ダメージを抑えたいなら水パーマがおすすめ!
この水パーマ、もうひとつの主要なパーマであるデジタルパーマと比較されることも多く、美容院でどちらのパーマにするべきか迷ったことがある人もいるのではないでしょうか?迷った末、最終的に「美容師さんにお任せしてしまおう!」となってしまう人も多いかもしれませんね。
結論から言うと、髪のダメージを抑えたい人には水パーマがおすすめです。今回は、水パーマとデジタルパーマの違いを踏まえたうえで、水パーマの特徴やパーマに失敗したときの対処法をご紹介します。
そもそも水パーマってどんなパーマ?
まずは、水パーマとはどのようなパーマなのか、水パーマの特徴や知っておきたい豆知識をご紹介します。
水パーマの特徴
水パーマは、水蒸気を当てることで髪表面のキューティクルを開き、パーマ液が素早く浸透するようにしたものです。水蒸気の力でパーマ液の浸透が早くなるため、通常よりも時間をかけずにパーマをかけることができます。
パーマをかけている時間が短縮され、パーマ液が髪に付いている時間を短くすることができるため、ダメージが少なくなるのがメリットです。パーマはかけたいけれどなるべくダメージを減らしたいという人にぴったりのパーマだと言えるでしょう。
向き不向きはある?
水パーマは向き不向きがハッキリ分かれやすいパーマです。くせがなく、柔らかい髪質の人が水パーマをかけるとふんわりとしたニュアンスのあるヘアスタイルになりますが、天然パーマの人や剛毛の人が水パーマをかけるとゴワついてしまいます。
もちが良くないので初めてのパーマにおすすめ
人生で初めてパーマをかけようと思ったとき、美容院のメニューを見てパーマの種類の多さに驚いた経験がある人もいるでしょう。どの種類のパーマにすればいいか迷ってしまいますが、こんなときにおすすめなのが水パーマです。
水パーマは、デジタルパーマなどと比べるともちがあまり良くありません。パーマをかけたヘアスタイルに初めて挑戦する場合、パーマのかかり方やもちが分からないのは当然ですが、そもそもパーマが自分に似合うのかどうかすら分からないもの。水パーマを選ぶことで、万が一パーマをかけたことを後悔しても早く元に戻りやすくなるのです。
ニュアンスのあるヘアスタイルにおすすめ
水パーマはカールのかかり方がゆるいので、くっきりしたカールが出すぎず、ふんわりしたニュアンスのあるヘアスタイルを作り出すことができます。そのため、特別なスタイリングが必要なく、手ぐしで簡単にアンニュイな雰囲気を出せるのが魅力です。
水パーマとデジタルパーマの違い
つぎは、水パーマとデジタルパーマの違いについて見ていきましょう。
パーマのかけ方の違い
一般的にパーマと言われるかけ方は水パーマの場合がほとんどで、その水パーマと一緒に美容院のメニューに載っていることが多いのがデジタルパーマになります。
この2つのパーマの一番の違いは、パーマをかけるときにどんな力を利用するかということ。デジタルパーマは熱の力を利用しますが、水パーマの場合は水蒸気の力を利用します。髪に熱を与えるか水分を与えるかでパーマのもちやダメージの程度が変わってくるので、自分の髪質や傷み具合を総合的に判断する必要があるでしょう。
パーマのもちの違い
水パーマとデジタルパーマの違いは、パーマのもちにも見られます。髪質にもよりますが、デジタルパーマは髪にパーマ液を浸透させるときに熱の力を利用するため、パーマのもちは一般的に5〜6ヶ月程度です。一方、水パーマのほうはせいぜい2ヶ月程度のもちになります。
ダメージの差
水パーマとデジタルパーマの違いは、髪に与えるダメージの差です。一般的に、デジタルパーマよりも水パーマのほうが髪のダメージを抑えることができると言われています。
水パーマもデジタルパーマも2種類のパーマ液を使用するのは同じですが、デジタルパーマの場合はパーマ液と一緒に熱の力が加わるため、水蒸気の力を利用する水パーマよりもダメージが大きくなります。
カールの強さの違い
デジタルパーマはコテで巻いたような強めのカール感を出すことができるパーマですが、水パーマはデジタルパーマに比べてもちが良くない分、ゆるめのカール感を出すのが得意です。水パーマは今っぽいナチュラルなニュアンスヘアを作り出すことができます。
また、デジタルパーマはその方法上、地肌に近い部分にはかけることができませんが、水パーマなら根元にもパーマをかけることができるため、ふわっとした仕上がりになるのが特徴です。
水パーマのメリットとデメリット
【メリット】ダメージが少ない
水パーマのメリットは何と言ってもダメージが少ないということです。もちろん、パーマ液は使用するので全くダメージがないというわけではありませんが、パーマ液が髪に付いている時間が短いため、少ないダメージで済みます。
【メリット】短時間でパーマがかかる
水パーマの施術は、水蒸気で髪表面のキューティクルを開きながらパーマ液の成分を染み込ませていく方法です。そのため、他のパーマよりも短時間で施術が終わります。
【デメリット】パーマのもちが良くない
水パーマの最も大きなデメリットと言えるのが、もちの悪さです。ダメージが少ない分、パーマのもちがあまり良くありません。デジタルパーマが半年近くもつのに対して、水パーマは2ヶ月もてばいいほうだとも言われています。
【デメリット】髪質を選ぶ
全体的にふわっとした感じのヘアスタイルが得意な水パーマですが、ソフトな雰囲気を作るのに適した髪質が限られているというデメリットがあります。コシがあるような太くて硬い髪質の人は水パーマがかかりにくいうえ、パサパサした質感になってしまうでしょう。
水パーマのもちを良くする手入れ方法
つぎは、水パーマのもちを良くするお手入れ方法をご紹介します。
もちを良くするために髪を保湿する
