根に持つタイプの人の特徴10選!執念深い人との付き合い方や性格を直す方法

根に持つタイプの人の特徴10選!執念深い人との付き合い方や性格を直す方法

「根に持つ」という言葉について、正確な意味をご存知ですか?こちらでは、根に持つの詳しい意味と類語、根に持つ人の特徴について解説します。なかなか癖のある根に持つ人ですが、治す努力をして長所に目を向ければ、気遣いの出来る人、良き友人になることができるのです。


そもそも「根に持つ」ってどういう意味?

「あの人は根に持つよ」や「まだ根に持ってるの?」など、根に持つという言葉を耳にしたことはありませんか?なんとなく悪く言っているような、褒められていないような…。あまりいい言葉ではないイメージがあるのではないでしょうか。

こちらでは、根に持つの意味を解説します。詳しく知ると、想像よりも悪い意味であることに驚いてしまうかもしれませんよ。

「根に持つ」の意味


「根に持つ」とは、嫌なことをいつまで経っても覚えているという意味です。忘れていないだけではなく、同時に恨んだり嫌悪感を持ち続けているため、この言葉からは陰湿で恐ろしい印象を受けます。

植物の「根」は、地中に張り巡らされていて見えませんよね。「根はいい人」や「根本的」のように、根という字は「物事の本質、内面、大元」をあらわします。そのことから、何か根に持つことがある人は、普段は表面上に出さず、心の中でずっと嫌な感情を抱き続けているということになります。

「根に持つ」の類語


「根に持つ」の類語として、忘れられずいつまでも恨みに思うという意味の「遺恨」いつまでも忘れないでいるという意味の「引きずる」などがあります。

「根に持つ」を、恨みを募らせる、恨みを忘れないと言い換えることもできます。嫌な感情をずっとマイナスの感情を募らせながら覚えているということです。

根に持つ人の特徴とは?《前編》

詳しく知ると恐ろしい意味の「根に持つ」という言葉。こちらでは、根に持つ人の特徴を紹介します。あなたの周りに、ずいぶん前の出来事の嫌味を言ってくる人はいませんか?もしかしたら根に持つタイプの人かもしれません。さっそく見ていきましょう!

性格がネガティブ


ネガティブな性格の人は、根に持ちやすい傾向にあります。少しの出来事をマイナスに受け止めてネガティブに考えてしまい、イライラするのです。そしてマイナス思考で頭の中がグルグルして、ずっと忘れることができなくなってしまいます。

そのため、ネガティブな人は気分を切り替えることができず、嫌なことをいつまでも覚えているのです。思い出すたびにイライラした感情がよみがえってしまうため、恨みがましい気持ちもいつまでも残ります。

深読みする癖がある


根に持つタイプの人は、物事をマイナス方向に深読みする癖があります。周囲の人が何の悪気もなく言ったことを、嫌味や悪口として受け止めてしまうのです。

例えば「あの可愛い子が妹さん?似てないね」と言われると「妹は可愛いのに、似てない私はブスって意味か?ふーん…」と解釈します。私は違うタイプの可愛さだからとか、私は可愛いではなくキレイなタイプだもんねとは絶対に思いません。

そして、この「ふーん…」のところで、根に持つリストに入れています。ことあるごとに、「この人は、私のことを妹と比べたらブスって言った人だ」とネチネチ思い出すのです。

表には出さないが感情がコントロールできない


良いことよりも悪いことが記憶に残りやすいことは、多くの人に見られる傾向です。人の何気ない発言をネガティブに受け止めてしまったり、イライラしたり、深読みしてしまうことも、状況によってはあるでしょう。

そんなときは、ほとんどの人は気分転換をしたり考え方を変えたりして、気にしない努力をします。そして、気が付いたら忘れているということが多いでしょう。

しかし、根に持つタイプの人は、感情を上手にコントロールできません。表には出さないものの、傷ついた気持ちを引きずってしまうため、いつまでも恨みがましく思ってしまうのです。

怒りの感情を押し殺している


怒りの感情を押し殺してしまう人も、根に持つことが多いでしょう。しかし表面には出さずに笑っているため、周囲の人からは心の広い人だと思われていることも。

しかしこのタイプは、怒り方がわからないだけです。文句を言いたい、反論したいと思ってはいますが、何を言えばいいのかわからないため、「あはは…」と笑っています。内心は非常に腹を立てていますが、その感情を押し殺しているのです。そして発散できない怒りが後々までくすぶって、根に持つことになってしまいます。

根に持つ人の特徴とは《後編》

「根に持つ人の特徴とは《前編》」では、マイナス思考に由来する特徴を中心に紹介しました。《後編》では、性格が由来の根に持つ人の特徴を見ていきましょう。自分自身や周囲の人に、当てはまる人はいませんか?

