肉食系女子は聞くけど…そもそも草食系女子って何?
そもそも「草食系」の意味とは
一般的に、男性に向けて使われることが多い「草食系」という言葉。もともとは、恋愛に対する積極性や消極性を、肉食動物と草食動物の性質や行動の違いになぞらえて表現した造語です。
荒々しい肉食動物のように、恋愛対象の相手に積極的にアプローチする人を、男女共に「肉食系」と言います。一方、草を食んで生き、肉食動物に狩られてしまう宿命を持つ草食動物にたとえられたのが「草食系」。つまり、肉食系に押されて受け身の形で恋愛する人が草食系ということですね。
動物の食物連鎖を人にたとえるという発想自体、なかなかユニークですが、その内容も的を射ていると言えそう。男子も女子も、「草食系」と称される場合の意味は同じです。
草食系女子と肉食系女子との違いって?
草食系という言葉の意味がわかると、肉食系女子と草食系女子の違いも自ずとわかってきます。一言で言うなら、恋愛に積極的か、そうでないかですね。
自分から積極的にアプローチをかけていく肉食系女子と、自分からはほとんど行動を起こさない草食系女子。異性を前にしたときの行動や恋愛に関する考え方によって、2つのパターンに分類されます。
ただし、どちらの要素も併せ持っているバランスのよいタイプの女性も存在し、彼女たちは肉食系かつ草食系女子と言えそうです。
一番の違いは積極的に動くか動けないか
草食系女子と一口に言ってもさまざまな要素があるのですが、その中でも特に、恋愛相手に対して積極的に動けないという点は特徴的といえるでしょう。
草食系女子はしばしば肉食系女子と比較されますが、一番の違いはその行動です。女性から告白するのもなんのその!という肉食系女子は、好きな男性を射止めるためのフットワークが軽いのが特徴です。
それに対して、草食系女子はあれこれ考えてしまい、なかなか行動に移せません。もしあなたが好きな人ができても積極的に動けないのであれば、まさに草食系女子と言えますね。
草食系女子はそもそも恋愛に積極的でない
自分から積極的に行動に移せない女性の他にも、そもそも恋愛自体に積極的ではないという女性も、草食系女子に該当します。恋愛をするには、相手を見つけてお付き合いを始め、その中で駆け引きもしなければならないですよね。
こうした恋愛に必要な要素に苦手意識を感じていて、恋愛そのものへの興味や関心が薄いというのが草食系ならではの特徴です。
異性にガツガツすることが嫌いで、できるだけ嫌なことは避けたいという考えから、恋愛そのものを避けてしまうのは、男女のどちらの草食系にも共通しています。
こんな女性!草食系女子の特徴《見た目編》
異性の目を意識していないから?服装が地味
異性の目を意識すると、服装にも関心が高まるのが女心ですよね。しかし草食系女子は、もともとおしゃれにあまり関心がないのが特徴です。おしゃれに関心がないので、どうしても無難なカラーやデザインを選びがち。
無難なカラーといえば黒やグレーなどのモノトーンですし、柄物を選んだとしてもせいぜいボーダーやストライプ、チェック柄といった程度。草食系女子が、主張が激しすぎるヒョウ柄を選ぶなんてことはないでしょう。
異性の目を意識していないから服装が地味になるという理由もありますが、もともとおしゃれに興味が薄いことが、草食系女子の服装が地味な理由なのかもしれませんね。
シンプルイズベスト!?服装がシンプル
草食系女子は恥ずかしがり屋でシャイな性格なので、目立ちやすい派手な洋服は避けて、無難なカラーやデザインを選びがちです。シンプルな服装ならあまり印象に残らないですし、目立ちたくない時には最適ですよね。
とはいうものの、とにかくいつでもどこでもシンプルな服装になりがちなので、その結果「いつも変わりが映えしない」「服装がダサい」と思われてしまう点がデメリットです。
ただし、たとえダサいと思われても目立つよりはまし、と考えるのが草食系女子。「シンプルイズベスト」が草食系女子の服装選びのコンセプトになっているのは、ほぼ間違いないでしょう。
自分に自信がないから?露出が少ない
草食系女子が肌を露出する服装をすることは、まずないでしょう。肌を出す必要がある場合は別ですが、好んで肌を見せることはほぼないと言っても過言ではないはず。