髪に水蒸気を当てるというパーマのかけ方を見ても分かるように、水パーマのポイントは水分と言えるでしょう。水パーマをかけている間はずっと髪が水分で湿っている状態になるため、同じような状態にするとパーマが再現されやすくなります。
髪を洗った後は、乾かす前に洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどを使って髪を保湿しましょう。乾いた髪にはスプレータイプのトリーメントがおすすめ。髪を保湿して水分を閉じ込めるだけでも、水パーマのもちが良くなります。
タオルドライは丁寧に
水パーマ以外のどのパーマも、髪が濡れた状態から乾くときにパーマで形作ったヘアスタイルが再現されます。そのため、濡れた髪の乾かし方が重要なのです。
シャンプーした後、タオルで髪の水分をとることをタオルドライといいますが、水パーマを長もちさせるにはタオルドライを丁寧にする必要があります。ですが、タオルと髪をこすり合わせるようにゴシゴシ拭くのはNG。濡れた髪をタオルで包み、水分をタオルに吸収させるように両手で優しくポンポンと叩くようにしましょう。
アミノ酸シャンプーを使う
水パーマでなくてもパーマ後の髪はダメージを受けているため、界面活性剤やシリコンが配合されているシャンプーを使うとさらに傷みがひどくなります。髪のダメージがひどくなると、髪表面のキューティクルが開いて栄養成分や水分が外に流れ出してしまうため、パーマが定着しにくくなってしまうことも。
水パーマのもちを良くするためには、アミノ酸シャンプーを使うのがおすすめです。髪のダメージを抑えることで、パーマをキープしやすくなるでしょう。
シャンプー後はしっかり乾かす
水分が長もちのポイントとなる水パーマですが、保湿された状態が良いからと言って、きちんと乾かさず自然乾燥させてしまうのはおすすめしません。なぜなら、濡れている状態の髪はキューティクルが開いていてダメージを受けやすい状態になっているからです。
とくに就寝前に髪をしっかり乾かさずに寝てしまうと、眠っている間に開いたキューティクルから栄養成分や水分が抜け出し、パサパサした状態の髪になってしまいます。シャンプー後はしっかり乾かし、水パーマのもちに重要な水分を髪の内部に閉じ込めるようにしましょう。
水パーマに失敗した!対処法はある?
最後は、もし水パーマに失敗してしまった場合はどうすればいいのか、対処法をまとめてみたいと思います。
美容院でやり直す
美容院によっては、「施術を行ってから何日以内であれば無料でお直しをします」というような無料保証期間を設けているところがあります。そのような保証を利用して、美容院で水パーマをやり直してもらうというのもひとつの対処法になるでしょう。
とはいえ、水パーマのもちが悪いからと言って、あまり日を置かずにパーマのやり直しをしてしまうと、髪が傷んでしまうのは避けられません。そのため、美容院によってはパーマのやり直しを受け付けていないところも多いようです。
水パーマをとってしまう
パーマの失敗で最も多いのは、仕上がりイメージが自分の想像と違っていたというケースではないでしょうか。水パーマをかけてすぐにもちが良くないことに気づいた場合は、もういちど同じようにかけ直してもらう方法がありますが、仕上がりイメージに納得がいかないのなら、水パーマ自体をとってしまいましょう。
水パーマをとる方法としては、新しいヘアスタイルにするほか、ストレートパーマをかけるなどがあります。いずれの場合も、美容師さんに相談してみることをおすすめします。
自分でストレートパーマをかける
無料保証期間を利用して美容院でお直しをしてもらうことに気が引ける場合は、自分でストレートパーマをかける方法もあります。ドラッグストアに行くとヘアカラーのコーナーにストレートパーマ用のキットが置いてあるので、それを使ってストレートヘアに戻してしまうのです。
水パーマはもともと、あまりもちの良くないパーマなので、市販のストレートパーマ液でも簡単にパーマをとることができます。ですが、水パーマをかけてすぐの状態でストレートパーマをかけてしまうと髪への負担はかなり大きいものになるので、ダメージがひどくなることも覚悟しておきましょう。
自分でパーマのもちが悪くなる行動をする
もちが良くないという水パーマのデメリットを逆手に取って、もちがさらに悪くなる行動をするという逆転の発想もあります。本来ならパーマのもちを良くするためにする行動をせず、あえて逆のことをするのです。
例えば、パーマをかけた当日はもちを良くするためにシャンプーをしないというのが常識ですが、水パーマをとりたい場合はあえてシャンプーをします。また、髪の毛を下に引っ張るようにブラッシングしたり、ひっつめるように髪を束ねたりするのもパーマのもちが悪くなる行動と言えるでしょう。
スタイリングで乗り切る
水パーマに失敗してしまったら、スタイリングを工夫することで乗り切ってしまうのもひとつの手段です。もともと水パーマはもちが悪いため、デジタルパーマのように長期間ヘアスタイルが持続するわけではありません。1〜2ヶ月も我慢すれば新しいヘアスタイルを楽しむことができるようになります。
ストレートアイロンでカールを伸ばしてみたり、まとめ髪をしてみたり、スタイリングで乗り切りましょう。
水パーマのもちを良くしてパーマヘアを楽しもう
水パーマのデメリットであるもちの悪さをカバーするには、保湿を中心としたお手入れが重要になります。正しいケアを心がければ、もちが悪いと言われる水パーマをもっと長持ちさせることができるのです。
水パーマのもちが良くなるお手入れ方法をマスターして、ぜひダメージの少ないパーマスタイルを楽しんでくださいね。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!