飲み過ぎた後の酔い覚まし方法《食べ物編》
例えば、飲み物のところで紹介したみそ汁の具材に、早く酔いが覚めやすい食べ物を選ぶといった具合です。それでは、早く酔い覚ましする方法《食べ物編》です。
体が欲してるかも?梅干し
一日一個で医者いらずというほど、優れた効能があるとされる梅干しは、酔い覚ましにも効果的。梅干しの酸味は、お酒を飲んだ際の胃のもたれやむかつきに効果的だとされているのです。
梅干しを食べると、酸っぱくてたくさん唾液が出てきますよね。その酸っぱさが、梅干しの酸味。胃のもたれやムカつきを解消したくて、体が梅干しの酸味を欲している可能性もあります。
また、梅干しに含まれるクエン酸やミネラルは、代謝を整えたり体温を上げたりする働きがあり、酔い覚ましに効果的なのです。
チョコレートで糖分を吸収
お酒を飲むと、甘いものがほしくなることがありますよね。糖分がほしくなるのは、実は理にかなったことなのです。
お酒を飲むと、利尿作用で体の水分が少なくなるとお伝えしました。しかしながら、少なくなるのは水分だけではありません。実は、体内の糖分も減少し低血糖になってしまうこともあるのです。
これは、アルコールが胃腸で吸収されたり肝臓で代謝されたりするときに血糖値が下がってしまうためにおきる現象。
低血糖になった体は、糖分を欲します。その際に、チョコレートで糖分を補給すると、アルコール分解をサポートをできるというわけ。そのため、チョコレートを食べることは、早く酔い覚ましする方法のひとつだといえるのです。
シジミで二日酔い予防
アルコールが体に残っていると、なかなか酔いが覚めません。そこで、アルコールの解毒を促進させ、アルコールを体の外に出す働きをサポートしてくれると言われているのが、シジミです。
シジミには、オルニチンやタリウム、カルシウムなど、さまざまな栄養が含まれています。このオルニチンやタウリンという成分は、肝臓の働きや解毒作用のサポートをして、酔いを早く覚ますために効果的な働きをしてくれるのです。
ピーナッツで肝機能を強化
ピーナッツも酔いを早く覚まさせるために効果的とされる食べ物。ピーナッツには、良質のタンパク質やナイアシンといった成分が含まれています。
アルコールは、肝臓や胃腸などで吸収されるのですが、大半は肝臓で処理されます。そのため、肝臓がしっかりしていないとアルコールの分解が遅くなり、酔いが覚めにくくなってしまうのです。
その肝機能を強化させる働きがあるのが、ピーナッツに含まれているタンパク質。そして、アルコールやアセトアルデヒドを分解させるときに必要な酵素を活発化させるのが、ナイアシンという成分です。
これらの成分のおかげで、早く酔いを覚ますことができると考えられます。
胃に優しい雑炊
飲み過ぎた日は暴食もしている可能性があります。そのため、翌日は消化の早いものを口にするのがいいでしょう。中でも雑炊は手軽に作れるので、飲み過ぎて頭が冴えない時にもおすすめです。
また、雑炊の中に色々な具材を入れることも可能です。つまり栄養をたくさん摂取できるということなので、暴飲暴食で負担のかかった身体を労る効果も期待できるでしょう。家にある材料で素早く作る事が出来るのも魅力ですよね。
お米をすくなくしてスープを多め、具材をたくさんいれて栄養重視など、アレンジの仕方も自在です。ぜひ試してみましょう。