すぐ怒る「ヒステリー女」には要注意!
正当な理由がある場合は別として、誰しも理不尽に怒られると良い気分にはなりませんよね。少しでも悪い気分になった時点で、心には負担がかかっているのです。心の負担を少しでも軽減できるよう、ヒステリー女には細心の注意を払う必要があるでしょう。
「ヒステリー」ってどういう意味?
そもそも「ヒステリー」とはどういう意味なのでしょうか?ヒステリーとは、とある状態のことを意味しています。
それは、上手に自分の感情をコントロールできず、突如として怒ってしまう状態のことです。また、このような状態に陥っている人を意味している場合もあります。
「ヒステリー」の語源
ヒステリーの語源は、ギリシャ語のヒステリアから来ています。ヒステリアは、女性特有の臓器である子宮を意味する言葉です。
古代のギリシャにおいては、ヒステリーの原因が正常に機能しない子宮だと考えられていました。なぜなら、男性よりも女性のほうが、ヒステリーの症状を起こす割合が高かったからです。女性特有の症状だと誤解されたせいで、子宮の異常が原因だとされてしまったのでしょう。
ヒステリー症状を起こすのはなぜ女性の方が多いの?
先述したように、古代のギリシャでヒステリー症状を起こすのは女性の方が多かったそう。実は、現在においても同様のことが言えるのです。男性よりも女性のほうが多いことには、主に二つの原因が考えられます。
まず一つ目の原因として、脳の構造が挙げられるでしょう。諸説ありますが、女性の脳は感情がすぐに言葉になりやすい構造をしているという説があります。だからこそ、すぐに怒りの感情を表に出してしまうと考えられているのです。
次に二つ目の原因として、女性ホルモンが挙げられます。生理前や更年期は、何かと情緒が不安定になりがちな時期ですよね。情緒不安定で自分の感情をコントロールできないがために、ヒステリーの症状も現れやすいのです。
ヒステリーのレベルは個々によって違う
誰しもヒステリーのレベルが同じとは限りません。そのレベルは、個々によって違います。つまり、怒り出すと包丁を振り回す人もいれば、文句を言うだけだという人もいるのです。
また、ヒステリーの症状を許容できる範囲にも違いがあるでしょう。個々によって許容範囲が違うからこそ、ヒステリー女を注意すべき度合いも変わってきます。
特にヒステリー女と関わり合いを持つ時は、自分の許容範囲と相手のヒステリーのレベルを照らし合わせながら接することが大切です。照らし合わせた上で、どれほど注意すべきなのか見極めましょう。
ヒステリー女の特徴とあるあるな行動《その1》
自己承認欲求が強い
ヒステリー女の特徴としては、まず自己承認欲求が強いというのが挙げられます。自己承認欲求とは、「自分で自分の存在を認めたい」と思う気持ちのことです。
このような気持ちを強く持っているがために、周囲からも認められたいと感じる傾向にあります。なぜなら、周囲に認められていない自分を認めるのは困難なことだからです。
仮に周りが自分の存在を全く認めなければ、ヒステリー女は不満を抱いてしまいます。その不満が積もりに積もった結果、機嫌を損ねてしまうことも多々あるのです。
感情の起伏が激しい
感情の起伏が激しいというのも、ヒステリー女の特徴的な点です。感情の起伏が激しい人は、基本的に自分の気持ちを思うようにコントロールできません。
上手にコントロールできないがために、すぐに感情をあらわにしてしまうのです。だからこそ、先ほどまでは喜んでいたにもかかわらず、突如として怒り出すこともあります。
物に当たる
生きていれば、イライラすることは数多くありますよね。あなたはイライラした時に、どんな行動を取るでしょうか?
