策士の特徴《性格編》
頭が良く、頭の回転が速い
策士と呼ばれる人の多くは、頭の回転が速いという特徴を持ちます。そのため、同じノルマでも策士の人の方が簡単にクリアしている印象を持たれがちです。
例えば、コーヒーを1杯お客様に販売するとしましょう。普通の人はお客様に必死でお願いをしたり、できるだけたくさんのお客様にアプローチして、なんとかノルマを達成します。
対して策士の場合は、「客層をリサーチして最も売れやすい方法でアプローチする」「人脈を巧みに操る」などの方法を用いて、スマートにノルマを達成してしまいます。これは、成功を掴むためのプロセスを構築できる頭の良さがあるからこそです。
努力が目に見えにくいので、周囲から疎まれる存在になりやすい一面も持っています。
常に落ち着いていて冷静な判断ができる
仕事や恋愛に限らず、妙な緊張感から普段はできていることができなくなってしまう人も多いはず。緊張や焦りによって思わぬ失敗をしてしまうんですよね。しかし策士の人は常に落ち着いて物事を考えられるため、いかなる状況でも冷静に普段の判断力を発揮できます。
もちろん生まれつき冷静でいられるタイプもいますが、「大変な時こそ意識をして冷静さを取り戻すべき」と考えてメンタルトレーニングを積んでいる人も。自分が持つ力をどんな時でも最大限に発揮できる策士の人は、成功を掴みやすくなります。
話術に長けている
策士は失敗やピンチの時こそ、持ち前の話術で事態を好転させる力を持っています。例えば、ある会社で発注する商品を間違えてしまったとしましょう。普通の人は「申し訳ありません!すぐに正しい商品を手配させて頂きます」などと、場合によっては手土産を自腹で用意して謝罪に向かうかもしれません。
しかし、ただでは起き上がらないのが策士の特徴です。「この度は申し訳ありませんでした。しかしこちらの商品は…」と、間違えた商品についてもダメもとでプレゼンします。うまくいけば、正しい商品ではなく間違えた商品を店頭に並べてもらえるかもしれません。巧みな話術で相手を納得させるスキルを持つ策士は、頼もしい反面、恐ろしい存在でもあります。
いち早く変化を察知する
物事の変化にすぐに気付いて行動できる点も、成功をおさめるために重要なポイントです。策士タイプは変化を察知するアンテナが優れているという特徴も持っています。
例えば、好きな異性や仲良くなりたい友人にいつも違うところがあったら、その変化をすぐに相手に伝えるのが特徴的。アイメイクの色を変えた相手に「メイク変えた?」と声をかけたり、筋トレを始めた友人に「なんだか体つきがたくましくなったんじゃない?」と気づいてみせたり、具体的に伝えることで相手の嬉しい気持ちを引き出します。
褒められる時に「可愛くなったね」「カッコイイね」と抽象的に言われるよりも、上記のように具体的に言われた方が嬉しいですよね。相手の変化に気付きやすいからこそ、人を喜ばせて味方につけるスキルを策士は持っています。
気が利く
周囲の信頼を得やすく、権力者や上司にかわいがられやすい特徴を持つ策士タイプ。その理由の一つとして、他の人よりも気が利くことが挙げられます。
策士タイプは変化に気付きやすく、情報リサーチ力も抜群。だからこそ、「この人はいまこの情報がほしいはず」「この人は集中している時は声をかけられたくない人」など、相手の変化や情報にあわせて自然とふるまい方を決められます。その結果、周囲から「あの人は気が利く」と思われやすいのです。
弱点を人に見せたくない
数々の成功をおさめている策士はいつも堂々としていて、見ている側に「自分とは違う世界の人なんだ」と思わせてしまう魅力を持っていますよね。これは策士タイプが周囲に弱みを見せないことが関係しています。
例えば、失敗をした時に「自分にまかせてください」と自信満々に言う人と、「もう無理です…自信がありません」と弱音を吐く人だったら、前者の方が信頼して物事を任せたいと感じますよね。
策士タイプは、弱点を人に見せることで立場が不利になることをわかっています。だからこそ、自分は弱い心を持っていないと言わんばかりにふるまってしまうのです。