神経質


根に持つ人の性格的な特徴として、神経質であることがあげられます。普通の人は気にしなかったりすぐ忘れてしまうような細かいことでも、神経質な人は気になってしまうものです。

「神経質」の意味に注意しましょう。神経質は、ただ細かいだけではなく、細かいことを気に病んでしまうという意味です。気に病んでしまうため、いつまでも忘れられず、根に持つことになってしまいます。気に病みすぎて病気になってしまうことも…。

元々神経質な場合もありますし、状況により一時的に神経質になってしまう場合もあります。普段はおおらかな人でも、カリカリしている様子のときは注意した方が良いでしょう。

良い事よりも悪い事が記憶に残りやすい


根に持つ人の特徴として、良いことよりも悪いことが記憶に残りやすいことがあげられます。例えば、人に助けてもらったこと、手を貸してもらったことなど良いことは、忘れてはいませんが滅多に思い出しません。

しかし、「面倒な仕事を押し付けられた」や「あの人のせいで残業になった」など、細かいことでも悪いことがよく記憶に残っており、すぐ思い出します。そして思い出すたびに、イライラした気持ちになっているのです。

人の言動の細かいことをいつまでも覚えている


神経質な上、悪いことが記憶に残りやすい根に持つ人は、大きな出来事だけでなく、人の言動の細かいこともいつまでも覚えています。「あなたはあのときこう言っていたよね!」と、自分では忘れてしまったような発言を覚えている相手は、根に持つ人の可能性があるでしょう。

少し傷ついた、少しムッとした…。相手の細かい発言を覚えているのは、その場で怒りの感情を押し殺したことが原因です。「どうしてそんなことを言うの?どういう意味?」と思っても、発言した人には聞けず、モヤモヤしています。

当たり障りのないコミュニケーションが不得意


根に持つ人は、当たり障りのないコミュニケーションが得意ではありません。元々コミュニケーション自体が苦手で、人の顔色を必要以上に伺ってしまうのです。そのため、他愛のない会話をしているときに、相手がふと言った言葉を深読みしてしまいます。

コミュニケーションが苦手な性格でも、親しい相手なら「どういう意味?」と聞くことができますよね。しかし浅い付き合いの相手だと「嫌味かな…」と思っても表面上は普通を装うため、いつまでも忘れることができず、根に持つことになってしまいます。

自分に自信が持てない


自分に自信が持てない人は、根に持つようになってしまいます。相手の発言を深読みしたり、コミュニケーションが苦手という行動は、自分に自信がないという性格に由来しているためです。

自分に自信があれば、必要以上に不安を感じません。しかし自信がないと、不安を感じやすいのです。怒りやイライラは、不安から来るものですよね。

常に不安を持って人と接していると、細かいことやふとした発言をマイナスに受け取り、被害妄想ともいえる解釈をしてしまいます。嫌われることが怖い、呆れられたくないという気持ちから、表面上は何ともないような顔を装うのです。

人に期待して他人任せ


根に持つ人は、周囲の人に期待して他人任せにしがちです。コミュニケーションが苦手なため、「言わなくてもわかってくれるはず」という期待を抱いてしまいます。しかし、他人はそこまでに親切ではありません。言わなければわからないことは多いですし、そもそも言われないことまでわかる義理はないのです。

自分で説明すべきことを放棄し、一方的に他人に期待しても、裏切られるだけですよね。しかし根に持つ人はそれが理解できず、勝手に「裏切られた」と傷つき根に持ちます。

根に持つ人の心理が知りたい!