ヒステリー女の場合、イライラした気持ちを物にぶつけることが多々あります。抑えきれないほどイライラして、物を投げたり、物を使って音を立てたりするのです。このように物に当たった結果、大切な物を壊してしまうというのもあるあるな行動の一つでしょう。
強い不安感を抱いている
大半の方は、常に何かしらの不安を抱えながら生きています。当然ながらヒステリー女も一人の人間ですので、常に不安感を抱いている人が数多くいるでしょう。実は、大半のヒステリー女には、抱いている不安感が人一倍強いという特徴もあるのです。
このような特徴を持っているがために、様々な物事に対して不安を感じてしまいます。不安が募った結果、完全に心の余裕を失ってしまうこともあるようです。
ヒステリー女の特徴とあるあるな行動《その2》
ネガティブな発言をする
中には、自分に自信を持つことができないヒステリー女もいます。自信がなければ、自ずと必要以上に自分を卑下してしまうでしょう。自分に対して漠然とした不安を抱えているせいで、「自分はろくでなしだ」と思い込んでしまうのです。
そして不安を取り除きたいがために、周りから愛されているかどうかを確認したがる傾向があります。その特徴的な確認方法が、ネガティブな発言をすることなのです。
ネガティブな発言をした後に、相手から「あなたは素敵な人だよ」という返答がきたら、自分は愛されていると実感でき、安心感に包まれるでしょう。
自分の非を認めない
大半のヒステリー女には、思い込みが激しい部分もあります。思い込みにもいろいろありますが、ヒステリー女は、自分が全て正しいと思い込んでいるケースが多いです。激しい思い込みから、いついかなる場合も「自分が絶対に合っている」という姿勢を貫き通します。
自分が間違っているなど決してあり得ないことなのでしょう。だからこそ、自分の非を認めないという特徴もよく見られるのです。
わがままな言動をする
世の中には、自分を過大評価しているタイプのヒステリー女もいます。このタイプは、常に「自分はとても良い女だ」と感じながら生きているのです。
そして、周りの人のことを「良い女である私のわがままを叶えてくれる人達」と捉えていることも多々あります。このような発想があるために、無理難題を要求してしまうのです。これでは、周りがわがままな言動ばかりだと認識してしまうのも当然ですよね。
嫉妬心が強い
嫉妬心は、誰の心の中にも生まれるもの。ですが、ヒステリー女の心の中には、些細なことが原因で、嫉妬心が生まれやすいです。嫉妬心が生まれやすい上に、こじれると人一倍強い嫉妬心を抱くようにもなるでしょう。
例えば、彼氏と会話中に他の女性の話題が出ただけで怒り出すヒステリー女もいます。怒りの感情を抑えきれずにすぐに彼氏の浮気を疑ってしまうのも、あるあるな行動の一つですね。
男性が「怖っ」と感じたヒステリー女の体験談
そんな人のために、ここからは、男性が「怖っ」と感じたヒステリー女の体験談をご紹介します。
職場で部下に怒鳴り散らす女性上司
「職場で女性の上司が理不尽に部下を怒鳴り散らしていたんです。部下が何を言っても、上司の怒りは収まりませんでした。
その光景をそばから見ているだけでも、怖いと感じてしまって。次に怒られるのは自分かも…と考えると、さらに恐怖感が増しますね」(30歳/男性/銀行員)
ヒステリー女は、TPOをわきまえることができないことも多々あるようです。TPOを考えずに行動した結果、人前で怒りの感情をあらわにしてしまいます。
そこが職場など大勢の人がいる場所だった場合、恐怖を感じるのは怒鳴られている人だけではありません。怒鳴り声を聞いている周りの人も、恐怖心を植え付けられてしまう可能性があるでしょう。
些細なことで火がついたように怒る彼女
「ヒステリーな彼女は、些細なことが原因ですぐに怒ります。少し怒る程度なら、可愛いと思えるのですが…。火がついたように怒る姿は、いつも怖いと感じてしまいますね」(29歳/男性/公務員)
世の中には、彼女の怒る姿が可愛いと感じる男性も数多くいるはず。ですが、度を超えてしまった場合、怒っている彼女が可愛いとは到底思えないでしょう。些細なことで過剰に怒ってしまえば、彼氏に恐怖心を抱かせてしまうことも多々あるのです。
怒りで物を投げつけてくる母親
「自分の母親は頻繁にヒステリーを起こす人です。怒った時には、必ず物を投げつけてきます。といっても当てるつもりはないらしく、怪我したこととかはありません。
でも母親が物を投げつけてくる度に、とてつもない恐怖を感じてしまうんです。恐怖が募って、母親の存在までもが怖いと感じるようになりました」(19歳/男性/大学生)
怒りをコントロールできなくて、子どもに物を投げつけてしまう母親もいます。子どもが、物を投げつけてくる母親に対して恐怖を感じるのも当然のことですよね。物を投げつけるなどの行動が原因となって、最終的には母親の存在自体に恐怖を抱くようになるでしょう。
怒り出すと暴言を吐く友達
「僕にはヒステリーな女友達が一人います。その女友達は、怒り出すと暴言を吐いてくるんです。
この前は怒りがなかなか収まらなかったようで、ずっと暴言を吐き続けていました。僕に対しての暴言に限らず、ぜんぜん関係ないことに対しての暴言でも、聞かされる度に怖くなります」(24歳/男性/営業職)
この男性の女友達のように、ヒステリー女は暴言を吐くという特徴を持っている場合もあります。
大半の人は暴言を吐かれると、良い気分にはならないでしょう。むしろ恐怖心を抱くことが多々あるのではないでしょうか。相手が自分に向けて暴言を吐いたならば、なおさら恐怖心を抱いてしまいますよね。
ヒステリー女へはどう対処すればいいの?
