしまい…

「職場で略奪愛をしました。結果的に彼のことは得られましたが、自分の居場所がなくなり転職せざるを得ませんでした」（29歳/女性/受付）

社内での略奪愛にはこのようなリスクが付き物でしょう。噂が広まって周りからの評判が悪くなり、居場所がなくなってしまったこの女性は、彼を手に入れる代償として仕事を失ってしまったようです。

略奪愛に成功した途端、気持ちが冷めてしまった…

「すごく好きだと思っていたのに、略奪愛に成功した途端、彼女への気持ちが冷めている自分に気付いた…」（26歳/男性/営業）

人のものだから魅力的に見えたのか、それとも略奪するまでの間に燃え尽きてしまったのか、自分のものにできた途端に気持ちが冷めてしまう人もいます。相手のことを本当に好きなのか、人から幸せを奪ってまで大切に思える人なのか、略奪する前に考えたいものですね。