感情の起伏が激しい人の特徴
自分の感情を優先している
普通の人は「ここは感情を抑えるべきだ」と判断した場合は、自分の感情を見せないようにします。自分の感情よりも、周囲の雰囲気や相手の気持ちを優先しているからです。
しかし、感情の起伏が激しい人はそういった気遣いができません。基本的に自分の感情を優先しているため、周りがどのような状況にあったとしても怒ったり、泣いたりといった感情を隠そうとしないです。
「自分は優先されるべき」という考えが根本にあるから、こうした行動に出てしまうのではないでしょうか。場の空気を読まずに感情の起伏を露わにするので、周囲に迷惑をかけてしまうことがよくあります。
極端な思考に走りがち
何事に対しても極端な思考に陥ってしまうのも、感情の起伏が激しい人に見られる特徴です。例えば、何か嫌なことがあった場合、普通の人は「何とかなる」と思えるようなことでも、感情の起伏が激しい人は「この世の終わりだ」と極端に考えてしまいます。
感情の起伏が激しい人は、常識的に考えれば「それはないだろう」と思うような思考へと陥ってしまうため、自分をコントロールするのが難しくなるのです。極端な思考が頂点に達した時に、感情が爆発します。
この場合、根本的な考え方を直さない限りは、感情の起伏を穏やかにすることは難しいです。物事を考える時に極端な方向に行っていないか確かめてみましょう。
承認欲求が強い
「自分のことを認めて欲しい」「自分を受け入れて欲しい」という気持ちが強いと、感情の起伏が激しくなると言われています。感情を爆発させることで周囲の注目を引き、自分を認めてもらおうとしているのではないでしょうか。
これは、子どもが泣いて親の注意を引くのと同じことです。自分の存在を認め、欲求を満たして欲しいという思いが感情の激しさによって表れていると考えられます。しかし、大人になっても子どもと同じようなことをしていては、周囲から呆れられてしまうでしょう。
寂しがり屋
1人でいるのが苦手な寂しがり屋の人は、感情の起伏が激しくなる傾向にあると言われています。なぜなら、感情を露わにすることで周囲の人に自分の存在をアピールしたいと思うからです。
大げさに泣いたり、悲しんだりすれば、周りの人は心配してその人の近くに集まってきますよね。そうして注目を集めることで、寂しい気持ちを紛らわしていると考えられます。
しかし、感情を爆発させることで周りの注目を引くだけでは、本当の意味で親しい人間関係を作れません。次第に「あの人は厄介者だ」と思われて、孤独になってしまう可能性があります。
感情の起伏が激しい人は自己主張が強い
「自分は絶対にこれがやりたい」「自分の意見はこうだ」といったように、自己主張が強い人は感情の起伏が激しくなりがちです。感情的になることで、自分の主張を通そうとするのが原因と言えます。
感情を露わにされると、つい相手の主張を受け入れてしまうことがありますよね。感情の起伏が激しい人は、そこに漬け込んで自分の主張を通そうとしていると考えられるでしょう。
また、激しい感情を見せることで主張が通る経験を一度でもすると、同じことを繰り返すようになります。過去の成功体験が尾を引き、「感情的になれば主張が通る」と頭に刻み込まれてしまうからです。
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