それというのも、女性が肌を露出すると、周囲の男性から注目を集めることになるからです。恥ずかしがり屋のあまり、たとえダサいと思われてもシンプルで無難な目立たない服を選ぶ草食系女子にとって、注目されるなどもってのほかでしょう。
草食系女子が注目を集めたくない理由は他にもあるでしょうが、自分に対する自信のなさが大いに関係していると言えそう。肌の露出を避けるのは、無用な視線を集めたくないからなのは明らかですね。
目立ちたくない!メイクはナチュラルにする
女性の印象を大きく変えるのが、服装と並んでメイクです。服装とメイクのバランスが取れているとき、女性には華やかな雰囲気が感じられますよね。
草食系女子は服装はシンプルなのが一番と考えているので、メイクもナチュラルが鉄則。最近は若い女性を中心に赤いルージュやグロスが人気ですが、草食系女子にはとんでもなく派手だと感じられるカラーかもしれません。
草食系女子にとっては、淡いピンクやベージュ系の口紅を用いたナチュラルメイクが、一番安心出来るメイクなのでしょう。服装同様に、メイクにも目立ちたくないという気持ちがあらわれていると言えそうです。
性格でわかる草食系女子の特徴《内面編》
ガツガツとは無縁…大人しくて控えめ
草食系女子の内面の特徴は、大人しくて控えめだということ。もともとガツガツした感情とは無縁なだけに、恋愛に限らずさまざまな場面でガツガツしない性格の持ち主です。
大人しいために自然と控えめになり、その結果、草食系女子になったのではないかと推測できます。このような物事にガツガツしないという性分は、どちらかというと持って生まれた要素が大きそうですね。
とはいえ、育った環境によっては、後天的な要素が原因になる可能性もあるでしょう。持って生まれたものか、育った環境のせいかはともかく、大人しくて控えめな性格が草食系女子の特徴なのは確かと言えそうです。
積極的に動けないのはこのせい?おっとりしている
おっとりした性格の女性も、草食系女子には多く見られるタイプです。大人しくて控えめな草食系女子の中には、本当は行動に起こしたい女性もいるかもしれません。
その点、おっとりした草食系女子は、何事においてものんびりしているので、結果的に草食系女子になっていると言えそうですね。
おっとりしているがゆえに、気になる男性がいても他の女性に先に持っていかれてしまうことが多いでしょう。この性格こそが、積極的に動けない最大の理由と言えそうです。
自分の気持ちを伝えるのが苦手…恥ずかしがり屋
恋愛下手な草食系女子は、そもそも自分の気持ちを伝えるのが苦手。シャイで恥ずかしがり屋な性格なので、好きという気持ちを言葉で伝えるなんてとても無理!という人がほとんどです。
そのため、出来ることなら男性が告白してくれてOKしたいと考えます。恥ずかしがり屋な性格が、自分から告白するという選択肢を完全に排除してしまうため、受け身の恋愛になりがちです。
告白を待っているうちに好きな男性を肉食系女子にさらわれてしまった…ということも少なくありません。なかなか恋愛がうまくいかないのも無理はなさそうです。
ネガティブに映る可能性も…殻に閉じこもりがち
シャイで恥ずかしがり屋な性格の人をどう思うかは、人それぞれです。好意的にとる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。本当の自分をわかってくれる人がいればいいですが、草食系女子は気持ちをうまく伝えられないために、誤解されてしまうこともよくあります。
その結果、シャイで恥ずかしがり屋な性格が、周の人にはネガティブな性格の持ち主だとデメリットに映ってしまい、自ら殻に閉じこもってしまいがちに…。内面を理解してもらうのは難しいですが、自分自身でもできることはしていったほうがいいかもしれませんね。
結果は?あなたの「草食系女子度」を診断チェック!
いくつ当てはまる?診断チェックリストはこちら
【草食系女子度チェック】
・自分からアプローチするのが苦手
・大勢の人の中で行動するのが苦手
・断るのが苦手
・自分の意見を言うのが苦手
・体を動かすのが苦手
・恥ずかしがり屋
・挨拶の声が小さめになってしまう
・少しの非でも自分からつい謝ってしまう
・衝動買いは滅多にしない
・好きな食べ物は最後まで取っておく
草食系女子度診断のチェックリストにいくつ当てはまったでしょうか。結果は以下の通りです。
あなたの草食系女子度は?