前項で根に持つ人の特徴を紹介しました。こちらでは、根に持つ人の心理について解説します。どういう心理で根に持ってしまうのかを知って、根に持つ人と関わるときに注意して対応しましょう。

心理状態が不安定


「自分に自信が持てない」の項目で解説しましたが、根に持つ人は常に不安な心理状態です。誰にでも、不安な気持ちは多かれ少なかれありますよね。しかし、根に持つ人は常に不安で、心が休まるときがありません。

何か一つ不安ごとが解消しても、またすぐ次の不安が出てくる…。根に持つ人の心理は、常に不安のローテーションです。安心できる状態になっても、心の引き出しから別の根に持っていることを、引っ張り出してきてしまいます。

根に持つ思考回路が定着してしまっている人は、不安がないと不安という心理状態に陥ってしまっていることも。不安でいることに慣れすぎてそれが当たり前になってしまい、安心できる状態は落ち着かないのです。

被害者意識が強い


根に持つ人の心理として、被害者意識が強いことがあげられます。「私は悪くないのに」と思いながら、相手のことを恨んでいるのです。

根に持つ人は、自分に非があることはあまり思い出しません。相手が悪いと思えることだけ、いつまでも根に持ちます。なぜなら、自分が被害者だと思っていれば、自分で自分のことを可哀想だと思うことができるためです。

根に持つ人は、自分が被害者なら、相手を思う存分恨むことができると考えます。100%相手が悪い、自分は悪くないと思い込むことで、いつまでもしつこく恨み続けることができるのです。

自分の評価を下げたくない


根に持つ人は自分に自信が持てず、常に不安な心理状態であると解説しました。そのため劣等感も非常に強く、自分の評価を下げたくないという心理があるのです。

ただでさえ劣等感が強いのに、少しでも自分を悪く思うような素振りを他人に見せられたら、必要以上に気にしてしまいます。悪く思われたくないという気持ちと、評価を下げたくないという気持ちは、根に持つ人の中でイコールなのです。

「次からは気をつけよう」という気持ちもありますが、一つのミスをいつまでも気にします。そして、ミスに関わった人の態度を、いつまでも根に持つことになるのです。

他人と衝突したくない


根に持つ人は、怒りの感情を押し殺していることを解説しました。多くの人は「角が立たないように、上手に伝えたらいいのでは」と考えますが、根に持つ人は基本的にコミュニケーションが苦手です。

「自分が不愉快になったことを伝えたら、衝突してしまうのではないか」や「本音を言ったら嫌われてしまうに違いない」と考えるため、気に食わないことがあっても表面には出しません。

他人と衝突したくないために、腹が立つことも悲しいことも、我慢してしまうのです。それが自分の中で消化しきれないため、根に持つことになります。

自分の事をわかって欲しい


根に持つ人の内心はともかく、その場で言わずに心の中で嫌な思いをしているだけなら、周りの人はわかりませんよね。しかしなぜ、根に持つ人だとバレてしまうのでしょうか。

根に持つ人は、後になって他の人に愚痴ってしまったり、他の出来事があったときに「あのときはさ…」と過去の話を恨みがましくしはじめます。そのため、周りに「根に持つ人なんだ」と思われるのです。

ずっと黙っていられない理由は、自分のモヤモヤしている気持ちを聞いてほしいという心理から来ます。過去のことならチクっと嫌味を言っても大丈夫だろうと思ってしまうほど、根に持っている気持ちが抑えられない状態です。

疲れたり落ち込んだりしている


元々根に持つ性格の人だけではなく、普段は気にしないタイプの人でも、心理状態によっては根に持ってしまうことがあります。それは、疲れたり落ち込んだりしている状態のときです。

頑張りすぎてギリギリの精神状態になっているときに、無神経な言葉をかけられたら、誰しもイラっとしてしまいますよね。仕事で忙しいときや恋愛で傷ついているときなどに、「今そんな言い方しなくても」と思ったことはありませんか?

心当たりのある人は、疲れたり落ち込んだりしているときは、根に持ちやすい心理状態になっているということです。「今は仕方ないや」と考え、自分を癒すことに集中しましょう。

根に持つ人の長所と短所について

細かいことを、心の中でいつまでも恨めしく思っている…。ここだけに注目してしまうと、根に持つ人はかなり嫌な人になってしまいますね。しかし、根に持つ性質は、実は長所に繋がる部分もあるのです。

こちらでは、根に持つ人の長所と短所について解説します。さっそく見ていきましょう!