できるだけ関わらない
ヒステリー女と関わり合うほど、怒りの矛先が自分に向いてしまう頻度も増加します。怒られる度に、ストレスも蓄積する一方ですよね。
ヒステリー女との関わり合いは、実にストレスを感じやすいのです。ストレスを少しでも感じた時点で、心には負担がかかっています。
心の負担を軽減するためには、関わり合いを持たないことが最善の対処法です。きれいさっぱり関係を絶つのは難しい場合もあると思いますが、それでもできるだけ関わらないようにしましょう。そうすることで、関わる頻度を最小限に抑えることができますよ。
当たり障りのない言葉で褒める
自分の存在や価値観を否定されると、ヒステリー女は不機嫌になることがあります。不機嫌になった結果、相手を怒鳴り散らすというのもよくある話でしょう。
ヒステリー女の機嫌を良くするための対処法としておすすめなのが、当たり障りのない言葉で褒めることです。「いつも可愛いね」「いつも清潔感があるね」などのように、ヒステリー女を褒めてみてください。
人は褒められることで、自分が周りに認められていると実感できるのです。特に承認欲求が強いヒステリー女であれば、なおさらでしょう。周りに認められたと実感できれば、機嫌が良くなること間違いなしですよ。
誤解を招くような発言をしない
自分に自信がなかったり、常に不安感に襲われているヒステリー女もいます。このようなヒステリー女には、優しい言葉をかけたいと感じる男性もいるでしょう。
だからといって、優しい言葉で誤解を招くのはNG。なぜなら、ヒステリー女は優しくされると、男性が自分に恋心を抱いていると勘違いする可能性があるからです。
本当は恋心を抱かれていないことを知った時に、少なからずショックを受けてしまいますからね。そのため、誤解を招くような発言をしないというのも、対処法の一つと言えるでしょう。
理詰めで反論しない
ヒステリー女が怒っている時は、本人自身が感情的になっています。心の中が怒りの感情で支配されているため、論理的に諭してもなかなか受け入れてくれません。
それでもなお、理詰めで説得し続けると、ヒステリー女は「口で勝てない」と感じる可能性があります。そうなると、挙げ句の果てには物に当たったり、物を投げつけてきたりする危険性もあるのです。
自分の身を守るための対処法として、理詰めで反論しないようにしましょう。そうすることで、ヒステリー女の怒りを最小限に抑えることができ、物を投げつけるなどの考えに至る可能性も低くなるのです。
ヒステリーな性格を治す方法はある?
イライラしたら深呼吸!
イライラが爆発すると、いずれはヒステリーを起こしてしまいます。ヒステリー女は爆発した感情を、なかなかコントロールすることができません。そして、感情が暴走してしまうのです。
感情の暴走が起こらないよう、事前に防ぐ必要があるでしょう。イライラした時には、まず深呼吸をしてみてください。深呼吸には、気持ちを落ち着かせる効果があります。
深呼吸が功を奏すれば、心がイライラした状態からリラックス状態へと変化するでしょう。リラックスしながら過ごすうちに、イライラが収まってくれるはず。
毎度のように事前に防げれば、ヒステリーを起こす頻度も減少するでしょう。減少するほど、ヒステリーな性格自体も改善に向かいます。
一人になる
人前で怒りの感情を爆発させてしまうと、周りに迷惑をかけてしまいます。例えば、仕事中に職場で怒鳴り散らしてしまうと、怒鳴り声が原因で仕事に集中できないがために、周りが迷惑に感じることもあるのです。
周りに迷惑をかけないよう、怒りの感情に支配された時は一人になりましょう。一人の空間で怒りを発散させることで、徐々に気持ちが落ち着きます。一時的にではありますが、ヒステリーを治すことができますよ。
自分と向き合ってみる
自分と向き合ってみることも、ヒステリーを治すための方法の一つです。まずは「どうしてすぐに怒ってしまうのか?」と自分に問いかけてみてください。
自分と向き合いながら問いかけることで、ヒステリーを起こす原因が判明する可能性もあります。本気で治したいならば、自分と向き合って怒りをコントロールできない原因を見つけ出し、さらにそこで判明した原因を取り除くべく行動に移しましょう。
ストレス解消法を見つけておく
ストレスが蓄積すると、感情を抑えきれずに爆発することもあります。つまり、ストレスの蓄積もヒステリーを起こす原因の一つになり得るということです。したがって、ヒステリー治したいと感じるのならば、ストレスを解消する必要もあるでしょう。
とはいえ「ストレスを解消する方法が全く思いつかない」という人もいますよね。そんな人は、おいしいものを食べる、体を動かすなど、一般的なストレス解消法をいろいろ試してみて、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
仮にストレスが蓄積しても、見つけておいた方法を実践すれば解消することができるはず。ストレスが解消されるに伴って、自ずとヒステリーを起こす頻度も減少しますよ。
ヒステリー女とは適度な距離感を保ちましょう!