10項目の草食系女子度を測る診断チェックのうち、いくつ当てはまったでしょうか。当てはまった数によって、おおよその草食系女子度が分かります。
【0~2個:草食系女子度10%】
当てはまる要素が少ないあなたは、肉食系女子かもしれません。草食系女子にはほぼ該当しないといえるでしょう。
【3~5個:草食系女子度40%】
肉食系と草食系の両方を併せ持ったタイプ。アプローチもするし消極的にもなる、バランスの取れた女子です。
【6~7個:草食系女子度60%】
どちらかというと草食系。押しに弱いため、男性に押されて恋愛が始まるタイプと言えます。
【8個以上:草食系女子度90%】
これぞ草食系女子。自分から仕掛けることはなく、ほぼ受け身の恋愛をするタイプです。
切実な体験談!草食系女子ならではの悩みとは?
恋敵がいたらすぐに諦めてしまう
「人と争うのが昔から苦手なので、好きな男性ができても、恋敵がいたらすぐに諦めてしまいます。友達は『勝てるよ!』と励ましてくれるけれど、恋敵と闘うと考えただけで無理と感じます」(20歳/女性/大学生)
草食系女子は、誰かと争うのが大の苦手です。ましてや好きな男性を巡って女同士の争いをするのは、考えただけで無理!となるのもわかりますね。自分に自信がないというよりは、戦う前から勝負に負けてしまっているところが、草食系ならではと言えそうです。
つい好き避けをしてしまって…
「好きで仕方ないのに、つい好き避けをしてしまいます。そんなことをしてたらダメだって分かっているんですけど、恥ずかしくてつい。この癖のせいで、これまでに何回も他の女子に好きな男子をさらわれてしまいました。我ながらイヤになります」(18歳/女性/学生)
「好き避け」は草食系ならでは。草食系の男性にも同じ行動が見られます。好きだと気づかれるのを恐れる心理から来ているのでしょう。好きな人がそばに来ると緊張してしまい、失敗して恥ずかしい思いをしたくないという気持ちが大きそうですね。
あれこれ考えて結局告白できない
「何となくいい感じだから自分から告白してもいいかなと思ったり、でもやっぱり迷惑だったらどうしようと不安になったり…。あれこれ考えて、結局いつも告白できません。自分から告白できる女性がうらやましい」(24歳/女性/事務職)
草食系女子は、自分の気持ちを伝えるのがヘタな性格に加えて、気軽に異性と話せないシャイな性分も持ち合わせています。思い切って告白しよう!と思う一方で、迷惑ではないか…と悩むのは恋愛ではありがちですが、草食系女子の場合は悩み度が深いのが問題です。結局あれこれ悩んで告白できずじまいになってしまうと、告白できる人がうらやましいと思うのも当然でしょう。
いつも片思いのままで終わる
「いいなと思う男性がいても、自分からは絶対にアプローチできません。恋愛の駆け引きもよくわからないし、いつも遠くから眺めているだけ。片思いで終わった経験の数なら誰にも負けないかも(苦笑)」(21歳/女性/大学生)
自分からアプローチできないのが草食系の最たる特徴ですが、そのためにいつも片思いになってしまうので、かなりつらいでしょう。遠くから眺めているだけで幸せという時期もあるかもしれませんが、好きな男性が他の女性と恋仲になるのを見て胸が痛まないはずはないですよね。これ以上、片思いの経験値ばかりが伸びないように、打開策を見つける必要がありそうです。
草食系女子と相性のいい男性のタイプってどんな人?