視野が狭い《短所》


根に持つ人の短所のひとつとして、視野が狭いことがあげられます。例えば何か、他者に気に入らない発言をされたとしましょう。多くの人は、その場でカチンと来たとしても、他のことに目を向けたりしているうちに薄まって、忘れてしまいます。

しかし、根に持つ人は気に入らない発言にとらわれて、他のことが考えられなくなってしまうのです。他の考え方や、他人の意見などを聞くこともできず、そのことばかり見てしまいます。

周囲を見渡せば「大したことじゃないな」や「あの人はああいう言い方する人だし」と気付くことができますよね。根に持つ人は視野が狭く、1点集中してしまうため、いつまでも忘れられなくなってしまうのです。

心が狭くイライラしやすい《短所》


心が狭くイライラしやすいところも、根に持つ人の短所といえます。広い心で色々なことに対処することができれば、そもそも根に持つ出来事自体がないはずです。

根に持つ人が恨んでいることは、一つのこととは限りません。しょっちゅうイライラしているため、細かいことをいくつも根に持っている可能性が高いのです。

同じ失敗を繰り返さない《長所》


根に持つ人の長所として、同じ失敗を繰り返さないことがあげられます。ミスを指摘されたり注意されたりしたことを根に持ちますが、同時に「同じことで注意されたくない」と強く思うのです。

同時に、根に持つ人には自分の評価を下げたくないという心理があります。そのため、臆病なほど失敗を恐れるのです。

同じ失敗を繰り返してしまうと、自分に対する評価はがた落ちですよね。根に持つ人は痛いほどわかっているため、同じ失敗を繰り返さないように努力することができます。

感受性が豊か《長所》


他人の少しの言動が気になってしまうということは、裏を返せば感受性が豊かであると考えることもできます。感受性が豊かなことは、根に持つ人の長所と言えるでしょう。

自分が言われて嫌だったこと、されて腹が立ったことをいつまでも覚えているのは、本人は疲れますし、周りは怖いと思いますよね。しかし、そこからもう一歩踏み出して、「私はこうされて嫌だったから、他人にとっても嫌なことだろう」と考えることができれば、相手を思いやることができるということです。

深く長い友情を築ける《長所》


根に持つ人はコミュニケーションが苦手ですが、理由は相手のことを深く考えすぎてしまうからです。仕事や勉強、職場や学校の人間関係もそうですが、友人関係についても色々と考えます。そのため、根に持つ人は、親しい友人に対しては深い友情を持つ傾向にあります。

当たり障りのないコミュニケーションは不得意な根に持つ人ですが、心を許せば友人を大切にするでしょう。親身になって相談に乗り、打ち明けられた悩みはずっと覚えています。「あれからどうなった、大丈夫?」などと声をかけてくれることもあるでしょう。

根に持つ人とトラブルにならない為の対処法

根に持つ人には長所もあり、仲良くなれば良き友人になれます。しかし、友人ではない距離の根に持つ人と接するには、恨みを買わないようにしなければいけません。

こちらでは、根に持つ人とトラブルにならないための接し方を解説します。短所が出てこないように、長所だけを引き出すように関わることがポイントです。しかし、人と人には相性があります。あなただけが無理をすることはありません。

一貫した態度で接する


根に持つ人と関わる際は、一貫した態度で接するように徹底しましょう。途中で態度を変えてしまうと、敏感で神経質な根に持つ人はすぐに気付きます。そして「どうして?なんなの?」とイライラされてしまうでしょう。

また、根に持つ人に関わることでは、意見を変えないことも大切です。「前はああ言っていたのに…この人、言ってることが変わった」と根に持たれてしまいます。「そうなんだ~」と何ともない顔で聞いていても、根に持つ人はしっかりとあなたを根に持つリストに入れてしまうのです。

プライドを傷つけない


根に持つ人とトラブルになりたくない場合は、相手のプライドを傷つけないことが大切です。相手は、些細なことでプライドが傷ついてしまうデリケートさを持っている上に、傷つけられたことや自分のプライドを傷つけた相手をずっと忘れません。

その場は表面上でなんともなくても、ずっと覚えています。時間が経った後にチクっと嫌味を言われたり、何年も後にネチネチ愚痴を言われることも。根に持つ人のことは、冗談でもイジらないようにしましょう。

ネチネチ言っているときはただ聞いてあげる


親しい人が根に持つタイプで、ネチネチと言ってきた場合は、聞き役に徹しましょう。下手なことを言わず、相手の話の先を促すような相槌がベストです。

根に持つ人が直接ネチネチ言ってくるときは、相手に心を許しているか、イライラが限界を超えてしまったかどちらかです。あなたにとって大切な存在の場合は、話をただ聞いてあげましょう。根に持つ人は、それだけで心が軽くなります。

