執着心が強い人の特徴《自分が原因編》
自分に自信がないことの表れ
「相手に貸しを作った」と考えるなど、上から目線の心理があり、時には威圧的な言動をするのが執着心が強い人の特徴。この特徴からは「自分に自信がある強い人」という印象を受けますが、実はむしろ自信がないために、このような言動をとっていることがあります。
自分に自信がないとき、高いステータスを感じさせる物を手に入れようとしたことはないでしょうか。ブランド物や貴金属によって与えられるステータスが、自分に自信を与えてくれるからです。
周りから尊敬されたり憧れられたりする人、たとえば男性なら美人、女性ならイケメンに執着するのは、こうした人たちといると自分に自信が持てるから、という理由も考えられるでしょう。裏を返せば、自分に自信がないということです。
貧しい子供時代
人は誰でも、できれば貧しい暮らしよりも裕福な暮らしを送りたいもの。けれど、子供時代の貧しい環境は、子供にはどうすることもできません。
家が貧しいゆえに欲しい物を買ってもらえない、夏休みに遊びに連れて行ってもらえない、そんな子供時代を過ごしたために、大人になってあらゆる物事に強く執着するようになったのかもしれません。
貧しい環境で育った人は、特にお金や物に対する執着が強くなることが多いようです。人に対してはそれほどではなくても、お金や高価な物に強い執着を見せるのは、子供の頃に手に入らなかったつらさやみじめさを鮮明に覚えているからとも言えそうです。
嘘つきが多い
執着が強いあまり、よく嘘をつくのも特徴のひとつでしょう。「この人、執着心が強いな」と感じたら、「嘘をつかれるかも」と覚悟しておいた方がいいかもしれません。
執着と嘘が絡んでくるのは、「自分が満足するためには手段を選ばない」という心理があるからとも考えられます。
手に入れたい、束縛したいなど、理由はさまざまですが、これらを実現するのに嘘をつく必要があるとすれば、それは自分にとって必要なこと。そこに罪悪感はありません。
ひとつ嘘をつくと、話の辻褄を合わせるために、さらに嘘をつかなければならない状況に追い込まれますが、執着心が強い人は嘘と事実を混同することも。本人でさえ嘘とわからなくなる、厄介な嘘つきになる可能性があります。
過去の出来事をよく覚えている
子供時代の貧しさからお金や物に強い執着を持つように、過去の出来事をよく覚えているのも特徴です。とりわけ嫌な目に遭ったとか、恥をかかされたといった恨みを伴うネガティブなことは、絶対に忘れません。
男女間でなら、誕生日を筆頭に、何かの記念日を覚えていてくれるのはうれしいもの。友人同士でも、忘れずに「誕生日おめでとう」のメッセージがきたら、心がほんわかと温まりますよね。
けれども、執着が強い人が覚えているのは、ほとんどがネガティブなことばかり。「今さら蒸し返されても」というようなことを、何度も繰り返しねちねちと言われる可能性があるので、注意が必要です。