引っ張ってくれるオレ様系男子
自分から積極的に恋愛ができない草食系女子と相性ピッタリなのが、オレ様系男子です。オレ様と聞くと何となく偉そうでイメージが悪いですが、いわば「オレについてこい!」と引っ張ってくれる男性のこと。
女性が恋愛に消極的な性格であることを見抜き、自分に任せろと言ってくれる男性が相手なら、リードにしたがって恋愛ができるでしょう。草食系女子にとっては、安心しながらも刺激的な恋愛になりそうですね。
ゆっくりアピールしてくれる肉食系男子
草食系女子はガツガツ来られるのは苦手ですが、人懐っこい感じで「ねえねえ!」とアピールしてくるくらいの肉食系男子なら、相性がいい組み合わせです。オレ様系でぐいぐい引っ張られるのには抵抗があるという草食系女子には、人懐っこさが救いに感じられるはず。
肉食系男子でありながら、草食系要素も持ち合わせている男性なら、うまい具合に懐に入り込んでくれるでしょう。
おっとりしたマイペース男子
何事においてもおっとりしていて、常にマイペースな男子は、草食系女子にとって緊張感を感じにくい男性。草食系女子は異性がそばにいるだけで緊張を覚えるため、緊張感を抱かせない男性は安心できる相性のいいタイプです。
おっとりしたマイペースな男子は、雰囲気がおおらかで柔らかいのが特徴。男を意識させにくいため、肉食系女子が寄ってこない可能性が高いかもしれません。そうなれば恋敵と争うこともないので、草食系女子にとっては絶好の彼氏になるでしょう。
同じ草食系男子
草食系と呼ばれる人の特徴は、男女でほとんど違いがありません。告白して振られたときのショックが普通の人よりも大きすぎたり、そもそも自分からは告白できなかったり。そんな草食系の気持ちを一番よくわかるのが同じ草食系なのは、素直に納得ですね。
恋愛においては、似たもの同士がうまくいく場合もあれば、まるっきり似ていない2人がうまくいくケースもありますが、草食系女子について言えば、気持ちがわかる草食系男子とは安心して付き合えるでしょう。似た者同士の相性がいいカップルになるパターンと言えそうです。
必見!草食系女子が恋愛を上手に進めるためには?
男性と接する事に慣れる
草食系女子はシャイで恥ずかしがり屋な性格なので、男性がそばに来ただけで急いで避けてしまう人もいるでしょう。しかし、男性を避けていては恋愛は成立しませんよね。とりあえず男性に慣れることが大事です。
恋愛のテクニックうんぬんよりも、まずは男性に慣れることから始めましょう。「習うより慣れよ」を肝に銘じて、できるだけ男性の輪の中に入るといいですね。
どうせ自分なんて…と思わない!
自分から告白する勇気がでず、いつも片思いばかりだったら、「どうせ自分なんて…」という気持ちになるのも無理からぬところです。とはいえ、自分を卑下してばかりいると、どんどん気持ちが卑屈になってしまいます。
そうなると、自分という存在そのものが嫌いになってしまうことにもなりかねないので、卑下するのは絶対にNG。「どうせ自分なんて」と思っているとしたら、まずはその考えを切り捨てることが大事です。そこから恋愛が始まると考えて、思考の切り替えに着手しましょう。
得意な話題を見つける
男性と話す時に緊張してしまって言葉が出てこないのは、草食系女子に多い悩みです。でも、自分にとって得意なことであれば、男性相手でも話せるのではないでしょうか。
相手の話に気の利いた返事をしようとすると、どうしても緊張しがち。しかし、自分の得意な話題を振ることができれば、緊張感を撃退できるでしょう。その際には、相手が興味を持ってくれそうな、話していて楽しい話題を見つけるのが大事ですね。
あまりにもマニアックな話や、興味をそそりそうにない話題を持ちだすと、会話がうまくいかずに結局落ち込んでしまうかもしれません。話題選びには注意しましょう。
服装や髪型を変えて自信をつける
地味な服装に、特徴のない無難なヘアスタイル。いつの間にかそんな自分に慣れてしまい、これが自分だと思っている人が多いのも草食系女子の特徴です。自分に対する自信のなさが、無難で目立たない格好をさせているとしたら、恋愛を上手に進めるために自分を変えるのがおすすめ。
明るい印象を与える服装を選び、髪型も思い切ってガラリと変えてみましょう。その変身ぶりは多くの人から注目されるでしょうが、たいていは好印象を抱いてくれるはず。
「可愛くなったね」「素敵だよ」なんて声をかけてもらえれば、自分に自信がもてるようになるでしょう。女子力を高めて自分に自信が付いたら、思い切って告白できるかもしれませんね。
肉食系にはない魅力を持っているのが草食系女子!
とはいえ、ガツガツ来られると引くという男性も少なくないので、そんな男性には草食系女子がとても魅力的に見えるでしょう。肉食系も草食系も、どちらもそれぞれの特徴を持っているため、自分に合った恋愛の仕方があるということですよね。
草食系女子が恋愛下手なのは、恋の仕方がわかっていないことと、ついつい諦めてしまうことが原因かもしれません。それを避けるためには、まず恋愛をしなくては何も始まりません。焦らずゆっくりと、恋愛に慣れていってくださいね。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!