距離を置いてコミュニケーションは最低限にする


そんなに親しくない間柄で根に持つ人が周りに居る場合は、距離を置いてコミュニケーションを最低限にすることが一番効率的かつ、精神的に楽です。あなたに悪気がないにもかかわらず、知らないうちに恨みを買っていることが多々あります。

根に持つ人に気を遣って、勉強や仕事に集中できず、あなた自身の心が疲れてしまっては意味がありません。過去の話をし出したかと思えば恨み節で、あなたにしてみれば「そんなこと覚えてたの…」とげんなりしてしまうでしょう。思い切って距離を置くことを検討するべきです。

周りにいる「根に持つ人」のエピソード

こちらでは、周りにいる根に持つ人あるあるを紹介します。多く見られるのは「自分はすっかり忘れているような過去のことを、唐突にネチネチ言われた」ということです。

数日前の話なら「その場で言ってよ!」で済みますが、数か月、長いときは数年経ってから言われてしまい、「なんて執念深いんだろう」と恐怖を感じる人も…。

では、そのような様々なエピソードを見ていきましょう!

彼氏が何年も前の喧嘩を根に持っている


「先日、珍しく彼と言い合いになりました。そのとき彼が『お前はあのときも俺にキツく言ってきたよな!思い出すたびムカつくんだよ!』って言ってきて。最初は何のことかわかりませんでした。

詳しく聞くと、付き合いたての頃、彼のマナーが悪いことに対して私がキツい言い方で注意したようで。正直、聞いてもそんなことあったっけって感じなんですが、付き合いたての頃って…3年以上前なんです。今まで黙って根に持ってたのかと思うと、ゾッとしますよね」(26歳/女性/販売員)

おそらくこの彼氏は、彼女の言い方によってプライドが傷つけられたのでしょう。彼女は忘れていますが、彼氏側はたびたび思い出していたようです。

上司が根に持つタイプでストレス


「うちの上司はとても厳しくて、細かいこともネチネチ言ってくるタイプ。間違ってないし、ミスした俺が悪いんだけど、しつこいなと感じることもよくある。

俺が新しい取引先を担当するたびに言われるのは『お前は以前、取引先の社名を一文字間違って覚えていたな!それだけは勘弁してくれよ!』ということ。確かに俺が悪いし、上司に迷惑かけたけど、入社して初めて担当した案件のことなんだ。それミス以来してないし、1年前のことなのに…」(24歳/男性/営業)

おそらくこの上司は、新人の名前間違いのミスで先方に謝罪するなど、迷惑をかけられたのでしょう。それを根に持って、ことあるごとにチクチク嫌味を言っているようです。

久々に会った同級生が根に持っていたこと…


「成人式終わりに、地元にみんな帰ってくるからってことで中学の同窓会的な飲み会があった。久しぶり~つって楽しく喋ってたところに、たまに話した程度の同じクラスだった女子が寄ってきた。

少し話した後『私、根に持ってることがあるんだ』っておもむろに言われて。冗談かと思ってなになにって聞いたら『お姉さんは美人だなって言われたの』って。そんなの覚えてないけど、だから何って話じゃん?へえーつって顔見たら、真顔で…なんか、怖かった。何年前の話だよそんなの…知らねえよ…」(21歳/男性/大学生)

相手の女性は、自分の容姿にコンプレックスがあり、なおかつ姉と比べられることにウンザリしているタイプでしょう。中学生の頃言われたことに傷ついて、成人しても根に持っていたようです。

私は結婚前のことまで根に持っているからね


「私は旦那に対しては、色んなことを根に持ってます。その場で怒ったりすることはありませんが、有事の際、一気に吐き出してやろうかと。

新婚のときに旦那が放った男尊女卑とも思えるような発言から、妊娠でしんどいのにこき使われたこと、子育てを全く手伝おうとしないことまで根に持ってます。

結婚式場を決める時、私が出す案に文句ばかり言ってきたことまでさかのぼれます。奥さんたちは、旦那に対して根に持ってること多いんじゃないですか?」(32歳/女性/パート)

旦那さんに対して「言っても無駄」と考え、黙る奥さんたちは多くいます。しかし黙っているだけで、腹の立つことやイライラすることをかなりの数溜め込み、根に持っているのです。

根に持つ性格を直す方法ってある?