ヒステリー女に出会った時は、巻き込まれないように、適度な距離感を保つ必要があります。適度な距離感を保ちながら接することができれば、心の負担が軽減されるでしょう。
しかし、どうしても関わらなければならない時もありますよね。そんな時は、ぜひ今回ご紹介した対処法を実践してみてください。そうすることで、心の負担を最小限に抑えつつ、ヒステリックな女性とも上手に関係を築いていけるでしょう。
「ヒステリー女」に関する専門家の意見やアドバイス
ヒステリーはなぜ起きる?
かつては女性特有の症状だと思われていた「ヒステリー」ですが、その背景には諸説あるようです。『モテすぎて中毒になる 男女の心理学』(神岡真司)には、以下のような記述があります。
「『男性脳』と比べ、『女性脳』は、マルチタスクとお伝えしました。
男性が単線思考のモノタスクで、一つのことに集中し、複数のことをこなすのが苦手なのに対し、女性は複線思考のマルチタスクなので、同時に複数のことも行えます。
女性が、赤ちゃんの世話を焼きながら、レシピをチェックしながら料理を作ったり、テレビを見ながら、他の人ともおしゃべりできる姿は、男性からは超人的に見えるワザです。
(中略)
このように、女性は、共感性が高いがゆえに、さまざまな情報を一時に取り込む結果、思考が時として整理されないまま入り乱れてしまうこともしばしばあります。
その上、生理的なホルモンバランスが崩れて体調不良だとイライラしがちです。
そして、何かのキッカケで感情が一気に高ぶるとヒステリー症状を引き起こすのです。
つまり、ヒステリーは、自分自身の中でため込んできた欲求不満の爆発で、自分が理解されないことへの怒りであって絶望的な心の叫びから生まれてくるもの―といえます。
そんなヒステリー女性に出会うと、男性はビックリしてしまいます。
突然、『何でなのよ!』と喚き、『もうやだーっ!』と叫んだり、『だから、あなたはダメなのよっ!』などと興奮して攻撃してくる姿に、男性はオロオロしてしまうのです。
ヒステリー女性は、TPOをわきまえません。なので、いったん感情が高ぶり爆発すると、容易にコントロールが利かなくなります。会話も成り立たなくなるわけです。
(中略)
ヒステリーは欲求不満の蓄積が原因です。不満を吐き出さない限り、容易におさまるものではありません。不満をじっくり吐き出させ、ガス抜きを図ってあげることが大事です。」
このように、共感能力が高く、マルチタスクを得意とする女性の場合、多方面への不満が一気に爆発してしまうことがあるようです。イライラが溜まってきたら、ヒステリーを起こす前に気分転換するようにしましょう。
イライラを抑える方法を身につけて、ヒステリー女から卒業しよう
「ヒステリーを抑える方法がわからない」という人もいるのではないでしょうか。『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)には、以下のような記述があります。
「(前略)
こういうときは、『アンガ―マネジメント』の手法を使うといいでしょう。
怒りのピークは6秒から10秒と言われています。ですからイラッとしたら、トイレに立つ、電話がかかってきたふりをして席を立つなどして、少しだけ時間を取りましょう。ひと呼吸あけるだけでも、クールダウンできるようになります。
その場を離れられないときのために、心の中で唱える呪文を持っているといいですよ。私の場合、小さいときから嫌なことがあったら『メアリー・ポピンズ』に出てくる呪文を心の中で唱えるクセがありました。そうすることで心がすっと落ち着くことを、子どもながらに感じていたのです。
(中略)
イライラをクールダウンさせた上で、相手と話すときはクッション話法を使いましょう。直接言いたいことをぶつけるのではなく『〇〇さんのおっしゃることはとてもよくわかります』などのクッションをはさんでから自分の主張を伝えるのです。これだけでも相手の攻撃性と自分の反撃心を抑えることができますので、相手からさらに攻撃されることも少なくなります。」
このように、ヒステリーを起こしそうになったら、アンガーマネジメントの手法を使うと自分を抑えられるようです。また、クッション話法で自分の主張を伝えるように心掛けると、周囲とのいざこざを避けられるでしょう
<参考文献>
『モテすぎて中毒になる 男女の心理学』(神岡真司)
『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)
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