根に持つタイプについて解説してきましたが、親しい人や自分にあてはまるところはありませんでしたか?周囲に「根に持つ奴だ…」と思われるのも嫌ですが、根に持ってしまう自分自身に疲れてしまいますよね。

こちらでは、根に持つ性格を直す方法を紹介します。すぐに直るものではありませんが、少しずつ改善できれば、周りの人も根に持つ人自身も過ごしやすくなるでしょう。

他人の事を気にしない


根に持ってしまう原因は、他人のことを気にしすぎることです。それだけ他人に対して、真面目に正面から向き合っているとも言えます。しかし、そのことにより他人の悪いところが特に目についたり、細かい言動が気になったりするのは、良いことではありませんよね。

根に持つ性格を直すためには、他人を気にしないことが非常に大切です。気になることや気に入らないことは「そういうこともあるよね」と受け流してしまいましょう。

他人の言うことを全て真に受ける必要はありません。聞き流してもいいのです。

色々な視点で見ることができるようにする


相手の言動にカチンときて根に持ってしまいそうになったり、根に持っていることを思い出してイライラしてしまったときは、他の視点で見るように努力しましょう。相手がどのような気持ちでそうしたのか、自分が受け取った意味で合っているのか、他に解釈はできないかなど、色々な角度から考えてみると冷静になれます。

根に持つ人は、周囲の人の言動を「嫌味か?」とネガティブに受け止めがちです。しかし、視野を広く持ち、色々な視点で見ることができるようになると、嫌味の他にも色々受け止め方があると気づくことができるでしょう。

他の楽しい事を考える


根に持つ人は、過去を振り返ってネガティブな思い出を掘り起こす癖があります。そのため忘れられず、いつまで経っても恨めしく感じるのです。

根に持っていることを思い出すと、芋づる式に嫌なことが頭の中に溢れます。そうするとマイナスループに陥ってしまい、延々と根に持っていることにとらわれて嫌な気持ちが続いてしまうのです。

そんなときは、他の楽しいことを考えて、マイナスループを断ち切りましょう。面白いドラマを探す、ハマれる漫画を見つける、おいしいコンビニスイーツを発掘するなど、手軽な楽しみを見つけることがおすすめです。

根に持っていることを表に出さない


これまで、根に持つ人について説明しましたが、根に持つこと自体は多くの人が経験しています。ほとんどの人に言われたくないことや許せないことが存在するためです。

誰でも、言われたくないことを言われたら腹が立ったり傷ついたりします。そしてそのことを根に持つでしょう。しかし、根に持っていても態度に出さない、極力気にしないようにしていると、いずれ忘れ他のことを考えることができるのです。そのため、根に持っていることがあっても「あの人は根に持つよね」と周りに認識されずに済みます。

根に持つ性格をいきなり治すことはできません。しかし、根に持っていることを表に出さないことは、すぐにできることです。

根に持つことを溜め込まず人に話す


上記の「根に持っていることを表に出さない」と正反対になりますが、根に持つことを溜め込まず人に話すことも一つの方法です。ただしこの方法は、人を選ぶ必要があります。

根に持つことの原因となった相手に言うということではありません。話すのは、親しい間柄の人だけにしておきましょう。「こんなことあってさ~、根に持っちゃってるんだよね!」とあっけらかんと話すことがポイントです。

マイナスの感情は、自分の中でくすぶり続けているといつまでもなくなりません。表に出すことによって、スッキリすることもあります。表に出さず我慢すべきことと、吐き出してスッキリさせることをどう使い分けるかは、自分で判断しましょう。

イライラの原因である相手を許す


根に持っているということは、相手を恨み続けているということです。それだけ相手に振り回されているということにもなります。

あなたはずっと嫌な気分を味わっているのに、相手は何とも思っていないどころか、忘れている可能性が高いでしょう。一人で嫌な気分を味わっているのは、バカバカしいと思いませんか?

いっそ、イライラの原因である相手を許してしまいましょう。「こういう人だわ、仕方ない」と上から目線で構いません。相手を許すという考え方を一度身に着ければイライラが減り、その後の人間関係が非常に楽になりますよ。

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